お次は黄昏の鎌倉より。鎌倉は「夜」が早いですね。17〜18時には日中にぎやかだった店々が一斉に閉まり、人通りも一気に絶えて、暗く寂しくなります。その辺りが浅草辺りの観光地との違いかな? ↓こちら師走の午後四時半ごろの鎌倉駅……「I」の字が消えてますね。
そんな冬の日暮れの鎌倉の由比ヶ浜大通り、六地蔵の辻に建つ、めずらしい「薪火焼き」のバーガー店……なぎさのハンバーガー。昨年12月にオープンして1周年を迎えた新店です。タイムアウト東京発表の「東京、2025年のベストバーガーショップ10選」にも選ばれました。同じく鎌倉の薪火レストラン「季音(きのん)」の姉妹店で、そもそも薪火とは……という話は初回の記事に詳しく書いてます。![]()
夜は「鳥取県産『大山鶏』の薪火焼き」「ブラックアンガス牛サーロインの薪火焼き」「『みやじ豚』ロースの薪火焼き」「熟成『相模牛』のステーキ」などの魅惑の薪焼き料理が多々食べられますが、ハンバーガーは昼夜を通して販売。本日は"また"トライアルバーガー¥1,350(税込)を。初回に続いて二度続けての"トライアル"です。![]()
国産牛8:豚2の合い挽きパティ使用。肉は神奈川県南の名店「肉の石川」より。毎朝、石川から肉を仕入れ、ニンニク、砂糖、塩などと混ぜ合わせてすぐに成形。「その日の肉はその日のうちに使い切る」のが"なぎさ"のスタイル。一晩"寝かさず"が基本ですが、前回食べたのは例外的に発生する"一晩寝かせた"パターンで、今日は"その日のうちに"パターンとの違いを見極めたく、再訪した次第……。![]()
その合い挽き120gパティを薪の熾火(おきび)の上で丁寧にグリル。バンズは鎌倉の人気パン店「BREAD IT BE」作の全粒粉。オーブンでリベイク後、こちらも薪火の上で内側に焼き目。ヒール(下バンズ)に自家製のガーリックマヨ。ニンニクよりも酸味強めのガーリックマヨで、マヨネーズからの自家製。生野菜は入らず、オニオンは薪火でグリル。さらにスモークケチャップ、チミチュリ――という内容。
感想……全然違う。今日のパティはイイ〜! バンズとの馴染みの良さ。軽く「つるっ」と弾(ひ)きがあり、口の中へ滑り込むような生地感。後味に小麦の香りが活きて、これだけで十〜分おいしい。![]()
パティの食べ口が独特。今まで味わったことのない歯触り、舌触り。聞けば、かなりの細挽きだそうで、そのよく練ったやわらかなパティを薪火で焼いた結果なのか、水分が上手く抜けて「ドライなジューシー感」という未体験な食感に収まっている。「ザラッ」とドライな繊維質を感じるのだが、でも、「ジューシー」(笑)。そこへ火を入れたオニオンの「サク」が来て、ケチャップの甘味が来て、その間に微かに合い挽きの豚の風味。![]()
そして何より、顔を近寄せた時のエビの殻でも焼いたかのような芳ばし〜い風味が堪らず。これは恐らく、パティに含まれるニンニクと、薪火の風味が出合って起きる化学反応か……と思われるが、とにかく、この「相俟っての」芳ばしさが堪らず! 店内入ってすぐのフロアは、白い細かーい灰がまるで「粉雪」のように焼き場から漂って来て、その雪の舞い降る中、薪火焼きのにおいに包まれて食べるバーガー……これまた一興! ヨソでは味わえぬ薪焼き体験!
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「乾いているけれど潤いのあるパティ」という不思議な新ジャンルですね。これこそ薪火の為せる業か。あと、チミチュリは「なし」でも全然おいしいのだけれど、「ある」と、それはそれでヒジョーにおいしいという(笑)。なので、最初から乗せずに別添えでもらって、「後がけ」出来るようにしておいてもらえるのが一番ハッピーかな……と思いました。1周年おめでとうございます!
→ # なぎさのハンバーガー [神奈川・鎌倉] のトライアルバーガー
― shop data ―
所在地: 神奈川県鎌倉市由比ヶ浜1-3-10
江ノ島電鉄 和田塚駅歩3分
JR・江ノ島電鉄 鎌倉駅歩9分 地図
TEL: 0467-73-9181
アカウント: https://www.instagram.com/nagisano__hamburger/
オープン: 2024年12月4日
* 営業時間 *
月〜金・祝前・祝後: 11:30〜15:00(LO14:30), 17:30〜21:00(LO20:30)
土日祝: 11:30〜21:00(LO20:30)
定休日: なし(要確認)

