2025年08月27日

# サーワーン ビストロ [神谷町] のサーワーン ビストロラープバーガー




 「ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025」に参加している34店の中でも麻布台ヒルズから参加の各店は特に国際色が豊かで、スペイン料理の「カルメン」、インド料理の「アヒリヤ」、「ペルー料理アルド」、さらにベルギー二つ星出身シェフの「ギャラリー&レストラン舞台裏」など、様々な国の名前が並んで大いにそそられますが、今回注目したのはサーワーン ビストロ(SAAWAAN BISTRO)。"モダンタイ料理"のお店です。

 ■ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 タイのバンコクに本店があります。2019年から22年まで4年連続でミシュランを獲得した名店で、その海外初進出=日本初上陸がタワープラザ3階のこちらのお店……。

 一度は失われた宮廷料理の思考をもとに、多彩な技法によって「一皿の最も美味しい形」を表現している……と言うのが"SAAWAAN"のスタイル。そんな"モダン・タイ・レストラン"の珠玉の味を、より親しみやすく提供しているのがサーワーン ビストロです。


 特にランチタイムは「ドリンクフリーフロー」という、平たく言えばドリンクバー……でも、アルコールもあるので「カクテルビュッフェ」ですかね……こちらが大人気。席数86席の広い店内で、ゴージャスな気分が"お得"に楽しめます。

 その人気のランチメニューのひとつが「ランチ限定 SAAWAAN BISTROバーガー」。本店のレシピを忠実に再現する同店ですが、ハンバーガーに関しては日本オリジナル。タイの本店にバーガーはありません。グランプリにはサーワーン ビストロラープバーガー¥2,158(税込)でエントリー。昼のみ提供魅惑のドリンクフリーフロー付き!


 タイ東北部・イサーン地方に「ラープ」という、細かく刻んだ肉とハーブを和えた郷土料理があります。その「ラープ」をベースにアレンジしたのがこのバーガー。パティは120g。牛挽肉にエシャロット、パクチー、コリアンダーほか、4〜5種類のハーブを刻んで、混ぜ合わせてから成形。味付けは塩コショウ。調理はグリル板で。


 この時点で既に"ラープパティ"と呼ぶべきパティですが、さらにその上に大量のミントとパクチー。マヨベースのソースにも刻んだパクチーとエシャロット。さらにマッシュルーム、マイタケ、しめじの3種類のきのこを"タイ風"にマリネしたものを乗せ、パティの下にはきゅうりの自家製ピクルスとチリソース。包むバンズはご存知、新宿「峰屋」の酒種天然酵母。上下ともバターを塗ってトースト……という内容。

 ポイントはミントとパクチーパクチーについてはフレッシュネスバーガーの「パクチーチキンバーガー」が近年大ヒットしていますが、「ミントとバーガー」の組み合わせはなかなかのレアケース。大概は虎ノ門ヒルズの「ヒツジパブリック」のように"ラム"に合わせる感じかな? ビーフとミントはやはりタイ料理ですね。


 感想……パクチーの風味全開! その辺り"パクチニスト"の期待を裏切らず。ふんわり軽いバンズに「サリッ」「シャリッ」と音を立てるパクチー。呼応するようにパティの下のきゅうりも「サクッ」とイイ歯ごたえ。そこへ混ざる爽やかなミントの香り……。マヨソース+きゅうりも合わさるとザジキソースのような"青い"風味を放って、より一層"フレッシュ"に。パティは挽肉とも違う、しっかりとした食べ口。きのこは「つるっ」とマイルド。


 ここへさらに「白いチーズ」でも1枚乗せれば、バーガー的には落ち着くのかな……なんて思ったのですが、ここでひとつの"大きな気づき"が……「タイ料理にチーズは使わない」。

 いまどきの「パッタイ」は別にして、伝統的なタイ料理にチーズはなく、だから「そもそも店にない」と。あるのはデザート用のクリームチーズぐらい……言われてみれば「確かに!」な気づきです。であるなら、是非とも「チーズなしバーガー」の"頂点"を極めて欲しいですね。それこそが"サーワーン"流!

§ §

 合わせたドリンクも「ジン パクチー」で、今日はパクチー尽くし。パクチーに「まみれたい」人には天国のような一店です。タイ語でサワン(sawǎn)はまさに「天国」の意味ですので。カジュアルでありつつ、ラグジュアリーな"モダン・タイ・レストラン"!




― shop data ―
所在地: 東京都港区麻布台1-3-1
     麻布台ヒルズ森JPタワー タワープラザ 3F
     東京メトロ日比谷線 神谷町駅歩10分 地図
TEL: 03-6441-0737
URL: https://saawaanbistro.com/
オープン: 2023年11月24日
* 営業時間 *
ランチ:
平 日 11:00〜15:00(LO14:00)
土日祝 11:00〜16:00(LO15:00)
ディナー: 17:30〜23:00(LO FOOD 22:00 / DRINK 22:30)
バー: 17:30〜23:00(LO22:30)
定休日: なし(※要確認)

2025.8.27 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 17:00| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月26日

# ギャラリー&レストラン舞台裏 [神谷町] のいわて短角牛100% ダブルテリヤキバーガー




 6月28日から8月31日まで開催の「ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025」。虎ノ門ヒルズ六本木ヒルズと巡って、麻布台ヒルズへやって来ました――。

 麻布台ヒルズの各店は「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」から加わるようになり、昨年は4店、今年は倍の8店が参加。そのうち5店が今年初参戦です。中でも気になったのが、品名のサブタイトルに"ベルギー二つ星出身シェフが真剣につくった"とサブタイトルにある、こちらのお店……。

 ■ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 場所はガーデンプラザAの地下1階。この「ガーデンプラザA」および「B」には複数のギャラリー、ミュージアムが集まっていて、目的のギャラリー&レストラン舞台裏(Gallery & Restaurant 舞台裏)もその一角にあると聞いていたのですが、行ってみたところが……予想以上に「ギャラリー」でした。


 ギャラリー=画廊、展示施設です。「レストランの要素はどこに?」と探すと、"グランプリ"のバーガー写真と「夏のひんやりスイーツ&グルメ」企画に参加中の"かき氷"の写真が入り口脇に確かにあって、ようやく「ここで間違いなし!」と安堵する感じ。

 聞けば、アート作品の展示スペースの側を「舞台」に見立て……床も板張りでした……その舞台「裏」にホールとキッチンがあるという、外観上はレストランが完全に"ステルス"な、実に大胆な造りです。


 経営は「The Chain Museum」という"現代アートのオンラインプラットフォーム"を運営する企業。こちらの「ArtSticker」がそれですね。そんな"バーチャル"なギャラリーをweb上で展開する同社の"リアルなギャラリー"が都内に4ヶ所あり、そのうちのひとつがこの"舞台裏"です。

 舞台"袖"の通路を抜けた裏手には、カウンター席も含め18席ほどの広くない店内。ここで腕を揮うのが"ベルギー二つ星レストラン出身"・箱石さん。ベルギー南部、首都ブリュッセルから車で1時間ちょっと走った、深い森の中に佇むレストラン「L'eau vive」に10年ほど勤務し、スーシェフ(副料理長)も務めました。


 東京で言うと「奥多摩みたいなところ」と箱石さん。裏に小川が流れ、堤があり、滝があり、テラスに面して水辺があって、そこで優雅に涼しく食事する……というような、それはのどかで美しいレストランであると。

 2009年にベルギーへ渡り、18年に帰国して、23年よりこの"舞台裏"で料理。夜はアラカルトを中心に提供。目玉は「いわて短角牛」のサーロインステーキ。「ベルギーの推しビール」は常時15銘柄ほどの品揃え。「前から作ってみたかった」というハンバーガーは、普段はメニューにないスペシャルメニューです。いわて短角牛100% ダブルテリヤキバーガー¥1,890(税込)。1日限定15食。昼のみ提供


 実は「テリヤキバーガー」のエントリーはまぁまぁ珍しくて、去年「ショーグンバーガー」がエントリーしていましたが、23年はゼロ、今年は"舞台裏"1店のみ。そんな中、このバーガー最大のポイントは……パティ・バンズ自家製箱石シェフ自ら店内で作ってます。なかなかの手間暇。

 パティはいわて短角牛……かつて「Mikkeller Kanda」も使ってました。80gパティ×2枚のダブルバーガー。ネックを中心に10mmの二度挽きにしたところへ、肩ロースの細挽きを"つなぎ"代わりに合わせて、あとは塩のみ。調理は片面をフライパンで長めに焼いたのちオーブンへ。パティの上にはテリヤキソース、自家製マヨネーズ、自家製のきゅうりのピクルス、黒コショウ少々……が×2セット。


 テリヤキソースは「液状だと流れるので」、玉ねぎをテリヤキソースで"炊いて"、玉ねぎに吸わせているという「テリヤキオニオン」がその正体。ソースには醤油、ベルギーのブラウンビール、同じくベルギー伝統のリエージュシロップと呼ばれる、洋梨とリンゴとデーツを煮詰めたジャムがソースの中に。パティの下にもテリヤキオニオン。そしてレタス。上に乗る白い葉はベルギーチコリ。こちらもオランダ、ベルギーからの輸入品です。そして生地の黄色いバンズは自家製……という内容。


 感想……パティは表面「コリッ」と、焼きしっかり。バンズもしっかりとした生地感で、この"密度の高い"パティとバンズの食べ口に対し、テリヤキ味が"ゆる〜く"甘味を放って、ベルギーチコリがさらにその"底"で「ほろっ」と苦味を利かせる……コレがこのバーガーの主たる構成。

 テリヤキソースが終始"イイ〜甘味"。後味も「ほわっ」としていて、薦められたベルギービールとイイ相性! 一方で短角牛パティは赤身の味わい濃く、チコリの苦味と重なってダークな芳ばしさ。「ほわっ」と甘くて「ほろっ」と芳ばしい――その同居ぶりが何とも味わい深い一品。最後の最後にピクルスの酸味がキリッ! と。

§ §

 サイドのポテト……「ベルジャンフリッツ」とありますが、このポテトもベルギー産。そう、ベルギーと言えばフリッツ=フライドポテトですので。短角牛の牛脂も使って揚げているので芳ばしくって美味! そんな腕利きのフレンチシェフの店がアートギャラリーの裏に「隠れて」あるという。これぞ文字通りの隠れ家レストラン! 「穴場」ですね。グランプリを機にぜひ知って欲しい一店!

※「ご好評につき販売期間を延長することになりました!」との最新情報が入りました。店を知るには絶好の機会ですが、同時に、箱石シェフは……仕込みが大変だ(笑)。シェフ渾身の一作をぜひ!




― shop data ―
所在地: 東京都港区虎ノ門5-8-1
     麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F
     東京メトロ日比谷線 神谷町駅歩3分 地図
TEL: 03-5843-7735
URL: https://artsticker.app/butaiura
オープン: 2023年11月24日
* 営業時間 *
<ギャラリー>
火〜日: 11:00〜20:00
<レストラン>
火〜金: 13:00〜17:00(LO16:30), 17:00〜22:00(LO21:00)
土曜日: 13:00〜20:00(LO19:00)
日曜日: 13:00〜18:00(LO17:00)
定休日: 月曜日(※祝日の場合翌火曜休、要確認)

2025.8.26 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:36| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月23日

# リゴレット バーアンドグリル [六本木] の自家製アリッサとベーコンのスパイシーラムバーガー




 六本木ヒルズ麻布台ヒルズ虎ノ門ヒルズ、"3つのヒルズ"で絶賛開催中の「ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025」。参加34店の中から"5店"をピックアップして、7月末から取材して回っていましたが、その余勢を駆っての"延長戦"と言うことで、追加で訪ねたのが「シェイク シャック」と、こちらのお店……リゴレット バーアンドグリル(RIGOLETTO BAR AND GRILL)。

 ■ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 "六本木グルメバーガーグランプリ"優勝最多「7回」の強豪です。レギュラーメニュー部門5回に特別限定メニュー部門2回の計7度のグランプリを受賞。"六本木グランプリ"初年の2014年から参加していて、その初年だけ特別限定メニュー部門"不参加"、それ以外は"皆勤賞"という、そんな実力とキャリアを備えた名店です。但し、"特別限定メニュー部門"の優勝は2016年以来遠ざかっているという……。

# 「六本木グルメバーガーグランプリ」の10年を数字で振り返る 前編
# 「六本木グルメバーガーグランプリ」の10年を数字で振り返る 後編
# 六本木グルメバーガーグランプリ 2024 結果発表!



 そんな中、今年はある"変化"が……料理長が代わります。これまでの島田シェフに代わり、9月から橘シェフが新たに就任。自家製アリッサとベーコンのスパイシーラムバーガー¥2,145(税込)はその両シェフによる合作。あるいは橘シェフ主導で、それを島田シェフが補佐するような、そんな共同作業から生まれた一品だと。

 ついに"ラム"を使用。店内で挽いてます。自家挽きです。「マトンよりラムが好き」と島田シェフ。いろいろ部位を試した結果、"肉々しさ"を「ウデ」で、強い旨味を「ランプ」で表現。牛脂も少し加えてます。サイズはレギュラーのバーガーと同じ130g。調理はプランチャ(鉄板)で。


 そこへ自家製アリッサ……ハリッサソースのことです。北アフリカの辛味調味料。赤トウガラシ、ニンニク、数種のスパイスを油と合わせたもの。油は一番搾りのひまわり油。さらにハラペーニョとパクチー、薄切りのベーコン、直径の大きなスモークチーズと来て、パティの下はグリルドオニオン、チポトレマヨ、ガーリックバターマッシュルーム、グリーンカール。これらを束ねるのはご存知、「SHIBUichi BAKERY」のミルクバンズ。


 感想……運ばれて来た時点で、ものすご〜く芳ばしい、いい〜におい。かぶりつけばパクチー! そしてすご〜くエスニックな……これがアリッサ。トウガラシ独特の"粉っぽい"風味の中に香るスパイスはクミンとコリアンダーが2トップ。干しブドウも入っているそうですが、とにかく、コイツが途轍もなく辛い! 容赦と加減を知らないネジの飛んだ辛さ。そして味が濃い! パイント1杯ではビールが足りぬ"延焼"具合。ニンニクの利きも相当。

 パティは見るからに粗挽きも、中に赤身を残す焼き加減でやわらか。ベーコンは薄手を敢えてカリカリに焼いて、コゲが芳ばしく。周囲の食材から熱が伝わった酢漬けのハラペーニョが「ホクホク」で美味。マッシュルームは「辛さを逃がす余地」とのことだが、これまた美味。


 とにかく味が濃い濃い! グッと押し込むようなパンチあり。迫力あり。でも風味よく、スモークチーズもなめらかに利いて、ただの平面的な辛さでなく、スパイスの旨味や深みを伴っているのが最大の魅力。

 そしてこのバーガーがグチャグチャの「カオス」にならずに、「ピシッ!」と味の"輪郭"を保っているのは、パクチーとカリカリベーコンが味わいと食感に「縁取り」を添えているから。一見、何もしていないミルクバンズも実は好プレー。強烈・濃厚な積載物をみごとに支えてます。クセのないシューストリングポテトはバーガーの合間の素晴らしい箸休め。辛さからの「良き逃げ場」ですね(笑)。

§ §

 あとはラムパティの「埋もれない存在感」ですかね。もしこれが豚や鶏なら、完全にアリッサに呑み込まれていたかも。とにかく思い切ったバーガー、ぶっ飛んだバーガー。ド迫力! グランプリを獲ったら、ぜひもう一度食べたい"逸品"! こちら↓の記事もぜひ!

 ■食べログマガジン【じっくり食べたいハンバーガー】
 第23回「RIGOLETTO BAR AND GRILL」




# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のバッファローチキンバーガー(再々食)
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のバッファローチキンバーガー(再食)
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のバッファローチキンバーガー
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] の松阪豚スペアリブのグリル
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] の国産鶏とマッシュルームのラグーソース ローズマリーとレモン
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のミガス
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のイベリコ豚と甘長唐辛子のプランチャ“ソルサ”
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のホット・チキントルティーヤロール
# 「食べログマガジン」――【じっくり食べたいハンバーガー】第23回「RIGOLETTO BAR AND GRILL」
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のリゴレット・バーガー
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のチポトレバーベキュー・ベーコンエッグバーガー
# SHIBUichi BAKERY [渋谷] の渋いちバーガーバンズ
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のBBQベーコンエッグバーガー
# 310 RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木]

― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ウェストウォーク5F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-6438-0071
URL: https://www.huge.co.jp/restaurant/rigoletto/roppongi
オープン: 2008年5月12日
* 営業時間 *
月〜木・日祝: 11:00〜23:00(LO22:00)
金土・祝前: 11:00〜25:00(LO24:00)
定休日: なし(要確認)

2025.8.23 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:20| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月21日

# シェイク シャック [六本木] のニューヨークステーキハウスバーガー




 6月28日スタート〜8月31日まで"65日間"の大熱戦! 「ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025」。その前身である"六本木グルメバーガーグランプリ"の開催地・六本木ヒルズからは16店が参加しています。

 昨年王者の「バルバッコア」や、殿堂入りの「37 ステーキハウス & バー」、さらに「ヒルズ ダル・マット」「ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー」など、優勝候補の名店ひしめく中にあって、ぜひ見ておきたいのが、シェイク シャック(SHAKE SHACK)。参加34店の中では少数派の「ハンバーガーを本業とする店」のバーガーです。

 ■ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 六本木店は2017年11月にオープンしたシェイク シャック日本6号店。"六本木グルメバーガーグランプリ"には翌18年から参加して、23年まで"レギュラーメニュー部門"5年連続エントリー、さらに23年・24年は"特別限定メニュー部門"にエントリーして、今年の"ヒルズグランプリ"(←縮めました)参加……の流れです。

 ここで大変重要なポイント……グランプリの参加メニューは「シェイク シャック六本木店限定」で「グランプリ期間中のみ販売」の「レギュラーメニューにないメニュー」という……つまり「稀少」です。ファンなら気になる"レアメニュー"。今年はニューヨークステーキハウスバーガー¥2,200(税込)でエントリーしています。


 サブタイトルは「六本木エディション 山わさびソースを添えて」。毎度おなじみ、ホルモンフリーの豪州産アンガスビーフ113gパティ×2枚に、生地にジャガイモ配合のポテトバンズ。そこへモントレージャックチーズ、バターソテーしたマッシュルーム、自家製のフライドオニオン、北海道産ホースラディッシュを使ったソース……という内容。


 シェイク シャックと言えば「スマッシュ」という記事を以前書いたので、参考にしていただきつつ、以下感想……とにかく"焼いた牛肉"のにおいがプンプン! ここでは"beefy"と表現しておきましょう。ここまで"beefy"で"roasty"なにおいを放つパティを私は他に知りません。このフレーバーこそシェイク シャック!

 かぶりつけば、ふんわりやわらかなバンズからの、スマッシュで焦げたパティの「ギザギザ」。そこへチーズ、オニオンリングと重なって、食事前半は油が豊か="greasy"。それをホースラディッシュ(山わさび)の「ツン!」と来る辛味で中和して、バランスを取る――そんな構造のバーガー。油っぽさと山わさびの"ツン!"が「対」になっているという。


 その二軸の間で大活躍がバターソテーしたマッシュルーム。この色はブラウンマッシュかな……これが香りよし! バーガーの気品と潤いがグンと増すイメージですね。オニオンリングはビアバッター=衣にビールを使用。ビールはもちろん「シャックマイスターエール」ですよ!

 スマッシュされたパティは、外はよく焼けて「カリッ」とコゲ気味、中は圧し潰されて「しっとり」。バンズも生地が「しっとり」しており、このパティとバンズの一体感が格別。「キュッ!」とまとまった、実にコンパクトな食べ口。皿の上の料理を得意とする他店のバーガーとの違いはこの辺りですね。「ハンバーガー屋のバーガー」の魅力と本領全開! 生野菜ナシなので、実にイイ〜塩気! 堪らぬビーフ味!

§ §

 「※シングル(¥1,760)のご用意もあります」とあります。1日限定30食。ですが、日中の早い時間帯にけっこう出るそうなので、ご注意を。一緒に合わせた「キューカンバーミントレモネード」もまた美味!



# SHAKE SHACK [大阪・梅田] のミックスジュースシェイク
# SHAKE SHACK のスマッシュドオニオン
# SHAKE SHACK のグアバレモネード(再食)
# SHAKE SHACK のメロンレモネード
# SHAKE SHACK [渋谷] のSmokeShack
# あす4月13日、東京・渋谷にShake Shack 渋谷店オープン!
# SHAKE SHACK のSmokeShack Double
# SHAKE SHACK のSmokeShack(再再再々食)
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# SHAKE SHACK のブラックトリュフバーガー
# SHAKE SHACK の抹茶レモネード(再飲)
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# SHAKE SHACK [外苑前] のLa Cime Shack――4年ぶりのシェフコラボメニュー!
# SHAKE SHACK のアボカドベーコンチキン
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# SHAKE SHACK のコチュジャンチキン(再食)
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# SHAKE SHACK [京都・烏丸] の宇治抹茶シェイク
# 『アメ車マガジン』連載第26回は静岡・御殿場「SHAKE SHACK」!
# SHAKE SHACK [静岡・御殿場] のShackBurger Triple
# SHAKE SHACK のダークミートホットチキン
# SHAKE SHACK のピーチレモネード
# SHAKE SHACK のグアバレモネード
# SHAKE SHACK のマンゴーレモネード
# SHAKE SHACK のスパイシーベーコンシャック
# SHAKE SHACK のソルティッドキャラメルバナナクランチ
# SHAKE SHACK のShackBurger Double(再々食)
# SHAKE SHACK のストロベリーレモネード(再食)
# SHAKE SHACK のクランベリーチキン(再食)
# SHAKE SHACK のSHACK RED
# SHAKE SHACK のクランベリーチキン
# SHAKE SHACK のマンダリンシソレモネード
# SHAKE SHACK のオータムマイタケバーガー(再食)
# SHAKE SHACK のオータムマイタケバーガー――日本上陸5周年記念限定バーガー
# SHAKE SHACK のShack Stack(再食)
# SHAKE SHACK のシェイク ブラックセサミ
# SHAKE SHACK のShackMeister Ale
# SHAKE SHACK のCups&Cones
# SHAKE SHACK のShackBurger Double(再食)
#「みんなのランキング」第6回はShake Shackメニューランキング!
# SHAKE SHACK のアイスコーヒー(再飲)
# SHAKE SHACK のShack Attack
# SHAKE SHACK のChick'n Shack(再食)
# SHAKE SHACK のストロベリーレモネード
# SHAKE SHACK のHot Honey Chick'n
# SHAKE SHACK のシェイク クリスマスクッキー
# SHAKE SHACK のChick'n Shack シュレッドレタス抜き
# SHAKE SHACK [外苑前] のbricolage Chick'n――日本上陸4周年記念限定バーガー
# SHAKE SHACK [大阪・心斎橋] の道頓トッフィークリート
# 9月20日(金)、大阪・大丸心斎橋店本館1Fに「SHAKE SHACK」オープン!
# SHAKE SHACK のシェイク ピーナッツバター
# SHAKE SHACK のアイスコーヒー
# シェイクシャック [六本木] のシャックスタック
# SHAKE SHACK のBBQ Chick'n Shack TOPPING オニオン
# SHAKE SHACK のBBQ Chick'n Shack
# SHAKE SHACK の季節のフレーバーシェイク〜ブルーベリークランブル
# SHAKE SHACK [外苑前] のChick'n Shack――日本上陸3周年記念
# SHAKE SHACK [六本木] のBLT
# マイナビニュース「シェイクシャックが大阪上陸! 本格化するハンバーガー“夏の陣”」
# SHAKE SHACK [大阪・梅田] のTue-Ten Shack
# SHAKE SHACK [大阪・梅田] のShackBurger
# SHAKE SHACK [大阪・梅田] の'Shroom Burger
# SHAKE SHACK [新宿] のSmokeShack
【最新情報】 Shake Shack ついに関西進出! 阪神梅田本店にOPEN 決定
【最新情報】 Shake Shack 日本7・8号店が誕生! 東京ドーム&二子玉川にOPEN決定
# SHAKE SHACK [外苑前] のKARASHIBI Burger――日本上陸2周年記念限定バーガー、あす11月11日(土)400個限定販売!
# SHAKE SHACK の'Shroom Burger
# SHAKE SHACK [有楽町] のShackBurger
# SHAKE SHACK のPumpkin Pie Oh My
# SHAKE SHACK [有楽町] のHamburger(再再再々食)
# SHAKE SHACK [横浜・みなとみらい] のRed Bean Pancake
# SHAKE SHACK [横浜・みなとみらい] のShackBurger
【最新情報】 9月29日(金)、横浜・みなとみらいにSHAKE SHACK日本5号店オープン!
# SHAKE SHACK [有楽町] のHamburger(再再々食)
# SHAKE SHACK [新宿] のPickled Jalapeno Burger
# 東京・新宿にSHAKE SHACK日本4号店「新宿サザンテラス店」オープン
# SHAKE SHACK のHamburger(再々食)
# SHAKE SHACK のHamburger(再食)
# SHAKE SHACK [外苑前] のDEN Shack――日本上陸1周年記念限定バーガー
# SHAKE SHACK のBrat Burger
# SHAKE SHACK [外苑前] のHamburger
# SHAKE SHACK のSmokeShack
【最新情報】 あす4月15日、東京・恵比寿にSHAKE SHACK日本2号店オープン
# SHAKE SHACK [外苑前] のShackBurger Double
# SHAKE SHACK [外苑前] のShackBurger
# 372 SHAKE SHACK

# 「食楽web」掲載――ハンバーガー評論家が解説! 「六本木グルメバーガーグランプリ2019」の注目バーガーはコレ!

― shop data ―
●六本木店
所在地: 東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズ ノースタワー1F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅1a・1b出口より歩0分 地図
TEL: 03-6804-3919
URL: http://shakeshack.jp/locations/roppongi/
オープン: 2017年11月1日
営業時間: 11:00〜23:00(LO22:00)
定休日: (要確認)

2025.8.21 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 17:14| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月20日

# バルバッコア [六本木] のバルバッコアマジカルバーガー




 六本木ヒルズ麻布台ヒルズ虎ノ門ヒルズの"3つのヒルズ"で絶賛開催中の「ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025」。去年までは"六本木グルメバーガーグランプリ"という名称でした。その去年24年の特別限定メニュー部門グランプリがこちら……バルバッコア(BARBACOA)

 ■ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 バルバッコアはブラジル・サンパウロに本店を置くシュラスコ専門店。詳しくは去年の記事一昨年の記事に書きましたのでそちらを。グランプリには16年に初参戦。優勝3回、各賞受賞は最多4回、19年にはグランプリ+インパクト賞+クリエイティビティ賞の"3賞フル受賞"。これはバルバッコアのみが唯一達成した無二の記録です。


 「シュラスケーロ」と呼ばれる巨大なロティサリー(回転式串焼き器)で焼いた様々な肉料理に加え、魅惑のサラダバー&デザートバーも楽しめる人気店。その食べ放題の出来るダイニングスペースの隣、店内入って左手に"バーラウンジ"があって、ここがグランプリ期間中のバーガー専用スペースになっています。

 バルバッコアには長らくレギュラーメニューにハンバーガーがありました。21年と22年のグランプリにエントリーもしていますが、今はやめてしまったそうで、つまり、バルバッコアのハンバーガーが食べられるのはグランプリ期間中のみ。


 23年の「ホットブラジリアンロデオバーガー」は"僅差の2位"、去年24年の「シュラスコバーガー」で3年ぶり3度目の優勝を果たして、いわば今年は"ディフェンディングチャンピオン"のバルバッコア。繰り出したのはバルバッコアマジカルバーガー¥2,800(税込)。1日限定10食。昼夜とも提供

 考案者はアフリカ・モーリシャス出身の料理長ダヨさん。パティはUSブラックアンガスのイチボ(ピッカーニャ)に和牛を合わせた180g。自家挽きです。ブロック肉を「店内で挽いて」ます。けっこうな粗挽きにして、成形後ひと晩寝かせてから使用。調理は鉄板ののち、格子模様の入ったグリル板に乗せてオーブンへ。


 バンズは去年と変わらず。ベーコンはこのバーガー専用の国産。トマトは表面だけ軽く火入れ。一方、オニオンは生。チーズはダヨさん得意のスモークチーズと、パティの上でメルトしたゴーダチーズの2種。

 さらに今年は「和の食材」を入れたくて"柚子"が登場。柚子胡椒を加えた自家製マヨネーズを作ってチリコンカルネと組み合わせ、南米のスパイスと日本のスパイスが合わさると「マジカルでしょ?」――という、その"赤道を跨いだ出合いの妙"が今年のテーマ。


 感想……かぶりついてまず来るのは「パチッ」とベーコンの歯ごたえ。次にトマト。次に生オニオンの「コリコリ」。オニオンは辛味も相当イイ感じに利いてます。それを包むように焼いた肉=パティの芳ばし〜いにおい。とにかく香りよし。縁の「カリカリ」もよし。とろけたゴーダチーズと一体となった自家製柚子マヨの活躍がとにかく素晴らしくて、このソースのおかげでバーガー全体が「スルッ」と入って来る感じ。


 去年・一昨年と違い、あまりゴテゴテと"デコレーション"していないバーガーで、それゆえにビックリするぐらい食べ口が素直。ベーコン・トマト・オニオンが分厚く「カチッ」と組み上がっているのに対し、柚子マヨソースとチーズが潤滑油のようにマイルドに働いて、結果、「流れのいいバーガー」に仕上がってます。サンバのリズムか知りませんが(笑)、テンポよく「スルスル」と入って来る感じの、心地いいバーガー。

 一緒に頼んだ「カイピリーニャ」がまたお酒が濃くて(笑)。この濃いカイピリーニャの、ハンバーガーを流し込む「圧」の強さ! のどの奥を「ググッ!」と入ってゆく感じが堪らず。

§ §

 ここへ来て"お祭り"的要素を抑えたバーガーを出して来たバルバッコア。コレがまた重くなく、スッと食べやすく出来ていて、さすがベテランの慣れと余裕を感じます。昨年王者のバーガーは機能性高し。力の入り過ぎない良いまとまり、適度なバランス。さすが! でもやっぱり、一番は「肉」のおいしさかな……そんな一品!




# BARBACOA [六本木] のシュラスコバーガー
# BARBACOA [六本木] のホットブラジリアンロデオバーガー

― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ウエストウォーク 5F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-5413-3663
URL: https://barbacoa.jp/pages/roppongi-hills
オープン: 2014年12月12日
* 営業時間 *
平日: 11:30〜15:00(LO14:00), 17:30〜23:00(LO21:00)
休日: 11:00〜16:00(LO15:00), 17:00〜23:00(LO21:00)
定休日: 無休(要確認)

2025.8.12 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 17:00| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月19日

# 毛利 サルヴァトーレ クオモ [六本木] のTHE スモークバーガー




 六本木ヒルズ麻布台ヒルズ虎ノ門ヒルズから計34店が参加して頂点を競う「ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025」。その前身はおなじみ"六本木グルメバーガーグランプリ"です。と言うことで、2店目は発祥の地・六本木ヒルズから紹介……。

 ■ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 2014年にスタートして、11年間で10度のグランプリを開催した"六本木グルメバーガーグランプリ"(2020年は別形式による特別開催)を大いに支えた店のひとつが毛利 サルヴァトーレ クオモ(毛利 Salvatore Cuomo)です。15年に初参戦して計8度の参加、今年で9回目のエントリーになります。17年と18年にはクリエイティビティ賞を受賞。その辺の情報を去年↓まとめています。

# 「六本木グルメバーガーグランプリ」の10年を数字で振り返る 前編
# 「六本木グルメバーガーグランプリ」の10年を数字で振り返る 後編
# 六本木グルメバーガーグランプリ 2024 結果発表!


 ↑このまとめ作業をしていて、優勝経験こそないが、グランプリの常連として常に大会を賑わし、支え続けて来た……そうした店の存在にあらためて気付きました。彼らの活躍があればこそ、六本木グランプリがあり、今年の「ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025」があるのだと。つまり、彼らは功労者です。もっと注目し、讃えねば……と言うことで、"毛利"に足を運びました次第……。


 「毛利 サルヴァトーレ クオモ」は"ナポリピッツァを日本に広めた"イタリア料理人・サルヴァトーレ・クオモ氏によるピッツェリア&バールです。毛利と言うのは窓外に臨む毛利庭園のこと。

 この"毛利"から生まれて、全国のサルヴァトーレ・クオモでレギュラー化したメニューがいくつかあります。それらのほぼすべてが六本木ヒルズのフェアやイベントに合わせて作られた特別メニュー。六本木ヒルズは一年中"何かしら"イベントをやってますので。それら行事には「基本全部参加する」とマネージャーの竹下さん。そんなチャレンジ精神から生まれた傑作メニューを多数持つ店……それが「毛利 サルヴァトーレ クオモ」です。


 ハンバーガーは通常メニューになく、バーガーグランプリの期間中のみ食べられる特別メニュー。毎年様々なアイデアを凝らしていますが、基本は「オーソドックスなバーガー」であると、シェフの三島さん。今年のTHE スモークバーガー¥3,300(税込)も、バーガーそのものはオーソドックスなのですが、問題はその「出し方」……。


 こんな姿で運ばれて来ます。煙で満たされたガラスドームの中にバーガーが収まる仕掛け。ドームを開けると、ふわーっと煙が流れ出して……ここが絶好のシャッターチャンス! 蓋を開け切るまでが"ヤマ"です。開けた後より「前」の方が正直ワクワクします。奥から"逆光"を当てたりなどすると、さらに面白い絵が撮れるかも。実に遊び甲斐のある好演出です。

 この白い煙は桜のスモークチップによるもの。ドーム開放後もしばらくの間、いい匂いが周囲に漂い続けます。バーガーへの香り付けはこの燻煙のみですが、食事中も終始香って、実にスモーキー。ポテトがまた美味! 短時間ながら絶妙なスモークで、イタリアンビール「ペローニ ナストロアズーロ」の樽生と堪らぬ相性!

 白煙に包まれたバーガーの正体はベーコンチーズバーガー。パティは国産牛100%の180g。鉄板で調理。途中で蓋をして軽く蒸し焼き気味に。バンズはピザ生地をオーダーしているパン店に依頼の"毛利"特注。上下ともバターをひと塗りしてトースト。


 ベーコンは高知県の銘柄豚・四万十ポークのベーコン。香辛料など使わず塩のみで漬けたベーコンで、下に定番のレッドチェダー、上にイタリア直輸入の水牛のモッツァレラにマスカルポーネ、生クリームを合わせた"自家製ストラッチャテッラ"。タスマニア産の生マスタードがその上に。トマトはエストラゴンとエシャロットでマリネしたもの。さらにレタスの下にレッドオニオンのソテー……という内容。手が掛かってます。

 と言うことで、このバーガーのサブタイトルは「国産牛100%パテと水牛モッツァレラ 薫香を纏わせて」。以下感想……。


 終始感じるスモークフレーバー。パティは「ゴリッ」と外は粗め、中はローズピンクの巧い焼き加減。作り慣れたものを感じます。しっかりとしたパティにたっぷり野菜多め。そこへ四万十ポークのベーコンの味が実によし。「じわ〜っ」と旨味を利かせた"飛び出さない"味で、舌に残る淡くやわらかな旨味が何とも堪らず。それらをやや"しっとり"目のバンズが邪魔せずサポート。

 蓋を開ければ直球勝負。食べづらさや小細工のない、ストレートで上質な"ベーチー"が楽しめる一品。

§ §

 こうした"燻製"式バーガーの醍醐味はとにかく「開けた瞬間」。アーティスト登場時のドライアイスみたいなもので、実際に体験すると想像以上に盛り上がります。バーガーのみならず「ポテトも」ドームの中に入れたのはナイス判断。昼のみ提供1日限定10食。エントリー9回のベテランが繰り出す白煙にけぶるバーガー!




― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ヒルサイド B2F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-5772-6675
URL: https://www.salvatore.jp/restaurant/mohri/index.html
オープン: 2003年10月
* 営業時間 *
ランチ: 11:00〜15:00(LO14:30)
カフェ: 15:00〜17:00LO
ディナー: 17:00〜23:00(LO22:00)
定休日: 不定休(要確認)

2025.8.19 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:13| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月14日

# リチュエル 虎ノ門 [虎ノ門ヒルズ] のブラックアンガスと牛タンのブッラータチーズバーガー




 六本木グルメバーガーグランプリが"ヒルズグルメバーガーグランプリ"と名称をあらため、6月28日から8月31日までの65日間(!)、六本木ヒルズ麻布台ヒルズ虎ノ門ヒルズの"3つのヒルズ"で絶賛開催中!

 ■ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 参加34店。虎ノ門ヒルズからは10店が初参加・初参戦しています。ご存知「BeBu」や「the 3rd Burger」もエントリーしていますが、注目はリチュエル 虎ノ門(RITUEL虎ノ門)。リチュエルはブーランジェリー、パン屋さんです。都内の著名なパン店が作るハンバーガーとは……気になりますね。

 "フランスの古き良き伝統的なフィロソフィーを受け継いで"2015年に国内1号店をオープン。現在都内に6店を展開しており、うちカフェ併設が4店。こちら虎ノ門店は、カフェに加えて"ブラッスリー"=ワインやアルコールとそれに合う食事メニューを豊富に揃えた、リチュエル最大規模の"旗艦店"です。


 場所は東京メトロ日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅直結のステーションタワー2F。店内中央の階段を昇った3階は1フロア丸ごとベイクルーズのセレクトショップ。と言うことで、リチュエルはベイクルーズのパン店です。「J.S. BURGERS CAFE」や「eggslut」と同じグループ。リチュエル 虎ノ門のレギュラーメニューにハンバーガーはありません。ブラックアンガスと牛タンのブッラータチーズバーガー 〜濃厚デミグラソースとブッラータがとろける贅沢仕立て〜¥3,080(税込)は、この度のグランプリのために用意した特別メニュー。


 「ハンバーガーを構成する要素を分解して、フレンチの技法の中で再構築した」とシェフの塚本さん。バンズ、パティ、ケチャップ&マスタード、チーズといったハンバーガーの"基本"は崩さずに、それらをフレンチに落とし込んでいった結果、生まれたのがこのバーガーと。

 パティはUSブラックアンガスビーフと国産牛の牛タン(タン先)を合わせた120g×2枚。これをグリルパンで調理。バンズはリチュエル自家製のブリオッシュバンズ。上下とも裏にガーリックハーブバター。さらにクラウン(上バンズ)の裏にはフランボワーズの自家製ケチャップが。


 2枚のパティの間にはカリフラワーのグリルとグリュイエールチーズのソース。バーガーの周囲には赤ワイン、マデラ酒、フォンドボーなどを煮詰めたデミグラスソース。チーズはイタリア産のブッラータ。仕上げにオレンジゼスト(外皮)をひと削り……という内容。これをナイフとフォークでいただきますバーガー袋の提供はありません。


 感想……手で持ち、口でダイレクトに"かぶりつく"のがいつものバーガーの食べ方なので、こんな風に「道具」を使って食べるのは超〜久しぶり。何年ぶり? 程よい大きさに切り分け、その断片を集め、重ねて……という、その過程がものすごく新鮮。いつもの「口中調味」とは違う調味の仕方を要求される食べ方ですね。


 焼いた肉とソースが香りよし。9mm挽き超という粗挽きパティは「コツッ」「ガツッ」と食べ口しっかり。脂分少なく、ブッラータチーズでそれを補うような造り。パティの間のカリフラワーは、スモークパプリカパウダーほか数種のスパイスとともにグリルしたもの。その芳ばしい燻香はハンバーガーの「アメリカンな要素の表現」と塚本シェフ。

 デミグラスソースは味わい強め。しっかり味を乗せて来るソースながら、でも深過ぎず、重過ぎず、その辺の軽重のニュアンスの付け方が絶妙。「スッ」と抜けるような風味はオレンジか。


 まずもってボリューム満点! 120gパティ×2枚にブッラータも約100g。結構な食べごたえ。ブリオッシュバンズが意外と早めに無くなってしまい、しかし皿にはまだデミたっぷり……そこへ! 救いの手はお代わり自由のパンのサービス! これはブーランジェリーカフェならでは! 旨味たっぷりのソースを余すことなく楽しめます。"生野菜なし"のバーガーなので、サイドのサラダもまた重要。バーガーと交互に食べると大変よいバランス。

§ §

 こうした「ソースに浮かぶバーガー」は、日本国内でチラチラ見かけなくもないですが、実は近年、本場LA辺りのブラッスリーで大流行りしているそうで。そんな時代を先ゆく"トレンド"を紹介する、リチュエルからの提案型の一品。なかなか新しいです。未来を感じるバーガー!

 1日限定15食。提供はランチ11時〜、ディナー17時〜。詳しくは「ヒルズグルメバーガーグランプリ 2025」公式サイトでご確認下さい。




― shop data ―
所在地: 東京都港区虎ノ門2-6-1
     虎ノ門ヒルズ ステーションタワー2F
     東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅歩2分 地図
TEL: 03-3528-8057
URL: https://www.rituel-flavorworks.com/toranomon
オープン: 2024年2月29日
* 営業時間 *
【カフェエリア】
平日・土曜: 8:00〜21:00(LO20:30), 日祝: 8:00〜20:00(LO19:30)
【ブラッスリーエリア】
平日: 11:00〜23:00(LO22:00), 土日祝: 8:00〜22:00(LO21:00)
定休日: 不定休(要確認)

2025.8.14 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 18:28| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月16日

# BARBACOA [六本木] のシュラスコバーガー




 予告通り食べて来ました。7月1日〜9月1日まで63日間開催、「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」の特別限定メニュー部門グランプリ……BARBACOA(バルバッコア)シュラスコバーガー¥3,500(税込)!

 特別限定メニュー部門グランプリのバーガーは、グランプリ終了後も期間を延長して販売するのが毎年の恒例になっています。今年の「シュラスコバーガー」も10月31日(木)まで販売延長1日10食限定です。


 シュラスコ専門店「バルバッコア」については こちらの記事を。本店はブラジル・サンパウロ。日本1号店オープンは1994年。よって今年で日本上陸30周年! 祝! 六本木ヒルズ店は2014年12月のオープン。だからヒルズのバルバッコアももうすぐ10周年!

 「六本木グルメバーガーグランプリ」におけるバルバッコアの戦績は……●優勝3回=レギュラーメニュー部門(21年)、特別限定メニュー部門(19年・24年)、●インパクト賞2回(18年・19年)、●クリエイティビティ賞2回(19年・23年)……2019年は"3賞フル受賞"。これはバルバッコアのみが唯一達成した記録です。


 去年の「ホットブラジリアンロデオバーガー」も"僅差の2位"だったと聞きました。それを経ての、3年ぶり3度目のグランプリ受賞。その受賞作が↓こちら……派手で豪華で「ドン!」と押しが利いていて、オフィシャルの写真よりも迫力がある感じでイイですね〜。まずこのビジュアルがポイント。「目にも楽しめる」「味も楽しめる」そしておいしさが「口で踊る」――それが目標と、アフリカ・モーリシャス出身の料理長ダヨさん。


 パティはUS産ブラックアンガスのイチボ(ピッカーニャ)と鹿児島産の和牛を合わせた180g。鉄板で焼いたのちオーブンで仕上げ。バンズは"軽く"グラハムかな? そこへグリーンカール。オニオンはグリルド。スモークチーズのスライスがその上に。ハデに乗るシュラスコは豪州産「麦黒牛」のランプ。おしりの方ですね。このランプ肉のステーキのことをポルトガル語で「アルカトラ」と呼ぶそうで。さらにシュラスコの上にマッシュルームのソテーとベーコン、上下バンズの裏にビーツのソース……ピンク色の。そんな一品。


 感想……まず、かぶりつく場所を見つけるのにひと苦労(笑)。かぶりつけば、やわらかな肉。そして焼いた玉ねぎのにおい。パティはミディアム。その下で上手く姿を消すチーズ。出しゃばらず、食べ口をなめらかにする役どころ。

 最大の見どころはシュラスコ。量は30gほど。180gパティに対して6分の1に過ぎない分量ながら、そうとは思えぬ存在感で、しっかり・たっぷりと"噛ませ"、味わわせます。パティとシュラスコ、互いを若干"食い合い"ながらも、肉としての主張を激しくぶつけ、戦わせ合う。そんな「肉!」のバーガー。但し、これだけ積むとバーガーとしての「崩壊」も早く(笑)、終盤は原形を留めない中、食べることに……。


 「素材の味で勝負している」点が2つ目のポイントですね。強いソースやスパイス使いは特になく、シュラスコも"シュラスコそのまま"の味わい。ビーツのソースも「肉を邪魔しない」ことを理由に選んだと、ダヨさん。だから、驚くぐらい「直球」な味のバーガーです。去年の「ホットブラジリアンロデオバーガー」の方が仕掛けがハデで、食べている最中の「ワクワク」も強かったですが、食べ終えての「トータルの満足度」は今年の方が上に思いました。


 去年はショートリブ(コステーラ・デ・ボイ)が乗っていました。ショートリブの方が脂も豊かでジューシーで、私は大喜び。でも、女性客の中には食べ切れない人もいたそうで、そこを考慮して、今年は赤身の強い"アルカトラ"を選び、全体に素材の味そのままの素直な味付けに徹したそうで。食べ口はハデではないが、食べ終えての満足度は高い――これが「勝負に勝つバーガー」だと思いました。飾りを排して、手堅く・堅実にまとめた、内容充実の一品。

 その食後の満足度を高めた一因が「カイピリーニャ」……ブラジル発祥のカクテルです。


 現在5種類の「フルーツカイピリーニャ」を販売中。ブラジル本店のバーテンダーが考案したものだそうで。中から一番人気のパイナップル&ジンジャー¥1,400(税込)。ブラジル原産の蒸留酒「カシャッサ」にライム丸々1個、さらにパイナップルと"しょうが"がグラスの半分を埋める勢いで入っており、「そーめんか」というぐらい、あるいは成城石井の「生姜10倍」かというぐらい"しょうが"が利きまくり! これはのどに効く! 飲み始めはミョーな感じでしたが、バーガーと合わせるうちに、最終的には高い満足感に繋がってゆくという。この合わせ技はみごと!

§ §

 暑い夏を生きる「みんなにスタミナを与えたい!」という、これがダヨシェフのお気持ちです。つまり「夏向け」にセットされたバーガーということで。ゆえにあまりクドくせず、力強くストレートに仕上げた――そんな一品です。


 こうした"やり過ぎない"バーガーがグランプリを獲ったところを見ると、お客さん各位、「確かなところを求めてるんだな」ということがよくわかります。見た目の派手さやインパクトはソレはソレで評価しつつ、でも、グランプリに選ぶのは「意外と堅実」という。「見るとこ見てるな」という印象です。去年のグランプリ=「37」のガーリックチーズと夏野菜のバーガーも意外と堅実な作りでした。グランプリの客層はお目が高いですね。上質です。

§ §

 3年ぶりのグランプリに輝いたバルバッコア。来年もまたきっちり攻めるか、それとも冒険に出るか……の前に! 「六本木ヒルズ カレーグランプリ」というのがあるんですよ。料理長ダヨさんはモーリシャス、すなわち「インド」文化圏の人なので……ダヨさんの作るカレー食べてみたい!




# BARBACOA [六本木] のホットブラジリアンロデオバーガー

― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ウエストウォーク 5F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-5413-3663
URL: https://barbacoa.jp/pages/roppongi-hills
オープン: 2014年12月12日
* 営業時間 *
平日: 11:30〜15:00(LO14:00), 17:30〜23:00(LO20:00)
休日: 11:00〜16:00(LO15:00), 17:00〜23:00(LO20:00)
定休日: 無休(要確認)

2024.10.16 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 13:44| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月20日

# 六本木グルメバーガーグランプリ 2024 結果発表!




 「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」の結果が発表されました。公式ページにも結果が上がってますね↓。

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills

【六本木グルメバーガーグランプリ 2024 結果】

■特別限定メニュー部門 グランプリ
・バルバッコア
■レギュラーメニュー部門 グランプリ
・ショーグンバーガー
■インパクト賞
・ヒルズ ダル・マット
■クリエイティビティ賞
・ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー



 品名は省略しました。特別限定メニュー部門グランプリの「バルバッコア」は10月31日まで「シュラスコバーガー」の販売延長です。2021年のレギュラー部門以来の通算3度目のグランプリ獲得。一方、レギュラーメニュー部門グランプリの「ショーグンバーガー」は初出場で初優勝。「ヒルズ ダル・マット」は2018年の特別限定部門でグランプリを経験していますが、インパクト賞受賞は初めて。「ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー」は今回のクリエイティビティ賞が初めての賞受賞です。

 さて、この結果を過去10年の記録に加えると……。なお念のため、「レ部門=レギュラーメニュー部門」「特部門=特別限定メニュー部門」「イ賞=インパクト賞」「ク賞=クリエイティビティ賞」の略です。それに続く数字は西暦の下二桁。

【六本木グルメバーガーグランプリ 過去10回の記録】

■優勝回数
・7回:リゴレット バーアンドグリル (レ部門 14,18,19,22,23/特部門 15,16)
・6回:37ステーキハウス & バー (レ部門 15,16,17/特部門 21,22,23)
・3回:バルバッコア (レ部門 21/特部門 19,24)
・2回:エーエス クラシックス ダイナー (特部門 14,17)
・1回:ヒルズ ダル・マット (特部門 18)
・1回:ショーグンバーガー (レ部門 24)

■各賞受賞回数
・4回:バルバッコア (イ賞 18,19/ク賞 19,23)
・2回:とんかつ 豚組食堂 (イ賞 16,21)
・2回:毛利 サルヴァトーレ クオモ (ク賞 17,18)
・2回:レグリス (イ賞 21/ク賞 22)
・1回:TUSK (イ賞 22)
・1回:鐵ちゃん (ク賞 23)
・1回:ヒルズ ダル・マット (イ賞 24)
・1回:ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー (ク賞 24)

■殿堂入り
・37ステーキハウス & バー (レ部門 18〜、特部門 24〜)

■三冠達成
・バルバッコア 2019年の特別限定メニュー (グランプリ/イ賞/ク賞の3賞フル受賞)

■最多参加回数
・エーエス クラシックス ダイナー 10回×2部門 (唯一のフル参加)

§ §

 歴代優勝店は6店に増えました。各賞の受賞経験のある店は8店に。参加店数はのべ54店です。麻布台ヒルズの店は来年も参加するのか。だったら表参道ヒルズ虎ノ門ヒルズの各店は。店数はもっと増えるのか。マイナビニュースで公開されている検証・解説記事もぜひご覧下さい。バルバッコア食べに行きます!

 ■マイナビニュース
“探求家”が語る六本木グルメバーガーグランプリの真価 - 注目の5品も紹介!



2024.9.19 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 08:00| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月25日

# 「六本木グルメバーガーグランプリ」の10年を数字で振り返る 後編




 「六本木グルメバーガーグランプリ」のこれまで10年を数字で振り返る――その後編です。マイナビニュースに本編記事が上がってます↓↓。まずはそちらを"テキスト"としてご覧下さい。

 ■マイナビニュース
“探求家”が語る六本木グルメバーガーグランプリの真価 - 注目の5品も紹介!

§ §


  なお、「動員数」とか「投票数」とか「販売個数」とか、そういった数字は私は持ち合わせておりません。毎年の「パンフレット」および「プレースリリース」から得られる情報を基礎に、以下の検証・考察をおこなっております。それで前回は、レギュラーメニュー部門と特別限定メニュー部門、各部門に各店が何回エントリーしたか見てみよう……というところで終わりましたので、その続きから。

【各店のエントリー回数】

■レギュラーメニュー部門
・エーエス クラシックス ダイナー 10回
・オーク ドア 10回
・リゴレット バーアンドグリル 10回
・フィオレンティーナ 9回
・オービカ モッツァレラバー 5回
・シェイク シャック 5回
(以下略)

■特別限定メニュー部門
・エーエス クラシックス ダイナー 10回
・ヒルズ ダル・マット 9回
・リゴレット バーアンドグリル 9回
・オービカ モッツァレラバー 8回
・毛利 サルヴァトーレ クオモ 8回
・TUSK(タスク) 8回
(以下略)

■両部門トータル
・エーエス クラシックス ダイナー 20回(レ10+特10)
・リゴレット バーアンドグリル 19回(レ10+特9)
・オーク ドア 17回(レ10+特7)
・オービカ モッツァレラバー 13回(レ5+特8)
・37ステーキハウス & バー 10回(レ4+特6)
・ヒルズ ダル・マット 10回(レ1+特9)
・TUSK(タスク) 9回(レ1+特8)
・フィオレンティーナ 9回(レ9)
・パーク6 パワード バイ ボンドルフィ ボンカフェ 8回(レ3+特5)
・バルバッコア 8回(レ2+特6)
・毛利 サルヴァトーレ クオモ 8回(特8)
(以下略)



 「エーエス」は両部門とも10回ずつのエントリー。つまりフル参加。すごい! 「リゴレット」が19回なのは、14年の特別限定部門にエントリーしていないから。起ち上げ初年なので「まずはレギュラー部門だけでも」みたいなことがあったの"かも"知れませんね。

 グランプリ最強王者「37(サーティーセブン)」の参加回数が少ないのは「殿堂入り」したからです。「同一部門3年連続優勝」で殿堂入り。「37」はレギュラー部門=2015〜17年まで3連覇→18年から殿堂入り、特別限定部門=2021〜23年まで3連覇→今年24年から殿堂入りして、現在、賞レースからは抜けたor上がった状態にあります。


 あとは「オービカ」「ヒルズ ダル・マット」「TUSK」「サルヴァトーレ クオモ」辺りの店々が「実は中堅どころとしてグランプリを支えている」ことがわかります。もっともっと評価・注目せねばならない各店ですね。私なりにも反省しております。

 それと細かい話ですが、2016年参加の「ザ サン&ザ ムーン カフェ」と18年・19年参加の「ザ ムーン ラウンジ」、21年から連続参加の「ザ サン アンド ザ ムーン」は、実質的に「ひとつの同じ店」と見做してよいのかどうか。場所は同じです。森タワーの52階。その同じフロアの中で呼び分けがあるのかも知れませんが、同一視してよいなら、計7回参加していることになります。これはけっこう上位の回数ですね。


 と言うことで、これまで9回おこなわれたグランプリに参加した店はのべ50店。今年新たに麻布台ヒルズから4店が参加したので、現在の"のべ数"は「54店」です。去年までだと50店。マイナビニュースにも書いたように、そのうち歴代優勝店(グランプリ)は「リゴレット」「37」「エーエス」「バルバッコア」「ヒルズ ダル・マット」の5店です。50店が参加して優勝経験ありは5店。1割。サッカーのワールドカップなどと比べて、多いのか少ないのか――。

【記録】

■参加回数
・エーエス クラシックス ダイナー 10回×2部門(唯一のフル参加)
■優勝回数
・リゴレット バーアンドグリル 7回(レギュラー部門5回、特別限定部門2回)
■殿堂入り
・37ステーキハウス & バー(レギュラー部門2018年〜、特別限定部門2024年〜)
■三冠達成
・バルバッコア 2019年の特別限定メニュー(グランプリ/インパクト賞/クリエイティビティ賞の3賞フル受賞)
■各賞受賞回数
・バルバッコア 4回(インパクト賞2回、クリエイティビティ賞2回)



 最後に――。2014年にグランプリがスタートした当初、「エラく金持ち趣味なイベントが始まったな」というのが私の素直な感想でした。バーガーの内容も贅沢で華やかで、そして価格もまた一般的なバーガー店と比べて"お高め"に映ったものですが、それから11年経った今、あらためて、その辺りの「金額に対する感覚の変化」について、ちょっと考えてみたいと思います。

 2014年にエントリーした全16バーガーの価格と、今年2024年の26バーガー(殿堂入り含む)の価格の平均値をそれぞれ出してみました。

【2014年と24年のエントリーバーガーの平均価格】

■2014年 1,447円
■2024年 2,737円


 約1.89倍に増えています。この「1.8」は、私にとって馴染みのある数字です。以前「BROZERS'」のチーズバーガーで同じ調査をしたところ、2024年の同バーガーの価格は04年と比べて1.76倍に値上がりしていました。約1.8倍です。「ビッグマック」も実は04年が262円で、現在が480円〜なので1.83倍。期間の違いはあれど、何か調べるたびに出て来るのが「1.8」前後の数値という……そんな感じです。


 今年の全26バーガーの平均価格「2,737円」は、高いと言えば高いですが、でも、「ちょっと豪華でプレミアムなハンバーガー」として考えた時、「もっと高くてもよい」気もします。普段は食べられない「スペシャルなものを食べている額」と考えると、もうちょい高くてもよいかなという。もちろん「額に見合った内容」であることが前提ですが。


 ↑この感覚は要するに、ここ数年の物価上昇の結果、世間のモノの値段がバーガーグランプリの価格に「だいぶ追い着いてきた」ということを意味します。「差がなくなった」と言いますか。

 と同時に、いわゆる「グルメバーガー」に対する金銭的感覚、ないしは"予算"の感覚が、ある意味「補正」されたのだと私は考えています。つまり、「このバーガーだったらこれぐらいするよね」という認識と言うか知識と言うか、ないしは「身構え」が、世間的にだいぶ広まった、定着した……ということですね。11年も続けていれば、その間にそんな変化も起きるということで……。

§ §

 これからも20年、30年と、是非やり続けて欲しいと思います。続けた分だけ、それは「歴史」になりますので――。 (おわり)

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills



2024.8.25 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 17:13| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月24日

# 「六本木グルメバーガーグランプリ」の10年を数字で振り返る 前編




 マイナビニュースにアップされた「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」の解説記事の"補足記事"です……。

 「六本木グルメバーガーグランプリ」のスタートは2014年。今年で11年目ですが、コロナの影響で2020年は過去作が復活する特別開催="競うカタチ"ではおこなわれなかったので、だから「グランプリ」としては今年で10回目……と言うことで、「10年を振り返る」という↑のタイトルでまぁ間違ってはいないのかなと。

 ■マイナビニュース
“探求家”が語る六本木グルメバーガーグランプリの真価 - 注目の5品も紹介!


 そんな11年&10回目の節目を迎えた六本木グルメバーガーグランプリについて「あらためて振り返えってみよう」という記事です。「どんなバーガーがあったか」ではなく、あくまで「データ重視」で以下……。

§ §

 まずは各年の開催期間から。最初の6年は"7月半ば"からの開催でした。今のような7月1日スタートになったのは昨年から。最も短い開催期間は2014年の38日間。最長は2022年の66日間。コロナで通常のグランプリが出来なかった2020年も58日間やってます。20年・21年は9月下旬まで開催。

【開催期間】

■2014年
・2014年7月18日(金)〜8月24日(日) 38日間
■2015年
・2015年7月18日(土)〜8月31日(月) 45日間
■2016年
・2016年7月16日(土)〜8月31日(水) 47日間
■2017年
・2017年7月15日(土)〜8月31日(木) 48日間
■2018年
・2018年7月14日(土)〜8月31日(金) 49日間
■2019年
・2019年7月13日(土)〜8月31日(土) 50日間
■2020年 ※歴代受賞作が復活する形式の特別開催※
・2020年8月1日(土)〜9月27日(日) 58日間
■2021年
・2021年8月1日(日)〜9月26日(日) 57日間
■2022年
・2022年7月16日(土)〜9月19日(月) 66日間
■2023年
・2023年7月1日(土)〜8月31日(木) 62日間
■2024年
・2024年7月1日(月)〜9月1日(日) 63日間



 次は参加店数の推移を見ましょう。レギュラー部門と特別限定部門と「どちらにも参加している店」が毎年8〜9店あるので、そこの重複を整理しつつ合計すると、最も参加数が多いのは2016年の26店・32バーガー。次いで15年の24店・28バーガー。最少は14年の15店・16バーガー。過去9回の平均参加店数は「20.7店」です。特別開催の2020年も17店が参加しています。年を経るにつれて店の数が増えてゆくかと言うと、そうでもなくて、ある程度「運営しやすい店数」があるようですね。

【参加店数および品数】

■2014年
・レギュラーメニュー部門 5店
・特別限定メニュー部門 11店
・計15店・16バーガー
■2015年
・レギュラーメニュー部門 9店
・特別限定メニュー部門 19店
・計24店・28バーガー
■2016年
・レギュラーメニュー部門 9店
・特別限定メニュー部門 23店
・計26店・32バーガー
■2017年
・レギュラーメニュー部門 8店
・特別限定メニュー部門 19店
・計23店・27バーガー
■2018年
・レギュラーメニュー部門 9店
・特別限定メニュー部門 16店
・計21店・25バーガー
■2019年
・レギュラーメニュー部門 8店
・特別限定メニュー部門 16店
・計19店・24バーガー
■2020年※過去作が復活する特別開催※
・グランプリ受賞作 5店
・過去のエントリー作 12店
・計17バーガー
■2021年
・レギュラーメニュー部門 11店
・特別限定メニュー部門 16店
・計23店・27バーガー
■2022年
・レギュラーメニュー部門 9店
・特別限定メニュー部門 15店
・計19店・24バーガー
■2023年
・レギュラーメニュー部門 7店
・特別限定メニュー部門 15店
・計17店・22バーガー
■2024年
・レギュラーメニュー部門 9店
・特別限定メニュー部門 16店
・殿堂入り 1店
・計21店・26バーガー



 初回から参加している"皆勤賞"は「エーエス クラシックス ダイナー」「オーク ドア」「リゴレット バーアンドグリル」の3店。この3店が「バーガーグランプリを支えてきた」と言っても過言ではありません。もっと讃えねば! レギュラー部門と特別限定部門、両部門に各店がエントリーした回数を見てみると……。 (つづく)

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


2024.8.24 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 15:00| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月20日

# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のバッファローチキンバーガー(再々食)




 9月1日まで開催中の「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」。これまで5店を紹介して来ましたが、6店目はまたもRIGOLETTO BAR AND GRILL(リゴレット バーアンドグリル)……実はバッファローチキンバーガー¥1,980(税込)をもう一度食べました。

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 詳しい説明はこちらの記事を。前回は中身をスライドさせたような写真だったので、今回はきれいに積んでもらいました。

 二度目の感想……かぶりついた"ひと口目"で「スッ」と入り込んで来るおいしさと辛さ。明快! わかりやすい! そこが何よりいいところ。常に舌先がヒリヒリ。口の周りが熱い! そして分厚く切ったグリルドオニオンがホクホクのサクサク。この「ヒリヒリ」と「サクサク」のふたつの要素が安定感のあるチキンとバンズの味わいの間で躍動する……そんな一品。

§ §

 以前も書いたような気がしますが、リゴレットのバーガーには食べていて「ドラマ」がありますね。食べ始めから食べ終わりまで一辺倒な味でなく、途中に「展開」があり「変化」があり、何かしらの「解決」があって、そしてその流れに巧みに「乗せられる」ような……。一食の中にそんな「ドラマ」があるバーガー。その辺り「上手いな」と毎度思います。




# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のバッファローチキンバーガー(再食)
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のバッファローチキンバーガー
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] の松阪豚スペアリブのグリル
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] の国産鶏とマッシュルームのラグーソース ローズマリーとレモン
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のミガス
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のイベリコ豚と甘長唐辛子のプランチャ“ソルサ”
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のホット・チキントルティーヤロール
# 「食べログマガジン」――【じっくり食べたいハンバーガー】第23回「RIGOLETTO BAR AND GRILL」
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のリゴレット・バーガー
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のチポトレバーベキュー・ベーコンエッグバーガー
# SHIBUichi BAKERY [渋谷] の渋いちバーガーバンズ
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のBBQベーコンエッグバーガー
# 310 RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木]

― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ウェストウォーク5F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-6438-0071
URL: https://www.huge.co.jp/restaurant/rigoletto/roppongi
オープン: 2008年5月12日
* 営業時間 *
月〜木・日祝: 11:00〜23:00
金土・祝前: 11:00〜25:00(フードLO24:00, ドリンクLO24:30)
定休日: なし(要確認)

2024.8.20 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 17:00| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月18日

# 鐵ちゃん [六本木] のまぐろ×牛 チーズスマッシュバーガー




 「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」のレポートもこれで5店目……。今年から「デジタルスタンプラリー」が導入されているので、これで5つ目のデジタルスタンプをゲットです。5つ貯まると"次回以降使える本企画エントリーバーガーの¥1,000割引クーポン"がもらえます。昨年以前もグランプリのスタンプカードはありましたが、今年の"デジタル"の方がより一層「ラリー感」が増して、楽しいことになってます……。

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 5店目は鐵ちゃん(てっちゃん)――"マグロのすべてが味わい尽くせる専門店"です。場所はメトロハット/ハリウッドプラザ。地下鉄日比谷線六本木駅からヒルズへ行く際に乗る長〜いエスカレーター……あの吹き抜けの建物ですね。その地下2階に優秀な飲食店が集まってまして、そのうちのひとつが鐵ちゃんです。

 オープンは2019年。それまであった回転寿司の「ぴんとこな」がリニューアルして、カウンターで握る寿司屋「ぴんとこな」とマグロ専門店の「鐵ちゃん」という2店になりました。でも、入ると中は同じ店。昼夜で店名が変わる"二毛作"式などでもなく、両店ともに終日営業しています。


 経営はあの(キワ)コーポレーション。そう、あの「DEMODE DINER」で知られるキワグループなので、マグロ専門店のバーガーも期待出来るかも……というその読み通り、去年は「マグロカツバーガー」でグランプリ初参戦して、みごとインパクト賞を受賞。続く2年目の今年の作品はまぐろ×牛 チーズスマッシュバーガー¥1,680(税込)……おっ、これは去年以上にいいんじゃないですか?

 そう評価するのは、魚介類のバーガーというと「カツ」にするのが普通の発想で(つまり去年は普通)、それを今年は「パティ」にしたワケです。それもマグロと牛肉が50:50の――これは新しい!


 以前マグロのみのパティのバーガーは食べたことがありますが、今回のものはマグロの赤身と牛肉を「半々合わせているところ」が思いもよらぬ斬新さです。最初はマグロ100%から始めて、次にマグロと牛が2:8……3:7……と徐々に牛を足してゆき、「牛7まで試した」と調理部長の田口さん。結果、落ち着いたのが"fifty-fifty"、ないしは"half-and-half"と……どっちの呼び方がいいでしょうか。

 中挽きの牛挽肉と、それより細かいマグロのチョップ肉とを半々ずつ合わせ、さらに黒コショウ、ナツメグ、粗みじんに刻んだ玉ねぎ、そして長崎は五島列島の塩がパティの中に。これを1個100gに丸めたままの状態で鉄板に置き、上からスマーッシュ! 今風に「スマッシュバーガー」のスタイルで出す辺りも新しさですね。


 この日のマグロは長崎の上五島で水揚げされたもの。バンズはグループ店「DEMODE DINER」より調達。当初は「ふわふわ」のものを使っていましたが、途中で「もっちり」バンズに変更。ヒール(下バンズ)にマスタード。バーガーの中ほどにケチャップ、チェダーチーズ、白い多量のソースはわさびマヨネーズ。野菜はレタス、きゅうりのピクルス、そして生のピーマン×3。パティは100g×2枚のダブルパティ。


 短く感想……わさびマヨが利いている。すりおろしたわさびが「ツン!」と利くところへ粗く刻んだオニオンの辛味。そして生ピーマンの苦味……これが絶妙! ケチャップ&マスタードもわかりやすーく派手にかかって、全体ににぎやかな味付け。"出力"高め。そんな中、"ハーフ&ハーフパティ"は食べ口・味わいともにやわらか。ちょっと「ふんわり」。安定感あるおいしさ。いろいろな味が派手に押し寄せる中、コゲの風味がピンと利いている。

 意外な食べやすさ。なじみの好さ。そしてインパクト! しかも熱いほうじ茶と劇的な相性……いや、本来は、何かドリンクを頼むべきところですが、でも、各卓に備え付けのほうじ茶がミョ〜においしくて。こんなにお茶と合うバーガーは初めて!

§ §

 いわゆる"ガチ勢"的な意見を言えば、ナツメグと玉ねぎ「ナシ」で味わってみたいな……という思いはあります。両者が入ると、どうしてもハンバー「グ」っぽくなるので。ですが同時に「ハデな味付け」としても機能しているので、まぁこれはこれで一個出来上がりかなと。そんな一品。いずれにせよ画期的かつ斬新です! よく思いついた!




― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-4-1
     六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザB2F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩4分 地図
TEL: 03-6804-6099
URL: https://kiwa-group.co.jp/tecchan/
オープン: 2019年10月29日
* 営業時間 *
平 日: 11:00〜15:00(LO14:30), 17:00〜23:00(LO22:00)
土日祝: 11:00〜23:00(LO22:00)
定休日: 施設休業日(要確認)

2024.8.18 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 13:09| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月16日

# La Brianza [六本木] の黒毛和牛の煮込みとブッラータチーズ、トリュフのバーガー




 7月1日から9月1日まで63日間の長期開催「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」。今年は麻布台ヒルズから4店が参加して計21店・26バーガーがエントリー。殿堂入りの「37」、大人気のグローサリー「GRAND FOOD HALL!」、優勝回数最多7回「RIGOLETTO」と来て、4店目の紹介はLa Brianza(ラ ブリアンツァ)。アリーナ横の橋を渡った向こう側、レジデンス3階のお店です。

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 こちらは「ミシュランガイド東京」2017〜2022まで6年連続でビブグルマン選出、2024年もまた選出というイタリアンの名店。ビッグネームです。ビブグルマンとは「価格以上の満足感が得られる料理」のこと。つまり「お、ねだん以上。」「高コスパ」といったところでしょうか。奥野義幸シェフ率いるブリアンツァグループは現在7店を数え、昨秋麻布台ヒルズに「DepTH brianza」がオープンして、今まさに勢いに乗りまくっている感じです。


 そのブリアンツァグループの3店目に当たる「ラ ブリアンツァ」が六本木ヒルズにオープンしたのは2016年5月。同年7月のバーガーグランプリにいきなり参加して、それ以来、今年が2度目の参戦になります。特別限定メニュー部門にエントリーしたのは黒毛和牛の煮込みとブッラータチーズ、トリュフのバーガー¥3,000(税込)。ラ ブリアンツァを代表する人気メニュー「トリュフと卵のオーブン焼き」「和牛ラグーのスパゲッティ」の"いいとこどり"をしたような、あるいは"集大成"的な一品。1日限定15食。平日のみ提供。


 バンズは全粒粉。粉の配合からいろいろ試して某パン店に試作を依頼。結果、全粒粉らしい素朴で「ザラッ」とライトな良バンズに。そこへ乗るのは「和牛ラグーのスパゲッティ」と同じ黒毛和牛の煮込み肉。部位はモモ。肉と同量の玉ねぎ+トマトとともにグツグツ3時間。圧力鍋でなく普通の鍋で煮込みます。ハーブ&スパイス、ニンニクなどは一切使わず。だからクセのないスッキリ自然な味わい。量にして約60gほど。大きめにカットしてバンズの上に。


 その上の純白のソースはブッラータチーズの中の「とろ〜っ」とおいしいところだけを刳り貫いてかけたもの(=ストラッチャテッラ)。マイクロリーフを散らし、EVオリーブオイルを上からバッと回しがけて、とどめはイタリア産のサマートリュフ……これは目の前で削ってくれます。さすがに「STOPと言って下さい」式ではありませんが、それでも、卓上に香りが満ちるぐらいトリュフたっぷり。


 短く感想……非常によく出来たサンド。煮込み肉はやわらかく、しっとりほぐれて、でも「敢えて残した」という"繊維感"が心地よい噛み応え。グッと呑み込む感じもまた好し。後から全粒粉バンズの粉の風味。さらに牛の旨味がじんわり。

 バンズは上下とも裏にディジョンマスタード。炭の香りもほんのりと。スパイス不使用のラグーは玉ねぎの自然な甘味が「ふんわり」。全体に重たくない・大袈裟でない造りで、スッキリと自然な味わいに統一されています。すごくナチュラルに素朴にまとめ上げた感じのさわやかなイタリアン。夏の風のようにさわやか。

 なお、いわゆる"バーガー袋"の用意はありません。久しぶりに"フォークとナイフで"いただく一皿。

§ §

 「素朴に素朴に」作っていった中身に対して、だからこそ、リーンな(シンプルな)全粒粉バンズなんですね。そこにストーリーと一貫性を感じます。バーガーと言うよりはサンドイッチ寄りな内容ですが、でも、非常によく出来た贅沢なサンドです。食べ口も後味も軽やか!




― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-12-3
     六本木ヒルズレジデンスC棟3F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩8分 地図
TEL: 03-6804-5719
URL: https://la-brianza.com/
オープン: 2018年9月13日
* 営業時間 *
ランチ: 11:30〜15:30(LO14:00)
ディナー: 17:30〜23:00(LO21:30)
定休日: なし(要確認)

2024.8.16 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 22:28| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月14日

# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のバッファローチキンバーガー(再食)




 9月1日まで63日間の長期開催、「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」。今年は麻布台ヒルズからも4店が参加。さらに「デジタルスタンプラリー」も初導入されて、より一層楽しいグランプリになっています。今日は「37」と並ぶ強豪、RIGOLETTO BAR AND GRILL(リゴレット バーアンドグリル)を。優勝回数は最多の7回!

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 リゴレットについては「食べログマガジン」に詳しく書いたことがあります。広い店内に164席+個室2室。フードメニュー108品という、その壮大なスケールは相変わらず。特に夏休みのこの時期は子連れ・家族連れもバンバン利用していて、ある意味"ファミレス"的な使い勝手のよさを存分に発揮しています。

 リゴレットのバーガー/サンドメニューは計7品。この品数も以前と変わらずです。そのうちの看板メニュー「リゴレット・バーガー」が22年・23年とレギュラーメニュー部門を2連覇して、今年3連覇=殿堂入りが懸かっていますが、一方、特別限定メニュー部門にエントリーしているのがこちらのバッファローチキンバーガー¥1,980(税込)……おや、コレ食べたことありますね。前回最後に食べたのがまさにコレでした。


 聞くと、レギュラーメニューだったのは割りと短期間だったそうで。今は代わりに「フライドチキンバーガー」が置かれてます。もう一品「ホット&スパイシー チキンサンド」とチキン系は計2品。

 詳細は前回記事に書いた通り。フライドチキンをバッファローウィングのソースに絡めた一品ですが、以前との大きな違いは……辛い! とんでもなく辛い!


 辛さのもとはハバネロソース。以前のソースはタバスコ。そこが大幅にバージョンアップ。おかげで辛い! でも同時においしい。かぶりついた"ひと口目"からおいしい。そして辛い! 非常にわかりやすい明快なおいしさ。そこが一番のポイント。やはり「バーガー」であるからにはわかりやすくないと。


 大ぶりなチキンはモモ肉230〜250gほど。マリネして下味を付けつつ、同時に水分を抜いてギュッ! と旨味を凝縮。カリッと揚げたのちオーブンへ。絡めるホットソースはハバネロとともに加わる「溶かしバター」がミソ。このバターの存在が薄っぺらい辛さでない、奥行きと深みの味わいをもたらしている。チキンの下に"辛くないタルタル"、上にゴルゴンゾーラ入りタルタル。そのブルーチーズのクセのある風味がホットソースと合わさって一層「奥行きのある辛さ」に。


 逆に"辛さの救い"はグリルドオニオン。分厚く切った「ホクホク」「サクサク」食感がみずみずしく辛さを中和。救いその2は系列店「SHIBUichi BAKERY」作のミルクバンズ。ほんのり甘く働いて、大ぶりなチキンともども手堅く、しっかりバーガーの"ベース"を支えている。

§ §

 「メチャクチャなものを作ったな」が第一感想。「してやられた」感のある辛さですが、でも、同時にわかりやすく美味――そんな一品。私、3年前の記事で「これはヒットです。パンチも迫力もインパクトもあり、意外性もあって、こんなメニューこそグランプリ向きではないでしょうか」と書いてるんですね……だとしたらその通り!




# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のバッファローチキンバーガー
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] の松阪豚スペアリブのグリル
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] の国産鶏とマッシュルームのラグーソース ローズマリーとレモン
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のミガス
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のイベリコ豚と甘長唐辛子のプランチャ“ソルサ”
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のホット・チキントルティーヤロール
# 「食べログマガジン」――【じっくり食べたいハンバーガー】第23回「RIGOLETTO BAR AND GRILL」
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のリゴレット・バーガー
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のチポトレバーベキュー・ベーコンエッグバーガー
# SHIBUichi BAKERY [渋谷] の渋いちバーガーバンズ
# RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木] のBBQベーコンエッグバーガー
# 310 RIGOLETTO BAR AND GRILL [六本木]

― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ウェストウォーク5F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-6438-0071
URL: https://www.huge.co.jp/restaurant/rigoletto/roppongi
オープン: 2008年5月12日
* 営業時間 *
月〜木・日祝: 11:00〜23:00
金土・祝前: 11:00〜25:00(フードLO24:00, ドリンクLO24:30)
定休日: なし(要確認)

2024.8.14 Y.M
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2024年08月12日

# GRAND FOOD HALL! [六本木] の100%ビーフパテ×3XローストビーフのSPECIALバーガー




 今年も絶賛開催中の「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」。10回目の開催を記念して、今年は麻布台ヒルズから4店が参加。計21店・26バーガーがエントリーしています。王者「37 Steakhouse & Bar」に続いて訪ねた2店目はGRAND FOOD HALL!(グランドフードホール)。通称「グラホ」。場所はヒルサイドエリアの地下2階=最下階。店の前は席数豊富な広場になってます。

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 オープンは2018年。なんと「VOGUE JAPAN」が報じてます。というワケで、グラホはレストランに非ず。成城石井北野エース明治屋のような高級食品スーパーです。1号店は兵庫の芦屋に2014年オープン。社長は女性です。自らバイヤーとなって全国を駆け巡り、見つけた「安心、安全で本当においしいもの」ばかりを店内狭しと並べたハイセンスな"グローサリー"ですが、しかし、グラホの魅力はそれだけに留まらず……。


 もうひとつの見どころはデリカテッセン=惣菜部門の充実ぶり。中でも「ローストビーフ」は別格で(このページの4番目の項目)、特定加熱食肉製品の厳しい認証を受けて、この六本木の店内で加工・製造しています。さらに50品近いディナーメニューを提供するイートインスペースもあって、おかげで店は大繁盛。皆さん吸い込まれるかのように続々と店内へ。

 そんなグラホが2022年以来2度目のグランプリ参戦。今年は自慢のローストビーフを擁した100%ビーフパテ×3XローストビーフのSPECIALバーガー¥3,800(税込)で挑みます。1日限定10食。


 常時数種類のローストビーフを販売するグラホですが、今回のバーガーのローストビーフは非売品。店頭では売ってません。宮崎県産の和牛を使用。「3X(スリーエックス)」というのは「治療用化学薬品不使用」「抗生物質不使用」「成長ホルモン剤不使用」で生産された「安心・安全な牛肉」という意味。なお、普段は「飼料に遺伝子組み換え穀物不使用」の条件も加わった豪州産「4X(フォーエックス)ミート」をメインに使っています。

 仕込みはまず塩漬け1日。常温に戻して表面を焼き固めたのちにオーブンでロースト数時間。これを冷蔵庫で一晩寝かして、3日目に使えるようになるという3日がかり。寝かさず真空パックすると「旨味が出ちゃう」ので休ませる時間は大事と。


 こうして出来た和牛のローストビーフ約80gが国産牛120gパティの上に乗る"Wビーフ"のバーガーです。パティはビーフ100%+たまご。グリルで両面を焼いてからオーブン(いわゆる"スチコン")で仕上げ。そのパティに対してレホールソース、ローストビーフの方にマヨベースのバーガーソースを"逆"に配置。試した結果「こっちの方がおいしかった」とグランシェフの星野さん。バンズはグラハム。オニオンはグリルド。トマト、グリーンカール、そして紫キャベツのラペが乗る……という内容。


 短く感想……見た目は派手だが、かぶりつきやすいバーガー。ローストビーフも薄くスライスされており、噛み切れないなどのストレスなし。スパイスの香りは紫キャベツと和えたクミンか。芳ばしいコゲの風味はグリルドオニオンか。はたまたバンズか。全体に香り豊か。スパイスフル。それだけに「肉」にじっくり向き合うにはやや刺激多め。それをまろやかに中和するのが添えられた黄色いソース。チェダーチーズをホワイトソースでのばしたもので、本来はポテト用らしいが、バーガーに使うと途端に味わいが和んで食べ口なめらかに。

§ §

 いかにもグランプリらしい「にぎやか」なバーガーです。一方でパティは100gぐらいでもよかったかも知れません。よく利くスパイスがいくつも重なっているので、もうちょい抑えて味わいを整理するか、単純にソースの量を減らすかすると、自慢のローストビーフがもっと顔を出してくれたかも。丸いポテトは「インカのめざめ」。ボイル→カット→フライしたものにトリュフ塩で味付け。これが甘くて美味! 気になるものがいろいろ売ってる、なかなか気になるお店です。いい〜「引力」持ってます。




― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ヒルサイド B2F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-6455-5470
URL: https://www.grand-food-hall.com/
オープン: 2018年9月13日
* 営業時間 *
[食品物販] 11:00〜21:00
[レストラン]
11:00〜14:30(LO14:00), 14:00〜18:00 ※カフェタイム,
18:00〜21:30(LO21:00) ※金土祝前〜22:00(LO21:30)
定休日: 月曜日(祝日の場合は営業、要確認)

2024.8.12 Y.M
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2024年08月10日

# 37 Steakhouse & Bar [六本木] の21日間熟成ブラックアンガスビーフのハンバーガー カポナータと生ハム、モッツァレラチーズを燻製BBQソースで




 そろそろ上げてゆきましょう……今年の「六本木グルメバーガーグランプリ 2024」。まずは"圧倒的王者"、37 Steakhouse & Bar(サーティーセブン ステーキハウス&バー)の今年のバーガーから。

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2024 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills


 まぁ強いんですよ。去年エントリーした「 21日間熟成ブラックアンガス×赤城牛のハーブ&ガーリックチーズと夏野菜バーガー オリジナルスパイス添え」(コレ好きでした)も優勝して、2021〜23年の特別限定メニュー部門3連覇を達成。3年続けて優勝すると「殿堂入り」ルールが発動するので、2015〜17年のレギュラーメニュー部門3連覇に続き、特別限定メニュー部門もこれで殿堂入り。両方殿堂入り。

 だから今年は賞レースには参加せず、"殿堂"の高みから21日間熟成ブラックアンガスビーフのハンバーガー カポナータと生ハム、モッツァレラチーズを燻製BBQソースで¥3,300(税込)一品のみを提供しています。相変わらずの長い品名です。アメブロは入り切らないんじゃないかな。


 今年のパティは21日間熟成のUSブラックアンガスとオージービーフを合わせたサイズ180g。どちらも"リブロース"のようなステーキに使う部位の"端材"を集めて使用。挽きは7mm。成形後ひと晩寝かせてからグリル。下味は付けず、焼く際に「粟国(あぐに)の塩」と黒コショウを振るのみのシンプルな味付け。グリルは炭火の上で。↑ものすごく熾った写真ですが、普段からずっとこんな強火なワケではありません。


 このしっかり丁寧に焼いた大判パティの上に、今年は「カポナータ」「生ハム」「モッツァレラチーズ」をトッピング。カポナータはイタリアのシチリアやナポリの煮込み料理。そこへ「ピペラード」というスペインはバスク地方の料理の「煮込みの上に生ハムを乗せる」食べ方などもヒントにアレンジしています。

 生ハムはイタリア産の"燻製生ハム"。モッツァレラはオリジナルシーズニングを利かせてパンチを増したものがスライスチーズ約4枚分の大量。別添えの燻製BBQソース(赤)は"オリーブオイルにスモーク"をかけて各種調味料と合わせたもの。もうひとつのソース(白)は「37ソース」と呼ばれる創業以来の定番タルタルソースで、クンと香るヒトクセはエストラゴン……という内容。


 短く感想……夏らしい。全体に夏らしい味わい。存在感・安定感抜群のしっかり確かなパティの上に、燻製生ハムの塩気とカポナータのほんのり"明るい甘味"。迫力を有しつつも重苦しくならず、ライトにまとめ上げているところが実に夏らしく。味わいに「余裕」や「ゆとり」を感じる一品です。但し、去年に引き続いて今年もけっこうな水気がありました。そこは変わりなし。

§ §

 このバーガー、審査・投票は出来ませんが(殿堂入りしているので)、スタンプラリーのスタンプはゲット出来ます。「グランプリの回り始めの1店目は『37』から」と決めている客もいるそうで。サーティーセブンは今やすっかり「聖地化」しています。そんなグランプリには欠かせない一店……まぁ"最強王者"ですよ。




# 37 Steakhouse & Bar [六本木] の21日間熟成ブラックアンガス×赤城牛のハーブ&ガーリックチーズと夏野菜バーガー オリジナルスパイス添え
【六本木グルメバーガーグランプリ2016】 37 Steakhouse & Bar [六本木] の37クラシックバーガー TOPPING アボカド

― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-15-1
     六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り2F(けやき坂テラス)
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-5413-3737
URL: http://www.37steakhouse.com/
オープン: 2010年3月15日
* 営業時間 *
ランチ(平日): 11:30〜15:30(LO14:30)
ランチ(土日祝): 11:30〜16:00(LO15:00)
ディナー: 17:00〜23:00(LO22:00)
定休日: 無休(要確認)

2024.8.10 Y.M
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2023年08月05日

# KOREAN BBQ 水剌間 [六本木] の特撰和牛プルコギバーガー




 7月1日から8月31日まで真夏の2ヶ月たっぷり開催! 「六本木グルメバーガーグランプリ 2023」! 今年は本職のバーガー店"じゃない"店のバーガーも鋭意レポートしています。と言うことで4店目はKOREAN BBQ 水剌間(スラッカン)――韓国料理のお店です。

 こちらのリリースにある通り、代官山の韓国料理店「李南河(リナンハ)」が始めたプルコギ専門店が「水剌間」のスタート。最初のスラッカンは2005年、恵比寿にオープン。六本木ヒルズに出来たのは2021年3月のこと。同年のグランプリに初参加して今年で3年連続3度目のエントリー。


 六本木ヒルズの水剌間は頭に「KOREAN BBQ」と付きます。各店それぞれにコンセプトがある模様。なお、スラッカンの意味は「厨房」。それも、王様の食事を作るような「いい厨房」であると。なお、水剌間の真ん中の漢字は「剌」です。「刺す」ではなく、溌剌の「剌(らつ)」。であれば、「水(すい)・剌(らつ)・間(かん)→スラッカン」と読めなくはないですね……この辺の知識は私は全く弱いのでイチイチ面白いです。もうひとつ、「李南河」というのはオーナーシェフのお名前です。フルネーム。


 その「李南河」を"よりカジュアルな雰囲気"にしたのがスラッカンとのことですが、それでもなおフォーマルな趣きがあります。個室も大小5部屋を完備。入口通路にある無数の瓶詰めは焼酎にフルーツを漬け込んだ果実酒。10種類近くありますか。さらに店内にはソムリエの資格を持つスタッフが複数名いて、ワインも豊富。韓国料理とワインの組み合わせは思ってもみなかったので、文字通り「意外」ですね。


 普段のメニューはこんな感じ。写真は平日限定のランチメニュー「煮込みキムチチゲ」¥1,300(税込)。御飯・ナムル盛6種付き。真夏のキムチチゲはまぁ〜辛いのなんの! 汗を掻くこと掻くこと! 専門店の辛さは表面的なチリチリしたものでなく、「ズドーン!」ともっと低い位置から来ますね。だから、舌がヤラれるようなダメージはなくて、その場の暑さと辛さだけでスッキリ完結する感じです。私の知る限り、大久保辺りの町の韓国料理屋で味わうキョーレツな感じとはまた違う、上品で丁寧に作られた味に思えます。

 という店なので、普段のメニューにハンバーガーはありません。ですから、今回出品の特撰和牛プルコギバーガー¥2,500(税込)は、まさに特別限定メニュー。1日10食限定。ランチタイムのみ提供。


 タイトル通り、黒毛和牛のプルコギを主軸に据えた一品です。牛肉は信州プレミアム牛肉。そのバラ肉に特製のプルコギのタレを揉み込み、味を吸ったところでフライパンで炒め。量にして110g前後。その上にキムチとゴルゴンゾーラ。これらともに発酵食品。プルコギの下はザワークラウト(シュークルート)=キャベツの漬け物。これも発酵食品。


 で、その下……トマトのように見えるのはトマトでなく「ソーセージ」。ハムぐらいの直径がありますが、ハムではなくて「ソーセージ」です。かなりの厚切りですね。だからこのバーガーに「パティ」はありません。さらにその下にサンチュの葉が1枚来て、トマトソースを塗ったヒール(下バンズ)……という順。バンズは生地の目が細かく詰まった感じ。

 これがかぶりつくと……甘い! ベタベタに甘い! そして辛いッ! 強烈な甘さと辛さ。プルコギ全開! かなり振り切った味。"強い個性に負けない素材として"選ばれたゴルゴンゾーラチーズも完全に力負けしています。


 「ズーン!」とボディに来るヘヴィな辛さなので、それを「中和・緩衝」するものが私の好み的には欲しいかなと……。バーガー的に発想すれば、例えばフライドエッグとか(両面焼き)。ゴルゴンゾーラでなくクリームチーズとか。サイドのポテトもマッシュポテトなんかが来ると、すごくホッとする気がします……あっ! メニューにマッシュポテトあるじゃないですか。

 さすが専門店の"面目躍如"な一品。一方向に思い切って味を寄せたバーガー。ちょっと「人を選ぶかな」という気もしますが。

§ §

 六本木グルメバーガーグランプリにおいて、韓国料理の店は水剌間が実は「初」ではないかという……私の調べですが。コリアンスタイルのバーガーは分野としては有望、「大アリ」なジャンルなので、今年、さらには来年の10周年大会も視野に「ぜひ活躍して欲しいな」と強く期待しております。ポテンシャル的にはもっと行けるっしょ!




― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ウェストウォーク 5F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-6434-7818
アカウント: https://www.instagram.com/suragan_roppongi/
オープン: 2021年3月31日
* 営業時間 *
平日・祝前日: 11:00〜15:00(LO14:30), 17:00〜23:00(LO22:00)
土日祝: 11:00〜15:30(LO15:00), 17:00〜23:00(LO22:00)
定休日: 無休(要確認)

2023.8.5 Y.M
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2023年08月04日

# BARBACOA [六本木] のホットブラジリアンロデオバーガー




 8月31日まで開催中! 六本木ヒルズを舞台に17店・計22バーガーが"熱戦"を繰り広げる「六本木グルメバーガーグランプリ 2023」! 3店目の紹介はBARBACOA(バルバッコア)……シュラスコの専門店です。「シュラスコ」はブラジルの肉料理、肉の串焼きのこと。つまり、肉を扱うのが"本業"の店なので、必然、ハンバーガーへの期待も高まるワケですが、事実、最近のバルバッコアは「強い」です。

 グランプリ初参戦は2016年。2019年に特別限定メニュー部門で初のグランプリ受賞。しかも「TASTE」「IMPACT」「CREATIVITY」の3項目すべてで最高得点をマークする「3冠」達成のグランプリで、料理長の「ダヨ」さんも大喜び。2021年にはレギュラーメニュー部門でもグランプリ獲得。今年3度目の受賞を狙います。


 本店はブラジル・サンパウロ。公式サイトのストーリーによれば、従来のシュラスカリア(シュラスコを提供するレストラン)は庶民的な店が多かったところを、ハイクラスにグレードアップさせたのが「バルバッコア」であると。創業は1990年。ブラジル・イタリア・日本に店がありますが、今や日本の方がブラジルより店舗数が多いそうで、東京に7店・大阪に2店を構えます。日本上陸は1994年。1号店は東京・青山。六本木ヒルズ店のオープンは2014年12月。


 ハンバーガーはランチメニューに「クラシックチーズバーガー」¥2,800(税込)が1品。これは2021年にグランプリを獲ったバーガーとは別物です。そして、今年の特別限定メニュー部門にエントリーしているのがホットブラジリアンロデオバーガー¥3,200(税込)。1日限定10食。昼夜とも食べられます。180gパティの上にコステーラ・デ・ボイ="ショートリブ"が乗る一品……。


 カナダ産ビーフのショートリブ(バラ肉)をシュラスコ専用のロティサリーで4時間グリル。下準備は岩塩を振る程度。あとはひたすら遠火で火を入れ、4時間後にはホロホロのジューシーに焼き上がっているという。

 このロティサリーは「シュラスケーロ」と呼ばれています。バルバッコアでは高級外国車が1台買えるほどの値段の特注のシュラスケーロを使用。横幅7〜8mはある巨大な機器が壁一面に埋まっています。これを使いこなしてシュラスコが焼けるのは認められた指折りの"職人"のみ。彼らは「パサドール」と呼ばれており、1店舗に必ず1人はブラジルの本店から本場のパサドールが派遣されているそうです。


 そんな特製のショートリブが乗り、さらにベーコン、スモークチーズ、グリルドオニオン、チリコンカン、サルサ、サウザンソース、ピクルスが重なる一品。最初は「乗せ過ぎかな?」と思ったのですが……このバーガーも「パティが確か」。

 パティはUS産ブラックアンガスのイチボ(ピッカーニャ)と鹿児島産の和牛を合わせた180g。鉄板で焼いたのちオーブンで仕上げ。適度な粗挽き肉の「ザラザラ」とした粒立ち。「ほろほろ」とほぐれる食べ口。さまざまな味が飛び交う中、しっかりとした"足腰"で立ち続ける安定感。大変優秀! それを助けるバンズはグラハムか。こちらも安定感よし。


 パティの上にとろけるスモークチーズのクリーミー。そして、ショートリブがまぁ〜やわらかくてジューシー! これは"ヤバい"おいしさ! 乗っているのはひと切れ=40〜50gほどですが、食べた感じはソレ以上。その数倍は乗っているような圧倒的な存在感。パティの下のグリルドオニオンもジューシー。

 さらにソース系が3つも来ますが、それぞれに機能して「ごちゃっ」と濁らず。「実は肉にも合う」という特製サウザン。ライム果汁とパクチーが入ったサルサもさわやか。強めに焼いたベーコンも「カチッ」とその食感を利かせています。そして「乗せ方がザツだな」と最初は思ったピクルスがまた優秀! 暴れる肉やソースをそのコリコリ食感でビシッ! とまとめ上げています。


 ハデな要素をこれだけ山盛りに背負いながら、みごとに乗りこなすその手綱さばき! それを叶えているのは、ひとつはてっぺんのピクルス。ひとつはバーガー内の各パーツがバラバラにならぬよう繋ぎ止めるスモークチーズ。そして何より、パティとバンズの抜群の安定感・存在感。とにかく、これだけの内容を支え切れるパティのおいしさに尽きます。それがあってこその、この「暴れ牛」の乗りこなし! Yee-Haw!

§ §

 好成績と高評価の理由がなるほど、よ〜くわかりました。これは強い! なお、料理長ダヨさんの出身地はなんと、アフリカのモーリシャス。このダヨシェフの感性とイマジネーションはちょっと計り知れませんね……ぜひまた別の機会に深く探ってみたく思ってます。ブラジル料理の専門店でモーリシャス人のシェフが作るテキサススタイルのハンバーガー……それだけでもぉ〜十分ユニーク!




― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-1
     六本木ヒルズ ウエストウォーク 5F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-5413-3663
URL: https://barbacoa.jp/
オープン: 2014年12月12日
* 営業時間 *
平日: 11:30〜15:00(LO14:00), 17:00〜23:00(LO22:00)
休日: 11:00〜16:00(LO15:00), 17:00〜23:00(LO22:00)
定休日: 無休(要確認)

2023.8.4 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 11:55| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月02日

# Obica Mozzarella Bar [六本木] のブッラータバーガー




 7月1日より開催中の「六本木グルメバーガーグランプリ 2023」。続いてはObica Mozzarella Bar(オービカ モッツァレラバー)……モッツァレラチーズの専門店です。小売店でなくレストラン。グランプリには2015年から参加。

 本店はローマです。2004年の創業。イタリアの他にイギリス・アメリカ・日本・ポルトガルに展開。日本国内は東京・横浜・大阪に計6店。その国内1号店が六本木ヒルズ店。オープンは2008年11月。当初は「ヒルサイド」エリアのB1F、けやき坂に面した場所にありましたが、2018年に現在地へ移転。「メトロハット」横のこの一角は、地上を行き来する際にヒジョーに目立つ場所で、ゆえに午後も夕方も終日にぎわう人気店!


 今回訪ねてよーくわかったのが、ただのオシャレなイタリアン「じゃない」ことです。まず、モッツァレラチーズだけで「5種類」もあります。水牛(ブファラ)のミルクで作ったモッツァレラ、それをわらで燻製にしたもの等々。そしてピッツァ然り、パスタ然り、ラザニアもミラノ風カツレツも、フードメニューの多くがモッツァレラを使った料理であるという――そんな専門店です。

 なお、ピッツァは近年イタリアで大人気の「ピンサ」をベースにしたオリジナルスタイル。ブランド統括料理長の漆屋シェフによると「ピンサの要素を日本に持ち込んだのはオービカが最初じゃないか」と。


 さらにフードメニューはすべて「にんにく・玉ねぎ」不使用。五葷のようですね。ブイヨンやだしなどの旨味を足すこともあまりせず、素材の味そのままを提供するのがオービカ流と。ワインはほぼオーガニックワインで、ほぼイタリア産。

 そんなメニューの中にバーガーがあります……。ランチ&ブランチメニューに水牛モッツァレラを使った「O'バーガー」が、そしてディナーメニューにあるのが、今回レギュラー部門にエントリーしているブッラータバーガー¥2,800(税込)。夜のみならず終日注文可能です。


 これが噂の「ブッラータ」。名産地であるイタリア・プーリア地方から空輸したもので、細かく裂いたモッツァレラを生クリームと和えたもの=「ストラッチャテッラ」を袋状のモッツァレラで包んだフレッシュチーズです。写真は300g=5,500円のブッラータ。

 水牛の乳でなく牛乳で作ったブッラータです。冷たい水の中から取り出して包丁で切ると、モッツァレラの袋の中から「おぼろ豆腐(寄せ豆腐)」のような質感のものが、流れ出すでもなく、「でろり」と……。


 そのまま食べたり、トマトや生ハム、フルーツなどを添えたりしますが、常温に戻すとチーズ本来の風味がより味わえるので、冷蔵庫から出してすぐでなく、「ちょっと待ってから」食べるのがポイントと。

 この300gのブッラータの4分の1=約80gがパティの上に乗るのがブッラータバーガー調べたら本国イタリアのオービカにも同じ名前のメニューがありました(内容は多少異なります)。六本木ヒルズのブッラータバーガーは、国産牛のもも肉に黒毛和牛のスネなどを合わせた120gパティに特注バンズ、その裏にアンチョビバター、野菜はルッコラ、そして80gのブッラータ……という内容。シンプルです。


 推定8mm前後の粗挽きパティをガスの直火でグリル。振り塩はせず、塩はすべてパティの中に。同じグリラーでバンズもトースト。そもそも焼き色濃いめな表面に、ピザを思わせるほどの黒いコゲを何ヶ所も作って、かなり強めのトースト具合。色のきれいなルッコラは茨城産。

 感想……まずはその"よく焼き"バンズおよびパティが放つ強いコゲの風味。続いてチーズのねっとり……これが強く粘るでもなく、融けて流れてしまうでもなく、冷めて固まるでもなく、淡い塩気と微かなミルクの風味をまとって、バーガーの間に留まっているという……その"何とも言えない存在感"がこのバーガーの最たる特徴。何とも不思議な一品です。


 上下バンズの裏のアンチョビバターがちょっと利き過ぎかな。塩気が強いので、私の味覚ではもうちょっと穏やかに抑えてもよいかと。ピザを意識したような芳ばしいコゲの風味とブッラータの「とろ〜り」が二大特徴。その対極的な味覚の間を行ったり来たりしつつ、味わう……そんなバーガー。シンプルでストレートなようでいて、案外尖がってます。アクセントにフルーツなど入れたものも食べてみたいな……などとも思ったり。

 もう一品、特別限定メニュー部門にエントリーしている「タルタルステーキバーガー」¥3,800(税込)はなんと! 生の馬肉120gのバーガー。こちらはストラッチャテッラが乗ってます。

§ §

 ハンバーガーにおけるモッツァレラ(のスライス)はかなり重要なチーズで、先日の「カレーシャック」の例のように、味と味とを繋ぐ「ジョイント役」をさせたら右に出るものがないほどの適役です。そんな"繋ぎの名手"を主役に据えたバーガーということで、その辺からしてそもそも面白い、モッツァレラ専門店のチーズバーガー!




― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-4-1
     六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ 1F
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩3分 地図
TEL: 03-5786-6400
URL: http://www.37steakhouse.com/
オープン: 2008年11月25日
営業時間: 11:00〜23:00(LO22:00)
定休日: 無休(要確認)

2023.8.2 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 19:05| 六本木グルメバーガーグランプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月01日

# 37 Steakhouse & Bar [六本木] の21日間熟成ブラックアンガス×赤城牛のハーブ&ガーリックチーズと夏野菜バーガー オリジナルスパイス添え




 7月1日より開催の「六本木グルメバーガーグランプリ 2023」……お待たせしました、ようやく記事アップです。六本木ヒルズを舞台に17の飲食店の計22バーガーがエントリーして、8月31日まで"熱戦"が繰り広げられます。食べた人による"投票"でグランプリを決定。こちら、37 Steakhouse & Bar(サーティーセブン ステーキハウス&バー)は優勝5回の強豪中の強豪!

 2014年の第1回大会から参加を続ける"最初期メンバー"のひとつで、2015・2016・2017と3年連続でレギュラーメニュー部門グランプリを達成して"殿堂入り"。2018年以降はレギュラー部門のエントリーは「ナシ」で、特別限定メニュー部門のみ参加という。要は「強すぎ!」と認定されたワケです。


 通常メニューのハンバーガーは1品のみ。「21日間熟成ブラックアンガスビーフ×オーストラリアビーフのクラシックバーガー」というメニューが平日ランチおよび週末・祝日のブランチメニューにあります。平日はパティ100g ¥2,000(税込)、180g ¥2,600(税込)でスープ・ドリンク付き。3連覇中の2016年に食べた際には「37クラシックバーガー」という名のバーガーがレギュラーメニューでした。殿堂入りしたのもそのバーガー。


 なお、「37クラシックバーガー」は2020年のグランプリで一度復活しています。この年はコロナの影響で通常開催でなく「2014年〜2019年の受賞バーガー復活」という変則開催だったため、一年限りの"カムバック"を遂げた次第。以上がレギュラーメニューのお話です。ここからがいよいよ本題……。

 今年のグランプリにエントリーしているのは特別限定メニュー部門の21日間熟成ブラックアンガス×赤城牛のハーブ&ガーリックチーズと夏野菜バーガー オリジナルスパイス添え¥3,400(税込)。名前長いです。ランチのみ提供。平日はスープ・ドリンク付き。そして平日のみパティのサイズを100gに変更可。


 炭火で焼いてます。これは参加店中でも少数派。「粟国(あぐに)の塩」という沖縄の塩と黒コショウを振ってグリル。パティは豪州産ブラックアンガスと群馬の銘柄牛「赤城牛(あかぎぎゅう)」を合わせた180g。レギュラーパティとは別仕様、このグランプリのための"スペシャル"なパティ!

 アンガスはリブロース、赤城牛はポーターハウス(=サーロイン+フィレ)を使用。ステーキには使えない"端材"を活用しているワケですが、それこそがステーキハウスならでは出来る「特権」。おかげで実にいい〜肉! クセのない素直な味わいで、ふっくら厚みを持たせたパティはバンズともどもサックリ食べやすく、口の中にスッと滑り込んで来る食べ心地のよさ。この時点で既に十分美味。


 そこへ乗る「ブルサンチーズ」……そのガーリック味の活躍ぶりがみごと! 各種野菜には特に強い味付けをしていないため、このバーガーの味はブルサンチーズのガーリック味が「一手に握っている」と言って過言ではないです。言うなれば、このバーガーの司令塔……それがこのブルサン。

 基本のパティとバンズ+チーズ……この3点で十二分においしいので、まずは何も乗せずに「野菜なし」で味わうことを強くおすすめします。ステーキハウスが作るパティのクオリティをまずは存分にご堪能いただきたく……。


 野菜を乗せると、食べるには現実的でないこの高さ。レッドオニオン、厚切りトマト、ミックスリーフの生野菜3点にグリルした米茄子、ズッキーニ、パプリカの夏野菜3点。正直やや乗せ過ぎなバーガーですが、しかし、かぶりついてみると、パティとバンズの基本がしっかりしているので味がブレません。

 散々乗せているようでいて、食材それぞれの間に「隙間」があり、個々の風味・食味が自由に発揮されるだけの「余地」が確保されているところがミソ。特にセルバチコは風味がきれいに抜け出て美味。その「詰め込まない」造りがみごと。


 おそらくこれもブルサンチーズの威力。ソースや調味料をいくつも使わず、ほぼすべての味付けをブルサンのみに任せたことで、味わいがゴチャつかず、ぐぢゃっと混ざり合わずに、きれいに整理されて感じられる。実際バンズの裏も何も塗ってません。ブルサンチーズの味「一発」でこのバーガーは形成されているという……「こんなチーズの使い方もあるんだ」という新鮮な驚きです。

 そこへ「味変」要員として前評判の高いオリジナルスパイスをかけると……これまたイイ〜抜け感! 気持ちよく味を利かせます。ケイジャンスパイスのヒリッとした辛味にレモンスパイスの甘味と酸味。それぞれにキリッとよく利いて、最後まで気持ちのいい一品。但し、野菜から出る水気がやや多いのが難。

§ §

 なるほど、グランプリ5回の実力ですね。横綱相撲的な安定感。これが出て来るなら「そりゃ〜勝つでしょ」というバーガー。バンズも生地感しっかり、ブリオッシュ的なコクがあって好アシスト。パティのキャラとよく合ってます。何はともあれ良質・上質なパティのおいしさ……それに尽きる!




【六本木グルメバーガーグランプリ2016】 37 Steakhouse & Bar [六本木] の37クラシックバーガー TOPPING アボカド

― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-15-1
     六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り2F(けやき坂テラス)
     東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-5413-3737
URL: http://www.37steakhouse.com/
オープン: 2010年3月15日
* 営業時間 *
ランチ(平日): 11:30〜15:30(LO14:30)
ランチ(土日祝): 11:30〜16:00(LO15:00)
ディナー: 17:00〜23:00(LO22:00)
※ハンバーガーの提供はランチのみ
定休日: 無休(要確認)

2023.8.1 Y.M
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2023年07月29日

# 今年も開催中〜六本木グルメバーガーグランプリ 2023!




 今年は7月1日から8月31日まで丸々2ヶ月間開催の「六本木グルメバーガーグランプリ 2023」……取材してます。もうすぐアップ出来ると思いますので。お待ち下さい。

 今年は17店・22バーガーがエントリー。「TASTE」「IMPACT」「CREATIVITY」の3項目を5点満点ないし3点満点で評価する方法は例年と変わらず。それと「スタンプカード」がありまして、エントリーのバーガーを3つ食べると500円分のチケットになるという。これは去年もやってましたね。ではとりあえず、歴代グランプリ受賞店をおさらいしておきましょう。こんな感じです……。

2014年:
レギュラー「リゴレット バーアンドグリル」
特別限定メ「エーエス クラシックス ダイナー」

2015年:
レギュラー「37ステーキハウス & バー」
特別限定メ「リゴレット バーアンドグリル」

2016年:
レギュラー「37ステーキハウス & バー」
特別限定メ「リゴレット バーアンドグリル」

2017年:
レギュラー「37ステーキハウス & バー」
特別限定メ「エーエス クラシックス ダイナー」

2018年:
レギュラー「リゴレット バーアンドグリル」
特別限定メ「ヒルズ ダル・マット」

2019年:
レギュラー「リゴレット バーアンドグリル」
特別限定メ「バルバッコア」

2020年:
※歴代受賞作が復活する形式による特別開催

2021年:
レギュラー「バルバッコア」
特別限定メ「37ステーキハウス & バー」

2022年:
レギュラー「リゴレット バーアンドグリル」
特別限定メ「37ステーキハウス & バー」


と言うことで、通算のグランプリ獲得回数は「リゴレット バーアンドグリル」が6回、「37ステーキハウス & バー」が5回になりました。この2店がずば抜けて強いですね。あとは「エーエス クラシックス ダイナー」と「バルバッコア」が2回、「ヒルズ ダル・マット」が1回……グランプリ経験のある店は以上「5店」です。

 「37ステーキハウス & バー」は、2015・2016・2017とレギュラーメニュー部門「3連覇」を達成したために「殿堂入り」になりまして、今年もレギュラーメニューのエントリーは「なし」、特別限定メニュー部門のみの参加です。

§ §

 さて今年はどうなりますやら……。既に開始から1ヶ月近く経ってしまいましたけれども、いい加減に記事を上げて参りますので、「楽しみにしている方」はどうぞお楽しみに……。

 ■六本木グルメバーガーグランプリ 2023 | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills




2023.7.29 Y.M
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