2010年02月01日

# 221 SURF TACO [横須賀]


# 横須賀
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 ヨコスカネイビーバーガーでお馴染み! の本格メキシコ料理店「TSUNAMI/津波」の姉妹店――SURF TACO(サーフタコ)。ネイビーの間では「TACO STAND」の名で通っている。

●WILD BOY'z

 元々は伝説の波乗りシゲさんが1979年9月に始めたサーフショップ「CRUEL SEA(クルーエル・シー)」だった場所である。オープン当初のCRUEL SEAはわずか1坪半――波乗りシゲの"もうひとつの伝説"は、たたみ3畳からスタートした。


 その後サーフボードの販売は新店「BLOW LINE(ブローライン)」に移して(今のTSUNAMI/津波が在る所)、新たにスケートボードショップ「WILD BOY'z(ワイルドボーイズ)」に衣替えしたところ、スケボー隆盛の時期と重なり、また店長がカリスマ的ボーダーであったことから「リスペクト」する若者が大挙押し寄せて、スケボーファッションの発信地として一躍その名を馳せる。

 その後もコノ同じ角地でサーフ系のファッション、ウェアを中心に物販を続けていたが、2003年7月、奥さん桂子さんが突如「飲食やりたくなっちゃった」と言い始め、かくて運命の扉は開かれたのである――。


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2009年12月12日

# 218 TSUNAMI/津波 [横須賀]


# 横須賀
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 そしてどぶ板通りをゲート近くまで進むとコノ店。2009年1月30日、ヨコスカネイビーバーガー開始時4店のうちの1店である。本来はメキシコ料理。


●狼煙

 昨秋11月、市役所より「ヨコスカネイビーバーガーを始めませんか」と話があり、急ピッチで準備を進めて本年1月末にゲッティングアウト。当初感じを掴むまではパティは自分で手で捏ね、まな板をくり抜いて作った「木枠」を使って成形。なので1日限定30個しか出せなかった。


 ところが開始早々予想をはるかに上回る反響があり人気爆発! いきなりのテイクオフ。8月は1ヶ月の販売数なんと5,000個! 創業40年の老舗「ハニービー」と共に2本柱の大活躍を見せた。

 爆発したのは人気だけではない――日々凄まじい数の肉を焼くため、メンテに時間を当てる暇の無いままダクトの中に煤(すす)が溜まり続け、ついにコレに引火。ぼや騒ぎに。スタートからまだふた月半、春4月のことである。この火事を機に厨房内を一新、排煙装置2本を建物の5階屋上まで伸ばした。設備投資も全く馬鹿にならない。


 しかしそんな熱狂の日々にもオーナー夫妻は一向に満足していない。「毎日ばたばたしています。数は出ますがちゃんとできてるか不安な日々です」とお便りまでいただいた。そう、それがこのにわか町おこしイベントに私が興味と好感を持った理由である。市の取り組みはもちろん、関わっている人々はとにかく真剣だ。「ハンバーガーは奥が深くて、手を染めるほどに難しい」とオーナー夫人につくづく語られたときは、私もただ「そうですね」としか返しようがなかった。

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2005年06月12日

# 070 BUSS STOP [横須賀]



 こちらは市街からバスで10分ほどのところ、池上中学というバス停の目の前。なのでバス ストップ(←スペース入ります)。バスは案外な乗車率の高さ、しかもみなさん揃って池上中学で降りる。ずいぶんと利用客の多いバス停だなぁ……と思っていたら、近くに有名な菖蒲園があるそうで、そのお客さんでした(ちなみに市の花はハマユウ)。

 さてバス停前のバーガーショップ、入ると中は真のお手製、ログハウス風。木のベンチ、木のテーブル、木のカウンター、そして鞍馬のように背の高い、木のカウンター席――みんな手造り! 唯一天井のみが未処置、安い飲み屋か古本屋みたいでやや減点。入口と奥の窓を開け放って風通し良くした店内に、心地好い初夏の微風がそよとすり抜けてゆく。さらに壁の扇風機2台が首を振って、この日の暑さを(と言っても大したことなかったけど)和らげている。BGM――無音。だが奥には立派なDJブースがあり、夜にはブルースのライヴもやる。コロガシ(床置き用モニタースピーカー)が積んであり、柱にはなんとスピーカーが縄でくくりつけられている。

 店はバンダナ巻いてお店のオリジナルTシャツ着たお母さん一人。佐世保を思い出す。バーガー類18品、400円を超えるモノはない。トッピングも体系化されている。他にタコス、クレープ、チャーハン・丼モノまで。チーズバーガーは290円だが、自家製ミートソースを使ったBSバーガー¥340にチーズ¥30をトッピングして¥370のBSチーズバーガーを。薄〜いコーラを飲みながら。

 オモテに「浜田パン」というパン屋のパン箱が置いてあったが(創業明治27年、横須賀では有名なパン店)、ソコのモノであろう表面何もないバンズ。裏も"底"もよく焼かれており、サクサクッとして美味しい。中はトマト、BSソース、オニオン、チーズ、パティ、レタス、バンズ(heel)。穏やかな味の自家製BSソースは特に強い主張も無いが、しかしもちろんレトルトなニオイなど一切しない。四角いパティはつなぎ使用の合挽きでハンバーグ味。レタスの折り畳み方が見事。別段強烈な押しも仕掛けもないバーガーだが、それでも最後の一口が妙においしかった。

 「ハニービー」同様、額相応・手ごろなサイズ。整った、あるいは日々作り慣れた印象を受ける。クレープ、フランクフルトなどとともに昼間は中学生のおやつに、そして夜はブルースの生演奏が似合うバーの酒のつまみにと、一日中それなりな数が出ているのに違いない。ぜひ中学生には安いからと言って某Mのバーガーなど食べないでもらいたいものだ。お母さんの愛情がたっぷりこもった手作りバーガーがあるのだから。

§ §

 外人さんもやって来る。本気で日本語が話せないらしく、注文時片言すら出てこない(と言ってもメニュー自体すべて英語なワケなのだが……)。が、コレに応じるお母さんもまた英語は話せないらしい。すぐ目の前がバス停だけあって、4〜5分おきにプシュー……というバスの気配がするので、長居しても飽きることがない。


2005.6.12 Y.M

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2005年06月11日

# 069 ハニービー [横須賀]


 ……これまで日本のバーガー発祥を称する店をいくつか巡ってきた。いずれが先か…は定かでないが、とにかくどの店にも共通して言えるのが米軍との関わりという一事である。

 泉麻人氏のコラムによれば(ページがなくなってしまった!)、六本木の「ハンバーガーイン」が最初に在った飯倉は、近くに駐留地があって…と確かそのようなことを書いていたように思う。仙台の「ほそや」も某記事に「仙台は軍都でもあった」「終戦後、軍関係の施設が置かれたことがある」とあり、日比谷の「ニューワールドサービス」はGHQに接収されたビルの中に在った。佐世保については最早言うまでなかろう。

 さてソノ佐世保の味を知ってしまった身としては「美味しいバーガーは基地のソバにアリ!」という単純な発想が湧いて湧いて仕方がない。それが安易なのか妥当なのか―コノ仮説の真否を確かめるべく、米軍キャンプの周辺を巡る企画を打ち立てたのがこのページ――題して"基地編"


ハニービー(honey bee)



 国道16号沿い、米海軍横須賀基地のゲート前、裏手はどぶ板通り――横須賀臭ふんぷんのロケーション。'68年オープン、この西暦は米軍的にはヴェトナム戦争のさ中、音楽的に言うと……フムフム、大変に興味深い年である。'68年。

 何て言うか……とにかく空気が古い。この古さは演出ではない。演出では成し得ない。ラーメン博物館やら何やらのような、昭和○年代風美術ではないのだ。本気で年を経ている。ジュークボックスが通信になろうと、スロットマシンがコンピュータになろうと、依然変わらぬ古臭〜いニオイの中で息している――そんな店。


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