2005年08月06日

# 081 L.A.S.T [横浜・みなとみらい]




 さてクイーンズスクエアから運河を渡ってワールドポーターズの5F。上記「アメリカンハウス」のグループ店にして、汐留にも出店を果たした南カリフォルニア料理の店。"南"って……ただのカリフォルニア料理とは違うのか。

 どういう料理が出て来るかはわからぬが、出てくる料理のボリュームだけは容易く想像のつく店構え……こういうアメリカンダイナーな店って得だよネ。ボリュームたっぷりのアメリカンサイズの凄まじさにお得度満点! ワイワイ取り分ける門にゃアンハッピーな福なぞ来ぬわいなと。だからイイコトずくめ! だからこそ……!! 入店には"覚悟"が必要……対岸で1個食べ、運河渡っただけの間隔でさらにバーガーもう1個、果たして食べられるのか……?? 「バーガーは別腹」――なんて腹、私は持ってないので、その辺根性だけで何とかやっとります。でも大丈夫! 味覚だけは正常に保つよう、努めておりますので……。

 ワールドポーターズの広大な空間をふんだんに使った広々とした店内。しかも窓外はコスモワールドの大観覧車という好立地。基本はアメリカンハウスに同じ。赤白チェック柄のテーブルクロス。ギトギト真っ赤なソファも背を低くして健在。でも大多数は椅子席。そして壁が茶色になって、コレでグンと落ち着いたダイナーでクラシカルな雰囲気に。こちらも接客がちゃんとしていて、テーブルの担当者はまず名を名乗ってからメニューを渡す――昨今稀に見る武士道精神スタッフは一様に縦ジマの、アメフトだかホッケーだかのレフェリーの恰好――但し下はジーンズ。どうせなら下も黒のスラックスで決めてくれるともっと良いように思うのだけれど。BGM――ダル目のソウル/ブラック。

 アメリカンクラシックバーガー¥1,250。お好みでチーズも……とあるのは料金の内らしく、トッピングではない。アメリカンハウスとはいろいろと違う。皿は無地。フレンチフライの太さも違う。バンズは皮がフランスパン的なやや張った感じで、ケシもゴマもなし。中身――甘いマヨソース、フリルレタス、生オニオン、赤々としたトマト、チェダーチーズ、パティ、バターを塗った下バンズ(heel)。パティがヒット! 「アメリカンハウス」に似たモヤッとした感じなんだけど、肉汁がよく滲み出てその分食べやすい。やはり甘めの、角のない丸い味タテに割ったピクルスはアメリカンハウスと同じ味だった。あとはコールスロー、コイツは付け合わせとしては最高!

 店名のL.A.S.Tとは「Love. American. Story. Time」――なんだ、カタコトじゃんか。アメリカンハウスに至ってはベッタベタの一般名詞、'78年当時はこんなネーミングが通用する世情だったのね……と、この国の当時を振り返ってみたり……。

 ところで「STOVE'S」も「FLASH BACK CAFE」も「TROUBADOUR」もそうだったが「同じ経営者が同じ市の中に、それぞれ名前の違う店を何店も持っている」というパターン、多いね。しばしの間過ごした鳥取においてもそうだったのだが、ちょっとイイ感じの店があって入ってみると必ず、同じようにイイ感じの何処々々と姉妹店……というのがほぼ例外ナシのパターンだった。やはり限られた市域の中では手を変え名前を変えて、趣向をちょっとづつずらして店を出してゆく――というのが定石なんだろうか。こうした手法には強く地方都市的な匂いを感じ取ることができるように私は思う――経験的に。

 そう考えると「ラッキーピエロ」はエライね〜。ラッピに限っては函館市内外に10店舗余り、すべてラッピの看板でチェーン展開という、愚直なまでの道の切り拓き方を見せている。まぁ目指すところが違うと言われればそうなのかも知れないが、とにかくラッピが異常で、アメリカンハウスなどの展開のさせ方の方が至極正常と言って正しいのだと思う。

§ §

 ……あぁ最後に「アメリカンハウス」と「L.A.S.T」の違いをもうひとつ――「L.A.S.T」はサービス料しっかり10%。でもあれだけしっかり対応してくれたら十分納得の10%と言うことで――。


# L.A.S.T [横浜・みなとみらい] のチーズバーガー extra エッグ

2005.8.6 Y.M

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2005年08月01日

# 080 AMERICAN HOUSE [横浜・みなとみらい]




 78年元町で生れ愛され続けてきたアメリカンハウス――なんてあるんだけど、こんな店、元町にあったっけ……?

 とは言え父母に連れられてよく元町に行っていたアノ頃、我が興味の対象は幼子にふさわしく「ファミリア」であり「喜久家」であり、当時まだ輸入食料品店でしか扱っていなかったミルキーウェイであったワケであり、目に入らない・留まらないのはある種当然、道理である。

 なので元町商店街のどこかに確かに在ったのだろう。その地元の生え抜きがクイーンズスクエアに店を出したワケである――すばらしい! 大体、再開発などしてピッカピカの駅ビル・ショッピングセンターが建造され、7・8F辺りにレストラン街など出来たりすると、入る顔ぶれは毎度決まって「新宿○○」とか「銀座○○天」とか「とんかつ○○」とか、どの街行っても見た顔・知った顔――これぞセット販売の極み。そんな中、たとえ一店でも地元組の出店などあるのは、止め処ないマンネリズムの氾濫に一矢報いるかのようでちょっと気持ちよい。

 クイーンズスクエア横浜[アット!]セカンドに入る店。店の手前がフードコートになっているのだが――またはフードコートの"奥に在る"とも――コノ一角、庭先に設えた野鳥のエサ場みたいな印象。小鳥一匹やっと止まれるくらいの"辛うじての"エサ台の上に、遠方よりお越しの渡り鳥ご一行を集めては乗せ集めては乗せ、それで一時の休息を与えてる気に"なっている"……そんなイイカゲンな空気が感じられて、全く良い気がしない。と言うか、私は到底使う気になれない。なのでその奥に構えるコノ店にも同様な印象を持っていたワケなのである――店員がメニューを持って来るまでは

 白と赤の店。ギトギト真っ赤なソファ、白壁一面サインボードにナンバープレート、そしてネオンだらけ。きわめてゴチャゴチャ。フードコートの印象も重なって、さらにゴチャゴチャ……。しかしその印象は店員がメニューを持って来て後、一変……。雑然として落ち着かぬ中、不意を突く礼儀正しい挨拶、丁寧な接客……やはりサービスこそ偉大ですな! ただそれだけのことですっかりイイ気分になってしまう単純さ。

 にしても場所が場所、いわば観光地の最前線に押し出されているような店なので、きっと利用客も日々相当な数だろう。店内備品の消耗もちょっと奥まった立地の店とでは比較にならないくらい早いのかも知れない。それもあってか全体にややボロッとした箇所が目に付いて……あぁいや、6月10日から24時間営業になったのね? だからか……掃除する間もないワケで、それがゴチャゴチャの主因だろうか? BGM――70's&80'sヒッツが無節操のてんこ盛り。

 アメリカンクラシックチーズバーガー¥980。「自家製でバンズを焼いています。100%ビーフを使用したパティをチャーブロイル(炭焼き)してジューシーに仕上げてあります」フカッとしたバンズは表面白ゴマ、皮にエラク糖分の甘味のあるバターロール系バンズとしてはちょっと味が立ち過ぎているようにも思うが。

 中身はマヨネーズ、チーズ、パティ、やや水気の多過ぎるトマト、単体で食べると辛いがしかし水分を豊かに含んだ生オニオン、フリルレタス、バターを塗った下バンズ(heel)。パティはモヤッとしてかなり地味。それ単体では塩味を持っているようだが、味の主導権はマヨソース+バンズの甘味であり、トマト+オニオンの水分と相俟って全体としても丸い甘味のある、食べやすい味に落ち着いている。個々にはさほどとは思わなかったが、コノ辺りがバーガー的マジックの妙か。

§ §

 皿に注目――手前に「GARLIC JO'S」、奥に「L.A.S.T」――隠れた位置に「AMERICAN HOUSE」がちゃんとあるのだが、コレ、株式会社アメリカンハウスの経営する3店共通の皿らしく。他に計9つの店名で展開するハマの生え抜きは、横浜市内に留まらず、汐留、お台場……そしてなんと! カリフォルニアにも進出しているとはホントの話。でもってグループ店の一つ、ワールドポーターズに入っている南カリフォルニア料理のL.A.S.Tも同様にアメリカンなバーガーを扱っているとわかり、普段ならグループ店は"省略"でとりあえず済ますところを、ついふらっと……。 (つづく)

2005.8.1 Y.M

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2005年07月26日

# 079 FLASH BACK CAFE [横浜・関内]




 昔一度だけ入ったことあったかなぁ。そんときはピニャコラーダを頼んだっけ――。

 中華街・玄武門の側。右手に中区役所、左手に横浜スタジアムを見る立地。店名が如く、70's&80'sミュージックの輝きを今日に燦然とフラッシュバックさせる店――時代の継承者たるステイタスないしは"貫禄"を帯びつつ……と、私の中では中学生時分からずっとそんな位置に置いて、しかも永らく傍目に見続けていた。但し実際、いつからある店なのか定かではない。

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2005年07月24日

# 078 JACK CAFE [横浜・日本大通り]




 横浜市中区海岸通1-1。大さん橋の入口、開港広場前。真っ直ぐ走る海岸通りがちょっとだけクイッと折れ曲がるココのカーブは、異国的な港町の情緒をとりわけ強く漂わす一角。その異国情緒の発散元たる古いビルヂングの並び――当"隧"道を始めて以来、ずっとコノ並びにバーガーの気配を感じ続けていたのだが、よりによって横浜国際花火大会の当夜、つい近寄り過ぎてそのまま中に吸い込まれてしまった。

 外は今さらながらにベストポジションを確保しようと躍起の見物客の右往左往、車道は歩行者天国になり、ドンパン打ち上がる花火の轟音をすぐ目と鼻の先に聞きながら、花火客諸氏よりずいぶんお先にお店入り、我独り貸し切り状態にての快感、この上なし。神奈川県警交通課の大さん橋入場規制の案内、喧しく。

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2005年07月03日

# 074 U.S.S. SEAMEN'S CLUB [横浜・本牧]




 本牧(ほんもく)――鉄道が通っておらず(かつては市電があった)、その知名度のわりに公共交通機関はバスしかない陸の孤島またはちょっとした穴場スポット。桜木町駅から市営バス海づり桟橋行き――この行先からして何となくさみしい――で20分、バス停船員センター前のホント目の前

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2005年04月13日

# 049 TROUBADOUR [横浜・たまプラーザ]



 神奈川県および首都圏以外にお住まいのみなさんのために一応注釈――以下に紹介する店のある東京急行田園都市線たまプラーザ駅は、横浜は横浜でも港も見えなければ海もない、市の最北西に位置するベッドタウンである。横浜市はとにかく広いのだ。

 たまプラーザと言えば『金妻』(未見)の舞台となった高級……あぁそんな説明つまんないやネ……まあそんな東急謹製住宅街の只中に忽然と現われるならず者の館。店の上空をそれこそ鷲が旋回していてもおかしくない、実際筋金は入ってないけど筋金入りの木造二階建一軒家。そう、まさに"一軒家"という言葉がふさわしい。


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2005年03月27日

# 045 STOVE'S [横浜]



 帷子川のほとり、相鉄ジョイナスの駐車場に入る豪快な連絡橋――コイツは我が幼少のみぎりからある――の真下の角地を利用した三角形なお店。きわめてアメリカン、床も柱も年季の入ったウッディ。カウンターの背なし・革張りの鞍馬のような……てか、西部劇でカウボーイが酒場の入口で馬の手綱を結わえる木があるでしょ? あんなカッコした椅子――なんてぜひ一度座ってみたい。ただし……外はビルの外観そんまんま赤レンガタイルにサッシの窓――きっと当初は外見のダサさに頭を悩ませたことだろう。'94年オープン。だから早十一年目。本来夜行くべきお店なんだが夜はいつも大人気なのと、きっと暗くて撮影できないだろうという読みから、昼間に。本日日中のBGMはレゲエ。ライヴもやる。

 チーズバーガー¥850。昼時(12:00〜15:00)ならプラス¥100でドリンク・ポテト類・クッキー・サラダから3点選べるセットに出来てとってもお得。どんなワイルドな見た目で登場かと思いきや、白い紙敷いた木のトレイに小鉢など乗せて、いまどきカフェ風。crown にピクルスとオリーブが刺さっている。バンズは胚芽入りか全粒粉か、フカッと空気多めで、かつモッサ系。コレ、冷たかったら美味しくないだろうな……という"イヤな見た目"を一瞬感じるが、でも大丈夫! しっかり温かかった。ちょと塩味バンズの下に粘〜るチーズ、そしてパティ。その下に軽く火を通した半透明なオニオンがちょびっとだけ。甘い。その下にトマトとレタス。レタスにはマヨネーズ。パティは一見真っ黒コゲに見えたものだからガチガチかと心配するも、無難にいわゆるハンバーグな味と肉感。そして塩味このバーガーは久々にマヨネーズベース塩味付いてきた調味料もHEINZ のマスタードのみで、ケチャップはなし。全体に塩味とモッサリねばった食感でまとまっているバーガー。マッシュポテトも他にないくらいキメ細やかで粘りが強く、同様な塩味マヨネーズオンリーで塩味という味付け&方向付けは、普段あまり食べ慣れないと思うので(ビックマックくらいでしょ?)、あるいはややクセを覚えるバーガーかも。

§ §

 さてSTOVE'Sには横浜駅周辺を中心に5つの姉妹店がある。全店にバーガーメニューがあるかどうか……は定かでないが、しかしもしバーガー置いてるとすればきっと同じ材料を同じように使っているに違いない……が、しかし5店すべてを巡って確かめるのもさすがに……というワケでSTOVE'Sから最も近い1店に行ってみることにしたのが以下↓


2005.3.27 Y.M

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