2019年05月03日

# 386 hasamu [横浜・本牧]




 横浜・本牧(ほんもく)hasamu(ハサム)さん。お店のストーリーを語るような"軸"となる記事はまだ上げてませんが、単発の記事が溜まって来たので、千葉・勝浦の「OWL(アウル)」の時代の記事も併せて、通し番号「#386」でまとめておきます。

 以前は千葉の店でしたが、今やすっかり「横浜」のお店ですね。

# hasamu [横浜・本牧] の旨っ! ソース! の牛カルビバーガー
# hasamu [横浜・本牧] のダブルチーズバーガー
# hasamu [横浜・本牧] のチーズバーガー
# hasamu [横浜・本牧] のブラウンソテードオニオンチーズバーガー
# hasamu [横浜・本牧] のグリルドベーコンのサラダ
【最新情報】 APIOジムニーライフ/『ON THE STREET BURGER』更新――Vol.5 OWL [千葉・勝浦]

― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市中区本牧原12-1 ベイタウン本牧5番街 2F
     JR石川町駅・根岸駅ほかより
     横浜市営バス「和田山口」下車1分 地図
TEL: 045-228-9846
URL: https://hasamu.com/
オープン: 2014年5月31日
* 営業時間 *
月〜金: 11:30〜15:30(LO15:00), 17:30〜21:30(LO21:00)
土日祝: 11:00〜21:30(LO21:00)
定休日: 不定休(要確認)

2019.5.3 Y.M
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2018年10月02日

# 382 BAYSIDE BASE [横浜・金沢文庫]




 今年の春、横浜と横須賀の"中間"に新しいハンバーガーショップがオープンした。その名はBAYSIDE BASE(ベイサイドベース、BSB)。BAYSIDE=横浜、BASE=横須賀のそれぞれ象徴と。

 場所は京急・金沢文庫。そう、金沢文庫と言えば、東口にはかの「JAFFE JOFFER(ジャッフェジョッファ、JJ)」がある。東にJJ、西にBSB。金沢文庫がにわかにバーガーづいてきた。


 BSBは隆さんと慎二さんの石田兄弟の店。そう、兄弟と言えば、日本橋人形町の「BROZERS'」、池袋の「No.18 DINING&BAR」、大阪・心斎橋の「CRITTERS BURGER」など、ハンバーガーは名店揃い。ハンバーガーにおいて「兄弟の店は大成する」法則が、ひょっとするとある、のかも知れない。

 弟・慎二さんはホテルのフレンチレストランで働いた後、ハンバーガー専門店の名門、五反田の「7025 Franklin Ave.」に3年、さらに都内の別の有名バーガー店や横浜・野毛のバーなどに勤めた経歴の持ち主。兄の隆さんはラーメン店のエリアマネージャーをしていた人で、その後、ヨコスカネイビーバーガーで有名な「TSUNAMI」に2年ほど勤めて、ハンバーガーについて学んだ。


 そんなキャリア十分な石田兄弟が満を持してオープンしたBSB。金沢文庫という、横浜市と言うには南の端、さりとて横須賀でもないという、一見するとハンバーガー専門店のような商売には向かない場所に思えるが、しかし敢えてその不向きな土地から身を立てて、やがては都内に躍り出るほどの有力店になろうと、そんな熱い野望を抱いている。

 そういう点でゆくと、金沢文庫は学生が多い。若い子育て世代も多く、つまりハンバーガーが好きな層が少なからず居るので、そんな彼らをターゲットに「学生には安く」「親子には安心で」――そんな店を目指して、今年3月15日オープン。


 バーガーメニューは現在16品+月替わり1品。要の学生証提示の「学割バーガー」、小学生以下のお子様対象の「キッズバーガー」もある。この日食べたのは基本のプレーンバーガー¥980。上下開いた状態で出て来る。

 パティはオージービーフ。ブロック肉で仕入れて、これを自前で12.8mmの極粗挽きにする。重量130g。噛み応え強く、咀嚼に力を要する。300℃の高温で焼いているので表面にはチリチリとしたコゲあり。中心部には赤身を残す。


 バンズは地元の名店「ベーカリーハウス アオキ」製。BSB専用。生地はややウェット。「クシュッ」と縮んで、しかし量少な目で、肉の味を奪わず。クラウン(上バンズ)にタルタルソース、ヒール(下バンズ)にイエローマスタード。メープルシロップと和えた甘いマスタードで、これのにおいが非常にクセが強い。好みが分かれるところかも知れない、が、全部を重ねると気にならなくなる。

 これまでの兄弟2人のキャリアと技術のすべてを込めて作った、まずは挨拶代わりのバーガー。これからコレを起点に"真の"のBSBのハンバーガーに進化・変形してゆくだろう。そんな「出発点」な一品だ。

§ §

 なお「キッズバーガー」¥580は肉の挽きを細かくしている。雨の日には「雨得サービス」あり。兄・隆さんが繰り出すラーメン店的アイデアもユニークな金沢文庫の新店。さぁこれからどうなる?




― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東2-16-16 高橋第3ビル
     京急電鉄 金沢文庫駅歩4分 地図
TEL: 045-349-9495
URL: https://bayside-base.owst.jp/
オープン: 2018年3月15日
営業時間: 11:00〜22:00
定休日: 不定休(要確認)

2018.10.2 Y.M
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2017年07月18日

# 368 Cafe Vacation [横浜・馬車道]




 そしてこちら、横浜・馬車道Cafe Vacation(カフェバケーション)が通し番号「#368」のお店です。メインの記事は↓こちらを。

 ■CEILING FAN×FUN〜ファンのある風景
 #015 Midnight Rendezvous〜馬車道「Cafe Vacation」


その他記事は↓のリンクからご覧下さい。


# Cafe Vacation [横浜・馬車道] のバケーションズ・バーガー BBQマヨネーズ


― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市中区南仲通4-40
    横浜高速鉄道みなとみらい線 馬車道駅7番出口より歩1分 地図
TEL: 03-6712-6673
URL:
オープン: 2010年
営業時間: 17:00〜翌5:00
定休日: 日曜日(要確認)

2017.7.18 Y.M
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2016年11月25日

# 357 PENNY'S DINER [横浜・日本大通り]




 これも間が空きましたが、横浜・日本大通りのPENNY'S DINER(ペニーズダイナー)が通し番号「#357」のお店です。記事↓こちら。

 ■APIOジムニーライフ『ON THE STREET BURGER』
  【Vol.43】 New Coke in Old Bottles〜PENNY'S DINER [横浜・日本大通り]


……と、これで終わりにしてしまうのも何なので、上の写真の「メキシカンチリバーガー」についてちょっと詳しく書こうと思います。また明日!



― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市中区海岸通1-1
     横浜高速鉄道みなとみらい線 日本大通り駅歩3分 地図
TEL: 045-228-7742
URL: https://www.facebook.com/Pennys-diner-294624230923803/
オープン: 2016年10月1日
営業時間: 11:30〜22:00LO
定休日: 月曜日(要確認)

2016.11.25 Y.M
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2016年05月26日

# 352 first smile cafe [横浜・青葉台]




 こちらはいつもお世話になっているバーガー愛好家"Moo"さんよりご紹介の店。

 横浜・青葉台に「Bakerycafe COPPET(コペ)」というパン屋がある。1985年創業の名店。店主・奥山さんは本業の傍ら、コミュニティFM「FMサルース」に「ミュージックデニッシュ」というラジオ番組を持っていたり、音楽ライヴを企画したりなど、かなりユニークな活動をしている。

 そんなコペがバンズを卸す店のひとつがこのfirst smile cafe(ファーストスマイルカフェ)。青葉台駅から徒歩10分強、桜台団地の入り口にある"ヘルシーハワイアン"だ。昨年11月にオープン。その前は14、5年続いたバーだった。



コペ
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2014年11月15日

# 324 Roller Coast [横浜・中川]




 続いては横浜・中川Roller Coast(ローラーコースト)。この広さは都心ではムリ! 郊外ならでは成し得るガラ〜ンと広い店内が魅力のダイナー。バンズ・パティ自家製。詳細は下記リンクから。今年5月にアップ。これが通し番号「#324」。

 ■金剛産業『GARAGE BURGERS CAFE』〜#42 Roller Coast [横浜・中川]



# Roller Coast [横浜・みなとみらい] のドライベジーバーガー
# この日はレセプション――「Roller Coast」2号店が横浜・みなとみらいに9月11日オープン!
# Roller Coast [横浜・中川] のダブルバーガー
【ハンバーガー帝国のヒミツ】 Roller Coast [横浜・中川] のBack to 1954 BURGER
# Roller Coast [横浜・中川] のガーリックシュリンプ
# Roller Coast [横浜・中川] のスイスチーズバーガー
# Roller Coast [横浜・中川] のテリヤキバーガー
# Roller Coast [横浜・中川] のチリバーガー
# Roller Coast [横浜・中川] のチェダーチーズバーガー TOPPING ベーコン
# Roller Coast [横浜・中川] のマッシュルーム&チーズバーガー

― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市都筑区中川1-20-18
     市営地下鉄ブルーライン 中川駅歩2分 地図
TEL: 045-914-3399
URL: http://www.rollercoast.jp/
オープン: 2009年12月26日
* 営業時間 *
平日・土曜: 11:00〜23:00
日曜・祝日: 11:00〜22:00
定休日: 火曜日(要確認)

2014.11.15 Y.M
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2013年11月27日

# 304 Antenna America [横浜・関内]



 今日ご紹介するのはハンバーガーショップでもなければダイナーでもない、アンテナショップ……「地方自治体が東京・大阪などの繁華街で地元の特産品などを販売する店」である。では一体どこの特産品なのかと言うと、「アメリカ」。アメリカのアンテナショップ――だからAntenna America(アンテナアメリカ)。これまた何ともスケールが大きい。

 経営はあの「ナガノトレーディング」――これは愛好家なら反応せずにはおれない名前だろう。現在全米26のブルワリーよりクラフトビールを直輸入するインポーターにして、クラフトビール業界の醸造家が集まる「ブルワーズ協会(Brewers Association)」のアメリカ輸出プログラムにおける唯一の日本会員企業である。

●アンテナショップ

 場所は横浜・関内(かんない)。イセザキモールから桜木町へ向かう途中の吉田町にある古いビルの5階。

 この5階のフロアはナガノトレーディングのショールームでもあり、週の前半は主に商談スペースとして使われている。ショップとしての営業は12月から週5日に、来年1月からは定休日無しへと拡大予定。



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2012年06月10日

# 288 T.B.C DINER [横浜・石川町]




 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

§ §

 そして今日も引き続きまして横浜から。場所は元町(もとまち)――。

 横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅よりもJR根岸線石川町駅からの方が近い。元町商店街を少し歩いて、ポンパドウルの脇を折れた裏手。元町厳島神社の隣の隣。ここが横浜のみならず神奈川県内、東京都内、果ては仙台、カリフォルニアにまで店を構えるアメリカンハウスの総本山、本社である。その1・2階にコノ店、T.B.C DINER(ティービーシーダイナー)。


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2011年04月09日

# 257 JAFFE JOFFER [横浜・金沢文庫]




 3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震、ならびにその後も起き続ける余震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

 ※以下の取材は、2月の下旬におこなったものです。震災等の影響により、アップが大幅に遅れました。

§ §

 また間が空いてしまったが、新しい店の紹介である。場所は横浜市南部、金沢区。金沢文庫(かなざわぶんこ)というところ。

●金沢文庫

 「金沢文庫」とは何なんですか――という人のためにコチラ。なるほど、歴史的に取り扱う場合は「かねさわぶんこ」なのね。駅名は正式に「かなざわぶんこ」。地元民の呼び方は縮めて「ぶんこ」。

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2010年09月15日

# 240 Bubby's [横浜・桜木町]




 記事が溜まって参りまして……。しかしココは慌てず騒がず――かつ怠けず――、食べた順でなく、あえて時系列を変えてアップしてゆきます。

 JR桜木町駅、みなとみらいを臨む高架下に在るカフェ&レストランBubby's(バビーズ横浜)。

 横浜開港150周年の記念イベントにあわせ、ニューヨークはトライベッカにある人気レストランが2009年6月より2年間の期間限定オープン……というのは周知の事実でしょう。なので予定では2011年5月末で閉店。その後のことは未定――。

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2010年08月15日

# 237 BUBBLE OVER [横浜・市が尾]




 1986年創業、横浜市青葉区市ヶ尾(創業当時は横浜市緑区)に実に四半世紀続くGOOD OL' AMERICAN DINER、BUBBLE OVER(バブルオーバー)。詳細後ほど――(笑)!


# 049 TROUBADOUR [横浜・たまプラーザ]

― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市青葉区市ヶ尾町540-1
     東急田園都市線 市が尾駅歩12分 地図
TEL: 045-972-2424
URL: http://www.motherlucy.com/bubbleover/bubbleover.html
オープン: 1985年
営業時間: 11:00〜24:00(23:30LO)
※月曜日: 17:00〜24:00(23:30LO)
定休日: なし(要確認)

2010.8.15 Y.M
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2008年08月22日

# 200 Bigmamacafe [横浜・北山田]




 以前、この辺りに住んでいたのである。小学一年、初めての遠足は山田富士だった。まだこの一帯が港北区だった頃の話である。

●港北ニュータウン

 港北ニュータウンという、美しく整備された、文字通りの「新しい街」が造られるという計画を、課外授業などで幾度となく聞かされ、こども心に胸躍らせていたものである。と言うのも、我が家の隣家は敷地の端に豚小屋を有する農家であったし、玉子は鳥小屋がある別の農家に買いに行っていたし、裏ヤブにはマムシも青大将も棲息していたし、外に出ればヤブ蚊に刺され、走れば肥溜めに落ち、都市ガスも下水道も無論来ていない――わずか四半世紀前の話なのだけれど、天下の横浜市とて、ちょっと内陸に入ればそんな環境だったのである。

 なので「ニュータウン」という言葉に当時小学生の私は、まばゆいばかりに明るい「未来」を夢見ていいたのである。


 学年が進むにつれ、何もなかった周囲の山々の造成が進んだ。計画に関わる立ち退きで、仮設住宅に住んでいたクラスメイトも何人か居た。裏山を分け入ると突如視界が開け、人造の奇怪なる地形が現れて、それはこどもたちにとって格好の探検の場ではあったのだけれど、しかし虫取りが出来るでもなし、草木一本生えない、ミョウに「カクカク」としているだけが取り柄の土地でしかなかったので、好んでまた遊びに行こうという話にはならなかったことを記憶している。

●グリーンライン

 コレは「私の履歴書」ではないので、いい加減、話を本題に移す。


 この北山田(きたやまた)の辺りも大同小異、昔はそんな場所だった。草「浅からぬ」コノ地に、コノ店は10年前から既に在ったのである。実はその名はかねて知っていたのであるが、よもや10年選手とは……大変長らく失礼致しておりました。

 交通手段が限られていたこともあり、なにぶん行く機会を得なかった。ところが今年3月にグリーンラインが開通し、北山田駅が開業したことにより、店の立地は駅歩2分の好アクセスへと一変したのである。

 そんな駅開業計画を知ってか知らずか、オーナー織茂さんは代々地元の人である。

 店を始めたきっかけは、"ものごころ"付いた頃、「周りにカッコイイ先輩が居たから」。彼らに着いて方々回るうち、「Boogie Cafe」「MOON cafe」「イタリアンガーデン」「BUBBLE OVER」「TROUBADOUR」、そしてそれに続く世代の「STOVE'S」……横浜・本牧の名だたる店々に親しんで、やがて自分のやりたいスタイルが解かってきた――だから後は「出せばいいんだ」と、一気呵成に出したのがコノ店である。

●どこにあってもカッコイイ

 「横浜の店って好きなんで」という織茂さんは、横浜の街と店々の変遷を、一人の「客」として、身をもって体験してきた人である。


 「カッコイイお店って、どこにあってもカッコイイじゃないですか」――町外れに在ったり、やや判りづらい場所に在ったりと、横浜にはその立地や構えからも、ある種の「粋」を感じる店が多い。そんな在り方に学び、織茂さんも敢えて場所にはこだわらず、人里離れた(?)コノ地元で店を始めることに決めた。なのでクルマやバイクの方が行きやすい。もちろんどちらも織茂さんの趣味である。ノマドとか。ハーレーとか。

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2007年03月04日

# 166 CoCochi [横浜・藤が丘]



 アメリカ北西部、マウントフッド――カスケード山脈の中ほどに位置する標高3,426mのこの山は、ソノ道の人なら知らぬ者なきスノーボードのメッカである。長野五輪出場を目指す後藤麻里さんは、このマウントフッドで毎夏トレーニングに励んでいた。

●標高3,000mで食べるサンドイッチ

 長野オリンピックで初めて公式種目となったスノーボード ハーフパイプは、当時まだできたばかりの新しいスポーツで(詳しくはWiki参照のこと)、とにかく国内に「いいパイプが全然無かった」ことから、その"いいパイプ"求めて、マウントフッド(Mount Hood)の麓、オレゴン州ガバメントキャンプ(Government Camp, Oregon)に文字通り「キャンプイン」するのが、後藤さんの毎年6月の恒例だった。


 「北半球で夏でも滑れる」数少ない山の一つであるマウントフッドには、この時期、世界中のトッププロが大挙集結して綺羅星の如き輝きに満ち溢れる。ガバメントキャンプは、そうした世界のボーダーたちの一大トレーニング拠点として機能する小村落である。

 後藤さんの定宿はハックルベリーイン(Huckleberry Inn)。ココのレストランで食べたハンバーガーの味(ユニークな名前のオムレツも6品)、そして毎朝、食パンの間に適当に具材を挟んで携え、マウントフッドの山腹で、まるで鏡のように空を映す湖面を眼下に見ながら、温かい飲み物とともに食べた標高3,000mのサンドイッチ――コレが美味しくないワケないでしょ!

 究極に美味しいシチュエーションとともに記憶された料理の味は、ときにレシピを越える宝物になる。庭先のバーベキューで作るハンバーガー、家庭の朝食に登場するパンケーキ――"本場"アメリカで後藤さんが体験したものは、作り方ではなく、美味しい食べ方。カタチでなく、ニオイ。こうしたアメリカの活きた体験が、CoCochiのメニューの原点になっている。

●常に雪の上

 雪のなくなる8月半ばまでマウントフッドで過ごし、日本への帰途、ニュージーランドに寄って10月まで1ヶ月ほどまた練習。帰国後は旭川などを拠点に、国内の大会を4月まで転戦し、そして6月にはまたオレゴン……と「ほぼ1年中雪の上」の生活を4〜5年の間繰り返した。ほとんど「明け暮れ」というレベル。

 ある年、後藤さんは長野県・白馬のロッジにひと冬住込みでトレーニングしたことがあった。一日の大半をゲレンデで過ごすかたわら、ロッジの食堂を手伝い、夜中には翌日の仕込みをこなす――以来後藤さんは、こうした宿所や飲食店での仕事を続けてゆくのだが、中でもこのとき白馬のロッジで覚えたことが、いま大いに役立っているという。ココチ開店への伏線は既にこのとき敷かれていた。



背後にマンションを従えた住宅地型立地
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2006年06月02日

# 132 Windjammer [横浜・石川町]



 今日は横浜のJazz Cocktail Loungeに来ています――イイネ、この導入。

 中華街、石川町の駅へと至る西門通りのちょうど中ほどに位置。各所で紹介されているので基本説明は引用で――「大型帆船を象ったBARです。JAZZの生ライブを平日5回、日・祭日4回演奏しております」「ウィンドジャマーとは帆船という意味。カウンターの板や、オブジェとして飾ってあるオールや舵輪は、実際に使用していた船を解体して再利用したもの。渋〜いムードで聞くジャズはまた格別……」とまぁそんなお店。

 大型帆船の甲板や舳先でなく、船内に籠もってジャズを聴いているイメージで、上下四方を完膚無きまで"木"で囲まれたこのカプセル感が……たまんないんだなぁ〜!現在地を忘れること請け合い。

 渋〜いジャズと聞いて、何か眉間に皺寄ったものを想像する向きもあろうが、そこまでシリアスな感じはコノ店にはなく、中華街という場所柄か、何かちょっとキラキラとした遊び心も覗かせつつ、意外と重くない打ち解けた空気の中で、みんなしてわいわい楽しくやってる感じ。ちょうど季節柄オモテの扉が開け放たれて、通りの賑わいまで店の中に入り込んでくる。ふらり迷い込む客の着こなしも華やかだ。

 冬場は冬場で締め切った感じの暖かさがまた堪らなく良い雰囲気に違いない。何だか吸い寄せられる魅力が在りますナ。独りでグラスを傾けるもよし、大勢で来て盛り上がるもよし、どちらもいける便利なお店。2Fはウィンドジャマーワーフになっている。こちらもJazz Cocktail Lounge

 店奥のカウンターに囲まれた一角が一段上がってステージに。演奏のないときはヴォーカルものがゆったり流れて、お酒な雰囲気たっぷり。炭焼きキャンプテンズバーガー\1,350、キューバリブレも普段飲んでいるのより数等美味しくて、ひと口目からクラクラ来てしまった。とにかく……久々に大きさで驚いたバーガー。

 ご覧の通り網跡鮮やかな炭焼きビッグパティが、帆船の渡る大海原よろしく、ダダっ広ーくビヨーンと伸びている。厚味はさほどでも。バンズはツヤなしオモテ何もなし、平たーくて、これまた果てしない。裏マヨネーズ、フリルレタスが来て、トマトと白い輪切りオニオンが2組ずつ――きっと酒の肴に何人かで取り分けたりもするのだろう。あぁ、トレーダーヴィックスも×2の作りだったな(あとMOS's-Cも)。酒場のバーガーには何かこうした鉄則でもあるのだろうか。

 パティの下にはケチャップ、下バンズ。味は分かりやすい足し算で、炭焼きの香ばしい匂いを感じながら、ひと口またひと口と大海を制してゆく感じ。そうそ、季節も良いのでタマネギが甘く、口当たりは悪くない。目指す大陸は何処(いずこ)……というくらい、このバーガーの量はとにかく果てしない(ま、今回チーズ載せなかったしネ)。航海の途中……と言うか、港を離れてすぐ、手はドロドロにまみれ、アレアレ……と思っていたところに、折しもピアノトリオの1stステージ……繰り出す軽快なスウィングビートに、もぉノリノリッ〜!食べるピッチもズンズン加速。コルコヴァード聴きながらユラユラとバーガーの海を平らげた。

 ヤー、結局のところ演奏にヤられたね。音楽こそ最高の食事の供。チャージ\300でこんなにリッチでグルーヴィーな気分に浸れてしまうんですから。付け合せもポテトサラダにピクルスの盛り合わせと、なかなかお得。

 聞けば"キャプテン"の上にさらに"司令官"なるバーガーがあるそうで、もうそうなりゃ3〜4人前なんでしょうネ。'72年のオープン当初からハンバーガーを置いていたのかどうかは聴きそびれたが、名物的位置付けで今も大活躍している。2,000種類に及ぶカクテルとゴキゲンなジャズ、そして何よりこの息を呑む船内の空気の中で過ごす横浜の夜は堪らなく贅沢だ(帰りたくないヨォ〜)。クセになるネ。通りの喧騒から店の中に一歩足を踏み入れた、アノ瞬間が一番ドキドキする。

 オォ……!今日6月2日は横浜開港記念日

2006.6.2 Y.M

ウィンドジャマー ダイニングバー / 石川町駅日本大通り駅関内駅
夜総合点★★★★ 4.0


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2006年04月24日

# 124 MARDIGRAS [横浜・たまプラーザ]



 何事にもライバルという者は存在する。南口の住宅街に忽然と姿を現わす一軒家トルバドールと対を成すかのように北口に在るのが、このマルディグラである。

 「MARDIGRAS」とはニューオーリンズのお祭りの名前であることが、お店自身のサイトを除くWEB各所に説明されているが、コノ店の構えはトルバドールのウェストコースト調に対して、南部の香りを強く匂わす、丁度ゼストのようなコンセプトである。そう、まさにゼストに匹敵する徹底したインテリア、見事な空間演出。

 マンション1Fのテナントなのだが、その赤レンガタイルの外観が、コノ店の部分だけびっくりするくらいに世界が違っている。過去に訪ねた店ではSTOVE'SFIREHOUSEが同様な赤レンガタイルの建物に収まる条件だったが、店の前に立ったときに感じる異世界度はそれらの比ではない。きっと建物1Fの全面に亘り外装を施しているのが効果として大きいのだろう。

 中はワンフロアにして非常に広く、2店舗分の面積を使っているであろうたっぷりと贅沢な空間の取り方で、羨ましい限り。かなり頻繁にライヴが行なわれている様なのだが、この広さならステージも客席も楽々とセッティングすることができるだろう。本当に羨ましい限り。

 渋い色の木のフロアに薄い水色のテーブルクロスを掛けた丸テーブルと、よく見るとデザインのバラバラな椅子が無数に並べられている。天井を飾るギター、バドワイザー、あとボトル……(嗚呼〜!あの天井の酒瓶のバルーンは一体何という酒なのだ!酒飲みでないから判ら〜ん!!)。羽と首飾りが其処彼処に懸かる。BGM――ちょい南のちょい荒いロックが、ちょい心に染み入るちょい渋さ。

 チーズバーガー\850、付け合せにポテトどっさり。一見どら焼き状の平らなバンズ、表面何もなく不思議な皺の寄り方。裏バター、細長く切ったシュレオニ、トマ×2、緑濃いサラダ菜、どこかにソース、チー、パティ、下バン。そしてバンズ頂上にスッパ辛〜いピクルス!どら焼き状バンズは食べると豚まんの皮に近いウェットな食感。豚まんと言うかこの場合牛まんですナ。パティは極めてやわらかいハンバーグ、静かにかかるソースと薄ーく伸びて縮んだチーズでおとなし目の味付け。

 テーブルチャージが午後10時まで\315、それ以降\525。平日は午前4時まで、週末は5時までやっている。こんなゆったり広ーい店で好きな曲を好きなだけかけることが出来たらなぁ〜と、久しぶりにそんな思いに駆られた店。


※2008年12月末日をもって閉店。10年続いたお店……そして実は「ハンバーガーまた食べに来てくれ」と誘われていたのですが、ついに果たせずに終わってしまいました。東横線の綱島に「BLUE CORN CAFE(ブルーコーンカフェ)」なる姉妹店があるそうなので、お詫びのしるしに近く訪ねてみたいと思います(2009.11.23)


2006.4.24 Y.M

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2006年03月04日

# 115 Hungry Tiger [横浜・保土ヶ谷]



 父が運転するクルマの後部座席から、いつも見ていた――高台に迫り出す大きなガラス窓を。そしていつも想像するのだった――煌々と輝くその窓の中で過ごす、家族団欒のひとときを――。横浜新道下り車線を走っていると新保土ヶ谷IC手前の左手高台にそびえて見えるその姿に、幼い私は一種中産階級的豊かさの象徴のようなものを思い描いていた。

 70年代は外食チェーンの創業ラッシュ――という話は何度かしたが、確かに当時、家族揃って外で食事をするということには、いまとは少し違う意味合いがあったように思う。2006年の今日、家族が近所のファミレスにふらっと出掛けて夕食をとるのとは、気構えも気の持ち様も違っていたのではないかと――飽くまで朧ながら、何やらそんな記憶と印象が残っているのである。69年創業以来の建築というこの保土ヶ谷店の建物には、時を経て今日なお当時の記憶――或いはステイタス――が漂う。

 やはり当時の建物は"本物"である。S造(鉄骨造り)。有に3階建の高さはある高ーい天井は太ーい鉄骨の梁がむき出し。内装には木材を多用し、大きなロッジ若しくは体育館のような、とにかく巨大な空間である。目を惹くのはバイパスに向いた一面のガラス窓、中央にワイヤーで固定された背の高いトーテムポール、そして店のシンボルチャコールブロイラー。石組みの上に渡された鉄棒の上で焼かれる、それはそれは大きなフットボール型ハンバーグパティは、800℃に達する炭火の高温に余分な油を落としながら、シューシューと絶えず白い蒸気を上げている。立ち上るその煙はブロイラーの真上に設置された"超"巨大&強力ダクトに、白い筋となって吸い込まれてゆく。このコックピットのように突出したブロイラーの背後に控えるキッチンは、城郭建築顔負けにごつい石垣(?!)に囲まれている。この辺の本気の造り込み様こそ年代の為せる業だろう。

 高温で炭火焼されたハンバーグパティは、テーブルに運ばれた後、客の目の前で横に2つにカットされ、火の通りの弱い内側を320℃の鉄板に押し付け更に焼いて、料理の仕上げをする――この半焼け(正確な表現は失念)の焼き方が本来の"売り"だった。ところが折しもO-157が社会問題となっていた頃、コノ店でも出してしまい、それを機に以前よりよく焼き込むよう創業以来の"売り"を改めたが、結果として店舗数を大きく減らしてしまう。現在市内に4店舗のみとなったが、しかし人気はいまだに高く、客待ちの常に絶えない店である。保土ヶ谷店はなんと地下に週末夜限定の待合室があって、オセロ、トランプ、ぬりえなどして長い待ち時間を過すことが出来、更には軽食もとれるようになっている。ハングリーバーガーはこの待合室の看板メニューでもある(昨年から始めたそうで)。

 料理はどれも十二分な質と量。対して値段は安い。日替わりのスモールスープ¥300は他店ならレギュラーサイズ。この日は実に細やかで深みのあるクラムチャウダーだった。保土ヶ谷店"限定"ハングリーバーガー、ソフトドリンク付¥1,155。くすんだ茶色の胚芽バンズは通好み実に渋い選択だ――と言うか、セットのパンとほぼ同種のものである。裏バター、長いピクルス×2、冷えたトマ、サウザンソース、大き目に裂いたシュレッドレタス、キャラメル色になるまでソテーしたオニオン、パティ、下バン。付け合せはフレンチフライ。さらにマスタード。このマスタード、口当たり実にクリーミー食べ終わるころ苦辛い味をじんわり効かせる逸品サウザンソースも同様にはいり口なめらか、食べるうちキュッと酸味が効いてくる。

 先述のような焼き方により、ココのハンバーグはパラパラ・ザラザラとした粗い肉質を特徴としているが、これこそワイルドでダイナミックなアメリカンバーガーには向きバーガー用にはちゃんとパティを平らにするようで、ゴロンと食べづらいことはない。香ばしい炭火の匂いの漂う中、粗めの肉感と、噛み締めるほどに滲み出す肉の風味とのバランスが抜群。さすが肉の専門店と呼ぶにふさわしい、"肉"を知り尽くした絶妙の味のコントロールである。

 難を二つ挙げれば、レタスが畳まず千切ってあるため歯応えに欠けること、干瓢状のオニオンの味は人により賛否意見が分かれるかも知れないこと。グレイビー、デミグラス、醤油ベースの和風、トマトベースのイタリアン、そしてもちろん直球でトマトケチャップなど、合わせるソースの数ある中で(ケチャップは付いてきたが)、あえて甘目のオニオンを選んだ辺り(ココもそう)、このバーガーには一種の独創性が感じられる――と言うか、ハンバーグステーキの付け合せのオニオンがそのまま使われているという、それだけのことか。あまり汁気の多いソースだとバーガーには向かないのでいずれ工夫は必要だが、これだけ美味しいハンバーグ屋のパティだから、どうせなら肉らしい豪快な味付けでいただきたいなという欲求も、特に隣の席でジュージュー音を立てるステーキなど意識してしまうと、つい思ってしまう。ともかくオニオンの甘味のよく効いたバーガーだった(実はソースが少量だっただけかも知れないが)。

 いや、実はもっと単純で明快な動機によって作られているバーガーと言ってよい。つまりテーブルの上に並べて置かれたセットのパンハンバーグステーキ付け合せのオニオンサラダのトマト&レタス――を集めてタテに積み重ねれば、このバーガーは出来てしまうのである。何か特別な作り込みや準備によってでなく、そんな単純な応用の利かせ方でこのバーガーが成り立っていることを、そうこなくっちゃ!! と私は何故だか嬉しく思う。量は見た目以上、最後のひと口まで肉厚なパティの存在感を堪能できる。私が今まで肉の専門店に寄せていた期待に初めて応えてくれたバーガー。

§ §

 さてこの記事を書いている最中に相鉄ジョイナス店の閉店が発表された。これで駅から歩いて行ける店は無くなったワケである。今まで当"隧"道で紹介してきた店の中では珍しくファミリーの似合う店であり、何より外食ブームの牽引役として時代をリードしてきた老舗である。これからも是非40年、50年と歴史を積み重ねていって欲しいハマの名店なればこそ――負けるな、肉屋の息子のレストラン!


※その後、日野店・港北センター南店でも販売を開始(2006.9.9)


# Hungry Tiger [横浜] のハングリーチーズバーガー
# Hungry Tiger [横浜] のハングリーバーガー

2006.3.4 Y.M
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2006年02月05日

# 112 Daffy's [横浜/元町・中華街]



 かつてバンドホテル(BUND HOTEL)のあった少し先。バンドホテルについては……こちらが詳しいかな? 私も70年代のバンドホテルの姿というのは朧気ながら覚えている。とは言え5歳や6歳の童には、何やら黒々した巨塊が聳えている――といった程度のイメージがせいぜいで、今日あらためて資料を当たってみるに、一度でいいから入ってみたかった……と思うことしきりなのだが、今となっては後の祭り。

 ナイトクラブなどというものがあった時代と言うのは、世の中全体がエラク背伸びしていたか、あるいはそもそも世の中全体がいまと比較にならないくらい早熟だったか――多分後者だろう。自我の確立が年々遅れ、アダルトチルドレン化が深刻と叫ばれて久しい平成日本の御世である。私如きがShell Room に行ったところで「ホラホラ! こどもの来るところじゃないよ!」と追い返されるが関の山。平和で豊かで安定した今の時代からは、裕次郎のようなオトナな大スターが生まれることも最早無いだろう。ホテルの跡地に建ったドン・キホーテは、まるで"今"この時代を象徴するかの様な、チ○ドレンな存在に映る。

§ §

 住所は新山下。80年代でも随分寂しかった街外れ/港外れだが、それが今や通りは一大マンション街へと変貌している。しかしそうなった今でも一抹の寂寥はなお拭い切れず、埠頭の無表情なダークグレーの印象が視界から消え去ることはない。大型マンションが成すコンクリ壁の間をしばし走ると、道はやがて小港の交差点に出る。「SEAMEN'S CLUB」と「MOON cafe」はすぐそこだ。

 大モトはSHAKEDOWN STREETというカリフォルニアスタイルの古着&Tシャツ屋なのだが、大モトSHAKEDOWN...Daffy'sの店内に在る。「カリフォルニアスタイルの古着……」というテイストは、「TROUBADOUR」を経営するMOTHER LUCYと相通ずるか。

 '02年オープン。初めはMOONGOOSEという名のアメリカンバーだったのが、最近ハンバーガーショップにリニューアルしたそう。なかなかに造り込まれた店内。床から壁から扉から天井からぜ〜んぶ木製狭いながらもイメージを形に出来ている印象。入り口にサボテン(この場合シャボテンと呼ぶべきか)、随所にカリフォルニアが散りばめられている。トイレなんざぁ「ゼスト」真っ青の凝り様で、トイレットペーパーのホルダーなんてホントにこんなのアンの? と考証を疑いたくなる器具が取り付けられており(ま、創作なんでしょうけど)、カギに至ってはどうやって閉めたらよいのかよく解からない半端無い作り。

 6人掛けの大きなウッドテーブルの両サイドに同じく大きなベンチ。あまりに店にピッタリはまっているから多分特注だろう。店内2箇所にカラフルな服が架かる一隅があるのだが(この場合"一隅"とは言えぬネ)、SHAKEDOWN STREETは11時から18時までが営業時間、Daffy'sは15時から翌1時までで、SHAKEDOWN...Daffy'sの関係はこの店内においてはどうも主客転倒して……ン? 違うのか。Daffy'sの営業時間に合わせて服は全部片付けてるのか(不明)。

 チーズバーガー¥900、ドーム型バンズは表面ケシ・ゴマなし、ツヤのあるタテの弾力。裏バター、生オニオン×2、ピクルス×2、トマト、白いチーズ、パティ、レタス、下バンズ。パティは薄味で微かにナツメグの香りトマトも薄味。全体に穏やかな作りの中、バンズの弾力に富む食感がひと際印象に残るあっさりしたバーガー付け合せはフレンチフライ。

§ §

 BGM――ボブ・ディランの90年代のライヴ盤からライ・クーダー『紫の峡谷』へと。ターンテーブルがあり、カウンターにはLP盤が並ぶ。店内其処彼処にチーチ&チョンのポスター、写真が飾られている。よほど好きでないとコレは有り得ない。例によって私は未見だが(店内無音で映画流れてたけど)、ちょいと興味を覚えてしまった。観てみますかな。こんな寒〜い冬には有り難い、木の温もりにホッと心安らぐお店。

2006.2.5 Y.M

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2006年01月30日

# 111 Boogie Cafe [横浜・本牧]




 横浜・本牧を拠点に、60年代よりPOWER HOUSE('68〜70)、POWER HOUSE BLUES BAND('71〜)、CHIBO & The Bayside Street Band('80〜) 、2004年からはTHE MOJOS'を率い、実に40年にも亘り活動を続ける本牧のロッカー/ブルース・ミュージシャン、CHIBO氏の店。本牧ロック化計画を目論む氏の店の、入口に輝く赤いネオン管の下をくぐると、入ってすぐ左手に黒い扉がある――この扉の向こうは「BOOGIE STUDIO」というリハーサルスタジオになっており――つまり店とスタジオは扉一枚でつながっているのだが――ココを"ホーム"に目下旭日の勢いで音速稼動する横浜本牧が生んだ東洋一のサウンドマシーンと言えば――そう、クレイジーケンバンドである。

 横山剣にとってCHIBOは「師匠とも言うべき人」であるという(一度読んでミテ)。全国的な人気を博す以前からCKBに相当入れ込んでいた友人が、私の周りには(少なくとも)二人いた。ブレイク前のローカルバンドの名を、友人は懸命に教えてくれたのだが、しかし私は聴く耳なく……誰ソレ?

 ところがある年の12月、"例の曲"の大ヒットを足がかりにバンドは一躍メジャーに踊り出、以後その地位を揺るぎないものにしていった。それこそ"アッ"という間の出来事である。元々が相当な実力者だったのだから、当然と言えば当然の結果だろうが。さて事ココに及んで私はと言えば……今さらながらに長者町のライヴを間近で観られたら……などと思ったりしているのだが……ソレって甘チャン?

 そんなワケでCKBのファンにとって、この店およびこのスタジオはある種「聖地」のような、ないしは合言葉のような存在であっておかしくないのだが、しかしソレ目当てのお客さんの数というのは全体比で見ればさほどでもないらしい。外人サンは多い。本牧通りを挟んですぐそこが接収地だったのだが、オープンから18年or20年弱……という話なので、ソノ時代にはまだコノ店は無かったろう。そのオープン来の歴史が滲み込む黄ばんだ壁、ヒョウ柄のくたびれたソファ。一見汚〜く思えるも案外と居心地が好い。カウンターを中心にした狭い店内は床は白黒チェッカーズ模様、壁の下半分はお決まりのように薄緑に塗られ、天井四隅にはサイコロ状のスピーカーAURATONE 5Cが配されて、60's辺のロックンロールを鳴らしている。

 チーズバーガー¥700、ブレンドコーヒー¥400。上バンをはずし、トマトとレタスを外にやったオープンフェイス。スウィートレリッシュがシュレッドオニオンの上にちょんと乗り、下はケチャップ、マスタード、どこかにマヨネーズ、チーズ、パティ、下バン。クシュッとつぶれたバンズ。皮が薄くライトな感覚。密集する白ゴマが軽く焼けて、香ばしいアクセント。パリパリのレタスと直径の大きな甘〜いトマトは実に新鮮。良いものを使っている。細長く切ったシュレッドオニオンは中華で言うなら白ネギ風、シャキとした歯応えでこれまた良いアクセント。これら野菜に比べるとパティはやや少量だが、質感が良く、甘目の味でバーガー全体を下支えしている。ウェンディーズ系、マヨ&ケチャで味のしっかり整った甘めバーガーバンズも心地好く甘め。迫力や質量を求めるとやや物足りないかも知れないが、でもほんわり甘く実にライトで、口にするとフワーッとした食感に満たされる。付け合せはポテチ――舶来モンだったネ。



 そんな次第で特にCKBなど関係ナシに、何だか良さそうな店があるナ……とフラと入ってみて、何だかとってもイイ時間が過ごせましたっ! ――って利用の仕方が好ましいお店。何てぇか……革ジャンにサングラス、上から下まで黒ツヤ消しのコワモテロッカーどもは、見た目イカツクて近寄り難い感じがするけど、話してみたら優しくて、ちょっとシャイなところのある、とってもイイ人たちでした……って感じのお店かな? 本牧の店は概して態度に余裕のある、温かいサービスのところが多いように思う。何だかリラックスした気分になれるRETRO FUTURE GARAGE TOWN.

2006.1.30 Y.M

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2006年01月19日

# 110 California Diner Bu [横浜・センター南]




 お店にしてみればアルバート・ハモンドばりの青い空をバックに撮ってくれた方がホントは嬉しいんでしょうけど、でも、きっとカリフォルニアにだってママス&パパスみたいなグレーの空もあるでしょ……ってことで on such a winter's day ――.

 私はかつてこの辺りに住んでいた……って話は軽く流す。その頃に比べれば景色は間違いなく一変したし、まーよくもここまで人が増えたモンだという驚きや感慨もあるにはあるのだけれど、しかしこれでも当初計画の何十%くらいの進捗なのかな? まだまだ空地が目立つ。港北ニュータウン計画はハナから何十年という単位で遅れ遅れで……というのは、当時私がまだ小学生だった頃から聞かされていた話である。

 駅から続く店の並びが一応終わって、ココから先は住宅街に入ります……って"分かれ目"交差点の一角に、6店ほどテナントが横並ぶ平屋建てがある。多分わりと短い工期と簡単な工事で建つであろう経済的建築。それでも店前に歩道より3段高いボードウォークを擁したアチラのショッピングモール風の構えで、Buのような店にはふさわしい外観だろう。ココの6分の1がBu(ブー)。店内は想像していたより数倍狭い。壁・天井の白に床・テーブルのダークブラウン。シンプルなツートーン。サーフボードなど、要所に南加テイストを配置。プロジェクターが白壁"直"に映していたのは――『ビッグ・ウェンズデー』。

 狭い店内を抜けてテラスに出ると、そこは地上3m、空中に張り出した物干し台の様な造り。左右を窺がうと他店もそれぞれに小じんまりとした"マイ・テラス"を張り出している。足元はニュータウンによく見られる、立体交差して車道の下を抜ける遊歩道。近所の子供たちの遊び声が賑わしい、生活感溢れる南カリフォルニアの休日――。BGMは店内から微かに漏れ聴こえてくる程度だったが、ジェイムス・テイラーの「きみの友だち」は確実に流れていた。あとビー・ジーズ「ステイン・アライヴ」、ワイルドチェリー、スイートの「フォックス・オン・ザ・ラン(←ややレア)」など。

 キッチンからはパティをこねる音が聞こえてくる――いや"叩く音"と言った方がよいかも知れない。普段よく聞くペタペタ……という小刻みなリズムではなくて、パチッ! パチッ! という感じの高域の効いた音で、一回一回に力を込めている感じが伝わってくる。こんな音は今までに聞いたことがない。

 チーズ・バーガー¥1,100。カラフルな皿のデザインが効果絶大! 白ゴマのバンズは裏マスタード、レッドチェダー×2、パティ、生オニオン、粒胡椒、トマト、フリルフリッフリのリーフレタス、マヨネーズ、下バン。「味付けは少量の塩と胡椒のみで、素材を味わうカリフォルニアスタイル」……しかし、つぶつぶ胡椒を中心とする塩味はそれでもけっこう押し気味のように思えた。150g粗引きパティはコリッコリした歯応えでワイルドこの上ない。夜はスペアリブが自慢の店、肉の"魅せ方"は相当に心得ている。

 2枚重ねのチェダーチーズも威力を発揮――だからだろうか、やはり全体に塩が強めなので、ココに甘いケチャップをかければちょうど好いところに落ち着くのでは――と考えて、かけてみたところがビンゴ! 逞しいパティをしっかりしたバンズで挟んだバーガーは安定感抜群、ふんだんに振られた胡椒は"鋭利な"と言うより"骨太な"刺激。西岸の味は概して薄味であることを日本国内での経験で知ったが――説得力に欠けるなぁ……でもココココもそうだったから――コノ店はそうでもなくて、なかなかにごっついバーガーを楽しませてくれる。

 付け合わせはクリスフライ――クロス状にカットしたフライドポテト――ココで出て来たのはコレだ! あとパプリカやらカリフラワーやら入ったピクルスは盛り合わせ的お得感大! これにもペッパーひと振り。

§ §

 店名Buはマリブのブーだそうで、以前「L.A.S.T」で、南カリフォルニア料理ってナニ……? なんて話があったけど、なるほど"南"に対して何かしらのステータスというのは確かに在るワケですな? イイ〜波来る地点とか。サーフィンをテーマにしたお店はココにもあったけど、ホントはこんなロケーションに店構えられたら言うコトないんだろうネェ〜。少し手狭な気はした。きっと自身そう思っておられることだろう。

 出来たらこの棟の2コマくらい("コマ"って展示会じゃないんだから)、ちょうどヤシの木の植わってる前辺りを2コマ奪って大きく構えたら、店のカラーにもハンバーガーのテイストにもぴったり合うように思う。さらに言えば店の前に駐車スペースがあって、ごっついアメ車がブゥーーン……と乗り付けて来たりして……イイでしょ? それこそ夢のカリフォルニアだね。


※'06年9月末をもって閉店してしまわれました。カリフォルニアの夢が……。(2006.11.15)

# 174 LATINO HEAT [神奈川・茅ヶ崎]

2006.1.19 Y.M

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2006年01月14日

# 109 MOON cafe [横浜・本牧]


[本牧]

 みなとみらい線が開通して観光地化の進む横浜。開けてゆくことと引き換えに多年凝縮されてきた横浜のエッセンスがどんどんと薄まってゆくように感じるハマっ子諸兄もきっと少なくないことだろう。しかし観光の波もMM線とともに元町・中華街止り、市バスしか交通手段のない本牧まではさすがに足を延ばす観光客もいないようで、そうした意味で本牧は、山手の丘陵一線を砦に守られる、ハマっ子にとっての最後のヨコハマかも知れない。みなとみらいを"オモテ"とするなら本牧は奥座敷……いや"奥ハマ"ぐらいに呼んでおこうか。

 1945年、終戦直後に米軍に接収されて米軍横浜海浜住宅地区と呼ばれていた。当時のことを調べるうち、こんなページを見つけた。しかも先月の記事である。この記事に限らず、当時の本牧を振り返る記述には必ずと言ってよいほど「フェンス」という言葉が出てくる――フェンス一枚挟んだ"向こう"には映画館、ボウリング場、ショッピングセンター……戦勝国アメリカの別天地のような暮らしがあったのである。敗戦国の国民は強烈に惹かれ、憧れ、近付き、そして吸収していった。

 返還されたのは82年、「そう遠くない昔」である。跡地は整備されて、現在見るようなマイカルを中心とする美しい街並みになっているが(景観に関して強力な建築協定が結ばれているとのこと)、かつてはフェンスの"外側"だったこの本牧の街一帯にはアメリカの香りが――だいぶ薄まってしまったかも知れないが――それでも引き続いて残っている。みなとヨコハマとはよく言うが、実に37年もの間アメリカの影響をダイレクトに受け続けてきた本牧は、異文化中継地・横浜の中にあっても格別な土地柄のようで、ハマっ子たちの憧憬の念は今なお強い。そんな本牧に接収当時の米軍の味を探してみよう――というのが今回のミッションである。ヤンチャな大人の街・本牧でアメリカンなハンバーガーを――

§ § §


MOON cafe



 接収地内には「Area 1」と呼ばれる場所があったといい(カッチョイー!)、そのかつてのArea 1の辺りに現在その名を戴くカーショップが在る。「アメリカが好き、それもサウザンカリフォルニアが好きなカ−ガイズにはたまらない」ショップは骨の髄までアメリカ大好き、毎年12月にYokohama Hot Rod Custom Showを盛大に開催して去年で14回を数える。MOONEYESは平たく言やぁ、ま、カーパーツの世界的ブランドといったところだろうか。私はソノ世界には全く馴染みがないのだけれど、しかしそんな私でも見覚えある目玉のマークだったので、きっと皆さんも知っているだろう。MOONEYES Area-1はその日本法人の直営ショップということになるのだと思う、きっと。ハマっ子たちのHot Rod Heartを掴んで止まない、そんなカーショップに併設するカフェがこの夜の目的地。

 サイトに説明が詳しいので以下引用多用でゆくと「1991年5月……MOON Cafeは50's StyleのハンバーガーレストランとしてArea-1隣にオープンしました。Car Freaksの為のレストランです」「1996年7月……移転を切っ掛けにそれまでの50's Styleレストランから60's StyleのCoffee ShopにGrow Up」ということで現在在るのは60's スタイルのカーフィーショップ。「天に向けて斜めに張り出す大きなウインドー」「店内外に積み上げた石壁」、テーブルや天井の白、壁や扉のメタリック、そして椅子のムーンイエロー(あえてこう呼ぼう)が、昨日出来たばかりではないか――と見紛うくらいにピッカピカにキレイな、清潔感と透明感に溢れる明るいお店。「大きくU字型にラウンドした2つのボックスシート」のうちの1つを、地元の名士Yo氏と占める。BGM――基本はレゲエ、チョロッとハワイアン。ポカポカと陽気なムード。

 ディーン・ムーン・バーガー¥1,680。「ムーンアイズの創設者にちなんでつけられた、当店イチ押しのオリジナルハンバーガーです。112.5gのパティをダブルで挟んだ、heavy級」いつになくダブルなど頼んでしまう。EXTRAチーズ¥158。付け合せはコールスローにフレンチフライ。

 まずバンズに目が行った。久々にクシャッと潰れた感じのフカフカバンズ。フカフカであると同時に生地にはバネがあり、丈夫である。特に下バンは薄身であるのにダブルパティの加重と野菜の水分に強靭に耐え抜いてビクともしない(今見ると上より直径大きいか)。上バンの裏には網焼きの跡。中身は生オニ、トマ、ピク、レタスたっぷり(以上、バーガーの"外"に)、よく溶けたチェダチーにパティ×2。

 パティは身の締まり具合といいコゲの香ばしさといい、大味過ぎず、小さくまとまり過ぎず、滋味とバランスを兼ね備えたナイスアメリカン。ダブルにしたことにより味に重厚さが増している。上バン表面の白ゴマの焦げ味が肉の味をさらに引き立てる。チェダーチーズも濃い目によく効いている。軽く胡椒を振った程度のプレーンな味付けなので、適宜ケチャップなどかけてみるとコレまたよく合う。まさしくコノ店の空気にピッタリなバーガー。ガバーッと掴んでガブーッとカブり付き、生ビールをグイーッと開ければ気分爽快! 冬の寒さも一瞬にして忘れること請け合い。

 寒さと言えば夜も11時を回ろうかというこの時間、店のオモテに自慢のバイクを伴った人々が集まって来ては、何やら静かに会話を楽しんでいる。バイク愛好家は寒さは平気らしいが(確かにそんな気もする)、それにしたって何もこの冬場に外で立ち話など……と思うのは、ま、余計なお世話だろう。みなさん30代半ばくらいの良識あるオトナな方々ばかりなので、近隣への配慮を欠かさず、決して大きな物音を立てることなく、実に静謐なる会話の様子で、あたかもアゴラで議論する古代ギリシャ人の姿を見ているかのような賢人ぶりであった。沈黙は金――やはり本牧はオトナな街。


# MOON cafe [横浜・本牧] のホンモク ベビー ムーン バーガー
# MOON cafe [横浜・本牧] のシャーリー・ムーン バーガー TOPPING ムーン カフェ オリジナル チリ
# ロコモコ ◆ vol.7 MOON cafe [横浜・本牧] のロコモコ〜グレイビーソース〜

― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市中区本牧宮原2-10
     横浜市営バス「本牧宮原」下車 地図
TEL: 045-623-3960
URL: http://www.mooncafe-honmoku.com/
オープン: 1991年5月17日
* 営業時間 *
月〜土: 11:30〜21:30LO
日祝日: 10:30〜20:30LO
定休日: なし(要確認)


2006.1.14 Y.M

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2005年08月06日

# 081 L.A.S.T [横浜・みなとみらい]




 さてクイーンズスクエアから運河を渡ってワールドポーターズの5F。上記「アメリカンハウス」のグループ店にして、汐留にも出店を果たした南カリフォルニア料理の店。"南"って……ただのカリフォルニア料理とは違うのか。

 どういう料理が出て来るかはわからぬが、出てくる料理のボリュームだけは容易く想像のつく店構え……こういうアメリカンダイナーな店って得だよネ。ボリュームたっぷりのアメリカンサイズの凄まじさにお得度満点! ワイワイ取り分ける門にゃアンハッピーな福なぞ来ぬわいなと。だからイイコトずくめ! だからこそ……!! 入店には"覚悟"が必要……対岸で1個食べ、運河渡っただけの間隔でさらにバーガーもう1個、果たして食べられるのか……?? 「バーガーは別腹」――なんて腹、私は持ってないので、その辺根性だけで何とかやっとります。でも大丈夫! 味覚だけは正常に保つよう、努めておりますので……。

 ワールドポーターズの広大な空間をふんだんに使った広々とした店内。しかも窓外はコスモワールドの大観覧車という好立地。基本はアメリカンハウスに同じ。赤白チェック柄のテーブルクロス。ギトギト真っ赤なソファも背を低くして健在。でも大多数は椅子席。そして壁が茶色になって、コレでグンと落ち着いたダイナーでクラシカルな雰囲気に。こちらも接客がちゃんとしていて、テーブルの担当者はまず名を名乗ってからメニューを渡す――昨今稀に見る武士道精神スタッフは一様に縦ジマの、アメフトだかホッケーだかのレフェリーの恰好――但し下はジーンズ。どうせなら下も黒のスラックスで決めてくれるともっと良いように思うのだけれど。BGM――ダル目のソウル/ブラック。

 アメリカンクラシックバーガー¥1,250。お好みでチーズも……とあるのは料金の内らしく、トッピングではない。アメリカンハウスとはいろいろと違う。皿は無地。フレンチフライの太さも違う。バンズは皮がフランスパン的なやや張った感じで、ケシもゴマもなし。中身――甘いマヨソース、フリルレタス、生オニオン、赤々としたトマト、チェダーチーズ、パティ、バターを塗った下バンズ(heel)。パティがヒット! 「アメリカンハウス」に似たモヤッとした感じなんだけど、肉汁がよく滲み出てその分食べやすい。やはり甘めの、角のない丸い味タテに割ったピクルスはアメリカンハウスと同じ味だった。あとはコールスロー、コイツは付け合わせとしては最高!

 店名のL.A.S.Tとは「Love. American. Story. Time」――なんだ、カタコトじゃんか。アメリカンハウスに至ってはベッタベタの一般名詞、'78年当時はこんなネーミングが通用する世情だったのね……と、この国の当時を振り返ってみたり……。

 ところで「STOVE'S」も「FLASH BACK CAFE」も「TROUBADOUR」もそうだったが「同じ経営者が同じ市の中に、それぞれ名前の違う店を何店も持っている」というパターン、多いね。しばしの間過ごした鳥取においてもそうだったのだが、ちょっとイイ感じの店があって入ってみると必ず、同じようにイイ感じの何処々々と姉妹店……というのがほぼ例外ナシのパターンだった。やはり限られた市域の中では手を変え名前を変えて、趣向をちょっとづつずらして店を出してゆく――というのが定石なんだろうか。こうした手法には強く地方都市的な匂いを感じ取ることができるように私は思う――経験的に。

 そう考えると「ラッキーピエロ」はエライね〜。ラッピに限っては函館市内外に10店舗余り、すべてラッピの看板でチェーン展開という、愚直なまでの道の切り拓き方を見せている。まぁ目指すところが違うと言われればそうなのかも知れないが、とにかくラッピが異常で、アメリカンハウスなどの展開のさせ方の方が至極正常と言って正しいのだと思う。

§ §

 ……あぁ最後に「アメリカンハウス」と「L.A.S.T」の違いをもうひとつ――「L.A.S.T」はサービス料しっかり10%。でもあれだけしっかり対応してくれたら十分納得の10%と言うことで――。


# L.A.S.T [横浜・みなとみらい] のチーズバーガー extra エッグ

2005.8.6 Y.M

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2005年08月01日

# 080 AMERICAN HOUSE [横浜・みなとみらい]




 78年元町で生れ愛され続けてきたアメリカンハウス――なんてあるんだけど、こんな店、元町にあったっけ……?

 とは言え父母に連れられてよく元町に行っていたアノ頃、我が興味の対象は幼子にふさわしく「ファミリア」であり「喜久家」であり、当時まだ輸入食料品店でしか扱っていなかったミルキーウェイであったワケであり、目に入らない・留まらないのはある種当然、道理である。

 なので元町商店街のどこかに確かに在ったのだろう。その地元の生え抜きがクイーンズスクエアに店を出したワケである――すばらしい! 大体、再開発などしてピッカピカの駅ビル・ショッピングセンターが建造され、7・8F辺りにレストラン街など出来たりすると、入る顔ぶれは毎度決まって「新宿○○」とか「銀座○○天」とか「とんかつ○○」とか、どの街行っても見た顔・知った顔――これぞセット販売の極み。そんな中、たとえ一店でも地元組の出店などあるのは、止め処ないマンネリズムの氾濫に一矢報いるかのようでちょっと気持ちよい。

 クイーンズスクエア横浜[アット!]セカンドに入る店。店の手前がフードコートになっているのだが――またはフードコートの"奥に在る"とも――コノ一角、庭先に設えた野鳥のエサ場みたいな印象。小鳥一匹やっと止まれるくらいの"辛うじての"エサ台の上に、遠方よりお越しの渡り鳥ご一行を集めては乗せ集めては乗せ、それで一時の休息を与えてる気に"なっている"……そんなイイカゲンな空気が感じられて、全く良い気がしない。と言うか、私は到底使う気になれない。なのでその奥に構えるコノ店にも同様な印象を持っていたワケなのである――店員がメニューを持って来るまでは

 白と赤の店。ギトギト真っ赤なソファ、白壁一面サインボードにナンバープレート、そしてネオンだらけ。きわめてゴチャゴチャ。フードコートの印象も重なって、さらにゴチャゴチャ……。しかしその印象は店員がメニューを持って来て後、一変……。雑然として落ち着かぬ中、不意を突く礼儀正しい挨拶、丁寧な接客……やはりサービスこそ偉大ですな! ただそれだけのことですっかりイイ気分になってしまう単純さ。

 にしても場所が場所、いわば観光地の最前線に押し出されているような店なので、きっと利用客も日々相当な数だろう。店内備品の消耗もちょっと奥まった立地の店とでは比較にならないくらい早いのかも知れない。それもあってか全体にややボロッとした箇所が目に付いて……あぁいや、6月10日から24時間営業になったのね? だからか……掃除する間もないワケで、それがゴチャゴチャの主因だろうか? BGM――70's&80'sヒッツが無節操のてんこ盛り。

 アメリカンクラシックチーズバーガー¥980。「自家製でバンズを焼いています。100%ビーフを使用したパティをチャーブロイル(炭焼き)してジューシーに仕上げてあります」フカッとしたバンズは表面白ゴマ、皮にエラク糖分の甘味のあるバターロール系バンズとしてはちょっと味が立ち過ぎているようにも思うが。

 中身はマヨネーズ、チーズ、パティ、やや水気の多過ぎるトマト、単体で食べると辛いがしかし水分を豊かに含んだ生オニオン、フリルレタス、バターを塗った下バンズ(heel)。パティはモヤッとしてかなり地味。それ単体では塩味を持っているようだが、味の主導権はマヨソース+バンズの甘味であり、トマト+オニオンの水分と相俟って全体としても丸い甘味のある、食べやすい味に落ち着いている。個々にはさほどとは思わなかったが、コノ辺りがバーガー的マジックの妙か。

§ §

 皿に注目――手前に「GARLIC JO'S」、奥に「L.A.S.T」――隠れた位置に「AMERICAN HOUSE」がちゃんとあるのだが、コレ、株式会社アメリカンハウスの経営する3店共通の皿らしく。他に計9つの店名で展開するハマの生え抜きは、横浜市内に留まらず、汐留、お台場……そしてなんと! カリフォルニアにも進出しているとはホントの話。でもってグループ店の一つ、ワールドポーターズに入っている南カリフォルニア料理のL.A.S.Tも同様にアメリカンなバーガーを扱っているとわかり、普段ならグループ店は"省略"でとりあえず済ますところを、ついふらっと……。 (つづく)

2005.8.1 Y.M

posted by ハンバーガーストリート at 21:10 | TrackBack(0) | 横浜編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする