2019年01月16日

# ハンバーガーに「薬味を乗せる」感覚




 最近思ったこと……。

 実際にはそこに挟まって「いない」食材についてアレコレ想像させる素晴らしいバーガーに出合ったことを去年の暮れにアツく語った。そしてその、特別なものが乗らないままでも十分おいしいWack Dland! (ワックドランド!)チーズバーガーからさまざまな「味のインスピレーション」を受けて、アンチョビとピクルスを持ち込みで乗せてみたという話を先週した。そこで思ったのが、「コレを乗せたらおいしいだろうな」「アレも合うかも」というアイデアから乗っける食材は、「トッピングする」と言うより「薬味を乗せる」感覚に近い――ということである。

 「トッピングしましょう」「カスタムしましょう」と言うと、そのバーガーを構成する「パーツの一部」「層の一部」としての食材を「ガッツリ挟む」イメージがある。ハンバーガーを「一個ガッツリ完成させましょう」的なイメージがあるが、そうではなくて、「ちょっと味を足す」感じ。「この味がさらにあるといいな」という食材を「付け足す」感じ。それは「トッピング」でなくて「薬味」の感覚ではないかと思うのだ。蕎麦にネギを乗せるように、わさびをつけるように、唐辛子を振るように「ちょっと味を足す」感覚。

 丸々1個をがっつりカスタムするバーガーもそれはそれで醍醐味だけれど、既に十分完成された極々シンプルなバーガーにちょっと薬味を乗せて食べる――そんな感覚でハンバーガーの味をとらえ、味を考えるというのは次なるステージの楽しみ方ではないかと、最近そう思ったのである。

§ §

 「乗せて、積んで……」でなく、ひと味「ちょっと足す」食べ方。今年はそんな嗜み方が出来るバーガーに注目してみようかという、そんな新年で――。




# Wack Dland! [松陰神社前] のハンバーガー TOPPING チーズ、アンチョビ、ピクルス
# Wack Dland! [松陰神社前] のハンバーガー TOPPING チーズ
# 2019年のハンバーガー〜2018年最も印象に残ったバーガー補足
# 2018年最も印象に残ったバーガー5つ

2019.1.16 Y.M
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2019年01月04日

# 2019年のハンバーガー〜2018年最も印象に残ったバーガー補足




 2019年の最初は大晦日に発表した「2018年最も印象に残ったバーガー5つ」の補足からまずは……。

§ §

 選んだ5つの傾向は鮮明です。「食べやすさ」と「わかりやすさ」、まずはココに集約されます。

 食べやすいこと。それは「持ちやすい」ことでもあり、「あれこれいっぱい挟まない」「なんでもかんでも高く積み上げない」、つまり「シンプルなもの」ということになります。1ヶ月に1度とか、半年に1度「しか」ハンバーガーを食べない人なら、その貴重な1度にはゴージャスなハンバーガーが食べたいでしょうし、スペシャルなハンバーガーが食べたいでしょう。その気持ちはわかります。たまに食べる人の心理はそうだと思います。


 一方、私にとってハンバーガーは「日常的」に食べるものです。食べる頻度が違うワケです。例えば、外回りの営業さんがいつもかならず立ち寄る定食屋でいつも頼む、何てことない「ふっつーの生姜焼き定食」が仕事の合間の楽しみになっているとか、食べると元気が出るとか、ホッとするとか……私にとってのハンバーガーとは、ハンバーガーのおいしさとは、そういうレベルのものなんですね。

 飛び切り「スペシャル」でなくていいんです。豪華でなくていいんです。でもその人にとっては、それが飛び切りの「ごちそう」なんです。ご褒美なんです。食べられるだけで幸せになれるんです。私にとってそういう位置付けにハンバーガーはありまして、年末に選んだ5つのバーガー中の4つまでが、そういう「日常仕立て」なセレクトになっています。

 そしてあらためて思うのは「造りがシンプルなバーガーほど力強い」ということです。


 ありとあらゆるトッピングをうずたかくパンパンに積み上げた上から、味の濃いぃ〜ソースが「どびゃ〜っ」とかかったバーガーの方が、一見パワフルに思えますが、いやいやいや、トッピングを最小限に絞り込んだ、それこそ「パンと肉だけ」レベルのバーガーの方が、その全パーツの機能が最大限に発揮された時の出力・威力、いずれもトッピングだらけのバーガーをはるかに上回る力強さがあります。

 いっぱい挟んだバーガーの方が確かに「いろんな味」はすると思います。東西南北・天地左右、いろんな方向に向いた味がバラエティ豊かに働くことでしょう。その状態をもって「味に広がりがある」という言い方も出来ます。味わいの「数の多さ」の点では、確かに挟み込んだバーガーの方が上です。


 トッピングの点数が少なくなればなるほど、当然、味の「頭数」は減ってゆきます。ですからバーガー全体の味の向く方向は「単一」になります。単一方向に向かう味になり、その分、味わいが多方面に広がらずに「シャープ」になります。鋭くなります。そして力強くなります。味の指向性が狭い分、「圧」が増すワケですね。ゴムホースの口をギュッと潰して、口を狭めた時の水圧の強い水のようなものです。

 グン! と突き上げてくるような、グイグイ攻め込んでくるような、そんな力強いおいしさのバーガーが私は大好きです。一日中忙しく働き回ってヘトヘトに疲れ切った身体や、感性がすっかり鈍ってピクリとも動かなくなった心が「シャキーッ!」と思わず目を覚ますような、そんな力強いバーガーを私は愛します。

§ §

 そういう骨のあるバーガーを求めると、結局、シンプルに行き着きます。複雑怪奇なものでなく、単純明快、わかりやすいバーガー。食べやすく、持ちやすく、かつ、お値段もお安め。だから毎日の楽しみになる――。

 皆さまそれぞれにとって、ハンバーガーはどんな存在・位置付けの食べ物でしょう。今年もどうぞよろしくお願いいたします!




2019.1.4 Y.M
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2018年12月31日

# 2018年最も印象に残ったバーガー5つ




 2018年もいよいよ今日で最後。おしまい。ということで去年に引き続き今年も発表します――2018年最も印象に残ったバーガー5選!

 今年はこれまでに既に同様の趣旨で『Hanako』に4バーガー、先週発刊の『ON THE ROAD MAGAZINE』に3バーガーをそれぞれ紹介してます。顔ぶれはほぼ一緒。今年を代表するバーガーも「もうさすがに出尽くしただろう」という確定寸前のタイミングに、猛烈な勢いで滑り込んで来たバーガーが2つほどありまして、おかげで順位が入れ替わりました(笑)。

 今年2018年はこの記事も含め「347」の記事をアップしました。なお去年は「348」でした。中から選んだ今年の「TOP5」、以下発表です……の前に去年にならい、"Burger of the Year 2018"から。


■Burger of the Year 2018
 # 人形町「BROZERS'」の日本橋高島屋S.C.出店

……これは文句なし。「マイナビニュース」にも書きましたBROZERS'(ブラザーズ)の日本橋高島屋S.C.出店。日本のハンバーガー史における「大事件」と言ってよいでしょう。


■2018年最も印象に残ったバーガーその1
 # FATBURGER [渋谷] のダブルバーガー TOPPING チーズ

……これも文句なし! 毎度の褒め言葉、「やわらかい」「食べやすい」「安心感」「高くない」そして「ふつう」。あらゆる手の込んだ創意工夫に勝る「ふつうが一番!」なバーガー。


■2018年最も印象に残ったバーガーその2
 # Wack Dland! [松陰神社前] のハンバーガー TOPPING チーズ

……これがモーレツに滑り込んで来た一品。内容は至ってシンプル。でも旨味成分のカタマリ。「おいしいハンバーガーを作ろう」という以前に「おいしい食べ物」をまず目指す、その基本姿勢を高く評価。


■2018年最も印象に残ったバーガーその3
 # Bigmamacafe [横浜・北山田] のハンバーガー

……上の「Wack Dland!」で今年ももう決まりかと思いきや、そこへさらに滑り込んで来たのがこちらのバーガー。シンプルにして「ふつう」な中にも"力"あり。これぐらいがむしろ最高の贅沢。


■2018年最も印象に残ったバーガーその4
 # JAFFE JOFFER [横浜・金沢文庫] のベーコンハニーマスタードバーガー

……暑い夏の終わりに出合ったこのバーガーは「こんな秘密兵器がこの店にあったんだ!」という再発見の一品。ポイントはわかりやすさ。「チキンマックナゲット」のソースをヒントに作ったハニーマスタードソースがまぁ〜わかりやすいこと!


■2018年最も印象に残ったバーガーその5
 # homeys [高田馬場] のダブルチーズバーガー チリバンズ

……ラストは6月放送の「極皿〜食の因数分解」はじめ、複数のメディアでたびたびご紹介したこちらのバーガー。ただ「辛い」だけでなく「赤い」チリバンズを考えた、そのアイデアに一票。

§ §

 そんな感じで『Hanako』も『ON THE ROAD MAGAZINE』も併せてご覧下さい。例によって年内に果たせなかった「二年越しの課題」もいろいろございます。それらすべてまた来年! 今年一年ありがとうございました!


2018.12.31 Y.M
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2018年12月11日

# フレッシュネスバーガーのクラシックアボカドベーコンチーズバーガー・続き




 先週の「クラシックアボカドベーコンチーズバーガー」の記事を書いた後、ふつふつと後から思い浮かんだことがあったので、こぼれ話的にちょっと……。

 フレッシュネスバーガー12月5日発売の期間限定クラシックアボカドベーコンチーズバーガー¥810(税別¥750)は「アフラックの健康応援キャンペーン」タイアップメニューということで、バンズに健康的な「低糖質バンズ」を使っている。


 低糖質バンズがフレッシュネス全店に導入されたのは2015年10月。以来、プラス¥54(税別¥50)で全バーガーメニューのバンズがこの低糖質バンズに変更出来るのだが、実際のところ、それほど大きくソレを謳っているワケでもない。そして今回「クラシックアボカドベーコン……」に使われるまで、低糖質バンズがキャンペーンメニューに登場したことは一度も無かったのである。つまり、低糖質バンズは表舞台に立ったことが無いのだ。健康食品のような味気ない淡泊なものでなく、ハンバーガーのバンズとしてのおいしさもきっちり兼ね備えたバンズなだけに、何とも惜しい気がする。

 ここで話変わって、マクドナルドの「テキサスバーガー」――。


 先月2年ぶりに復活して話題を呼んだテキサスバーガーだが、調べたところ、2010年2011年2013年2016年、そして今年2018年と、これまでに計5回登場している。さらに調べると、毎回寸分違わぬ全く同じ「テキサスバーガー」が出て来るワケではなく、その都度、その時々の食材を使って作っているようなのだ。初登場した2010年は「クォーターパウンダー」のパティを使っていた。以降2016年の4度目まで、ずっとクォーターパウンダーパティを使用。しかし去年「クォーターパウンダー」の販売が終了したので、今年の5度目は「グラン」のパティを使っている。つまり、ちょっと言い方を換えるなら、「テキサスバーガー」は実は「クォーターパウンダー」の変形であり、「グラン」のアレンジである――とも言えるのだ。


 「クォーターパウンダー」は2008年11月に関東地区で先行発売され、全国デビューしたのは2009年4月。販売終了は2017年4月。その間に発売された「クォーターパウンダー」のバリエーションを数えてみると、2009年11月の「レタス&トマト」、2013年6月の「BLT」「ハバネロトマト」、2013年7月発売の"1,000円マック"「ゴールドリング」「ブラックダイヤモンド」「ルビースパーク」、そして2013年12月の「ホワイトチェダー」の計7品あった。ニュースリリースを調べた限りでは上記7品が「クォーターパウンダー」と名の付く派生商品である。2013年に6品が集中、それ以後は販売終了まで1品も登場がない。8年間で7品は果たして多いか少ないか……。

 その陰で、言うなれば「社内OEM」的に、テキサスバーガーなどのキャンペーン商品の「パーツとして」クォーターパウンダーのパティは活躍してきた。各キャンペーン商品がそれぞれ・その時々の世間の話題を呼び、大きな成果・反響を生む一方で、「クォーターパウンダー」という商品名が表に出ることは無かった。「クォーターパウンダー」という名前が大きく売り出される機会は、そう多くは無かったのである。


 その点、フレッシュネスは、どんなに品名が長くなっても「クラシック○○バーガー」と、かならず「クラシック」を入れてくる辺り、やり方が徹底している。クラシックバーガーを「メニューの軸に据えよう」という意思がそこにはっきりと感じられる。クラシックバーガーのパティやパーツを使っておきながら、「クラシック」を名乗らないケースはまず無いワケだ。とするなら、低糖質バンズも同様に、ぜひその名を冠したキャンペーンを打ち出すとよいと思う。まず「名前」を知ってもらう・覚えてもらうということが重要かつ有効な手段であることは、何よりフレッシュネス自身が証明してみせているのだから。

§ §

 と、このように「商品名を売る」という努力はすごく大事なことに思う。店の主張やアピールを何より雄弁に物語るもの、それが「ネーミング」である。商品名を見れば、その店が「何を大切にしているか」「何を軸に置いているか」というのが一目瞭然とよくわかる。だからネーミングは大事。



# フレッシュネスバーガーのクラシックアボカドベーコンチーズバーガー
# この日はフレッシュネスバーガーの「クラシックアボカドベーコンチーズバーガー」発表会
# フレッシュネスバーガーのモッツァレラチーズオムレツ
# フレッシュネスバーガーの自家製ミートボール
# フレッシュネスバーガーのクラシックローストビーフバーガー
# この日は「フレッシュネスバーガー」試食会
# フレッシュネスバーガーのクラシックマッシュルームチーズバーガー
# フレッシュネスバーガーの「基本のチキンカレー」のカレーライス
# ただいま「フレッシュネスバーガー」日比谷店で水野仁輔氏のカレーライス販売中!
# 8月6日100食限定〜フレッシュネスバーガーで水野仁輔氏がカレーライスを販売
# フレッシュネスバーガーのスパイスカリーチキンバーガー
【最新情報】 フレッシュネスバーガー「クラシックフレッシュネスバーガー」「クラシックテリヤキバーガー」を発売
# マイナビニュース「ジャンクの概念を覆せるか? フレッシュネスバーガーが挑む新潮流」
# フレッシュネスバーガーのクラシックアボカドチーズバーガー 低糖質バンズ
# フレッシュネスバーガーのクラシックアボカドチーズバーガー
# フレッシュネスバーガーのサーモンアボカドサンド
# フレッシュネスバーガー「サーモンアボカドサンド」を発売
【最新情報】 フレッシュネスバーガー「オイスターバーガー」を発売
# フレッシュネスバーガーのポルチーニトリュフチーズバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーの菜の花ベーコンチーズバーガー
# フレッシュネスバーガーのピーナッツバターバーガー
【最新情報】 マイナビニュース「25周年を迎えたフレッシュネスの秘密」
# フレッシュネスバーガー25周年記念「スペシャルポルチーニトリュフチーズバーガー」をあす12月14日、日比谷店で25個限定で販売!
# フレッシュネスバーガーのポルチーニトリュフチーズバーガー
# フレッシュネスバーガーのスパムバーガー(再再々食)
# フレッシュネスバーガーのネギミソバーガー(再食)
【最新情報】 フレッシュネスバーガーが25周年記念復刻バーガー第4弾「ネギミソバーガー」発売!
【最新情報】 フレッシュネスバーガーの「スパムバーガー生き残りキャンペーン」
# フレッシュネスバーガーのサクラクリームチャイ
【MONOQLO 極旨BESTランキング】 フレッシュネスバーガーのクラシックベーコンエッグバーガー
【MONOQLO 極旨BESTランキング】 フレッシュネスバーガーのクラシックベーコンエッグチーズバーガー
【MONOQLO 極旨BESTランキング】 フレッシュネスバーガーのフレッシュネスバーガー
【MONOQLO 極旨BESTランキング】 フレッシュネスバーガーのクラシックバーガー
【MONOQLO 極旨BESTランキング】 フレッシュネスバーガーのクラシックチーズバーガー
# フレッシュネスバーガーのスパムバーガー(再々食)
# フレッシュネスバーガーのクラシックベーコンエッグチーズバーガー ダブル
# フレッシュネスバーガーのガパオバーガー
# おばあちゃんとハンバーガー〜料理体験型デイサービスとフレッシュネスバーガーの試み
# フレッシュネスバーガーのフレッシュネスチーズバーガー 低糖質バンズ
# フレッシュネスバーガーのクラブケーキバーガー
# フレッシュネスバーガーの粗挽き牛メンチカツバーガー
【私的第3回ハンバーガー総選挙】 フレッシュネスバーガーのクラシックチーズバーガー
【私的第3回ハンバーガー総選挙】 フレッシュネスバーガーのフレッシュネスチーズバーガー
# フレッシュネスバーガーのハワイアンマグロバーガー
# フレッシュネスバーガーのサーモンエッグバーガー
# フレッシュネスバーガーのクラシックバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのチーズバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのベジタブルバーガー(ビーンズ)
# フレッシュネスバーガーのスパムバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのアボカドバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのベーコンオムレツバーガー
# フレッシュネスバーガーのテリヤキチキンバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのクラシックチーズバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのマッシュルームチーズバーガー
# フレッシュネスバーガーのフレッシュネスバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのテリヤキチキンバーガー
# フレッシュネスバーガーのスパムバーガー
# フレッシュネスバーガーのアボカドバーガー
# フレッシュネスバーガーのフルーツバーガー(マンゴー)
# フレッシュネスバーガーのテリヤキバーガー
# フレッシュネスバーガーのクラシックバーガー
# フレッシュネスバーガーのサルサバーガー
# フレッシュネスバーガーのネギミソバーガー
# ファストフード ◆ フレッシュネスバーガーのクラシックチーズバーガー
# ファストフード ◆ フレッシュネスバーガーのフレッシュネスバーガー
# 007 フレッシュネスバーガー

2018.12.11 Y.M
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2018年10月28日

# BROZERS' [日本橋] のチーズバーガー〜日本橋高島屋S.C.出店によせて




 「2018年を振り返って」というテーマの雑誌の取材依頼が、もうずいぶん前、今月10月のアタマには私のところに来ていました。今年もまだ2ヶ月あるワケですが、出版物的にはもう年末です。

 今年2018年のハンバーガーシーンの大きな出来事を振り返りますと、上半期は「SHAKE SHACK」の大阪進出がありました。1年を通して見ると、先月9月の「BROZERS'」日本橋高島屋S.C.出店がやはり今年一番の出来事でしょう。歴史的な大事件に思います。

§ §


 話は9月の下旬に遡ります。さすがは国内を代表する百貨店、日本橋高島屋S.C.新館の内覧会は9月21・22日の2日間にわたっておこなわれました(もっと日程があったかも知れません)。この日9月21日、雨の中、取材をしに訪ねてみると、受付前にこの行列。さすがは高島屋。

 9月25日に誕生した「日本橋高島屋S.C.」は、従来の日本橋高島屋を「本館」に、このたびオープンした「新館」と、さらに「東館」「ウオッチメゾン」を併せた4館を1つの大きなショッピングセンターとして構成したものです。リリースこちらです。


 なお、現在新館が建つ一画にはかつて「北別館」なる建物があり、その1階が記念すべき「ロッテリア」1号店が誕生した場所でした。創業は1972年9月。私が訪ねたのは2008年1月。その時の写真が→こちらです。

 新館が入る「日本橋高島屋三井ビルディング」は地上32階、地下5階からなる高層ビルで、高島屋の新館フロアはそのうちの7階まで。9階から上はオフィスフロアになっています(※8階は機械室だそうで)。10階にはフィットネスクラブもあり、つまりココ新館は、たくさんの「お客さん」を階上に頂いた、そんな好条件に恵まれた商業施設なワケです。


 お昼時になると、お腹を空かせたオフィスワーカーたちが上階からドドッと一気に降りて来ます。そんな彼らを待ち受けるのが6階・7階のレストラン街。そしてその一角にあるのが我らがBROZERS'(ブラザーズ)と――。

 相も変わらずダークでビビッドな「赤」。この赤を見ると、コーポレートカラーならぬ「ショップカラー」を最初に1色決めておくと、のちのち店舗展開してゆく上で「強いな」と思わされます。この「赤」で「ブラザーズ」と一目でわかりますからね。印象絶大。


 今回のブラザーズ日本橋高島屋S.C.出店の最重要ポイントは、日本を代表する百貨店のレストランフロアに「ハンバーガー」の専門店が入ったこと。それも大手企業が経営する、名の通った「大きな」レストランではなく、個人経営からスタートした町場の小さな店が、ついに一流百貨店に入るまでになったという点です。


 フロアガイドを見てみると、同じ新館には私の大好きな「かつ吉」、札幌の「鮨棗(なつめ)」、麻布十番の「更科堀井」、「人形町今半」、本館には「すきやばし次郎」、「タイユヴァン」、「帝国ホテル」、「野田岩」などの名だたる店が連なる中に「ハンバーガー」が、ついこの間まで1個100円の「おやつ」程度にしか思われていなかった「ハンバーガー」の専門店が割って入り、堂々と肩を並べるという――まさに隔世の感。「時代は変わった」とつくづく思う、ハンバーガーの「今」を象徴する大事件に思う次第です。


 バーガーメニューは全35品。これは人形町本店と全く同じ。日本橋店限定のバーガーを出したりなどは今のところなく、ホットドッグもサンドイッチも全て同じ品数・同じ金額。違いは、ワインの種類が少し多いのと、あとはオリジナルカクテル「バーガーサイド」¥750(税込¥810)があること。それだけ。

 高島屋の中だからと言って本店より高いということもなく、値段も全く同じなのですが、但し、そもそもチーズバーガーが¥1,300(税込¥1,404)という値段は、専門店のハンバーガーなど普段食べたことがない、いわゆる「グルメバーガー」に対する免疫の一切ない世間一般の人からすれば、「チーズバーガーが1,300円!?」とびっくりする額だろうと思うワケです。


 そこで効いてくるのが「高島屋」というネームバリュー。天下の高島屋のレストランフロアに選ばれし店のチーズバーガーですから、「そりゃあ1,300円くらいしますよ」という話であり、さらには「今半」「すきやばし次郎」に比べれば、飲み物入れて2,000円なんて額は、予算の10分の1とか、あるいはそれ以下とか――つまりそこまでの出費ではないワケです。

 「高島屋」という名前が持つ信用と信頼が、ハンバーガーの値付けの正しさを保証してくれ、そして後押ししてくれる――そういうステージに、ついにハンバーガーが上がったということです。一個千数百円という値段が不自然でない場所に、ようやくハンバーガーが辿り着いたということです。

§ §

 但し私は、ハンバーガーがどんどん高級化・高価格化してゆくことを必ずしも全肯定・大歓迎するものではありません。ハンバーガーにはハンバーガーにふさわしい値段、手ごろさ・手軽さ、親しみやすさがあると思います。この先「そちら」の方向に落ち着いてくれることを、私はどちらかと言えば願っている次第です。

 その一方で、今回ブラザーズが成し遂げた"快挙"は、ひと言で言えば、一流百貨店にハンバーガーが「認められた」ということです。これは日本のハンバーガーにとって是非とも必要なステップでした。そのステップをみごとに駆け上がってのけたのがブラザーズ。今年2018年を代表するハンバーガーはブラザーズ――そう断言してほぼ間違いないでしょう。まだあと2ヶ月残ってますけどもね。その間に"大逆転"がなければ。




# この日は内覧会――「BROZERS'」日本橋店、日本橋高島屋S.C.新館7Fに9月25日オープン!
# BROZERS' [人形町] のハンバーガー
# BROZERS' [人形町] のロットバーガー BBQソース(再々食)
【お花見バーガー2018】 BROZERS' [人形町] のロットバーガー BBQソース
# BROZERS' [人形町] のハンバーグ&チーズサンド
# BROZERS' [新富町] のレッドホットチリバーガー
# BROZERS' [人形町] のホットドッグ(再食)
# この日はBROZERS' [人形町] のバースデーメガバーガー!
# BROZERS' [人形町] のホットドッグ
【最新情報】 GetNavi web「週末はハンバーガー」――第12回はBROZERS' [人形町]
# BROZERS' [人形町] のタルタルチーズバーガー
# BROZERS' [人形町] のパストラミサンド
【最新情報】 APIOジムニーライフ/『ON THE STREET BURGER』更新――Vol.13 BROZERS' [東京・人形町]
# BROZERS' [人形町] のロットバーガー BBQソース(再食)
# BROZERS' [人形町] のベーコンチーズバーガー(再食)
# BROZERS' [人形町] のロットバーガー テリヤキソース
# クリスマス限定! BROZERS' [人形町] のメガバーガー(後編)
# クリスマス限定! BROZERS' [人形町] のメガバーガー(前編)
# BROZERS' [人形町] のホームページがオープン
# BROZERS' [人形町] のレッドホットチリバーガー
# BROZERS' [人形町] のチリビーンズバーガー
# BROZERS' [人形町] のロットバーガー
スイートチリソース (お花見バーガー'10)

# BROZERS' [人形町] のテイクアウト店がオープンしました
# BROZERS' [人形町] のデリバリー店がオープンしました
# BROZERS' [人形町] のパインチーズバーガー
# BROZERS' [人形町] のスイートチリチキンバーガー
# BROZERS' [人形町] が月曜日も営業。不定休に
# BROZERS' [人形町] がデリバリー店の従業員を募集中
# テリヤキバーガー ◆ BROZERS' [人形町] のテリヤキバーガー
# BROZERS' [人形町] のデリバリー店がオープンしました
# アボカドバーガー ◆ BROZERS' [人形町] のアボカドバーガー
# BROZERS' [人形町] のベーコンチーズバーガー
# 019 BROZERS' [人形町]

― shop data ―
●日本橋店
所在地: 東京都中央区日本橋 2-5-1 日本橋高島屋S.C. 新館7F
     東京メトロ・都営地下鉄 日本橋駅直通 地図
TEL: 03-6262-3191
URL: http://www.brozers.co.jp/
オープン: 2018年9月25日
営業時間: 11:00〜23:00(LO22:30)
定休日: 日本橋高島屋S.C.に準じる(要確認)

2018.10.28 Y.M
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2018年09月26日

# 秋の月見バーガー2018




 というワケで今年の月見バーガー戦線……ま、"戦線"と呼べるくらい「月見」と名の付く商品を各社相次ぎ売り出して、相乗り・便乗してきたワケで、"本家"のマクドナルドは1991年以来、毎年秋になると「月見バーガー」を販売し続けて、早27年ですか。四半世紀超え。そこまで続けばもう立派な"風物詩"ですよ。真似した云々じゃなくて、もう他社もどんどん参加すれば盛り上がりますよ。「秋の月見バーガー」と「春の花見バーガー」をどんどん盛り上げていったらいいと思います。

 ということで今年2018年のマック、ケンタッキーフライドチキンロッテリアの3店の月見バーガー、バリエーションが複数ある店もありますが、代表作は以下の通りです。ぜひ毎年出して欲しいです――。


# マクドナルドの金の月見バーガー¥390

唯一の「ベーコンエッグバーガー」です。ベーコンおいしいです。


# ケンタッキーフライドチキンの月見チキンフィレサンド¥460

チキン「サンド」です。鶏と卵で「親子丼」状態。


# ロッテリアの黄金の半熟タマてりバーガー¥460

「半熟」技術にかけてはロッテリアは群を抜いてます。わたくしイチ押し!

§ §

 で、大団円……というところへ、マクドナルドより「月光バーガー」発売の発表がありまして……要る? 味は大体想像出来ますよね。5月に復活した「たまごダブルマック」のペッパーソースをオーロラソースに替えて、パティ1枚増やした感じでしょ? 「月光」言うからには、もうひと声欲しくないですか? それでも確かめておきます(笑)?


# これまでに紹介した「カレーバーガー」一覧
# BSフジ「極皿〜食の因数分解」に出演しました――ご紹介した店
# FM Salus「Afternoon SALUS」に出演しました――ご紹介した店
# 2017年最も印象に残ったバーガー5つ
# 「食べログマガジン」偏愛フーディスト――ご紹介した店
# FM Salus「Afternoon SALUS」に出演しました――ご紹介した店
# テレビ東京「一夜づけ」に出演しました――ご紹介した店

2018.9.26 Y.M
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2018年08月25日

# 「ハンバーガー」と「ご当地バーガー」を分けて考えたい




 あのマクドナルドもついにご当地バーガーに手を染めたようですが、そろそろ「ハンバーガー」と「ご当地バーガー」を明確に分けて扱いたいなと思う次第です。

 雑誌などを見ていても、ハンバーガーの特集の中にご当地バーガーが入れ込まれていることがちょいちょいあるんですけど、もういい加減、ご当地バーガーだって独立した立派な一分野だと思うんですね。「とっとりバーガーフェスタ」だって今年で9年目ですよ。来年10周年。ご当地バーガーの「元祖」だと私は思う函館の「ラッキーピエロ」は去年30周年でした。それだけ続けばもう立派な一分野ですよ。

 そもそもハンバーガーとご当地バーガーでは根本的な「ルール」が違います。それはまた次回説明するとして、ともあれ、「ハンバーガーの中にご当地バーガーがある」んじゃなくて「ハンバーガーとご当地バーガーはそれぞれ別個に存在する」という理解でいいんじゃないかと私は思います。

 ハンバーガーの一種でなく、ハンバーガーとは「別種」の、一個の独立した食べ物としてご当地バーガーを見なしてはいかがでしょう? (つづく)



2018.8.25 Y.M
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2018年08月10日

# これまでに紹介した「カレーバーガー」一覧




 参考……フレッシュネスバーガー 日比谷店で8月6日に限定販売された「基本のチキンカレー」のカレーライスを昨日紹介したが、そもそもの話でカレーを使ったハンバーガーは一説によると「成功しない」とも言われている(どこかで耳に挟んだ)。この時季、各社歴代さまざまな「カレーバーガー」を発表しているが、振り返ってみると、さほど私は反応していないようだ。

 というワケで数こそ多くないが(思っていたよりかなり少ない)、当ブログで過去に紹介したカレーのバーガーの一覧を以下参考まで。

●カレーを使ったハンバーガー

 # フレッシュネスバーガーのスパイスカリーチキンバーガー
 # THE BURGER STAND [王子神谷] のチーズバーガー TOPPING キーマカレー、チーズソース
 # COCOCHI BURGERS [横浜・青葉台] の夏野菜カレーバーガー
 # COCOCHI BURGERS [横浜・藤が丘] の島らっきょうカレーのフェタチーズバーガー
 # Doggy's Diner [青山一丁目] のタルタルカレーバーガー
 # SUNNY DINER [北千住] のとろーりチーズのキーマカレーバーガー

2018.8.10 Y.M
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2018年07月30日

# 続・7月20日「ハンバーガーの日」企画報告――1店追加




 すいません……7月20日「ハンバーガーの日」を記念する企画、昨日「6店」とご報告しましたが、もう1店ありました――。

 ご紹介します。7店目の参加店は福井県は坂井市、三国の海水浴場&温泉地のそばの店、Beach Hill Food Works(ビーチヒルフードワークス)。US産&メキシコ産牛をハンドチョップした120gパティを直火焼き。バンズは新宿「峰屋」の酒種天然酵母。商品名は「Back to 1954 Burger」、ポテト付き¥1,000。ケチャップも自家製。URLはこちら

§ §

 つまり、2018年のハンバーガーの日企画参加店は「7店」だったということですね。以下、昨日上げた6店を再度載せておきます。7店の再現バーガー……。

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2018年07月29日

# 7月20日「ハンバーガーの日」企画報告




 7月20日「ハンバーガーの日」を記念する企画の"結果"をお知らせします――。

 映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』の公開記念キャンペーンとして「1950年代のハンバーガーを再現しよう」という「再現バーガー」企画が去年ありました。それを「ハンバーガーの日」に合わせて「今年もまたやろう」という提案が滋賀・大津「AUNTY-MEE burger(AMB)」などより上がり、結果、計6店が今年の再現バーガー企画に参加しました。以下ご紹介します……。


まずはこちら、滋賀・大津AUNTY-MEE burger(アンティーミーバーガー)の「1954 BURGER」¥1,000。直径4インチ、サイズ4分の1ポンド(113g)の黒毛和牛パティを使用。毎朝お店でミンチしています。URLはこちら


大阪・八尾の自家焙煎の珈琲店香留壇(かるだん)は、粗挽きミンチとハンドチョップを合わせた熊本産牛110gパティによる「クラシックバーガー」を¥800で提供。サラダ・ポテト付き。食後にはおいしいコーヒーが待ってます。facebookページこちら


兵庫・姫路のC.B.DINER JOHSON(シービーダイナージョーソン)では、ポテト・サラダ・ドリンク付きの「1954 BURGER」が¥1,080で登場。パティはオージーの赤身&和牛脂120g。バンズは店主境野さんの妹さんの店「Patisserie Cafe Gad(ギャド)」製。facebookページこちら


BROZERS'」出身の上田さんの店、兵庫・西脇burger crazy(バーガークレイジー)。黒毛和牛とオージービーフを秘伝の割合と挽き方で合わせたパティを使ったバーガー、その名も「1954」を¥1,080で提供。ポテト付き。URLこちら


東海エリアより参加は、名古屋・伏見のおしゃれなコーヒー&バーガースタンドMeihoku COFFEE(メイホクコーヒー)。オージー粗挽き110gパティの「50sバーガー」をポテト付き¥1,000で販売。パッケージが秀逸。URLこちら


そして締めはこの店、大阪・豊中のNICK&RENEE(ニック・アンド・レネイ)。直火焼きの黒毛和牛110gパティによる「クラシックバーガー」が¥1,100。ハリウッド映画のポスターだらけのお店です。URLこちら

§ §

 以上の6店が2018年の「ハンバーガーの日」企画参加店でした。写真はすべて店の提供です。各店が出していた「再現バーガー」のレシピは簡単、

●ビーフ100%パティ(つなぎなし、ビーフ以外NG) ●ケチャップ ●マスタード ●刻んだ玉ねぎ ●ピクルス2枚

をバンズの間に挟んだだけ。普段各店で使っている材料を使い、1950年代当時の米国のハンバーガーを再現しました。

 また来年もやると思います。参加する店の数がもっと増えたらよいでしょう。今日7月29日は映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』の全国公開から1周年の記念日です。Blu-ray&DVD好評販売中!


Blu-ray&DVD好評販売中!

2018.7.29 Y.M
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2018年06月26日

# また大阪へ――あす27日よる19時〜、私のインタビュー生配信!




 6月18日に発生した大阪府北部の地震において、被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

§ §

 ブログ「ハンバーガーストリート」、これにて通算3000記事目の節目です……という記念の記事が、こんな報告になってしまいました。まぁいいでしょう。3000だろうが何千だろうが、あくまで"通過点"ですから。

 先月に続いてまた大阪へ行きます。有り難くも私のインタビューをYouTubeチャンネルで生配信するのがその目的です。いよいよ明日27日水曜19時から生配信! インタビューの聞き手は西日本ハンバーガー協会の創設者にして『関西ウォーカー』編集の薮伸太郎さん。配信するチャンネルは西日本ハンバーガー協会の公式YouTUBEチャンネルです! いろいろなトーク・対談が出来ると思います。どうぞお楽しみに

 ■西日本ハンバーガー協会 OFFICIAL WEB SITE
 ■西日本ハンバーガー協会公式YouTUBEチャンネル

 西日本ハンバーガー協会公式CHにて
 2018年6月27日(水) 19時00分〜22時00分配信




# SHAKE SHACK を追って大阪へ
# 福島へ
# 外房へ
# 静岡へ
# 琵琶湖へ
# 越後湯沢へ その1
# また埼玉へ (予告編)
# 大型連休――磐梯・猪苗代へ
# 近畿へ
# 東海へ
# 埼玉へ
# 富士五湖へ
# 横須賀へ
# つくばへ

2018.6.26 Y.M
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2018年05月18日

# ついにカメラを買う




 ついに買いました――RICOH GR II(↑写真左)。私のカメラ歴は……RICOH Caplio GX8RICOH Caplio GX100RICOH Caplio GX100(2台目)→RICOH GR IIと続いていて、「RICOH」あっての私のハンバーガー写真と。もうRICOH"様様"なのであります。

# この日はカメラの試し撮り2
# この日はカメラの試し撮り
# カメラを入手
# カメラが壊れる

2018.5.18 Y.M
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2018年04月06日

# この日はカメラの試し撮り




 さて今日はカメラを借りての試し撮りの日。2008年『HAMBERGER STREET 創刊準備号』の出版を機にRICOH の「Caplio GX100」(↑)を使うようになって、以来10年……もう買い換えていいタイミングでしょう。遅過ぎるぐらいです。


 量販店のカメラ売り場でちょっとピントを合わせたぐらいでは、本当のところの使い勝手はわかりません。「何となく」の感覚でしかない。一度買うと、それこそ10年に近い単位で使うことになるかも知れない、そういう意味では大変「大きな買い物」ですから、何となくでなく、慎重かつ冷静に選びたいところです。出来れば撮った画像を"普段自分が見ている環境で"じっくり見てみたい――。

 となりますと、これはもうカメラを貸し出してもらい、売り場の「外」に持ち出しまして、自分が一番よく撮るもの・撮りやすいもの、つまりカメラの良し悪しを「最も判断しやすい被写体」を実際に撮影するのが一番だろうと思い、そこでメーカーのショールームへ行きまして、そのようなサービスを受けて参った次第です。

§ §

 というワケで、そうなると向かうはもちろん……。 (つづく)



# この日はテレビの収録
# この日はラジオの収録
# この日はテレビのロケ収録
# この日はテレビのロケ撮影
# この日はテレビのスタジオ収録
# この日はテレビのロケ撮影
# この日は収録――1月30日(土)放送、TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」に出演します
この日はFMラジオ出演――『中西哲生のクロノス』
# この日はテレビのロケ撮影
# この日はスタジオ収録
# 連休明けはテレビのロケ撮影

2018.4.6 Y.M
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2018年03月28日

# 当時の記事を再編集・再アップ――第二弾 NEW WORLD SERVICE [日比谷]




 今日はもうひと記事……。先日の第一弾「The Hamburger Inn」に続き、13年前にアップした記事の再構成・再編集の第二弾。

 その昔、明日開業予定の「東京ミッドタウン日比谷」より何千倍とすばらしい建物が日比谷にありました。その名は三信ビル。その1階にあったこちらも超歴史的な名店です――NEW WORLD SERVICE(ニューワールドサービス)。1948年創業。2007年の3月に惜しくも閉店。「閉店のお知らせ」が上がっていました。GHQ本部が有楽町にあったので、将校なども利用していたと聞きます。以下よりどうぞ!

 # 034 NEW WORLD SERVICE [日比谷] (2005年1月訪問・2月公開)



三信ビルディング

2018.3.28 Y.M
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2018年03月11日

# 東日本大震災から7年



2011年3月14日撮影

 今日はハンバーガーはお休みして、2011年3月11日に起きた震災を振り返り、亡くなられた方々をお悔やみし、被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げる機会としたく思います――。

 写真↑は11日の3日後、3月14日に首都圏マクドナルド某店の前を通りがかった際、貼り出されていたお知らせです。「販売メニューを限定して営業」していたという、今思えば「一体どうやって?」というような神業ですね。営業していたこと自体がすごいです。輪番停電などもあった、まだまだ混乱の時期でした。

# 3月14日(月)の関東地方南部の状況


2018.3.11 Y.M
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2018年03月04日

# ハンバーガーは「普通」がいいです




 最近思ったこと――ハンバーガーをおいしくする方法はいろいろあります。おいしいハンバーガーは世の中たくさんあります。ですが私が食べるハンバーガーは「おいしいハンバーガー」でなくていいです。単に「ハンバーガー」が、私は食べたいです――そんな時がよくあります。

 「プレミアムバーガー」でも「グルメバーガー」でもなく、「スペシャルバーガー」でも「リッチバーガー」でもなく、土地の名が付いたバーガーでもなく、「ハンバーガーが」食べたい時が、ことに最近よくあります。

 むしろ「普通が」いいです。普通のハンバーガーについてもっとよく知りたいですし、もっとよく食べたいです。特別なものはいくらでも作れますので。逆にこれ以上いじりようがないくらいの「普通のハンバーガー」を私は食べたいです。そんなことを最近思います。



2018.3.4 Y.M
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2018年02月08日

# ハンバーガー490円勝負!




 この前食べたファーストキッチン・ウェンディーズの「ウェンディーズバーガー」があらためてなかなかおいしかったので、「じゃあ他店のバーガーと比べたらどうなの?」「同じ490円で……」という企画です。「第3回ハンバーガー総選挙」の軽い感じのヤツ。

 本当は表でも作って「◎」でも付けたらわかりやすいんでしょうが、味気ないので、もっとラフに行きます。4つ並べてみました。実はカールスジュニアの「チーズビッグバーガー」だけ"税別"490円です。つまり529円。まぁでも入れちゃいます。残りはすべて税込490円。以下特徴をザッと挙げます。

ファーストキッチン・ウェンディーズのウェンディーズバーガー
……100gパティ。チーズ2枚。野菜3点。ケチャ&マス味。
バーガーキングのワッパー
……直火焼き113gパティ。野菜3点。トマトは2枚。マヨネーズ多め。
カールスジュニアのチーズビッグバーガー
……直火焼き100gパティ。チーズ。野菜オニオンのみ。ケチャ&マス味。
マクドナルドのグラン クラブハウス
……パティサイズ不明。ベーコン&チーズ。野菜3点。サウザン風ソース。

 ファーストキッチン・ウェンディーズの「ウェンディーズバーガー」ですが、まずこれ「チーズ」が入ってます。と言うか、ウェンディーズのバーガーはほとんどが「チーズ」入ってます。書いてなくても「チーズ」入ってます。ウェンディーズは「チーズあり」が基本。

 一方、対抗馬バーガーキングの「ワッパー」はチーズ入ってません。入ってるのは「ワッパーチーズ」ですが、ちょい上がって570円。パティは4oz=113gで、4つの中で最大。直火焼きのコゲ味がトレードマークです。


 この2品を比べると、"私は"……「ウェンディーズバーガー」かなぁ。マヨネーズよりケチャップ派ですね、私は。ケチャップ&マスタード味による非常にわかりやすーいバーガーです。四角いパティも厚みがあって「ぽくっ」とした食感あり。それを上下からチーズ2枚が「ねっとり」いいミルク感で挟み込んでます。

 バーガーキングは「ワッパー」よりも「ワッパージュニア」360円の方がおすすめ。「ワッパー」より小ぶりですが、その分バランスがよくて、満足度高いです。


 そしてカールスジュニアの「チーズビッグバーガー」。バーキンと同じ直火焼きです。コゲ味が芳ばしく。野菜はオニオンのみ。ケチャップ&マスタード味で食べるシンプルでわかりやすいバーガーですが、だったら「チーズフェイマススター」605円に行く方が「より良い」ですね。それとそのパティ2枚の「チーズスーパースター」853円の2品だけに使われている「スペシャルソース(トマトベースにオニオンを加えたもの)」、これがおいしい! これ入ってた方がおいしい。


 マクドナルドで490円は「グラン クラブハウス」。バンズからパティからやわらかな、ソフトな食べ口のバーガーです。派手さはなくて、言うなれば細やかな味わい。マックのビーフパティもおいしいんですが、でも上の3つと比べると、正直一歩引けを取りますか。割りと「力技」の、力で押し切るタイプの単純なバーガーが多い中、この「グラン」は技巧派と言うか、技術で食べさせるタイプなので「迫力」はないです。

§ §

 という感じで「ウェンディーズバーガー」490円がなかなかいい感じです。このころと比べると今はだいぶいいです。490円投じるならコレでしょう。バーキンなら490円の「ワッパー」より360円の「ワッパージュニア」、カールスなら605円の「チーズフェイマススター」へ行く方がより楽しめる、かなと。以上"2018年2月現在"のおすすめということで。また時が経つと変わるかも知れませんが――。


2018.2.8 Y.M
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2018年02月06日

# それは「チキンバーガー」とは呼ばない




 ローソンで売っているLチキバンズ¥72にLチキ¥162を挟んだら、その食べ物の名称は何? ――というのが今日の話。Lチキバーガー? いや、私はLチキサンドだと思う。Lチキサンドイッチ。

 何かを「挟む」ことを「サンドする」という。これはサンドイッチという言葉をもとに、それを動詞化した表現だが、そんな造語があるぐらい、「パンの間に何かを挟んで出来たもの」はすなわち「サンドイッチ」である。パンの間に何かを挟むことは「バーガー」ではない。これがまずひとつ。


 次に、実は「ハンバーガーもサンドイッチ」である。サンドイッチの一種である。細かく砕いた牛肉を固めた「パティ」をグリルして、「バンズ」と呼ばれるパンの間に挟んだサンドイッチ――それが「ハンバーガー」である。

 世界に数あるサンドイッチのうち、バンズにビーフパティを挟んだもの「だけ」がハンバーガーと呼ばれる。あらゆるサンドイッチの中でも別格なサンドイッチ、それが「ハンバーガー」なのだ。

 例えば、アメリカの"BURGER KING"のサイトを見るとよい。看板メニューのご存知「ワッパー」は"WHOPPER Sandwich"と書いてある。ビーフパティをバンズに挟んだ「ハンバーガー」である筈のワッパーの正式名には"Sandwich"と付く。つまり「ハンバーガーもサンドイッチ」なのだ。


 そして"BURGERS"と"CHICKEN & MORE"は明確に分かれている。"BURGERS"の各品を見ると中身はすべて「ビーフ」。つまりビーフだけが"BURGERS"。「チキン」と「それ以外」とは別扱いだ。

 "McDonald's"のメニューも同じく"Burgers"と"Chicken & Sandwiches"は別。おなじみの「フィレオフィッシュ」も"Chicken & Sandwiches"に入っている。

 日本でもその原則を守っている店はきちんと守っている――。


 最も身近なところでは、KFCのアレは「チキンフィレサンド」だし、ファーストキッチンも「チキン竜田サンド」はじめ、鶏・海老の類は全部「サンド」。だから"原則"は「バンズの間にビーフパティを挟んだもの」――これが「ハンバーガー」。チキンやフィッシュは「サンドイッチ」。ではポークは?

 ビーフ以外のものを挟んで「バーガー」と呼ぶ場合は、ポークでも、チキンでも、フィッシュでも、ターキーでも、ラムでも、バッファローでも、挽くなり切るなりして一度「細かく」し、それを丸く固めて「パティ」を作り、それを挟む。「バーガー」と呼ぶからには少なくとも「パティ」を挟む必要がある――と、私は思っている。


 だから、魚でもパティを挟めばまぁギリギリ「フィッシュバーガー」。白身魚の切り身=フィレを挟むと「フィッシュサンド」。「フィレオフィッシュ」とは"filet of fish"のこと、だからフィッシュバーガーではない。同じくビーフも切り身の一枚肉を焼いて挟めば、それは「ステーキサンド」と呼ぶのが本来だろう。

 だからローソンで売っているLチキバンズLチキを挟んだら、その食べ物の名称は――Lチキサンドが正しい。フライドチキンサンドイッチ。パンに何かを挟んだものはすべて「サンドイッチ」。とりわけビーフパティを挟んだものだけが「ハンバーガー」。

§ §

 別に法律も罰金もない決まりだが、ハンバーガーが誕生した母国では、そんな使い分けがなされているワケなのだから、それに従うのがオリジナルに対する「敬意」だろうと私は思う。


 立場を逆転すれば、我々だってちょっと面倒くさいような呼び分けの習慣でも、それでもそれをゴッチャにされたら、やっぱりイヤでしょうよ。一見同じようでも「ザンギ」を「唐揚げ」と呼ばれたらイヤだったり、「お好み焼き」を「広島焼き」と呼ばれるのがイヤだったり、地方地方に呼び方やルールがこまごま・いろいろあるワケで。それを大事にしている人たちもいるワケで。

 その食べ物・その料理に携わるからには、せめてオリジナルのルールや決め事は知識として身につけておこう――という話。"何とか巻き"の食品廃棄の問題も言われているが、食べ物を扱うに当たって一番大事なのは「敬意」、食べ物に対して敬意を払うことだと、私は思っている。



# 少し前からこんなの売ってるんですよ――第一パン のゴマ付きハンバーガーバンズ


2018.2.6 Y.M
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2018年01月31日

# 「変わったハンバーガーないですか?」とよく訊かれます




 最近思ったこと――よくテレビや雑誌から「変わったハンバーガーないですか?」「変わり種ないですか?」と訊かれます。毎度訊かれます。そのことについて以下……。

§ §

 例えばそれが「カレー」なら、家庭料理の定番中の定番として家でも頻繁に作ります。学校の授業でも、キャンプでも、まず大抵の人が作ったことのある食べ物です。ですから「実はカレーがおいしい中華料理屋」みたいなことも起き得るワケです。


 中華料理屋の本業は「中華」を作ることですが、カレーも当然作れて、かつ、中華屋ならではのアレンジを加えた「変わり種」のひとつもメニューのレパートリーにあって――というのが不思議ではないくらい、カレーという食べ物は「食べること」も「作ることも」どちらも当り前な、身近な食べ物であるワケです。

 スパゲッティとか、唐揚げとか、ハンバー「グ」もそれに当たるでしょう。そういう「誰もが作るもの」「作り方を知っているもの」だからこそ、変わり種や突然変異的な奇抜なアイデアメニューも生まれるワケです。


 一方、ハンバーガーという食べ物は自分で作ること・家で作ることがまだ一般的ではありません。全国的に見れば「チェーン店で食べるもの」というイメージがいまだに強いです。マックかモスしか知らない人の方が圧倒的でしょう。つまり、カレーやラーメンなどと比べると「食べ歩きグルメ」としてのハンバーガーはまだまだ後発だということです。「家庭料理」としてのハンバーガーも然り。

 「作る」ことが一般的でないということは、つまり「中華料理屋が作るハンバーガーが実はおいしい」といったことが起きにくいということです。カレーやラーメンほどに一般に広まった=成熟した食べ物なら、「裏メニュ―のカレーがおいしい」とか「斬新な食べ方のラーメンがある」いうことは起こり得ます。ぐるっと一周まわってますから。しかし「グルメとしての」ハンバーガーはまだその域に達していないワケです。いまだ成長途中、発達途中にあるワケです。


 ですので、成熟し切る前の現段階において「変わり種」のバーガーがもしあるとしたら、それは多分おいしくないです。ネタになるような面白いバーガーかも知れませんが、決しておいしくはないでしょう。なぜなら、日常誰もが作る習慣の中から生まれたものではないからです。成熟し切った中から生まれたものではないからです。

 一方、専門店が作るハンバーガーは現在の最新・最高の技術によって作られたものです。しかもその技術は常に進化しています。「一般」と「専門店」との間には知識と技術の開きがものすごくあるワケです。ですので「中華料理屋が作る裏メニューのバーガーがおいしい」といった期待はまぁ幻想です。ないしは「願望」に過ぎません。あいにくながら。


 そんな中、その現在最高・最新の技術にしっかり基づきつつ、凄まじく斬新なバーガーメニューを生み出している店が東京・両国のshake tree(シェイクツリー)です。

 「ワイルドアウト」然り「ダンカーズ」然り、食べ方そのものに変革をもたらすようなメニューを次々と生み出していますが、但しシェイクツリーのような店は極めて「例外」です。こんな奇抜なハンバーガーを出している店が「他にもある」とは考えない方がよいでしょう。シェイクツリー「の」発想力が異常なのです。「奇跡」と言ってよい。他の多くのバーガー店もそしてまたシェイクツリーも、基本は、ごくオーソドックスなハンバーガーを手づくりで「如何においしく作るか」ということに日々励んでいます。それが「普通」です。

§ §

 奇抜さや斬新さ、変わり種ばかりを追っていると「通常」や「基本」は何なのかを見失いがちになります。一個千円するハンバーガーを知らない人がまだまだ日本全国・津々浦々にこれだけたくさんいる中で、いきなり「変わり種」から紹介を始めると、ものすごくいびつな、ゆがんだ情報発信になってしまいます。まずは一個千円する専門店のバーガーがどんなものであるかをしっかり正確に伝えること、それだけでも十分意味あることではないでしょうか。




2018.1.31 Y.M
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2018年01月12日

# この日は納品




 この日はハンバーガーのためのブレンドコーヒー「ハンバーガーブレンド」の納品でした。初の業務用サイズ! 手持ちで納品!!




# ハンバーガーのためのブレンドコーヒー「ハンバーガーブレンド」販売中!


2018.1.12 Y.M
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2017年12月31日

# 2017年最も印象に残ったバーガー5つ




 食べログマガジンから「2017年一番印象に残ったレストランは?」というアンケートをもらいまして、その回答がこちらの記事なんですが、アンケートの中に「もう一度食べたい一皿は?」という質問がありまして、私が答えたのはUMAMI BURGER(ウマミバーガー)の「カリ」です。質問どおりに「1品だけ」答えました。そこでふと、自分のブログでも「2017年最も印象に残ったバーガー」を挙げてみようかと思いまして、今年2017年最後の日にアップいたします。

 今年2017年はこの記事も含め「348」の記事をアップしました。そのうちの何件が食べたハンバーガーについての記事なのか、しんどいので数えるのはやめましたが、中からトップ「5」を選んで以下に上げます。

 まず番外編……食べログマガジンで「2017年一番印象に残った料理は? (元の質問は"もう一度食べたい一皿は?")」という問いの答え、UMAMI BURGER の「カリ」を再度挙げておきましょう。


■2017年もう一度食べたい一皿は?
 UMAMI BURGER [表参道] のカリ

……食べログマガジンの記事にも書いたように、パティがまぁ〜やわらか!

 それともう一品、こちらは『ON THE ROAD MAGAZINE』の最新刊にも書きましたが、もうこのバーガーを今年2017年の"Burger of the Year"と言っていいんじゃないかと思います。あのトランプ大統領が食べたバーガー、MUNCH'S BURGER SHACK(マンチズバーガーシャック)の「コルビージャックチーズバーガー」です。


■Burger of the Year 2017
 # MUNCH'S BURGER SHACK [三田] のコルビージャックチーズバーガー

……ハンドチョップした自家製パティの渾身のおいしさ! それに尽きます!

 という2つを挙げておいて、さて本番……2017年最も印象に残ったバーガー。5つ選びました。


■2017年最も印象に残ったバーガーその1
 # Carl's Jr. のチーズフェイマススター

……ケチャップ(トマトソース)とマヨネーズによる単純なおいしさに意表を突かれた一品。ハンバーガーとは「本来こういう食べ物ではないか」ということを思い出させてくれました。


■2017年最も印象に残ったバーガーその2
 # JACK37BURGER [小伝馬町] のバリネスパクチーバーガー

……稀少部位「ザブトン」の角切り肉が入った独特なパティを引き立てるインドネシアの調味料「サンバルソース」とパクチー。何か新しい食べ物を食べているかのような独特の味わい。


■2017年最も印象に残ったバーガーその3
 # Coeur [表参道] のミニシンプルバーガー

……映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』の「1950年代当時のバーガーを再現する」キャンペーン企画で作られた"再現バーガー"中で、ひと際強く印象に残ったのがコレ。パティのサイズ45g。味付けはケチャップとマスタード、刻んだ玉ねぎにピクルスのみというシンプルな食べ方。特にコイツは「力強かった」です。


■2017年最も印象に残ったバーガーその4
 # THE OAK DOOR [六本木] のジャイアント オーク ドア バーガー

……そして印象に残ったと言えばやはりコレですね。六本木グランド ハイアット 東京THE OAK DOOR(オーク ドア)の5月の限定バーガー。ひと言……大きさゆえのおいしさ。1Kgパティだからこそ味わえるレア感!

 さてあとひとつ、悩みました……つい最近食べたFELLOWS(フェローズ)の「ゴーダチーズバーガー」もよかったですし、『ファウンダー』のキャンペーンで食べた横浜・天王町BURGERS NEW YORK(バーガーズニューヨーク)の「The Hamburger」もよかったですが……ラスト1品はコレにしました。


■2017年最も印象に残ったバーガーその5
 # SHAKE SHACK [外苑前] のKARASHIBI Burger

……SHAKE SHACK(シェイク シャック)の日本上陸2周年記念限定バーガー。東京・神田のカラシビ味噌らー麺「鬼金棒(きかんぼう)」とのコラボ作品ですが、その「アメリカ人が考える日本的なもの」「アメリカ人から見た"和"な味」といったものが"複雑怪奇"によく表現されていて、それがすごく興味深く、かつ斬新に感じられました。

§ §

 といった面々が特に印象的だった2017年。来年はどうなりますか。「2018年に行きたい店は?」というのもこちらの記事に回答しています。行きたい店、もう一度食べたいバーガー、まだまだたくさんあります。ひとつでも多く目標が叶いますよう。それではまた来年!


2017.12.31 Y.M
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