2022年11月04日

# インフレとバーガーまとめ




 こちらもまとめておきましょう……10月17日からつらつらと書いて来た「インフレとバーガー」を御題とする一連のお話ですね。全7回。プラス、関連記事も一緒にしておきます。別にこんなまとめをしなくても「カテゴリー」で拾えちゃうんですけど、用意していた画像がちょっと"余った"もんですから(笑)、その使い道として一本の記事にしました。

 # インフレとバーガー
 # 食べログとバーガー
 # 食通とバーガー
 # 2,000円とバーガー
 # 店の雰囲気とバーガー
 # やさしさとバーガー
 # 独自ルールとバーガー

加えて、
 # 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 ハンバーガー特集の補足
 # 2022年のハンバーガー大予想


 どこか別な場所や媒体に上げてもよさそうな内容だったかも知れません。でも、また世の中の状況がどんどん変わるかも知れませんのでね。どうなりますやら……というところで。



2022.11.4 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 19:00| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月31日

# 独自ルールとバーガー




 いや〜、ようやく10月最終日ですよ。このところ記事を上げ続けで、疲れたのなんの。10月最後は例の補足のつづきです。"独自ルール"の話ですね。

 どういうことかと言うと、お店というのはお客さんの望みを「叶える」場所だと思うんですね。客が望む品やサービスを提供する場所が店と。つまり、「自分の望むものが望み通りに出て来ること」が客にとって最良・最上の答えであって、最も気持ちのよい状態なワケです。コレは鉄則です。絶対です。ですから「御座いません」「出来ません」という返しは、なるべく少ない方がよい――と私は思う次第です。


 但し、店に最初から「ないもの」を求められても「それはありませんよ」というのは理解してます。釣具屋にシュークリームはふつう置いてませんので。そういう御門違いや「無茶ぶり」系の注文ではなくて、常識的に考えて「この店ならこの商品・サービスはあるだろう」と期待出来ることについて、現在お話しをしております。

 で、そうした「ふつうあるだろう」と思われるメニューなりサービスなりがですね、その店独自の特殊なルールによって「出来ません」「ありません」となることに「得はない」と私は思ってるんですね。


 "ふつう"というのは「みんなが思うこと、考えること」です。「みんなが期待すること」すなわち"ふつう"です。せめてソレぐらいは何の障壁もなく「ふつうに叶えてあげようよ」と思うワケなんですよ。ヘンな理屈とか蘊蓄とか、制限とか噛まさずに。だって「みんなが望むもの」なんですから。それが得られないというのは「みんな望んでいない」ことですよ。そんなお店が人気になると思いますか?

 「出来ません」「ありません」「それも出来ません」という返しが「3つ」も続けば、私のような"小市民"のハートは余裕でヒビ割れて凹みますよ。結構なダメージを食らいます。楽しかった筈の一日が一気に「どよ〜ん」とするぐらいの。お店も日々大変でしょうけど、客だって、そんなに神経図太くないですからね。


 ですから「みんなが望むことを叶える」のが第一で、それを越える店の独自ルールって基本「ない」と思うんですね。「お客の満足と店の満足と、どっちが大事なの?」という話になっちゃいますんで。そうしたルールがあることによって「あの店は骨があるね」「気概があるね」「本物だね」「いい店だね」という評判には「まずならない」です。むしろ「不便な店だね」「使いづらいね」「偏屈だね」と思われるのが関の山で。


 ま、それが鉄道模型の店とかね、書道の筆や硯を売る専門店とかなら、まだ分からんでもないですが、言っても「ハンバーガー」ですからね。それこそ「子供からお年寄りまで」な世界じゃないですか。とにかく「味」とか「中身」とかいう以前の、ずっとずーっと手前の部分で「入りづらい店」というのがあるってことです。もっとやさしく。やわらかに。初めて利用するお客さんの目線・動線に立って。その先に初めて「味」や「中身」があるワケで。そこへ到達する前に折れてしまっては、元も子もないですから。ぜひ「入りやすく」してあげて下さい。そこに気づいてないお店が案外多いというお話でした。

§ §

 最後の最後に例を挙げてみます。実例でなく、私が考えついた例です。例えば「チーズは一切置いてません」というバーガー店とか。「店主が食物アレルギーで」みたいな理由が仮にあるにせよ、まぁ面倒くさいですよね。あとは「クルマでお越しのお客様のみご利用いただけます」とか。「知らずに徒歩で来たんですが、やっぱりダメですか……」みたいな不毛な議論、イヤじゃないですか。あと、入るなり何かひとつ「注意」される店とかね。そんなヤツ。以上です。 (おわり)



# やさしさとバーガー
# 店の雰囲気とバーガー
# 2,000円とバーガー
# 食通とバーガー
# 食べログとバーガー
# インフレとバーガー
# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 配布開始

2022.10.31 Y.M
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2022年10月24日

# やさしさとバーガー




 前回「おわり」としたんですが、もう一個……。

 このご時世、あとは「やさしさ」ですね。「2022年のハンバーガー大予想」にも書きましたが、お客さんに対して「やさしい店」であることです。"独自のルール"などあまり設けない方がよいですし、メニューの書き方も極力わかりやすい方がよいです。


 「ハンバーガーには何と何が付いて、それら込みの値段が○○円です」というのが一目瞭然でわかるようにした方がよいですね。「まずハンバーガーを選び、次にこの枠の中からソースを選んで、サイドはこの中から2種類……」みたいなシステムの「選んでゆく式」のメニューって、実は意外と伝わってないように思います。私からすると、マクドナルドのメニュー表さえ、見る場所があちこち飛んで、わかりづらいです。目が泳いじゃうと言いますか。「図表的」なメニューって、意外と把握しづらいのかも知れません。但し、私「が」そうした図表把握能力に著しく欠けているだけかも知れませんが……。 (つづく)


# 店の雰囲気とバーガー
# 2,000円とバーガー
# 食通とバーガー
# 食べログとバーガー
# インフレとバーガー
# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 配布開始

2022.10.24 Y.M
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2022年10月22日

# 店の雰囲気とバーガー




 補足の続きです。「店の古さもウリになる」件について……。

 店の古さを逆に活用するなら「徹底的」にやった方がいいです。中途半端が一番よくない。やるならやるで徹底してやると。それは徹底して"掃除しない"とか"手入れしない"とかいう意味じゃありません。掃除はきちんとしましょう。日々清潔を保って下さい。修繕もして下さい。それがなければ単に「ボロい店」か「汚い店」ですので。


 そうでなくて、古びた味わいを店のウリとするなら、とことんやり抜くという意味です。「この店はセンスがいいの? それとも単にボロいだけなの?」という疑問を持たれるようでは全然足りていません。

 と言うことで、「古さをウリに」という手もアリかなとは思うのですが、但し、打ち出す方向次第で客単価の高い店にも安い店にも、どちらにもなり得ると思いますので、その点は注意です。例えば、酒屋の角打ちみたいな雰囲気のバーガー店なら、高額なバーガーはちょっと出しづらいですよね。むしろ「おやつ感覚」「駄菓子感覚」なバーガーで大人気の店になるでしょう。


 例えば「横浜うかい亭」のように、北陸金沢から古いお屋敷を移築して、大がかりなリノベーションなど施すことが出来ようものなら、そりゃぁ〜高額な御代が頂けますよ。ポイントは、高い店にせよ安い店にせよ、明確なテーマがあって、それを貫けているかどうかというところですね。まとめると、2,000円なり支払うからには、それ相応の出し方や店の雰囲気云々が求められるよ――というお話でした。

 今年1月にアップした「2022年のハンバーガー大予想」という記事でも同じようなことを書いてます。「ものさえ良ければ万事OKという時代は終わり」なんて書き方をしてますが、言ってることは一緒です。但し、年初よりも今現在の方が「良いものを出す」ことに対する世間の評価は高まっているように私は感じています。ですから、ピンチはチャンス! この機をぜひ活かして――というところですね。

§ §

 なお今回、過去の「ボツ写真」を大量に使いました。おかげで在庫処分セールのようなことが出来て大変よかったです。 (おわり)



# 2,000円とバーガー
# 食通とバーガー
# 食べログとバーガー
# インフレとバーガー
# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 配布開始

2022.10.22 Y.M
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2022年10月21日

# 2,000円とバーガー




 最後に補足を少々……。

 昨今、チーズバーガーが税込1,500円を超える店もあります。ベーコンエッグチーズバーガーやアボカドチーズバーガーはそれ以上の価格になるワケで、ドリンクも入れると2,000円を超える食事ですよ。一般的に言って、まぁ、結構な食事です。こうなって来ると、次に何が起きるかと言うと……今まで気にならなかった部分が気になりだすんですね。

 例えば、店が汚いとか。薄暗いとか。ホールにまで物があふれて物置きのようになってるとか。つまり、「2,000円の食事をするにふさわしい場所かどうか」というところに客の目が向くワケです。


 私が思うに、ここは二択です……。「整理整頓を徹底し、日々清掃に努める」のがひとつ目。清潔で美しい店を常に保ち、壊れた箇所があれば補修して……という、これはもう基本中の基本でしょう。特にこのご時世、「不潔な店」「不衛生な店」と思われるのは致命的ですので。これが当然過ぎるぐらい当然なひとつ目の対策です。では、もうひとつの選択肢は何かと言うと……「古さをウリにする」作戦です。

 例えるなら「新横浜ラーメン博物館」の昭和レトロな雰囲気のような「懐かしさ」や「古めかしさ」を敢えて演出する策ですね。中には築三十年、四十年の物件で営業しているバーガー店もあるでしょう。その古びた雰囲気を「味」として活用し、逆に武器にするような手も"アリだと私は思います。"敢えて"古ぼけた味を演出するという――。 (つづく)



# 食通とバーガー
# 食べログとバーガー
# インフレとバーガー
# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 配布開始

2022.10.21 Y.M
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2022年10月20日

# 食通とバーガー




 続きです。これからは誰もが知る有名店よりも、自分しか知らないような「隠れた名店」の情報が重宝され、持て囃されるようになるんじゃないか――という私の観測です。並ばずにスッと入れて、ゆっくり長居も出来、しかも割安。つまり「穴場」情報ですね。そんな"独自の"情報をどれだけ持っているか・知っているかがある種のステータスとなり、「嗜み」として、これからのインフレ時代に重要になってゆくんじゃないかと。


 まぁですが、ソレって、別に真新しいことでもなくて、本来の「食通」というのはそもそも「そういうものだった」ワケでして、その本来あるべき姿にまた立ち返るのだと考えればいいんじゃないでしょうか。誰かが決めた"名店"を「すべて回り尽くす」「コンプリートする」といった方向で近年流れていましたけれども、これからは世間の評判とは別の「自分なりの名店」を自分で探し出す、見つけ出す――ということにより重きが置かれるんじゃないかと。私はそのように見ています。そしてそのきっかけが「物価の上昇」ではないかと――。

 あとはコロナ禍において、さまざまな「制限」が設けられましたよね。外出制限、移動制限、人数制限……。結果として「混まない」状況を我々は経験してしまったので、それに"味を占めた"部分もあると思います。貸し切りに近い状態で食事や旅行を満喫しましたので。一度「いい思い」をしてしまうと、後戻りもしづらいかな……という。そんなことも影響して来るかも知れません。皆さんどうお考えでしょうか。 (つづく)



# 食べログとバーガー
# インフレとバーガー
# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 配布開始

2022.10.20 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 21:00| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月18日

# 食べログとバーガー




 続きです。物価上昇によりハンバーガーはどうなる――という話を前回しました。要するに、物の価値が正しく評価される「チャンス」だということです。どんなに有名な店でも、価格に見合うサービスが提供出来なければ、自ずと客足は遠のくでしょうし、それは安売りの店にも同じことが言えて、つまり、「モノが良くないとね」と言うことですね。消費者は「中身」を見ますので。名前よりも「実」を取ります。インフレ下、その傾向は一層強まるでしょう。


 となると、この状況は「いいバーガーを出しているのにイマイチ名前が売れていない」店が日の目を見るチャンスでもあるワケです。地味ながらもきちんと仕事をこなし、おいしいバーガーをしっかり出して来る。そんな「無名の実力店」が正当に評価される時でもあるワケですが……ソレと言うのは実は、私が食べログマガジンでずっと書いて来たことなんですね。「じっくり食べたいハンバーガー」において3年にわたり、ずーっと。

 「知らない店ばかり出て来ますね」と言われたことがありますが、そーなんですよ。その通り! 100%狙って「無名の実力店」の発掘に励んでましたので。同時に食べログマガジン全体においても「食べログ3.5以下のうまい店」というシリーズで全く同じ動きをしています。こちらは今も継続中です。と言うのに加えて――。


 これはつい最近のことなんですが、「食べログ」について複数の著名人が、奇しくも似たようなことを言ってました……「食べログの評価が低いのに『旨い店』こそツボである」「食べログを利用しないワケではないが、でも、おいしい店は自分で見つけたい」といった内容です。これは世の中全般の「気分」なんじゃないかと私は見ています。

 行くといつも混んでいて、並ばないと入れない店とか。入店後も並んでいる人のことが気になって、落ち着いて食事が出来ないとか。そんな有名店へ行くよりは、いつ行っても空いていて、快適に食事が楽しめる上、味は有名店と同等かそれ以上、しかもその割りに「安い」――といった「無名の名店」へ行く方がお得感があり、優越感にも浸れるという……。 (つづく)



# インフレとバーガー
# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 配布開始

2022.10.18 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 21:30| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月17日

# インフレとバーガー




 ここでちょっと、今考えていることを軽くまとめておきます……。

 まず、ハンバーガーの原材料高ですね。牛肉も値上がりしているし、パンも上がっている。あと油も、1年前の"2倍"近くに高騰しているとのこと。その影響を受け、メニュー価格を上げざるを得ない状況です。チーズバーガー1個1,500円(税込)に迫る勢いになってますね。

 この値上げについて、消費者は理解しています。ある程度納得はしています。「それぐらいするんだね」と理解し、受け止めてはいると思います。ですから1,500円は払いますと。但し、「その金額に見合うバーガーを出してね」という条件がそれに付帯することになりますね。今まで以上に強くはっきりと。


 つまり、1,500円でも2,000円でも払うけど、価格相応の「中身を求める」「質を求める」「充実を求める」という方へ今後ますます向かってゆくと思います。要するにこの先、消費者の「物の価値」に対する感覚はより一層鋭く・厳しくなってゆきます。どんなに名のある店でも、価格に見合った商品を出していなければ、利用されなくなります。「値段ばかりだな」ということになる。逆に、有名ではないけれど、中身のあるものをきちんと出していたり、味の割りに安かったりと言った「無名の実力店」が正しく評価される好機が訪れた――という風にも考えらえるワケです。

 インフレ=物の価値が上がることですから。今まで正しく評価されて来なかった物やサービス、仕事の価値が正しく評価されるチャンスがある。可能性がある。ピンチはチャンス。私はそう捉えています。

§ §

 確かにチャンスはチャンスなんですが、「飲食店への客足がまず戻らないとね」という大問題がその前にありますね。そこは飲食業界"総出"で頑張って、外食の気分や雰囲気を盛り上げてゆかねばなりません。客足さえ戻れば……あとは「チャンス」が待ってます!

 なお、5月に刊行された『ON THE ROAD MAGAZINE Vol.68』にも私が書いた文章が載ってます。置いている店もまだあると思うので、見かけたらぜひご覧になって下さい。 (つづく)



# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 配布開始

2022.10.17 Y.M
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2022年05月19日

# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 ハンバーガー特集の補足




 今週配布が始まりました『ON THE ROAD MAGAZINE Vol.68』のハンバーガー特集について早速訂正です。2ヶ所。まずP4の本文。「時には近江牛の時もあり」という箇所がありますが、「時」が重複してますね。「時には近江牛のこともあり」か、シンプルに「近江牛の時もあり」ぐらいが正解でしょうか。見落としてました。

 もう1ヶ所はP9。「東京・渋谷『FATBURGER』のチキンサンドイッチ クリスピー」は「クリスピー→スパイシー」の誤りです。ここも気付きませんでした。お詫びいたします。


 ということで、今回いただいた6ページのうちの4ページは、ここ3〜4年ずっと思っていたことの「集大成」的な内容です。この数年、私の中でずっと温め続けていた考えを一気に外に吐き出して活字にした感じです。これでちょっとスッキリしたので、またリセットして、新たな情報や感覚を仕入れて行ければと思っております。

 では、一体「どんな考えを吐き出したんだ?」とお思いでしょうが、そこはぜひとも『ON THE ROAD MAGAZINE Vol.68』をお手に取ってご覧いただければと思います。記事のタイトルだけ一部挙げてみましょう……「マスメディアでは語られない本当においしいハンバーガーの話」なんて記事があります。5項目に分けて解説してますが、誌面に余裕があれば、あと2項目ぐらい本当は続きがありました。それについてはまたいずれ……と言うのも何なので、発表しておきましょうか。P7からのコラム「マスメディアでは語られない本当においしいハンバーガーの話」のポイント6は「見せ方」、ポイント7は「清潔感」です。何のこっちゃ? とお思いでしょうが、以上がコラムの続きです。

§ §

 ちゃんとお店紹介をしている店と、単に名前だけが挙がる店とが特集中にあるのですが、それら合わせて11店が登場します。どんな内容かはとにかく直接お手にとってご覧いただければ幸いです。全国1,000ヶ所以上の配布協力店にて好評配布中。発行部数は30,000部。無くなり次第配布終了!



# 『ON THE ROAD MAGAZINE』Vol.68 配布開始

2022.5.19 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 22:48| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月31日

# 2022年のハンバーガー大予想




 フードカルチャー誌『RiCE(ライス)』のハンバーガー特集号が去年のちょうど今ごろに出まして、私も2ページほど頂いて、その記事の終わりに「2021年のハンバーガー界はこうなる」という"未来予想"を書きました。今でもまだ買えますので、ぜひご覧いただければと思います。

 ライスプレス 『RiCE(ライス) No.17

 出版社: ライスプレス
 価格: 1,540円(税込)
 発売日: 2021年1月26日


 それから1年。では「2022年はどうなるんだ?」という次なる予想を今年も発表すべきでは……とずっと思っていたのですが、すっかりタイミングを逃しまして、もう1月も終わりになってしまいました。まぁでも「発表しないよりマシかな?」と思い、今年2022年のバーガー予想を、今さらながらしてみようと思います……。


 『RiCE No.17』に書いた2021年のハンバーガー予想はまずまず当たっていたかなと思います。まぁ、当たり前のことしか書いてませんのでね。水晶玉を覗いたりとか、そんな霊感的なことで占っているワケでなく、日々の"実感"に基づいて考えてますので。今年の予想についても「こうなって行くんじゃないかな?」という考えがしばらく前から浮かんでいました。では早速それを発表いたしましょう……今年2022年は出し方・見せ方が重要視される時代になると思います。

 敢えて↑「時代」と書きましたが、2020年の11月に「BLUE STAR BURGER」、2021年5月に「BEX BURGER」、10月に「Cheeseness Burger ToGo」と、いわゆる「非接触型」のバーガー店が相次ぎオープンして、必要十分な内容のバーガーを極力「安く出す」というやり方で売り始めました。「安くて良いもの」ないしは「良くて安いもの」が市場に出回りだしたワケです。


 日本の経済はただでさえ物の値段がジリジリ上昇し、対して賃金は上がらず、消費者の目はますます厳しくなって行っています。片や、牛肉・小麦粉・乳製品と、ハンバーガーに関わる原材料は値上がりする一方で、下がる要素は「ない」と見てよいでしょう。そんな中、大手・中堅外食企業は良いものを安く出して来ると。町場の個人店は値段ではそれに対抗出来ません。競えるのは「味」。そして「質」。しかし外食企業が手掛ける非接触型バーガー店のバーガーも、そこそこ高いレベルまで迫って来ているワケです。

 要するに「高くて良いもの」が売れ難い時代になって来ました。時計とか宝石とか、そこまでの高級品なら別ですが、食べ物、分けてもハンバーガーのようなポジションのものについては、「良くて安いもの」がある以上、ただ「ものが良い」だけでは売れ難くなって来ているということです。ではどうすれば……というところで、「出し方」と「見せ方」の話です。


 客の側からしてみれば、「ものが良くて安い」バーガーが簡単に手に入る以上、せっかく1,500円なり出してハンバーガーを食べるからには、1,500円出すだけの「理由」が必要です。さてそこで、2022年という"今"この時代において、その価格1,500円の理由付けは、中身に対する満足以上に、外身から来る「納得感」の方が重要なのではないか……という風に私は考えました。つまり、どんなに中身が良くても「1,500円に見えない1,500円のもの」は不要ということです。求められるのは「1,500円以上に見える1,500円のもの」か「1,500円に見える1,500円のもの」と……。

 真っ白な無地のお皿の真ん中にただ「ぽつん」とハンバーガーが置いてあるだけ……というようなものに対して、客の側は1,500円という金額を出しづらくなって来ています。重要なのは、中身の価値にふさわしい「外身」――。店の側に求められるのはつまり、1,500円のものが1,500円に「見える工夫」ないし「見せる工夫」です。


 理屈よりビジュアル。能書きより見た目――。「手間と原価がこれだけ掛かってるんで、このバーガーはこの値段するんです」という"理屈"で納得させるんでなく"視覚的"に納得させるという。「これだけの充実した内容ならこの金額は当然だよね」「むしろ安いぐらい」と、運ばれて来た内容を"見て"判断させるという。それがこれからの時代のスタンダードに私は思います。

 そんな大それた工夫でなくて構いません。ムリして派手に見せると逆に見抜かれます。そういう"不要不急"は避けられる方向にあるので。ちょっとした工夫、アイデア、気遣いでも十分です。各店のキャラやカラーに合った見せ方・出し方がそれぞれあると思うので、それが表現出来ていればOKでしょう。


 インスタ映えに通じるものがありますが、大きく違うのは、見た目"ありき"のものを作るのでなく、中身の良さに「見合った」見た目を表現する――という点です。「中身の良さが伝わる見た目」とでも言いますか。中身は良いのに「見た目はしょぼい」は今後厳しいと思います。逆に、大した中身でもないのにヘンに気取った盛り付けなどすると、期待感との落差から、結果、大いに嫌われるでしょう。「中身にふさわしい見た目」を心がけて下さい。石焼き芋には新聞紙。揚げたてのコロッケは安い耐油袋に入れて「はい」と手渡されるぐらいがキャラに合ってます。安物には安物なりのふさわしい包装や盛り付けがあるということで。そこを間違えるとおかしな方向に行ってしまいます。

 ということで、これからは「見た目」の時代です――。


 あと、メニュー表に「すべてのハンバーガーにはポテトが付きます」とか、パッと見てわかる位置に商品内容をはっきり「書かない」店がけっこう多いのですが、これは大書した方がよいです。とにかくわかりやすく。特にハンバーガー専門店を初めて利用するようなお客さんは、1個1,500円するハンバーガーなんて食べたことないので、ビクビクしてるワケですよ。不安でいっぱいなワケです。まずその「気持ち」を理解してあげて下さい。

 1,500円は高いけどぉ……でも「どんな内容なんだろう?」というところがとにかく気になってるワケです。1,500円の中身が何より知りたいワケですから、探さないと見つからないような書き方でなく、太字でも赤字でも、とにかくハッキリわかるように示してあげること。そうすると安心しますので。そこの説明が足りていない不親切なお店が案外多いですね。初めての人にはどうぞやさしく――。

§ §

 ということで、「ものさえ良ければ万事OK」という時代は終わりかなと思います。で、そんな中で、今年のラッキーバーガーですが……やっぱり「チキン」ですかねぇ。本当は「バーガー」じゃないんですけど。でも、チキンバーガーで一旗揚げてやろうという"動き"は見られます。とにかく私はおいしい「チキンサンド」が食べたいです。ということで、今年もどうぞよろしくお願いいたします――。



# 2021年最も印象に残ったバーガー5つ
# 『RiCE(ライス) No.17』本日発売!
# 「食べログマガジン」――〈食通が占う、2021流行る店〉2021年流行る店を食通が予想! 気になるテイクアウト専門ハンバーガー店
# 「食べログマガジン」――〈2020 食通が惚れた店〉食通に聞いた2020年のナンバーワン! 持ちやすくて食べやすい、機能美を感じるハンバーガー

2022.1.31 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 17:02| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月06日

# 2021年最も印象に残ったバーガー5つ




 上半期下半期出揃いまして、上下まとめて2021年、最も印象に残ったバーガーを「5つ」発表します。なぜ「5」かと言うと、それは……の前に、去年最も輝かしい活躍を見せた店、すなわち"Burger of the Year 2021"を発表します。あくまで"私の中で"の話です。なお、「魅力あふれる店」という点では、去年も挙げた「Mikkeller Kanda」が2021年も強かったですね。変わらぬ強さで。


■Burger of the Year 2021
 # Skippers' [潮見]

……世界中がコロナで大変な中、いやむしろ、その大変な状況を"打破"すべく、お金と時間をかけて、米国はダラスでおこなわれたハンバーガーの世界大会に出場したという、もぉその功績だけで十分です。日本人「初」出場ですので。無謀とも思える大冒険をよくぞ成し遂げました! みごとな活躍!


■2021年最も印象に残ったバーガーその1
 # CAFE.ALPS [荏原中延] のタコ デ バーガー

……この1年を通じて何度も食べる機会があったバーガーですが、二度目食べても三度目食べても、初回と同じおいしさが安定して感じられて、高い品質を常に保ち続けていたので、これは本物!

 北アフリカ発祥の「ハリッサ」という"魔法"のような調味料を手に入れて、オープン以来5年をかけて地道に築き上げて来た、ハンバーガー作りの実力が一気に開花した感じです。「その実力にふさわしい華やかさを得た」とでも言いましょうか。ご覧の通り、積み方も大変美しいです。あとは強いて言えば……名前かな? このネーミングどうですかね? まぁでも、それぐらいですよ。都内でも傑出したクオリティと断言してよいでしょう。傑作!


■2021年最も印象に残ったバーガーその2
 # Skippers' [潮見] のスキッパーズバーガー4.0

……テキサス遠征、世界大会出場。それらの経験の末に生まれたバーガーですが、私が注目したいのは、米国テキサスという異国の「異文化」に触れたことにより、店主東條さんのハンバーガーに対する考え方が変わったり、新たな視点を得たりしたであろうという点です。例えるなら、日本のプロ野球選手が米国の大リーグでプレーして、アチラの感覚を掴んで来たみたいな。そんな感じです。

 ぜひそのダラスで得た新たな感覚をさらに発揮して、日本にも米国にも「ない」バーガーをどんどんと繰り出して行って欲しいなと思っております。もっともっと仕上がって行くんじゃないでしょうかね。来年も期待!


■2021年最も印象に残ったバーガーその3
 # 六本木うかい亭 [六本木] の鳥取和牛クアトロチーズバーガー トリュフ香るポテト添え

……唯一の「ハンバーガー屋じゃない」店のハンバーガーですが、これについては、とにかく「してやられた!」という思いでいまだにいっぱいです。

 とにかくハンバーガーとして「自然」でした。ムダにこねくり回したり、ヘンに逆を行ったり、ムリして作ったようなところがまるでなくて、これほど素直なハンバーガーを食べたのも久しぶりかも知れません。聞けば、このバーガーを考案したシェフは米国での調理経験がある人で(しかも4年ほど)、それがすべてですよ。ブリオッシュバンズも店内で自家製。またやって欲しいですね。


■2021年最も印象に残ったバーガーその4
 # Jimmy's DINER [国分寺] のベーコンエッグチーズバーガー

……こちらも「余計なことをしない」という点では傑出したバーガーです。ムダを削ぎ落し、要らぬ手を加えず、淡々とさえしているのですが、しかし! 食べると、その芳ばしさと絶妙な軽さがみごと! 「重くない傑作」ですね。映画でも音楽でも、名作・傑作と言うと大作志向に陥りがちですが、そういうヘヴィさ・ウェットさのないバーガーで、なかなかお目にかからないタイプのバーガーです。この感じはジミーズでしか味わえないかな。


■2021年最も印象に残ったバーガーその5
 # B.B.Q KIMURA [埼玉・航空公園] のTexasB.B.Qバーガー

……これは厳密にはハンバーガーではないのですが、「5個中の1個」なので入れておきます。まぁそれぐらい、他のバーガーを押しやるぐらい、インパクト絶大な一品でした。

 パンに肉を挟んだだけの単純極まりない食べ物です。しかし、これが「どうして?」というぐらいに美味……。動画も上がってます。単純とは言いますが、それに要する手間と時間と、あと"経験"ですね。相当なものが注ぎ込まれています。「一日にして成らず」といったところです。その苦労の成果を、こんなテキトーな感じで、乱暴に、ザツに挟んで食べちゃう辺りが醍醐味!

§ §

 5つにしたのは、上半期下半期に挙げた残りのバーガーはどれも等しくよくて、選べないレベルなので、そんな理由で6つ目は選ばずに、5つにしておきます。あらためまして、今年もよろしくお願いいたします!

# 2021年下半期・最も印象に残ったバーガー6つ
# 2021年上半期・最も印象に残ったバーガー6つ
# 2020年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2019年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2018年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2017年最も印象に残ったバーガー5つ
# ベストバーガーショップ'07
# ベストバーガーショップ'06


2022.1.6 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:25| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月04日

# 2021年下半期・最も印象に残ったバーガー6つ




 年が明けました。新年おめでとうございます。そんなワケで、2021年は「上半期・最も印象に残ったバーガー6つ」というのを6月終了時点でまずやりましたので、それに続いて、今度は"下半期"の最も印象に残ったバーガーをまたしても「6つ」挙げます。なぜ「6」かと言うと、写真が奇数枚だとサムネイルが作りづらいからです。ただそれだけ……(笑)。では、早速行ってみましょう!


■2021年下半期・最も印象に残ったバーガーその1
 # 六本木うかい亭 [六本木] の鳥取和牛クアトロチーズバーガー トリュフ香るポテト添え

……六本木うかい亭が2021年の11月、2日間限定で出したバーガー。これにはヤラれました。どんなキテレツなバーガーが出て来るかと思いきや、ハンバーガーとしてものすごく作りが自然で、ムリなところが一ヶ所もありません。「チーズは無くても成立するな」と正直思いましたが、そこはご愛敬。ハンバーガーそのものの作りとしては余計な手間や力、作為の加わらない、実に自然体なバーガーでした。それを、うかい亭のトップランクのシェフが「目の前」で、トークを交えつつ、たっぷり時間をかけて作ってくれるという。それで3,300円は全くもって安いです。一流店の実力を見せつけられたバーガーでした。衝撃的一品。


■2021年下半期・最も印象に残ったバーガーその2
 # Skippers' [潮見] のスキッパーズバーガー4.0

……これも「え」も言われぬおいしさ。後味がとにかく好いです。ドライトマトやブルーチーズの風味・香りが実によく、そして、オニオンソースの後味が抜群によし。それらの風味・旨味を生んだのは「引き算」。足すばかりでなく、きちんと味を引けたことが、このバーガーの成功を生み出しました。さらにもっと引けるんじゃないかと思ってます。スキッパーズにとって大きな転換点となるであろう一品。


■2021年下半期・最も印象に残ったバーガーその3
 # Antenna America [横浜・関内] のシェーブドゴーダバーガー

……これは単純系。パンと肉とチーズ、ほぼそれだけのバーガーです。カリフォルニア産のチーズを使った8月の限定バーガー。「ブルーチーズベーコン」とどっちにするか悩みましたが、こっちにしました。細かーく削ったゴーダチーズの「淡雪」のようなほのかなコク味と「何の変哲もない」挽肉のパティの妙。"何でもない"おいしさが大変よし。


■2021年下半期・最も印象に残ったバーガーその4
 # E・A・T [北参道] のベーコンチーズバーガー

……これは実に「特異」な構造のバーガーです。世の多くのバーガーは「加算式」です。チーズやらエッグやらベーコンやらの食材をどんどん積んで、足して、結果その合計が○○点になったとか、××点だといった塩梅が常なんですが、このイーエーティーのバーガーは最初から「総和が100」になるよう計算して作られているという。そういう作りのバーガーは他にまず見ません。しかも迫力があり、質感も豊か。実にみずみずしい、シズル感満点の一品。


■2021年下半期・最も印象に残ったバーガーその5
 # CAFE.ALPS [荏原中延] のハッピークリスマッシュ!! バーガープレート

……上半期に「タコ デ バーガー」を挙げたので「もう来ないだろう」と思っていたら、こんな快作を年末に繰り出して来ました。アルプス流のスマッシュバーガーなのですが、これが実にサマになっていて、「こんな引き出しもあるのか」と驚いた一品です。サックリ軽〜くキメたスマッシュバーガー。キャラ分け・キャラ立てに成功しています。


■2021年下半期・最も印象に残ったバーガーその6
 # LOUIS CLASSIC [千葉・小倉台] のベーコンチーズメルトバーガー TOPPING パティ、チェダーチーズ

……これは「食感の妙」が楽しめるバーガーです。10mm挽きの牛肉で作った一品。10mm挽きは肉が「つぶつぶ」でなく「コロコロ」と感じられるサイズ感。口の中に肉が「コロコロ」転がり込んで来るような、そんな食べ口で、その食感のユニークさが際立っていました。『アメ車マガジン』の取材用に派手にトッピングしましたが、ここまでしなくても十分おいしく楽しめます。但し、ガーリック味が強くて、一歩間違えると「餃子」のようになってしまいそうなので、そこを抑えるとさらによくなると思います。

§ §

 2021年の下半期は正直それほどたくさん食べたワケではないのですが、逆に機会を絞った分、食べたバーガーそれぞれに私の意図や狙いが反映されていて、ムダ撃ちが少なかったですね。「ムダにバーガーを食べない半年だった」とも言えると思います。さぁこれで2021年の上半期・下半期が出揃いました。両者合わせるとどうなるのか……。 (つづく)

# 2021年上半期・最も印象に残ったバーガー6つ
# 2020年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2019年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2018年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2017年最も印象に残ったバーガー5つ
# ベストバーガーショップ'07
# ベストバーガーショップ'06


2022.1.4 Y.M
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2021年12月08日

# 鎌倉に≪tokyo omo style≫の姉妹店「喫茶パーラー Neo 鎌倉」オープン!




 ちょっと前に鎌倉へ行って来たと書きましたが、それはこの店のため……2021年11月24日、鎌倉は若宮大路に面したホテルシャングリラ鶴岡の2階に、喫茶パーラー Neo 鎌倉 ニューオープン!




 世田谷・豪徳寺の「tokyo omo style」、松陰神社前の「Wack Dland!」に続く、オーナー清水さん3店目の飲食店。鎌倉でもバーガー出します。詳細は今後コツコツ上げてゆきますが、今回は写真のみということで。まだ試作途中のものも含まれてます。ひとつ言えるのは、ご覧の通り「和」なテイストが入ってます。"鎌倉"なので……。


 こんなのとか……。


 こんなのとか……。


 こんなのとか……。

§ §

 500%観光地立地な"喫茶店"という名の"半分"バーガー店。来年はNHKの大河ドラマも鎌倉が舞台ということで、それこそ「いざ!」ですよ。どうなりますやら!



# 388 Wack Dland! [松陰神社前]
# 297 tokyo omo style [豪徳寺]

― shop data ―
●喫茶パーラー Neo 鎌倉
所在地: 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-29 シャングリラ鶴岡2F-D
     JR・江ノ電 鎌倉駅歩6分 地図
TEL: 0467-40-5530
URL: 公式Instagram
オープン: 2021年11月24日
営業時間: 11:00〜21:00
定休日: 月曜日・火曜日(祝日営業、要Instagram確認)

2021.12.8 Y.M
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2021年12月03日

# この日はFatz's The San Franciscan [吉祥寺] で忘年会!




 さてこの日は、何だろう……事実上の「忘年会」ですね。前に「この日は新年会!」という記事がありましたが、この店は仲間みんなで集まってワイワイ楽しく食べるのに向いています……東京・吉祥寺のFatz's The San Franciscan(ファッツ・ザ・サンフランシスカン)。

 何を食べたのかとか、どうだったのかとかは、また今度詳しく説明します。まぁこの日は食べたも食べたんですけど、ずいぶんワイワイやりまして、テンション異様に高めでした。その模様をまた今度ご披露するかも知れません……。


 とにかくいろいろ食べました。こんなのとか……。


 こんなのとか……。後ろにちょろっと見えてるのはオクラのフライです。これおいしかった。サイドのコーンブレッドすごくおいしかった。あと、豆おいしかった。

 そして↓の写真はおなじみの「パストラミ サンドイッチ」。食べたのはこれが二度目でしたが、最初の時よりおいしく感じました。より深く"突き刺さり"ましたね。要するに、おすすめです。「二度食べて二度目もおいしい」ことや「二度目の方がよりおいしい」ことというのは、そんなにしょっちゅうはないので。

§ §

 ということで、このパストラミは良いと思います。「じ〜んわり」来ますね。詳細はまた今度!




# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のThe Waldorf
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のベーコン、レタス、トマト
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のパストラミ サンドイッチ
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のブリトー グランデ チポトレシュリンプ
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のプルドポーク(再食)
# この日はFatz's The San Franciscan [吉祥寺] で新年会!
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] の50/50
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のThe Animal
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のステーキ サンドウィッチ
# 「食べログマガジン」――【じっくり食べたいハンバーガー】第5回「ファッツ・ザ・サンフランシスカン」
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のBBQ チキン ケサディーヤ
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のチーズバーガー餃子
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のプルドポーク
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のプルドポーク サンド
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のTHE WW
# FATZ'S [高円寺] のBBQベーコンチーズバーガー
# FATZ'S [高円寺] のThe Don
# FATZ'S [高円寺] のチーズバーガー
# FATZ'S [高円寺] のMANGO POPPER
【東京ビアウィーク2015】 FATZ'S [高円寺] の日本の春と志賀高原IPA
【東京ビアウィーク2015】 FATZ'S [高円寺] の
ベーコン、チェダー&ハバーティチーズバーガーとANCHOR Brekle's BROWN

# FATZ'S [高円寺] のBIG EL CABRON
# FATZ'S [高円寺] のThe Tarheel
# FATZ'S [高円寺] のThe Maker
# FATZ'S [高円寺] のTHE WA
# FATZ'S [高円寺] のThe Aguacate TOPPING bacon
# FATZ'S [高円寺] のEl Panocha
# FATZ'S [高円寺] のThe Bada Bing
# FATZ'S [高円寺] のSloppy Joe
# FATZ'S [高円寺] のザ・高円寺クラブ
# FATZ'S [高円寺] のBLUE ELIOT
# FATZ'S [高円寺] のTHE ABQ
# FATZ'S [高円寺] のEL CABRON
# FATZ'S [高円寺] のすだちスローバーガー
# FATZ'S [高円寺] のThe Philly
# FATZ'S [高円寺] のThe Carolina
# FATZ'S [高円寺] のTHE WW
# FATZ'S [高円寺] のThe 50/50
【スタンプラリー#11】 FATZ'S [高円寺] のカラミティ・ジェーン・バーガー
# 279 FATZ'S [高円寺]

― shop data ―
所在地: 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-25-12 Santa Fe B1-A
     JR・京王電鉄 吉祥寺駅歩6分 地図
TEL: 0422-69-2532
URL: http://www.fatzs.jp
オープン: 2018年2月11日(創業 2011年4月29日)
営業時間: 11:30〜15:00, 17:30〜23:00
定休日: 月曜日(祝日営業、翌火曜休。要確認)

2021.12.3 Y.M
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2021年10月21日

# TOLO PAN Tokyo [池尻大橋] のスーパーバンズ




 いやー、手元のネタが膨大で、今月はもうこれ以上どこにも行かなくても月末まで毎日アップ出来るだけのネタを十分抱えている状況なのですが、そんな中、東京・池尻大橋のベーカリーTOLO PAN Tokyo(トロパントウキョウ)でバンズを見つけまして。その名もスーパーバンズ¥140(税込)。トロパンと言えば、高田馬場の「homeys」のバンズを今も作ってるのかな? そして「食べログ パン TOKYO 百名店」選出の店でもあります。

 ちょっと濃い目の焼き色。ゴマありのつやなし。重量86g、直径は短径10.0cm、長径10.5cmありました。図らずもプロが使うバンズが手に入ったので、急遽、近所のスーパーで挽肉を購入。今回は国内産和牛赤身挽肉116gです。100g当り378円。しかし、挽肉売り場にまぁ〜牛挽き置いてませんね。ほんの一列あるだけですよ。

 それはさておき、バンズの直径がいつもよりあるので、意識して大きめに成形。冷凍保存して数日後に調理しました。


 反省……「スマッシュバーガー」を意識して、ちょっとギュウギュウ押し過ぎましたね。牛脂がほぼ全部「油煙」になって、台所中に舞い散ってしまいました。スマッシュバーガー式グリルは家庭では向いていないか、もしくは、それ用に考えてパティを作らないといけないようです。

 ギュウギュウとプレスしたおかげで、脂が抜けてしまい、表面がちょっとコゲつきました。火が入り過ぎです。が、塩コショウ&ケチャップ・マスタードをしっかり振ったので、どうにか食べられる体裁にはなってます。迫力あり。ただ、久しぶりだったので積み順を間違えましたね。ケチャマスかけた"後に"ピクルスでした。シロウト作業はこんなもんですよ。

 で、バンズですが、ふわふわではなく、「ふっかり」としたクッション質。指触りもしっとりソフト。噛み心地もやわらかですが、けっこう強めな上記の味付け&焼き過ぎたビーフパティをしっかりと力強く受け止めて、その上で「余裕」が感じられます。頼もしいですね。そして、中身の具材の味が過ぎた後から生地の甘味が追いかけ、追い着いて来ます。一言で言うと「包容力」ですか。「懐」が深い感じです。

§ §

 プロの仕事のクオリティを再確認しました。頼むべき人に頼めば"いいもの"を作ってくれるということで。大変上質で良質です。素晴らしい!



# 紀ノ国屋の国産小麦のデイリーバンズ
# ハナマサのプロ仕様 バーガーバンズ
# ファミリーマートのファミチキバンズ(タルタルソース)
# SHIBUichi BAKERY [渋谷] の渋いちバーガーバンズ
# Pascoのバーガーバンズ
# おうちでハンバーガーまだまだ試行中……調理・試食編
# おうちでハンバーガーまだまだ試行中……パティの仕込み編
# Pascoの麦のめぐみ 全粒粉入りイングリッシュマフィンでハンバーガー
# Pascoの麦のめぐみ 全粒粉入りイングリッシュマフィン
# タカキベーカリーのイングリッシュマフィンでハンバーガー
# 近所のスーパーで買えるバンズまとめ
# タカキベーカリーのイングリッシュマフィン
# Pascoの超熟イングリッシュマフィン
# フジパンの調理用バンズ
# フジパンのごま付きバンズでチーズバーガー
# フジパンのごま付きバンズ
# ローソンのLチキバンズ(再食)
# 伊藤パンの調理バンズ
# 第一パンのゴマ付きハンバーガーバンズ
# 少し前からこんなの売ってるんですよ――第一パンのゴマ付きハンバーガーバンズ

2021.10.21 Y.M
ラベル:バンズ
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2021年09月07日

# Instagram 再開しました!




 ご報告……「Instagram」が復活しました! 中断前の最後の投稿が八王子「Soul Grill」のキューバサンドでしたので、去年の11月ですね。その最後の投稿後に、自分のアカウントに「入れなく」なりまして……。

 登録していたメールアドレスや電話番号が今はあまり使っていないものだったり、いろいろ不利な条件が重なりまして、諦めたり放置したりしていた結果、再びログイン出来るようになるまで約9ヶ月かかりました。使えるようになった後も「投稿のやり方」を思い出すまでに時間がかかったりしましたが、ようやくの復活です。

 個人名でやってます。只々、ハンバーガーの写真が並ぶだけのインスタです。ブログの内容と変わるところはほぼありませんが、よろしければ、ご覧になってフォローなりしていただければ幸いです。中断の9ヶ月の間に「本来は上がっている筈のバーガー写真」がそこそこ溜まってますので、当分ネタには困らないと思います。皆さまの気晴らしにでもなれば……。

 ■Instagram 公式アカウント:
 https://www.instagram.com/yoshihide_matsubara/

2021.9.7 Y.M
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2021年08月09日

# この辺で小休止




 先日公開された食べログマガジンのステーキ記事、ご覧いただけましたでしょうか。今も第2弾記事を準備中でして、本日未明に2本目の原稿をどうにかまとめて編集者に送ったところなのですが、まぁ暑さもあって頭が回らず、筆も進まずで、思っていたより時間がかかってしまいました。

 ということで最近、更新がまばらになっていますが、ちょっとこの辺で小休止ですね。無理してペースを維持したり、ハンバーガーを食べたりせずに、自然体に任せ、欲するままに身を任せようと思います。無理矢理詰め込んだりすると、ろくなことはありませんので。行きたいなと思ったら行く、食べたいなと思ったら食べる……これが基本でよいと思います。

 とは言え、もう次の原稿のことを考えなくてはいけません。つまり、放っておいても考えないといけないものはいけないので、つまり、なるようになってゆくワケです。

§ §

 暑さで食欲も落ちて来てます。そんな時は無理せず、抜ける時は息抜きをして、次に食べるハンバーガーに備えたいと思います。まぁそんなに間は空きませんけどね。ということで、食べログマガジンのステーキ記事もぜひご覧下さい!

 ■直火派? 鉄板焼き派?「食べログ ステーキ 百名店 2021」で知る、美味なるステーキの世界


# この日は別取材
# この日はまた取材
# この日は都内で半日取材
# この日は36日ぶりに外食・取材
# 今日は取材
# また大阪へ――あすから遠征取材

2021.8.9 Y.M
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2021年07月03日

# 2021年上半期・最も印象に残ったバーガー6つ




 2017年からですか……。年末または年始に「20**年最も印象に残ったバーガー5つ」というのをここ4年続けて発表していますが、実は去年、「2020年」を発表した時に気づいたことがありまして。1年の前半よりも後半に食べたバーガーの方が記憶に新しい分、印象に残りやすい……ということです。つまり、年の初めに食べたバーガーの記憶を年末まで維持するのは至難の業でして……。

 そこで、今年2021年は一回「上半期」で締めておくことにします。1月〜6月までに食べたハンバーガー(ないしそれに準ずるメニュー)の中で「おっ! これは!」と思ったものを6つ書き出しておきます。早速見てみましょう……。


■2021年上半期・最も印象に残ったバーガーその1
 # CAFE.ALPS [荏原中延] のタコ デ バーガー

……これはこの半年間、ずっと上位に位置し続けたバーガーです。どの辺がおいしいか頭で考えないとわからないようなバーガー「ではなくて」、食べた瞬間「バチーッ!」と来ます……おいしさが。やっぱりハンバーガーはわかりやすくないと! わかりやすくおいしい。その点において一種、理想的なバーガーです。

 で、具体的に何がバチーッ! と来るのかと言うと、それはタコス味。タコス以上にタコス味なバーガーです。詳しくは記事をご覧下さい。


■2021年上半期・最も印象に残ったバーガーその2
 # B.B.Q KIMURA [埼玉・航空公園] のTexasB.B.Qバーガー

……これは食べて言葉が出ませんでした。その様子を撮り収めた動画も上がってますが、とにかく「唸るしかない」おいしさでした。厳密にはハンバーガーではなく、シュレッドビーフをバンズに乗せたものですが、にしても、パンに肉を乗せただけの食べ物がどうしてこんなにおいしいのか……完全にヤラれた一品です。


■2021年上半期・最も印象に残ったバーガーその3
 # Jimmy's DINER [国分寺] のベーコンエッグチーズバーガー

……このバーガーのポイントは「軽さ」です。ベーコンとエッグとチーズのコク味が堪らなく芳ばしくて、食べている最中は「続けてもう1個食べたい!」ぐらい思うのですが、しかし食べ終わってみると、後味はあくまで軽く、いつまでもグズグズ重く残らないという。この軽さは狙わないと出来ません。ムダを削ぎ落し、余計なことをしない。そのソツない作りに職人の仕事を感じる一品です。


■2021年上半期・最も印象に残ったバーガーその4
 # BLACOWS [恵比寿] のハンバーガー TOPPING ベジタブルセット

……今から12年前のオープン当時、「野菜なしのバーガー」として話題になったブラッカウズですが、あらためて食べると、やっぱりおいしいですね。黒毛和牛の「レア」のおいしさがしっかり・はっきり・確かに表現されています。が、生野菜を挟んだ方が挟まないより数倍おいしい。「野菜あり」で「レア」が際立っておいしい一品。


■2021年上半期・最も印象に残ったバーガーその5
 # SUPERIORITY BURGER [明治神宮前] のTFT

……先日公開された食べログマガジン「じっくり食べたいハンバーガー」でも紹介した、例の揚げた豆腐のバーガーです。初めて食べた時の衝撃は凄まじいものでした。豆腐を包む「衣」の食感が何とも堪らぬガリガリで。但し、二度目に食べた時はそこまででも無かったです……。このガリガリ感の表現にさらに集中し、注力していただければ、さらにおいしいTFTになるんじゃないかと思います。


■2021年上半期・最も印象に残ったバーガーその6
 # SHAKE SHACK のスパイシーベーコンシャック

……「誰かに買って行って食べさせたい」と食べながら真剣に思った一品です。またベーコンが「こんなの探してた!」というぐらいに模範的・理想的なベーコンで、野菜なしのバーガーとしてとにかくよく出来た、この上なくスナックな一品でした。6月30日までの期間限定販売でしたけども。

§ §

 上半期はこんな感じでした。これらを超える、すっかり記憶を塗り替えるような"ツワモノ"が現れるかどうか……。私も気持ちを一度ニュートラルに戻してまして、向こう半年に臨みたいと思います。さてさて、どうなりますやら!

# 2020年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2019年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2018年最も印象に残ったバーガー5つ
# 2017年最も印象に残ったバーガー5つ
# ベストバーガーショップ'07
# ベストバーガーショップ'06


2021.7.3 Y.M
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2021年06月27日

# 日本ハムのストックミート ほぐせるお肉 プルドビーフ




 日本ハムより5月13日発売の"ストックミート"シリーズのもう一品、ストックミート ほぐせるお肉 プルドビーフ参考小売価格¥590(税込)。ちなみに私は近所のスーパーで¥338(税別)で手に入れております。ニュースリリースこちら。テレビCMこちら

 日本ハム、「プルドビーフ」という名前で出しましたね。Google 調べで「pulled beef」の検索結果は約219,000,000件。「shredded beef」は約55,900,000件です。但し「shredded beef」で検索して表示されるのは、ほとんどすべてが「shredded beef」についてのページですが、「pulled beef」で検索すると、けっこうな数の「shredded beef」が混ざって来ます。その辺どうなんでしょう……。ちなみに「pulled pork」の検索結果は約190,000,000件です。


 内容量110g。ポークが120gだったので、10g少ないです。電子レンジで加熱後、フタを開けてみると、ひとつの塊でなく、小さいのが3つ入ってました。で、この時点で既に「汁」にまみれています。「トレー内の液体は肉からでた旨味成分ですので、絡めて召し上がりください」との注意書きがあるのですが、私が求めているものとはちょっと違うんですよね……。こんな汁気の多いものでなく、もっと「ぼそっ」とドライなものを欲していたワケなんですけども。

 以下がほぐした写真です↓。上手なほぐし方という動画を参考に、フォーク2本を使ってほぐしましたが、やっぱり思っていたものと違います……。あくまで潤い豊かでジューシーな牛肉です。これを例によって「紀ノ国屋」の国産小麦のデイリーバンズに挟みまして、肉の他には何も塗らず挟まず、「パンと肉」だけで食べてみました……。


 感想……正直ビーフの方が"食べられ"ます。こうなるとポークよりもビーフの方が美味。肉としての力の差が出ますね。但し、何度も言いますが、期待していたものとは違うんですよねぇ……。スープとまろやかに絡んで、プルドビーフと言うよりは「シチュー」のような、圧力鍋でやわらかく煮込んだ感じの牛肉で、だからこそ、おいしくない「ワケがない」ワケなんです……(笑)。ローリエの葉っぱの香りか、ちょっと香辛料が気になります。

 例のバンズの粉の風味はプルドポークの時よりは気にならないかな? ビーフの方が味もクセも強いからでしょう。持った時のザラッとした指ざわりと、かぶりついた時の生地が「しゅっ」と縮む感じはなかなか好いです。

§ §

 私の中ではこれがシュレッドビーフなんですよね。まぁ、そもそもの製造工程が全く違うワケなんでしょうけども。ただ、言えるのは、こうして食べてみると「やっぱりビーフの方がおいしい」ということですね。それは再確認しました。ポークもいいけど、細かく裂いたビーフはおいしいです。それは確か。




# 日本ハムのストックミート ほぐせるお肉 プルドポーク
# Tony Roma's キャロライナハニーBBQソース<甘口>プルドポーク
# ファミリーマートのアメリカンBBQ風バーガー(プルドポーク使用)
# CRUZ BURGERS [四ツ谷] のプルドポークサンドウィッチ
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のプルドポーク
# 食べログマガジン――【今これがキテる!】〜プルドポーク編〜
# BURGER CRAZY [兵庫・西脇] の限定プルドポークバーガー
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のプルドポーク サンド
# DAKOTA RUSTIC TABLE [神戸・北神] のキック・アス プルドポークバーガー
# Hard Rock CAFE [六本木] のプルドポークサンドイッチ
# CaSTLe ROCK [新宿三丁目] のBBQ プルドポークサンドイッチ
# CRUZ BURGERS [四ツ谷] のBBQプルドポーク

2021.6.27 Y.M
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2021年06月26日

# 日本ハムのストックミート ほぐせるお肉 プルドポーク




 さて、5月13日にこんなものが発売されました――日本ハムストックミート ほぐせるお肉 プルドポークです。参考小売価格¥590(税込)。ニュースリリースこちら。テレビCMもありまして、こちらですね。

 パッケージの表裏にいろんなことが書いてあります。まず内容量120g。常温保存できます。「そのままでも美味しく召し上がりいただけます」とあって、ん? ってことは温めないでもいいってこと? 電子レンジ調理の場合、破裂しないようフタを少し開けて加熱。時間は600Wで1分10秒。その通り加熱して開けたものがこちら……。


 塊のまま入ってます。これを「お好みの大きさにほぐして召し上がりください」と。ほぐした写真を撮るのを忘れてしまいました。上手なほぐし方という動画あるんで、そちらでご確認下さい。あと、左に見えるギザギザしたものはローレルの葉っぱです。これは取り除いてから食べろと。「スモーキーBBQ味」が最初から付いてまして、ソースと言うか、液体が絡んでます。こいつを先日入手した「紀ノ国屋」の国産小麦のデイリーバンズに挟んで食べてみました。何も塗らず、野菜など何も挟まず、ただただ「パンと肉」のみで行きました。100gぐらい乗せたかな?

 感想……いかにも"食肉製品"な味です。ちょっと苦味があり、それがあまり好みじゃありません。あと、油分が多いですね。本来ならスモークの途中で落ちる油分かも知れません。やわらかですが、「芯がない」とも言えます。肉の繊維の噛みごたえなどはあまりなくて、「ふにゃっ」としています。BBQソースは甘くないです。めずらしく「甘くない」プルドポークです。


 一方バンズですが、かぶりついた時に小麦の風味がふわっと感じられて芳ばしいのですが、こういう「パンと肉だけ」みたいなシンプルな食べ方をすると、その小麦粉の風味と肉の味とがモロにぶつかって、何だかうるさくなりますね。直接対決しちゃう感じで、味がガサガサします。落ち着かない……。

 そこで、小麦粉の香りを消すべく、まず、ピクルスを挟みましたが、これは違いました。次に粒マスタードを足したところ、これはまあまあ合いました。そんな感じで、プルドポークをサンドする時のバンズ選びはかなり難しいです。

§ §

 製造は静岡県榛原郡吉田町の日本ハムファクトリー 静岡工場。ほぐして使う、その見た目がキャッチーでシズル感があるのかなという、そんな一品ですかね。それはいいんですが、「高温・高圧で調理」とあって、燻製ではないので、その分ちょっと水分が多いかな? もう少しドライに仕上がった方が「らしさ」が出るようには思いました。 (つづく)




# Tony Roma's キャロライナハニーBBQソース<甘口>プルドポーク
# ファミリーマートのアメリカンBBQ風バーガー(プルドポーク使用)
# CRUZ BURGERS [四ツ谷] のプルドポークサンドウィッチ
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のプルドポーク
# 食べログマガジン――【今これがキテる!】〜プルドポーク編〜
# BURGER CRAZY [兵庫・西脇] の限定プルドポークバーガー
# Fatz's The San Franciscan [吉祥寺] のプルドポーク サンド
# DAKOTA RUSTIC TABLE [神戸・北神] のキック・アス プルドポークバーガー
# Hard Rock CAFE [六本木] のプルドポークサンドイッチ
# CaSTLe ROCK [新宿三丁目] のBBQ プルドポークサンドイッチ
# CRUZ BURGERS [四ツ谷] のBBQプルドポーク

2021.6.26 Y.M
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2021年06月24日

# 紀ノ国屋の国産小麦のデイリーバンズ




 気になるバンズをまた見つけました。今度は紀ノ国屋です。

 紀ノ国屋と言えば、今から十数年前のむかーしの話。うちでハンバーガーを作るにしても、そもそもバンズがどこにも売ってなくて、そんな中、ほぼ唯一手に入るのが紀ノ国屋のバンズだった……という時代が、けっこうな長きにわたり続いていたように記憶します。とにかく世間で流行るずーっと以前から売ってました。それがいつ頃からか見なくなり、「……あれ? やめちゃったのかな?」と思っていたところ、また最近見かけるようになったのが、この国産小麦のデイリーバンズ¥280(税込¥302)です。商品情報こちら

 「デイリーバンズ」と謳っています。ハンバーガーだけに限定せず、広くデイリーに使ってね……ということなんでしょう。要は「何を挟んでもOK」という意味ですね。重量51〜52g。正円でなく横に長くて、長径10cm、短径9cmほど。パッと見、小さく見えますが、数値的には標準的な大きさです。軽く打ち粉が振られてますね。ノースライスです。

 さて、お味ですが……こいつを使って試したいことがいろいろありますので、それについてはまた次回……。 (つづく)



# ハナマサのプロ仕様 バーガーバンズ
# ファミリーマートのファミチキバンズ(タルタルソース)
# Pascoのバーガーバンズ
# おうちでハンバーガーまだまだ試行中……調理・試食編
# おうちでハンバーガーまだまだ試行中……パティの仕込み編
# Pascoの麦のめぐみ 全粒粉入りイングリッシュマフィンでハンバーガー
# Pascoの麦のめぐみ 全粒粉入りイングリッシュマフィン
# タカキベーカリーのイングリッシュマフィンでハンバーガー
# 近所のスーパーで買えるバンズまとめ
# タカキベーカリーのイングリッシュマフィン
# Pascoの超熟イングリッシュマフィン
# フジパンの調理用バンズ
# フジパンのごま付きバンズでチーズバーガー
# フジパンのごま付きバンズ
# ローソンのLチキバンズ(再食)
# 伊藤パンの調理バンズ
# 第一パンのゴマ付きハンバーガーバンズ
# 少し前からこんなの売ってるんですよ――第一パンのゴマ付きハンバーガーバンズ

2021.6.24 Y.M
ラベル:バンズ
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2021年06月20日

# バーガーチェーン4社の代替肉のバーガーまとめ




 代替肉、フェイクミート、人工肉、大豆ミート、植物性etc......これらすべて"ほぼ同じもの"を指す言葉ですが、要は、今後「肉に替わる」と言われている新ジャンルのハンバーガーについて、マイナビニュースに3本の記事を上げました。

 1本目はヴィーガンバーガー専門店について、2本目と3本目はモスバーガーロッテリアフレッシュネスバーガーバーガーキングという国内バーガーチェーン4社についてのレポートでしたが、特にチェーン4社のバーガーについて、「どれがおいしいの?」という率直な疑問があると思うので、それについて簡単にお答えします。詳しい情報は以下の記事をご覧下さい。

マイナビニュース
 ■ヴィーガンバーガーの実態は? NY発の専門店で食べて考えた
 ■食べ比べ! 大手ハンバーガーチェーンの「代替肉」最前線 - モスとロッテリア編
 ■ハンバーガー探求家が実食! チェーン大手の代替肉 - フレッシュネスとバーガーキング


 各社、微妙に異なるアプローチのソイパティ・植物性パティの商品を繰り出しています。現在販売中のメニューを合わせると4社計18品。全部を食べたワケではありませんが(特にモスバーガー)、それらの中で"ひとつ"挙げるとするならば、フレッシュネスバーガーでしょうか。以下、各社の「食べるならコレ」というメニューを1品ずつ挙げてゆきます。


 # フレッシュネスバーガーのザ・グッドバーガー (アボカド)

……フレッシュネスは「テリヤキ」と「アボカド」の計2品の大豆パティメニューを出していますが、おすすめはこちらです。アボカドがとにかくいい仕事をしています。優秀なるゲームメーカーですね。食べ口をすごく豊かにしてくれます。リッチにしてくれます。と同時に、すごくヘルシーなイメージがあるのが強味です。大豆パティの質感もなかなか。


 # バーガーキングのプラントベースワッパー

……現在販売中の植物性パティメニューはこの1品のみ。今年2月に「アボカドプラントワッパー」を期間限定で売り出していましたが、それは私、食べ損ねました。

 これはリアルに、ビーフパティと同じ風味・コゲ味がします。その擬態ぶり、本物の肉の「フェイク」という意味では非常に秀でたバーガーです。ただ、よく味わうと、肉の風味の底のまた底に、大豆の味が確かにします。完全に消し去れているワケではないですが。


 # モスバーガーのグリーンバーガー

……ソイパティのために開発されたこのグリーンバーガーに加えて、モスは定番商品11品のパティが「お肉かソイか」選べる仕組みになっていて、それで計12品ですね。"選べる"系の中では「ソイモス野菜バーガー」が一番人気だそうです。

 グリーンバーガーはけっこう繊細な、微細な味わいです。その味わいに気づくと、また食べたくなる――そういうメニューに思います。肉なしで「よくここまで出来たな」という非常に作り込まれた一品。


 # ロッテリアのソイBBQチーズバーガー

……ロッテリアのソイパティ3品の中では断然コレがおすすめです。BBQソースと"絶品"用のバンズによってポップに、スナック(おやつ)感覚に仕上げています。

 植物性パティみたいなものをやる際に、「ちゃんとしたものを出そう」と言った"本格"を求める向きがあるのですが、私の意見は逆で、ちゃんとした真面目なものだからこそ「ポップに見せる」「ライトに見せる」ことが重要だと思っています。本格なものの方が手が出しづらくありませんか? そのハードルを跳び越えて来たのがコレですね。

§ §

 まだスタートしたばかりの新分野なので、今後どんどん改良・開発されて行って、5年後には今とは比較にならないくらいおいしいパティが登場している可能性も十分あると思っています。その進化や発展の経過を追うには大変面白い分野に思いますね。まだまだこれから!




# フレッシュネスバーガーのザ・グッドバーガー (アボカド)(再食)
# フレッシュネスバーガーのザ・グッドバーガー (テリヤキ)
# バーガーキングのプラントベースワッパー(再食)
# ロッテリアのソイBBQチーズバーガー
# ロッテリアのソイ野菜チーズバーガー(再食)
# ロッテリアのソイ野菜ハンバーガー(再食)
# モスバーガーのモスの菜摘(なつみ)ソイモス野菜
# モスバーガーのソイモスバーガー(再食)
# モスバーガーのグリーンバーガー(再食)

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