新しい店。10月23日にオープン。それより前にご招待いただいたのだが、ひと言で言うと「コンセプチュアル」な店である。それについてはまた別な記事に書きます。今日はその店、東京・下北沢BURGERS TOKYO(バーガーズトーキョー)に2度目に訪問した際に食べたオリジナルバーガーコンボ シングルパティ¥1,280(税別)について、コンセプト云々は一旦脇に置いて、ハンバーガーのみに特化した話から。
パティは豪州牛に和牛脂を合わせた120g。鉄板に乗せる際、上からグーッと圧をかけて押し潰している。だから縁がギザギザ。味付けは塩コショウのみ。その「肉と合わせた時にマッチする」ことを考えて作られたバンズは、てっぺんにちょびっとゴマとツヤあり。野菜はグリーンカール1枚、5mm厚のトマト、オニオンなし。調味料は底に自家製の粒マスタード。米酢や塩などを合わせた液に胡椒の実を漬けて1週間ほど熟成させている。上(クラウンの裏)は何も塗らず。それが↑のように上下開いて供される。う〜ん……ちょっと貧弱かなぁ。
火を入れ過ぎてすっかり縮み上がったパティの不恰好な形状と、野菜の量の少なさとを、わざわざ見せる必要もないんじゃないかなぁと。重ねて出した方がまだサマになるが、基本的には小ぶりでかわいらしいバーガーである。
パティがちょっと焼き過ぎなのと、逆にバンズは目が詰まり気味で、肉に到達するまでの「距離」を感じるので、もう少ししっかりトーストして水分を飛ばした方がよいのと、あと、底に塗った粒マスタードの苦味がかなりクセがあるのと、その辺が気になった。
各卓に置かれたソースは「オリジナルマヨ」「トリュフバーベキュー」「バジルチーズ」の3種。塩は肉に合うローズソルト。なお、サイドはフレンチフライかコールスローから選択。今回はコールスロー。量たっぷりでなかなかお得。あと、クミンシードもたっぷり。それにドリンクが付いて1,280円と。
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バーガーメニューは「オリジナルバーガー」「チーズバーガー」「チリバーガー」の3品のみ。それぞれに「シングル」「ダブル」「トリプル」パティの設定があり、メニューは以上。それだけ。トッピングメニューもなし。すごくシンプルでわかりやすい、ある意味「キャッチ―」な構成である。それだけに、ハンバーガーの「中身」の実力如何がものすごく問われる。そんな新店のお話。
― shop data ―
所在地: 東京都世田谷区北沢2-34-7
小田急・京王 下北沢駅歩3分 地図
TEL: 03-6407-1720
URL: https://www.burgerstokyo.com/
オープン: 2019年10月23日
営業時間: 11:30〜23:00(LO22:00)
定休日: 年末年始(要確認)