2024年11月22日

# 2024年の月見バーガーまとめ・その3




 つづきです。2024年の月見バーガーまとめ、ラストもうひと記事行きましょう。引き続いてバーガー界隈「以外」の月見にチャレンジした成果を以下に。なお、バーガー以外の各社の月見の動きについてはこちらの記事にまとめてあります。

§ §

 さすがに全社を隈なくカバーすることは出来なかったのですが、気になる月見も多々あって、ですからなるべく「1ジャンル1月見」になるよう、「牛丼」「うどん」「ハンバーグ」「カレー」の各ジャンルから1品ずつ行って来ました。

 本当はカレーは「ココイチ」に行きたかったんですが、気づいた時には終わっていて、「残念……」と思っていたところへ「日乃屋」の月見カレーを発見……という、そんな経緯もありました。


吉野家の月見牛とじ丼

……2019年スタートの「月見牛とじ」シリーズ。とじる玉子に2個、乗せる玉子に1個で計3個の玉子を使ったリッチな味わい。ボリュームもあって、ちょっと「いいもの食べたな」という感想。


丸亀製麺の焼きたて牛すき釜玉うどん

……こちらは「月見」と謳ってませんが、この時期に当てて来ているので明らかに「月見」です。ま、釜玉は釜玉で歴史と実績がありますから、月見参戦は当然の流れでしょう。2023年にスタートして今年で2年目。三温糖と特製の割り下で焼いたすき焼き肉はかなりな甘さ。


びっくりドンキーの月見てりたまマヨバーグディッシュ

……TVCMやってましたね。今年が初年の月見フェアはいきなり全6品。うち「月見バーグディッシュ」は2品。たまごサラダを台座にして黄身を固定させる工夫が秀逸。サラダ・コーヒーも含め、ひとつひとつがすごく「よく出来た味」で、なかなかの好印象。


日乃屋カレーの月見うまトマチキンカレー

……都内2店のFC店で売っている月見カレー。3年目の今年は、甘くて重めでヒリッと辛いカレーの上にやわらかな味わいのチキンのトマト煮と温玉のトッピング。結果的に甘さ・辛さのバランスが上手く取れている。

§ §

 以上、2024シーズンをまとめると……。

●最も早く売り出したのはKFCの8月29日
●最も遅くまで売っていたのは11月半ばまでのモスバーガー
●そのモスが「裏月見」なる新設定を提唱
●今シーズンの商品数最多はマクドナルドの10品
●月見をやりつつ、他の限定商品を逐次投入するマックの「展開力」はさすが
●最も「お月見っぽい味」に思ったのはFKの「月見もっちてりやきしょうがチキン竜田バーガー」
●だがFKは予定より早く月見の販売をやめてしまった
●店でたまごを焼いているのはマクドナルド、ウェンディーズ、FK
●その他の店は冷凍加工品など
●ウェンディーズとFKはチキンも注文が入ってから揚げている
●うどん・丼物など「割って乗せる」系の食べ物の方が圧倒的に黄身が映える
●その点「月見バーガー」のビジュアルはビミョー……
 そして、
●これだけの「月見」ムーブに一切動じないのがフレッシュネス



 フレッシュネスバーガーは完全に「我が道」です。私はフレのことを「バーガー界のテレ東」と呼んでます(笑)。月見など見向きもせず「秋はマッシュルーム」と決め込むその姿が次第に「カッコよく」見えて来ました(笑)。

 本当に素直な感想として、「月見」として惹かれるし"映える"のは吉野家・丸亀製麵の方だなと。その点、バーガーはビジュアルに課題を残します。月見と言えば「まん丸の黄身」ですから。それが「見えない」というバーガーの根本課題……。まぁでも月見は、広く飲食業界を「横断的」に楽しめる、いいイベントに思います。「裏月見」も登場して、さらに発展の余地がありそうですね。

 気になるのは、モスの「遅攻め」が来年どうなるか。「裏月見」の設定をどう活かすか。さらには地味ながら優秀なFKの行方……その辺りが来年気になります。気がつけば、かなりビッグなグルメイベントになりました。この調子でぜひ来年も楽しくやりたいものです! (おわり)




# 2024年の月見バーガーまとめ・その2
# 2024年の月見バーガーまとめ・その1
# NHK「クローズアップ現代」のバーガー情報【補強】その8〜まとめと値付け論
# 白子ガレージフェスまとめ〜「フェス」の在り方について考える
# 週プレてりやきバーガー徹底比較まとめ
# 2023年のグラコロまとめ
# 2023年の月見バーガーまとめ・豆知識編
# 2023年の月見バーガーまとめ・資料編
# 2023年の月見バーガーまとめ・実食編

2024.11.22 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 22:09| 【研究・考察】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする