"掲載店舗数No.1"のレストラン検索・予約サイト「食べログ」で検索した全国のハンバーガー店の店数――7月もやります。
「○○県 ハンバーガー」というワードを入力して検索する前月のやり方とは少し違う、別な方法で今月は数字を拾いました。結果は「9,256件」。ちなみに「○○県 ハンバーガー」で検索すると9,271件。誤差が15件ありますが、日々件数も動く上に、上記9,256件中にはケンタッキーフライドチキン(チキン屋)が448件、サブウェイ(サンドイッチ屋)が3件含まれていたりもするので、15件は文字通りの「誤差」で処理・吸収可能な数字かなと、私なりには考えております。
と言うことで以後、今回のやり方で数値を取ってゆきます。ですから、先月6月分と今月7月分との増減の比較はまだ出来ません。来月以降出来るようになりますので。悪しからず。まずは全国の店数から見てみましょう。今月は2つに折ってみました。
この数字は、食べログページの「ジャンル」の項目に「ハンバーガー」が登録されている店の数です。ジャンルは最大3つまで登録出来ます。一見するとハンバーガー店とは思えない店も含まれてまして、例えば、「いなり寿司、寿司、ハンバーガー」という店があります。愛知県豊川市の「おきつね本舗」というお店です。「インドカレー、ハンバーガー、アジア・エスニック」という店もあります。こちらは愛媛県の「ぞうのはな」さん。「道の駅、ジェラート・アイスクリーム、ハンバーガー」は北海道羅臼町の「道の駅 知床・らうす」といった感じです。どのジャンルを登録するかは「投稿者次第」な面があり、そこに一定のルールはないので、バラエティに富んだ店が並ぶことになります。ひとまず、そこは「そういうもの」だということで。
今回さらに各県の「面積」と「人口」を合わせてみました。面積は国土地理院より、人口は「統計で見る日本」というページよりデータを借りてます。
各県のハンバーガー店の店数と「面積」を並べて「1平方キロメートル当たりにどれぐらいのハンバーガー店があるのか」を見てみました。つまり、「人口密度」みたいなものですね。「店舗密度」です。バーガー店密度。その結果……大都市圏が並ぶ中で第4位の「沖縄県」がまずは光りますね。店数の多さでゆくと10位ですが、「バーガー店密度」では4位に浮上。
そして1位の東京都の凄さです。1平方キロメートル当たりのバーガー店が「0.65」店。これを"1店当たり"に直すと「1.5平方キロメートルに1店」の計算になります。この数字は東京都全域です。多摩地区や離島も含んだ数字です。
さらに東京23区に絞って計算すると、一層際立った数字が見られます。23区内の1平方キロメートル当たりのバーガー店は「1.78」店! 「0.6平方キロメートルに付き1店」あることになります。これは圧倒的!
今度はバーガー店の数と「人口」とで考えてみました。まずは人口に対するバーガー店の数が「多い」順から……。
やはり沖縄が多いです。県の面積に対しても多かったですが(第4位)、人口で見ても沖縄のバーガー店数は他県より多いことがわかります。5,187人に1店は東京都の約2倍の数字。そして2位に「長崎県」が入ったのも興味深い。さすがは「佐世保バーガー」の県ですね。ここで存在感を発揮して来ました。
こちらは少ない順です。秋田県は人口913,601人に対してバーガー店が43店。21,247人に1店の割合です。沖縄と比べるとかなり開きがあります。あとは「宮城県」の39位が気になるところ。大都市・仙台を擁しながらのこの数字は「ちょっと少ないな」という印象。
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と言うことで、一度にいろいろ数字を出すと混乱すると思うので、続きはまた来月にしましょう。お楽しみに!
→ # 全国のハンバーガー店数 2024年6月 食べログ調べ
2024.7.7 Y.M