『エル・グルメ 2023年7月号』でもご紹介した、東京・鮫洲駅前のFooler Fooler(フーラーフーラー)。注文が入ってからピザ窯で焼く「ピザ生地バンズ」がお世辞抜きに"チョー絶おいしい"店です。中毒性あり!
ハンバーガーは昼のみ提供でレギュラー5品。他にもレギュラー"以外"のバーガーがいくつかありますが、置いといて、今日はベーコン&エッグ ボンバーガー¥968(税込)を。ベーコンはイベリコ豚を使った自家製。生ハムでなくベーコンでいただくイベリコ豚……。
ハンバーガー「のために」作っている自家製ベーコン。仕込みは5日がかり……6種類のスパイス+"コーヒー豆"に漬け込み、まずコンベクションオーブンでゆっくり火入れした後、燻製は1時間ほど。サクラのチップとウッドを使用。ポイントは「低温でゆっくり」火入れすること。高温だと、せっかくの脂身が融けてしまうので。そんな特製のベーコンが厚さにして2cm弱、たっぷり80gほど乗るバーガー。脂身が舌の上で「じゅわ〜っ」と融けて美味!
パティは牛+豚+野菜のソフリット入りの120g。見ての通り、真っ黒になるぐらいまで強く焼き込みつつ、でも、中はレアでジューシー。やさしい甘味。ピザ生地をベースに作る自家製バンズも、外皮はピザを思わせる「ぱりっ」とした弾力、でも、生地自体は軽く「もちっ」としており、このバーガー全体に「中はじゅわっ」が統一されている点が素晴らしい。設計思想が一貫してますね。
エッグは目玉焼き。野菜は立派なトマト、緑の葉っぱはセルバチコ多めで、プラス、一般的な玉レタス。ソースはタルタルとバルサミコの2種類。特に後者はドライフルーツがたっぷり入って、心地よくも自然な甘さ。パティに含まれるフェンネルシードの風味と相俟って、その甘い香りが気持ちよ〜くバーガーを食べ進めさせる。そこへレタスのサクサク、セルバチコの風味。脂身がジューシーなベーコン。パーツすべてが「豊かな」バーガー。すごく豊かでぜいたくなものを口にしている感覚。
§ §
大概こういう「厚切りベーコン」は奏功しない場合が多いんですが、これはちょっと例外的。むしろこの厚み「でないと」いけない厚切りですね。大いに意味あり。セットのグリーンサラダも豪華で美味。自家製のハニーレモンドレッシングが美味! レモンはシチリア産だそうで。これだけの内容なら、もっと値段上げないと釣り合いません。むしろそこが問題に思います。大変中身のある一品!
→ # Fooler Fooler [鮫洲] のボンバーガー TOPPING チーズ兄弟
― shop data ―
所在地: 東京都品川区東大井1-20-3 Qハウス1F
京急電鉄 鮫洲駅歩1分 地図
TEL: 03-6873-4702
アカウント: https://www.instagram.com/foolerfooler/
オープン: 2021年7月17日
営業時間: 11:30〜15:00(LO14:30)
※17:00〜は「バッカピッコリーナ」として営業
定休日: 月曜日(要確認)