亀有は行ったことあるけど、亀戸はどうだったかな……。降りてみて、初めての景色だったことに気付きました。あ、東武鉄道の駅もあるんですね。
そんな、常磐線の亀有駅前とは建物の高さも違う総武線・亀戸駅前徒歩3分の店へ本日は。店の名前はGOLDENGATE Burgers(ゴールデンゲートバーガー)。御徒町に「GOLDEN GATE」というハンバーガーとクラフトビールの店がありますが、関連性のない完全に別経営のお店とのこと。そもそもがサンフランシスコの橋の名前ですからね。細かい話ですが、店のロゴは「Burgers」となっていて、公式情報に基づく食べログページでは「Burger」になってます。インスタも「Burger」。カタカナ読みは「バーガー」。どっちなの? というところですけども。
オープンは本年10月10日。店主M野さんは浅草の食肉卸業者に勤務→神楽坂「MARTINIBURGER」に1年出向(!)→食肉卸に戻るとともに、三田の「MUNCH'S BURGER SHACK」にも短期間勤務→食肉卸を退職して独立……という変わった経歴の持ち主。その出身の強みを活かして、牛肉は国産牛の肩ロースを6mmの粗挽きに毎日"朝挽き"してもらい、自家製ベーコンは、通常はベーコンに使わない鹿児島産の黒豚を"原木"で仕入れて店内で燻製。選べるソースはアイオリマスタード、BBQソース、オーロラソースの3種。中でもアイオリマスタードは「MARTINIBURGER」の影響を感じますね。
スタート時点のバーガーメニューは全12品。薦められたのは自家製ベーコンチーズバーガー¥1,450(税込)。
パティはM野さん自ら選んだという国産牛の肩ロースを使った140g。脂身はすべて取り除き、代わりにA5ランク和牛の雌牛の脂を加えている。オスよりメスの方が脂の融点が低く、甘味が出るとのこと。これをウェルダンで焼き上げ。その上にチェダーチーズ2枚、自家製ベーコン2枚。ソースはアイオリマスタード。
今挙げた「ベーコン、チーズ、パティ、アイオリ」という、塩気のある食材4つがこの順でバーガー下半分に集まっており、どの味がどの食材から来るものなのか、味の境目が曖昧で、ちょっとした"交通渋滞"を起こしている。一方で、レタス周りには特に調味料などが配置されておらず、よって、このレタスのカタマリの部分で味が薄まると言うか、要するに下半分にばかり味が集中して、配分があまりよろしくない。ここは要検討ポイント。
バンズはご存知「サンワローラン」の、本来ハンバーガーには使わないソフトフランス地のパンで、これがちょっと食感が目立ち過ぎるかな……。せっかくの国産牛パティや和牛の雌牛の脂、鹿児島産の黒豚を使った自家製ベーコンなどの細やかな味わいが、パンの硬い食べ口によってすべて「持って行かれて」しまっていて、もったいない限り。邪魔されない状態でじっくり味わってみたいな……というのが私の願望で。
挽肉の感じはよいと思う。が、ここまで強く焼かなくても、という気も。ベーコンについては逆にもっと焼くかorもっと焼かないか、どっちかに振り切った方がよい気が。と言うことで、おいしい牛肉とベーコンをもっともっと味わいたいのだけど、今はそれが100%尽くせていない感じの、そんなバーガー。
§ §
なお、バンズはプラス¥55(税込)で「ふんわりバンズ」に変更出来る。それがどれぐらいの良バンズか。頼んでみないことにはわかりませんけども。とにかく、そんな辺りを修正したものを、また食べてみたいかな……また次回!
― shop data ―
所在地: 東京都江東区亀戸6-20-8 第五共立ビル
JR・東武鉄道 亀戸駅 JR東口より歩3分 地図
TEL: 03-5875-4445
URL: https://www.instagram.com/golden_gate_burger
オープン: 2022年10月10日
* 営業時間 *
平 日: 11:00〜15:30, 17:00〜21:00
土日祝: 11:00〜21:00
定休日: 水曜日(要確認)