今月最後の記事です。東京・四ツ谷のCRUZ BURGERS(クルズバーガーズ)。2020年の3月以来ですか。その頃は丸の内線四ツ谷駅は工事中でした。いつしかそれが終わり、今では↓こんな感じに。屋根が出来、ガラスがはめられたんですね。
2022年9月現在、クルズのバーガーメニューはレギュラー15品。限定6品(サンド含む)。中には食材の仕入れの都合で販売休止のメニューもあって、昨今は営業上、気にしなければいけない要素が異常に増えて、お店もさぞや大変だろうと思います。あらゆる方面に気を配らねばいけないという。
池袋の「CAMDEN」同様、クルズと言えば、ハンバーガーとクラフトビールの取り合わせ・組み合わせをずっと推進し続けて来た店のひとつです。都内ではその「代表格」と言ってよいと思います。
ドラフトビール=樽生は常時6種類がサーバーに繋がってます。問題はその中身。NYの"尖がった"ブルワリーのIPAや、カナダはトロントのブルワリー、北欧ノルウェーのアメリカンスタイルのペールエール、さらに次回繋がる樽はスペインはバスク地方のブルワリーと、以前とは比較にならないほどの"世界"の広がりと深まりを感じます。一方で"定番"は、米国サンディエゴ「バラストポイント」の"スカルピン IPA"。ここは不変です。常に飲めます。店主野本さん曰く「入門に一番よいビール」と。その「スカルピン」Lサイズ¥1,050とともに本日はベーコン・チーズ&フライドエッグ¥1,480(税別)を。
大きく変わりました。主に食べ口が。溶岩石のグリラーで焼く豪州牛110gパティは、チョップ肉と挽肉の比が6:4→4:6へ変化。チョップ肉も、粗さよりも「スッ」と口に入る食べ口のよさを重視して、より細やかに。今までと関係が逆転して「チョップ肉『が』挽肉に馴染んでいる」ようなパティに進化。「峰屋」のバンズも同様、歯切れがよくなりました。咀嚼に力を要する弾力に富んだバーガーから、食べやすい、"口なじみ"のよいものへと、こちらも進化。それらの結果、実にムダなく「層」が折り重なった、その美しい「層」が魅力の独特なバーガーが誕生。
レタスついては前からそれほど挟み込まない店でしたが、そこをさらにゼツミョーな量に減量。自家製ベーコンも歯切れがよくなるよう工夫。縁の部分はカチッとした噛みごたえ。グリルした後、BBQソースを"刷毛"で塗り、ちょっとだけ炙って「じょわっ」と味を滲みさせて、風味も味わいも豊か。そしてエッグが美味! 私の苦手な"無味"な白身でなく、旨味とコク味が詰まってます。ポイントは焼き方。多めのオリーブオイルで焼いて、白身にしっかり味が乗っているという。チェダーチーズはニュージーランド産。それらをバンズの「もちっ」とした生地がやさしく覆う。そんな一品。上から下まで"くびれ"なく、ズドーンと丸っこい。その重なり方が独特。他の店では食べられない、これは「クルズのバーガー」ですね。
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さまざまな技術や工夫がギュギューッ! と凝縮されて「みしーっ」と密に折り重なったバーガーです。あとはパティよりベーコンの食感の方が印象的だったので、その辺の微調整でしょうか。いや、進化してます。どんどん進化してます。
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#375 CRUZ BURGERS [四ツ谷]
― shop data ―
所在地: 東京都新宿区三栄町6 小椋ビル1F
JR・東京メトロ 四ツ谷駅歩5分 地図
TEL: 03-6457-7706
オープン: 2015年11月25日
URL: https://www.facebook.com/CRUZBURGERS-BurgerCraftBeer-1527415844216589/
* 営業時間 *
平 日: 11:00〜23:00(LO22:30)
土日祝: 11:00〜21:00(LO20:30)
定休日: 火曜日(要確認)