2022年08月06日

# JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022:決勝戦




 7月29〜31日までさいか屋横須賀店で開催された「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022」。いよいよ決勝ラウンドです。予選ラウンドの模様は記事の最後のリンクからご覧下さい。大まかなルールについてはこちらを。

 予選出場の8チームのうち、得点の高い上位2チームが決勝へ進みます。「Tokyo American Club」と「SHOGUN BURGER」ですね。得点は審査員4人による採点の平均点。それで、予選のスコアは決勝にも引き継がれるとのことで、つまり、予選ラウンド終了時点で「Tokyo American Club」と「SHOGUN BURGER」には既にけっこうな点差がついていました。小数点以下3位まで出していたので細かな数値は忘れましたが、「Tokyo American Club」が決して少なくないリードをつけていたことは確かです。そして一夜明けての決勝ラウンド。決勝には決勝のルールがあります……。

●決勝ラウンド(7月31日)
・競技時間:90分
・お題:使用必須食材を使用した、
 90分で作成できる"最高のハンバーガー"
・時間内にハンバーガー1種×6個作成
・予選を勝ち上がった2チームが対戦、
 よりスコアの高い1チームが優勝者に


と言う感じです。大会指定の使用必須食材は……「オクラ」。英語でも"okra"。むしろ日本語のオクラの方が外来語なのかな? と言うことで、決勝は「オクラ対決」……。

【決勝ラウンド 決勝戦】7月31日(日) 13:00〜14:30
Tokyo American Club [東京・麻布台]
    vs
SHOGUN BURGER [東京・新宿]



 東京・麻布の「Tokyo American Club(東京アメリカンクラブ)」は開始早々、ピーマンとパプリカをバーナーで炙り始めるという"奇襲"からスタート。これらを細かく刻んでレムラードソースを作成……。


 オクラは「焼いたオクラのピクルス」「ソース」「オクラポッパー」の3種の調理。「オクラポッパー」とは、中にペッパージャックチーズを詰め、ポレンタ(粗く挽いたトウモロコシの粉)で衣を付けて揚げたもの。さらにセロリを細切り、レタスも細切り。


 パティはネブラスカ産ビーフ。これを熱した鉄皿2枚の間に挟んでスマッシュし、さらにスモークをかける手の込みよう。バンズは昨日の黒ビール入りの自家製でなく、白い生地のゴマ付き。メニュー名は「Big Easy」=ルイジアナ州の都市・ニューオリンズの愛称。南部料理、ケイジャン料理を意識した一品。

 一方、対戦相手、東京・新宿「SHOGUN BURGER(ショーグンバーガー)」のタイトルは「夏のダブルチーズバーガー(オクラ入り)」。


 オクラはさっと茹でた後、3つの切り方に切り分け。玉ねぎは厚くスライスして鉄板で焦げ目をつけた後、チップで燻製。こちらもなかなかの手の込みよう。


 パティは粗挽きの和牛パティが2枚。しかも通常のパティよりサイズアップしているそう。こちらもグリルはスマッシュ式。ギューッと押し潰した上からレッドチェダーとゴルゴンゾーラ。


 あとは赤い"和牛ソース"。スモークしたオニオンは最終的にみじん切り。オクラの上にタルタルソース。さらに上からレモンをひと絞り。


 SHOGUN BURGER「夏のダブルチーズバーガー(オクラ入り)」の寸評……昨日の「すき焼きバーガー」とは天地の差。ごちゃごちゃし過ぎて低評価を下した「すき焼きバーガー」に対して、今日のは最初からスッと入って来る。断然よし! 肉をメインにしたバーガーの造りが鮮明。ダイレクトに肉が美味。

 気になっていたのはオニオンに対する燻製とオクラに絞ったレモン。こういう細工はあまり効かないことが常だが、このバーガーに関してはどちらも効果覿面。オニオンは芳ばしく、レモンもハチミツと合わさった香り&甘味が「ふわっ」と利いて、工夫がことごとく的中。後がけの山椒の風味まで完璧に機能。全般にジューシーでシズル感に満ちた仕上がり。で、「オクラはどこで来るんだろう?」と思っていたら、大きく切ったオクラがおなじみの「粘り」を利かせて、最も親しんだ味でアピール。非常にわかりやすい、よく出来たバーガー。


 Tokyo American Club「Big Easy」の寸評……まず初めに、カメラの設定を間違えたため、しょぼいバーガーに写ってしまったことをお詫びします。で、多分レムラードソースだと思う……その「風味」が分かれ目。クセがあり、かぶりつくたびにその味がして、正直受け付けなかった。米国料理には前向きな理解があるつもりだが、この味わいは普段食べ慣れないもので、審査の場で即座に受け入れられるものではなく、その点がまず第一。

 バーガー全体を見れば、やはりガチッとした一体感あり。バンズとシュレッドしたレタスが上下からミシッと挟み込んで「張り」あり。パティはよく火が入ってややドライ。熱した鉄板2枚に挟んで潰しながら焼いているので、なるほど、レアには焼けないだろう。今日のバンズもやはり目が詰まって重め。バーガー全体に食べ口がちょっとドライ。昨日のイチジクとベーコンのバーガーの方が断然よかった。

 ということで、私は「SHOGUN BURGER」を評価。審査員4人の総合評価も「SHOGUN BURGER」。予選ラウンドの点差を跳ね返して、まさかの大逆転優勝。第1回大会から劇的幕切れ。

§ §


 これはまぁ「SHOGUN BURGER」の作戦勝ちでしょうか。単純にして明快なこのバーガーを、ここ一番の大舞台で「よくぞ作った」という感じです。その勝負強さ。胆力。賞賛に値します。一方の「Tokyo American Club」はおそらく、昨日の勝利の勢いに乗って、いよいよ"本気"を出したんだと思います。「もっと本格的にやってやろう」と意気込んだ結果、日本人の味覚からビミョーに離れて行ってしまった……のかな? と、私は推測しています。アクセル全開にすると(まさに"full throttle")、日本人"引く"という……そのことの良し悪しは別として、でも、予選のバーガーは大ウケで、われわれ日本人のハートを鷲掴みにしてましたので。要は「作戦次第」ということになるんじゃないでしょうかね。

 以上が3日間の模様と寸評と感想でした。予選の2日間をまとめたイメージ風ビデオはこちらです↓。





# JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022:予選ラウンド 第四試合
# JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022:予選ラウンド 第三試合
# JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022:予選ラウンド 第二試合
# JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022:予選ラウンド 第一試合
# 8月3日あさ9時〜日本テレビ『スッキリ』にて「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022」ダイジェスト放送!
# 決勝戦〜JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022 in さいか屋横須賀店
# この日も審査員〜JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022 in さいか屋横須賀店
# この日は審査員

2022.8.5 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 09:00| 【取材・収録】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする