2022年08月04日

# JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022:予選ラウンド 第三試合




 7月29〜31日までさいか屋横須賀店にておこなわれた「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022」の予選ラウンド第三試合の模様です。第一試合の模様はこちら、第二試合の模様はこちらをどうぞ。それで、第二試合の時点で触れておかねばならなかったんですが、「本大会におけるハンバーガーの定義」というのがありまして、今更ながら明らかにします……。

●本大会におけるハンバーガーの定義(一部抜粋)
・本大会では、牛肉を51%以上使用したビーフパティを、
 小麦粉を主原料とした2枚のパンで挟んだものを、
 ハンバーガーと定義します。


というルールでして、つまり、牛豚の合い挽きは「OK」ということになります。私は本来、合い挽き肉のパティにはかなり否定的です。と言うのも、ハンバーガーは「牛肉の食べ物」。これは私個人の意見でなくて、本場米国における共通認識、一般的な考えと言ってよいでしょう。すなわち、「ハンバーガー=牛肉100%の食べ物」であると。


 ところが、↑の定義は、米国でおこなわれる本大会の規定の日本語訳です。つまり、米国でも「牛肉を51%以上使用したパティ」というルールなワケですね。このことの意味は何かと言うと、以前、吉祥寺「Fatz's」の50/50というメニューを紹介したことがありますが、これは「牛肉と【挽いたベーコン】を50:50の割で混ぜたパティ」のバーガーで、つまり、結果的に「牛豚合い挽き」のバーガーです。しかも、米国西海岸、ロサンゼルス辺りを中心に流行り出したバーガーということで、要するに、米国においてもこうした工夫は「面白い」と認める傾向にあるということですね。ですから「50/50」的なアイデアを許容する意味で「牛肉51%以上」という規定になったのだろうと私は理解しています。

 前置きが長くなりました。その他のルールについてはこちらの記事をご覧下さい。では参ります……第三試合の模様です。

【予選ラウンド 第三試合】7月30日(土) 11:00〜12:30
Island Burgers [東京・四谷三丁目]
    vs
MASAJIRO BURGER [福岡・遠賀]



 先に「MASAJIRO BURGER(マサジロウバーガー)」から触れます。福岡県遠賀郡遠賀町に本拠を構え、県内に7店を展開するローカルなハンバーガーチェーンです。創業は2019年。つい最近ですね。それでこちら、競技時間が90分設けられているところ、なんと20分強でバーガー1品×5個を仕上げて来ました。8店中最短の調理時間です。


 人気No.1メニュー「エッグ&ベーコン」でエントリー。店で作るのとほぼ変わらぬレシピ・調理法で臨みました。パティは豪州牛のもも肉+国産豚もも肉の合い挽き。サイズ130g。ベーコンエッグはご覧のような変わった焼き方。


 さらに自慢の「金のバンズ」を焼くためにコンベア式のトースターを持ち込み。クラウン(上バンズ)の裏に塗っているのは特製のマサジロウソースか。


 寸評……なるほど、さっくり食べやすい。そして口に入れてからが早い! ひと口で懐深くまで「スッ」と入り込んで来るような即効性あり。とにかく食べやすさに徹したバーガー。卵不使用のリーンなバンズも軽く食べやすく、合い挽きの豚も旨味が活きている。ソースも適量。ガーリックが強過ぎず、いい余韻。よいまとまり。県内7店の人気の理由がわかった気がする。あと、バーガーの温度が高く、佐世保バーガーのアツアツを思い出した。試合後、会場で売って欲しかったバーガーNo.1はこのマサジロウバーガー。


 対戦相手は東京・四谷三丁目の「Island Burgers(アイランドバーガーズ)」。私が初めて訪ねたのはまだオープン前。その後経営者が変わり、現在は都に3店を展開。今回は「ベーコン・エッグ・チーズバーガー"シュープリーム"」でエントリー。イタリアンテイストな一品。マヨネーズは現場で手作り。


 パティはUSビーフと国産牛のミックス125g。その上にベーコン(本来は自家製)、モッツァレラ、「プッタネスカ」風のトマトソース。


 緑の葉はエンダイブ。エッグは目玉焼き。仕上げにバジルの葉と削ったペコリーノチーズを上から。バンズはおなじみ新宿「峰屋」。


 寸評……即効性のある「MASAJIRO」のバーガーと比べると、このバーガーは正直最初はそうでもなく。ところが食べ込むほどにおいしくなってゆくという、後攻めのバーガー。とろけるエッグとトマトソースが味わいまろやか。そこへプンとバジルの風味。生オニオンの辛味。これらが「くさび」のようにアクセントを利かせる。その下に存在感あるビーフパティ。しゃりっとトーストされたバンズはコゲ味もおいしく、食べ口硬めなベーコンは、それでも脂身豊か。後味よし。

 普段のバーガーをそのまま出して来た「MASAJIRO BURGER」と、この大会用にスペシャルなバーガーを用意した「Island Burgers」。本来なら凝ったバーガーが勝ちそうなところだが、「MASAJIRO」のすんなり入ってくる食べやすさも忘れられず、私の判定は両者引き分け。ドロー。審査員4人トータルの審査結果は「Island Burgers」の勝利。

§ §

 言わば「日常vs非日常」の戦いと言ってよいでしょう。特別なものが優れているワケでなく、日常普通のものが悪いワケでもなく、好対照なバーガー同士の激突でした。いい勝負でしたね。↓こんなイメージビデオ風の動画が上がってます。予選2日間のまとめ映像です。ぜひご覧下さい!





# JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022:予選ラウンド 第二試合
# JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022:予選ラウンド 第一試合
# 8月3日あさ9時〜日本テレビ『スッキリ』にて「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022」ダイジェスト放送!
# 決勝戦〜JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022 in さいか屋横須賀店
# この日も審査員〜JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2022 in さいか屋横須賀店
# この日は審査員

2022.8.4 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 19:34| 【取材・収録】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする