1895年のコネチカット州からスタートした米国のハンバーガーの歴史を辿る旅もいよいよ1936年のカリフォルニアで完結です。六本木ヒルズ「グランド ハイアット 東京」のステーキハウス、THE OAK DOOR(オーク ドア)で2月28日まで販売の"TASTE OF AMERICA"。最後を飾る5品目はダブルデック チーズバーガー¥2,860(税込・サービス料別)。リリースこちら。これも美味!
"Double Deck"とは「2階建て」のことですね。2階建てのバーガーと言えばマクドナルドの「ビッグマック」が有名ですが、そのビッグマックが登場する1967年よりはるか以前の1937年に、カリフォルニア州グランデールにて史上初めての2階建てバーガーは既に誕生していたという。こちらの記事によると発明者はあの"Big Boy"の創業者、Bob Wian 氏と。彼が最初に始めた店"Bob's Pantry"のメニューとして開発されたという、これが米国内に伝わる最も有力な説です。日本のビッグボーイは今やすっかり「大俵ハンバーグ」の店と化していますが、米本国では今もしっかりハンバーガーを出していて、かつ、その歴史にも大いに絡んでいるということです。
さて、かぶりついてみると……これは食べやすい! 2階建てなのに「さっくり」口に入る食べやすさ。歯切れのよいバンズは普段使っているものとは少し違うそうで。バターでトーストして裏面サクサク。パティはUSビーフ70gが2枚。挽きの細かな肉がこれまた食べやすく。そしてオークドア"自家製"のチーズは厚切りで「これでもか」というぐらい脂肪分たっぷり。秀逸なのはレリッシュ。当時のレシピには"Red relish"と書かれているのみで、それ以上具体的な説明があまりないところを、料理長のティムさんが自分なりにアレンジして作ったもので、そのちょっとした甘味が、単調になりがちなバーガーの味をちょっとだけ別な角度に曲げてくれるという。その味の修正ぶりがみごと。オニオンは辛くないサラダオニオンを使用。
全体にのどごし好し。くちどけ好し。食べ心地満点のバーガー。パティに振ったオニオンパウダー、ガーリックパウダーの風味も芳ばしく、レタスはポロポロこぼれず。ビッグマックを何千倍とプレミアムにした感じ。まぁ〜スッと食べやすいこと! これはもう食べ口の良さに尽きますね。食べていて心地よいバーガーです。もう1個食べたくなる食べ心地。素晴らしいバーガーが旅の終わりに待っていました。
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おかげでこちらもハンバーガーの歴史について学び・調べる、本当にいい機会になりました。非常に好企画でしたね。ぜひまたやって下さい。シリーズ5品中後半の3品は心よりおすすめ! (おわり)
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# 321 THE OAK DOOR [六本木]
― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 6F
東京メトロ日比谷線 六本木駅歩6分 地図
URL: http://restaurants.tokyo.grand.hyatt.co.jp/oak-door-restaurant/
TEL: 03-4333-8784
オープン: 2003年4月25日
* 営業時間 *
ランチ: 11:30〜15:00(土日祝 〜15:30)
アフタヌーン: 15:00〜17:30
ディナー: 18:00〜21:00
バー: 11:30〜21:00
定休日: 無し(要確認)