昨年2020年11月10日にオープンして話題を呼んだBLUE STAR BURGER(ブルースターバーガー)。場所は東京・中目黒。山手通り沿いの路面店です。通りをずーっと東へ行くと大崎広小路の「Cheeseness Burger ToGo」に行き着きます。両店は約3.4kmを隔てて同じ通りに面しているという。
「オーダー・決済・受け取りまで全てを完全非接触」「ハンバーガー(170円)では驚異の原価率68%を実現」「美味しいお肉を、冷凍せずに新鮮なまま店舗で焼き上げ」といった前触れのもとオープンした"テイクアウト専門プチグルメバーガー業態"。リリースこちら。オープンから1年経った店を訪ねたところ、当初はなかったイートインが14席新設され、ドリンクサーバーのコーナーは無くなり、さらに注文・会計用のタッチパネル式の端末が新たに2台置かれて、カウンターの横幅いっぱいに設けられていた受け渡し用の棚は半減……といった変化が見られました。
バーガーメニューは全9品。中から店名そのままのブルースターバーガー単品¥421(税込)を。中身は野菜ありのチーズバーガー。で、撮影モードを間違えまして、いつもと違うタッチのバーガー写真になっている点、ご容赦を……。
スペックの詳細は知りません。パティは「生のまま焼き上げるBEEF100%」。サイズは60g前後か。「肉の食感にこだわり厳選した数種の部位を2度挽きして24時間チルド熟成で旨味を凝縮させたパティを、1度も冷凍せず注文を受けてから1枚1枚丁寧に焼き上げます」とのこと。グリルは鉄板で。バンズは直径約9.5cm、「バーガーの素材の邪魔をせず小麦の香りを引き出し、しっかりとした食感を感じられるブルースター専用のバンズです」。
ソースが使われており、これは「オリジナルマヨネーズ・タルタル・ケチャップをベースに、ガーリック、ブラックペッパー、パプリカなど 35種類以上の素材をブレンドした甘味や旨味と酸味のバランスが良い自家製ソースです」。チーズは「チーズバーガー専用チーズ」。「いくつものチーズを試食し、香りとコクを重視してパティの肉汁と最も相性の良いチェダーチーズを厳選しました」。そしてレタスは「秦野ファームレタス」……これは神奈川県秦野市(はだのし)と書かないとわからない人もいるでしょう。「秦野の銘水で育ち、最適な水分と程よい食感のラリック品種。“バーガーリーフ”といわれる最適なレタスを使用しています」。以下率直な感想……。
当初予想していたより全然いいですね。悪くないです。大元は「焼肉ライク」などを運営している企業とのことで、それもあってか、ソースの作りが実に巧み。いかにも焼肉屋に置いてそうな優秀かつ万能な感じの、酸味と辛味をベースにした"味わい強め"のソースで、食べた印象はほぼこのソースに持って行かれます。パティはやわらかも「ぷるり」と張りあり。この辺が"24時間チルド熟成"の表れでしょうか。ほどよくほぐれる、ごく標準的な挽肉のパティを表現出来ています。ただ、少し輪郭が「ぼやっ」としているか。焼き色浅めのバンズはつやなしのゴマなし。生地の目は細かめで「つるん」とした食べ口。一気に口の中に入っちゃう感じ。
ということで、印象はソース。ソース主導のバーガーとでも言いましょうか。これだけ強いソース味が来ると、まぁパティはぼやけますね。霞みます。ソースが武器のバーガーで行くか。せっかくの自慢の肉をもっと前面に出すか。あとは兼ね合い次第。
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さらにチーズバーガー¥205(税込)を家に持ち帰って食べましたが、パティのやわらかさはマクドナルドに近く、マックよりも肉の粒がよりやわらかなイメージでしょうかね。エッジは立ってないです。そんなことで、ハンバーガーとして至極真っ当なクオリティでした。また行ってみたいです。
― shop data ―
所在地: 東京都目黒区上目黒3-1-4 グリーンプラザビル1F
東急・東京メトロ 中目黒駅歩2分 地図
TEL: 03-6712-2529
URL: https://bluestarburger.com/
オープン: 2020年11月10日
営業時間: 10:00〜22:00(LO21:30) ※売り切れ次第終了
定休日: (要確認)