2021年10月30日

# World Burger [池袋] のワールドバーガー




 ↓雨の池袋……西口です。今年2021年の4月1日にオープンした新店、World Burger(ワールドバーガー)。営業時間は11時から15時まで。18時からは「旅する酒場 サカタビ」として営業。こちらの方が"本編"。

 サカタビのオープンは2017年11月なので間もなく4周年。昼間の「ワールドバーガー」は、テスト期間を経て、この春より営業スタート。バーガーメニューは現在7品あって、「ワールド」「ダブルワールド」「マックスワールド」の他は「イングランド」「日本」「韓国」「アルゼンチン」といった国名がバーガーに付いている。まずは最初なので、そして、「当店自慢の厳選BEEF100%のステーキハンバーガーをぜひご賞味いただきたく」と強く言われたので、最もプレーンなバーガー、WORLD BURGER(ワールドバーガー)¥1,100(税込)から行ってみた。


 自慢のパティはUSビーフの2種類の部位+和牛脂の130g。「ステーキ感を出したい」とのことで、かなりな粗挽き。グリルはフラットなフライパンで。そう、地下1階のバーなので、厨房はガスコンロ1台程度のごく限られた設備しかなく。かつて私がプロデュースした「tokyo omo style」と条件が似ている。そうした調理上の"制約"がある場合、何が起きるかと言うと、「シンプルに作ろう」というような創意と工夫が生まれる。このワールドバーガーの場合、グリルの際に塩コショウを振らず、ソースもかけずに、「ステーキスパイス」一本で勝負しようという合理化・効率化が図られた。結果……これがシンプルでおいしい!

 このステーキスパイスが美味。そもそもが「ステーキをおいしくしよう」というものなので、おいしくならないワケがない。パティは脂身を豊かに含み、食べていると"向こう"から勝手に肉汁が流れ出て来るジューシーさ。バンズは新宿「峰屋」の酒種天然酵母。これをバルミューダのスチームトースターでトースト。ステーキ感あふれるパティを「むっちり」とした生地が包み込む。下(ヒール)にマスマヨ。野菜はトマトとレタスのみ。オニオンは入らず。


 抜群にスナック味なバーガー。まず、単純なのがよい。わかりやすいおいしさ。その点を高く評価したい。その一方で、バーガーとしてのカタチはイマイチかな……。パティとバンズの直径が合っておらず、見た目の比率・サイズ感も不揃い。中身のおいしさとは別に、これだと、いかにもシロウト臭く見えてしまう……もったいないですね。レタスも他人んちの畳み方を真似なくてもいいんじゃないかと。せっかくのパティのオリジナリティが「パッと見」のレタスに持って行かれてしまうので。

 味の方向性はすごくシャープに絞り込めているので、それが同じように外見にも表れると、今より何倍も商品価値が増すんじゃないか……と、私は考えます。

§ §

 しかしこちら、なかなか有望なお店です。狙いどころには共感を覚えました。と言うことで、次回の注文はチーズバーガーの「イングランド」で決まり!




― shop data ―
所在地: 東京都豊島区西池袋3-29-4 ジェスト7ビルB1F
     東京メトロ池袋駅1a出口より歩1分 地図
TEL: 03-6876-5218
URL: https://worldburger.jp/
オープン: 2021年4月1日
営業時間: 11:00〜15:00
定休日: 月曜日(要確認)

2021.10.30 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 18:13| 【一ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする