今週はアップすべきネタが目白押しなんですが、まずはこれから行きましょう……月刊『アメ車マガジン 2021年12月号』でご紹介した埼玉・伊奈町VEGEBOY KITCHEN(ベジボーイキッチン)のダブルチーズバーガーの記事、再アップです。一部、新しい写真を使いました。『アメ車マガジン』もぜひご覧下さい!
文友舎 『アメ車マガジン 2021年12月号』
出版社: 文友舎
価格: 880円(税込)
発売日: 2021年10月15日
判型: A4変形
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ニューシャトルに乗って訪ねたのは、埼玉県北足立郡伊奈町のVEGEBOY KITCHEN(ベジボーイキッチン)。こちらはハンバーガー屋ではなく、農家がやっているごはん屋さん。伊奈町の農業・大橋一幸さんが立ち上げた「ベジタブル ボーイズ カンパニー」直営のレストランで、"自社"で運営する畑で採れた新鮮野菜を料理して提供しているという、またの名を"はたけのだいどころ"……。
最寄駅の伊奈中央から1.5km、徒歩20分ほど。店の前は"自社"所有の畑です。カリフラワー、ブロッコリー、キャベツなどが植わる、その奥の赤土色の建物がベジボーイキッチン。背後にこんもり森が繁って、絵になる風景。「農家」「畑」「耕運機」(←敢えて日本語で書きました)というキーワードがスッと視覚的に入って来る、実にナイスなロケーション。
納屋をイメージした店内に入ると、すぐのところに野菜の直売コーナー。年間120品種以上の野菜を栽培しており、しかもハウスでなく、すべて露地栽培と。どれもスーパーで買うよりちょっとずつお安い価格設定。
そしてレジ下のショーケースがお弁当・お惣菜コーナー。店長影山さんは飲食歴15年余。以前は同じ伊奈町内で弁当屋をやっていたが、農家の大橋さんらと意気投合&合流し、昨年2020年の11月にベジボーイキッチンを開業した。
平日昼間の客の8割は女性だそうで。一番人気は「野菜のお惣菜御膳」1,430円。雑穀ごはんを使ったカレーは2種盛1,375円、3種盛り1,485円。「魯肉飯サラダライス」は990円。この辺りが女性に絶大な人気と。そりゃそうでしょう。地域の畑で採れたての新鮮な野菜がふんだんに使われていると聞けば、女性ウケしないワケがありません。
一方、ハンバーガーは12品。もちろん挟む野菜は"自社"製(山地は季節により変わります)。上記メニューと同様、新鮮野菜を駆使したり、ベジバーガーのようなことをしたりしているかと思いきや、バーガーは一転、かなりゴツくてワイルドという。中から今日はダブルチーズバーガー¥1,760(税込)を。
パティは国産牛すね肉のカット肉に外国産牛の挽肉をミックス、さらに和牛脂を加えた150g。ダブルなので300g。もちろん牛100%、つなぎなし。焼き方強めで、食べ口硬め。グリルの際に振ったオリジナルスパイスがビリビリとかなり強く利いていて、例えるなら、ビーフソーセージをバリバリ言わせながら食べているような感覚。一方、バンズは同じ伊奈町の「おひさまぱん」作。こちらも生地の弾(ひ)きが「ぷりん」と強く、パティ、バンズともに強めの噛みごたえ。どっちか弱めてもいいかも。
チーズ2枚。その上にかかる白いのはマヨベースの自家製ソース。これは甘め。オニオンはグリルド。レタスは非結球のリーフレタス。そしてもちろんトマト。それら野菜がどこか行っちゃうぐらい、パティが強烈なバーガー。ポテトも自家製。ビーツ、赤玉ねぎなどが入ったピクルスも、言うまでもなく自家製。
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なぜこのように"イカツイ"のかと言うと、これは男性または家族連れに向けたメニューなんだそうで。女性ウケするメニューは既にあるので、男性客が来た時に選べるものを――ということなんですが、その「ねらい」は十分よく伝ったので、もう少し力を抜いて作ってみましょうか。今だとガチガチに鎧をまとってる感じなので、もうちょいゆるめてあげると、いい塩梅かなと思います。いいコンセプトのお店です。ハンバーガーについてもいろいろ出来そうですよね。将来性抜群!
― shop data ―
所在地: 埼玉県北足立郡伊奈町小室9350-1
埼玉新都市交通 伊奈中央駅歩18分 地図
TEL: 050-1494-8473
URL: https://vegeboykitchen.com/
オープン: 2020年11月20日
* 営業時間 *
水〜土: 11:00〜15:00(LO14:00)
日曜日: 11:00〜17:00(LO15:30)
惣菜・野菜販売: 11:00〜19:00 ※日曜 〜17:00
定休日: 月曜日・火曜日(要確認)