2021年09月08日

# バーガーステーションCampus [横浜・たまプラーザ] の濃厚チェダーチーズバーガー




 店から情報を一切聞かずに記事を書くとどうなるか……というのを今回やってみます。場所は東急田園都市線のたまプラーザ。店名はバーガーステーションCampus(キャンパス)。南口の住宅街の中。ちょっと行った先が國學院大學のたまプラーザキャンパスなのが店名の由来……だろうか。←この「だろうか」の辺りが聞かずに書いてる明白な証拠で。

 外看板のない店で、何かの跡をそのまま使っているような店構え。「溶岩焼ダイニングCampus」の姉妹店ということになっているが、中に入ると、溶岩焼ダイニングもバーガーステーションも実質同じ店で。料理の注文は各卓からのセルフオーダー。スマホでQRコードを読み込み、ブラウザで注文ページを開いて……という今どきなシステムが、かくも簡単に出来てしまうところまで技術が進んで来ているという。バーガーメニューは豚も合わせて10品。"まずは"と言うことで、濃厚チェダーチーズバーガー¥1,180(税込)を。


 商品写真的なものが出て来たなら申し分なかったが……、まず問題はバンズの切る位置。これだと碁石をしまう碁笥(ごけ)ですよ。バンズの質自体は悪くなくて、つやなしのゴマあり、バリッと硬めで、「肉」を前面に押す店が選ぶにふさわしいハードなバンズに思った。「プライムグレードのブラックアンガス牛を100%使用して作った」というパティは120g前後かな? 全面に焦げ目がかなり黒く入っている……ということは、肉の温度がちょっと低いかな? 肉自身の色もそもそも濃くて、味も濃い赤身の味。「レバーが入っているのか」というぐらい鉄分多めのビターでダークな味わい。細かい挽肉が隙なくギュッと詰まっているので、ハンバー「グ」感が強い。そこが大きな壁。そんな中、常にチーズは裏切らず、間違いのない仕事ぶり。上に何かのソース。オニオンはグリルド。これは甘くてサクサク。レタスはグリーンカール。


 サイドのポテトは衣付き。自家製(と思われる)ピクルスはほぼ漬かっていないぐらいの浅漬かり。あとはランチのカップスープ付き。バンズについては「良いモノが簡単に手に入るようになったな」としみじみ実感させられる。ひと昔前は、バターロールを変形させたような甘〜いパンがほとんどだったので。その辺の認識はこの十年で大きく変わりました。

§ §

 このカッティングボードの上の図を見れば、今の「グルメバーガー」なるものがどんな風にとらえられているかよくわかる、そんな一品。これぐらいの付け合わせをこんな盛り付けで出すと「グルメかな?」という、その温度と空気感ですね。最大の課題にして「壁」はパティです。そこの理解が最も大事なところであり、バーガー作りにとっての「最初の一歩」なんですが……なかなかね(笑)。もうひと声!



― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市青葉区新石川3-13-14 2F
     東急田園都市線 たまプラーザ駅南口歩4分 地図
TEL: 050-5457-2561
URL: https://www.instagram.com/yougancampus/
オープン: 2020年9月8日
営業時間: 11:00〜20:00
定休日: 不定休(要確認)

2021.9.8 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 15:06| 【一ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする