「食べログ ステーキ 百名店 2021」の解説およびお店紹介記事の補足……ラストです。東京駅キッチンストリートのVimon(ビモン)より。「サーロインステーキ」を食べ、一番人気の「すねバーグ」を食べて、さらに、すねバーグを使ったハンバー「ガー」も人気というので食べてみました。バーガーメニューは全5品。中から最もプレーンなVIMONバーガー¥1,680(税込)。
すねバーグをそのままパティにしたバーガーで、パティのサイズは150g。すねバーグのレギュラーサイズは170g。つまり20g軽量。8mmの粗挽きをメインに4mm挽きもミックス。黒毛和牛のすね肉のパティと言うと「HENRY'S BURGER」と同じだが、ビモンのパティは「つなぎあり」。パン粉、たまねぎなどが入っており、中でもたまねぎは2割近くも入っていて、風味がかなり強い。「すねバーグ」を食べた時に感じた、このたまねぎの風味とにおいの強さが、ハンバーガーにした時、果たしてどうなるのか。正直、疑問に思っていたのだが……。
いざハンバーガーにしてみると、あれだけプンプンと強かったたまねぎの風味がバーガー全体の味に吸収されて、全然たまねぎ臭くない。むしろ、非常によい収まり具合で、風味・食感ともにいい感じ。いやー、パティ単体で食べた時とバーガーにした時とでは全く感じ方が変わるもので。あの「FELLOWS」 のパティもたまねぎ入り。大変有名な成功例も実際にあるということで、たまねぎ入りも悪くないですね。
パティは鉄板でグリル後、スチームコンベクションオーブン(スチコン)へ。バンズもスチコンでトースト。このバンズが「ごわごわ」と「しゃりしゃり」の中間、「ごわしゃり」ぐらいな食感で、軽くない、しっかりした生地ながら、歯切れがよいという、非常によいものを選択。すねバーグの食感とよく合っている。バンズ・パティとも質感よく、バーガー全体に落ち着きがある。想像以上の出来映え。しっかりしたパティなので、野菜やマヨソースでスタンダードに合わせるよりも、味強めのステーキソースやBBQソースなどを乗せ、強気に攻めてみると面白いかも。やはり、肉がしっかりしているとバーガーは決まりますね。
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ということなんですが、ビモンは8月31日で閉店です。その後の予定は聞いてません。移転するとも再開するとも特には聞いてないんですけど、出来ることなら、また営業して欲しいなと願っております。ハンバーガーも期待以上に良かったので、もう少しいろいろアレンジしてみると、さらに大化けする可能性もありますよ。またお会いしましょう!
→ # Vimon [東京] のすねバーグ 170g
# Vimon [東京] のサーロイン 130g
― shop data ―
所在地: 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅キッチンストリート
JR東京駅 八重洲北口を出て左側 地図
TEL: 03-3283-1841
URL: https://shop.jr-cross.co.jp/eki/spot/detail?code=f18501
オープン: 2004年10月
営業時間: 11:00〜15:00, 17:00〜20:00
定休日: 土日祝日(要確認)