先月7月末に「食べログ ステーキ 百名店 2021」が発表されて、その解説記事とお店紹介記事を私が担当しまして、都合3店のステーキ店を巡りました。紹介記事にしっかり書いたので、概要はご覧いただくとして、ここでは各店の「肉」に焦点を当てて補足ないし付け足しをしてゆこうと思います。写真も本編に使ったものとは別カットを中心に上げてゆきます。まずはおなじみBLT STEAK ROPPONGI(ビーエルティーステーキ六本木)から――。
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過去には「トランプバーガー」や「夜桜バーガー」などを記事にしたことがありますが、Tボーンステーキは今回初めて……お店とお付き合いを始めて以来、6年目にして初めていただきました。正式名称、プライム ドライエイジング Tボーンステーキ¥16,500(税込)です。
925℃出るという専用のステーキ窯がこちらです。米国から輸入して組み立て。国内のメーカーにも製作を依頼したそうですが、300℃ぐらいしか出なくて諦めたとのこと。「餅は餅屋」と言いますが、肉も肉屋で、ステーキ文化と歴史の深い本場米国の機械・道具を使うのが、どうやら一番のようです。
こちらがTボーンステーキ。USDA(アメリカ農務省)プライムグレード。記事にも書いたように、四辺が非常にカクカクッとしてます。2人前、750g以上。友人と2人で食べたので、1人当たり375gですか。十分な量っちゃあ十分なんですが、でも、足りないっちゃあ足りないかな。もっと食べたいような……。その合間のビミョーな心境に追いやられます。中央にタテに骨。左側の真っ白いのはサーロインの脂身です。ですから、骨を挟んで右側がヒレと。28日間(約4週間)のドライエイジングをしています。
両面にバターを塗り、塩コショウを振って、これから窯に入れるところですが、もう既に薄っすら湯気が立ち始めてますね……という写真です。925℃をナメてはいけない。まぁでも、今から思うと、この湯気は表面に塗ったバターが融けてるんですかね? 何度も書いているように高温で一気に焼き込み、表面を大胆に焦がして、その後は250℃ほどの室温の上段に移して、じっくり静かに火を入れてゆきます。
焼き加減はミディアムレア。焼き時間15分ほど。手前がヒレ、奥がサーロインですね。上にハーブバター……これは私的にはあまり好みではなかったです……横にローストガーリック。こちらはおいしかったです。サーロインは表情豊か。表面シャリシャリ。脂身は「ぶちっ!」と弾けるおいしさ。片やヒレは「ぐじゅり」と崩れるような、やわらかなゼリー状で、今まで味わったことのない種類のおいしさでした。大概ヒレと言うと、火がよく通って潤いのない、素っ気ない感じなんですけども、これについては違いましたね。
ヒレもサーロインもどっちもおいしいんですが、食べるうちに強めの塩味に若干「慣れて」来ます。そのタイミングでソースを使うと、いい感じの「味変」機能、気分転換の役を果たしてくれます。ソースは2種類。左がトマトベースのステーキソース。右がチミチュリです。アルゼンチン発祥。横浜の「PENNY'S DINER」では、このソースでバーガー作ってます。
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ディナータイム(16時以降)はサービス料が発生、昼に行けばナシで食べられます。Tボーンステーキをメインとするコースは4つほどあります。で、8月22日までTボーンステーキ 50%OFFというサービスをやってます。食べるなら今がチャンス!
→ 【お花見バーガー2018】 BLT STEAK の夜桜バーガー
# BLT STEAK ROPPONGI [六本木一丁目] のプライム ビーフ トランプ バーガー
# BLT STEAK ROPPONGI [六本木一丁目] のプライムステーキサンドイッチ
# 334 BLT STEAK ROPPONGI [六本木一丁目]
― shop data ―
●BLT STEAK ROPPONGI
所在地: 東京都港区六本木1丁目6-1 泉ガーデン5階
東京メトロ南北線 六本木一丁目駅歩2分 地図
TEL: 03-3589-4129
オープン: 2014年9月19日 (NY本店オープン:2004年)
URL: http://bltsteak.jp/
* 営業時間 *
平日: 11:30〜14:30LO, 17:00〜20:00LO
土日: 11:30〜15:30LO, 16:00〜20:00LO
定休日: なし(要確認)