代替肉、フェイクミート、人工肉、大豆ミート、植物性etc......これらすべて"ほぼ同じもの"を指す言葉ですが、要は、今後「肉に替わる」と言われている新ジャンルのハンバーガーについて、マイナビニュースに3本の記事を上げました。
1本目はヴィーガンバーガー専門店について、2本目と3本目はモスバーガー、ロッテリア、フレッシュネスバーガー、バーガーキングという国内バーガーチェーン4社についてのレポートでしたが、特にチェーン4社のバーガーについて、「どれがおいしいの?」という率直な疑問があると思うので、それについて簡単にお答えします。詳しい情報は以下の記事をご覧下さい。
マイナビニュース
■ヴィーガンバーガーの実態は? NY発の専門店で食べて考えた
■食べ比べ! 大手ハンバーガーチェーンの「代替肉」最前線 - モスとロッテリア編
■ハンバーガー探求家が実食! チェーン大手の代替肉 - フレッシュネスとバーガーキング
各社、微妙に異なるアプローチのソイパティ・植物性パティの商品を繰り出しています。現在販売中のメニューを合わせると4社計18品。全部を食べたワケではありませんが(特にモスバーガー)、それらの中で"ひとつ"挙げるとするならば、フレッシュネスバーガーでしょうか。以下、各社の「食べるならコレ」というメニューを1品ずつ挙げてゆきます。
# フレッシュネスバーガーのザ・グッドバーガー (アボカド)
……フレッシュネスは「テリヤキ」と「アボカド」の計2品の大豆パティメニューを出していますが、おすすめはこちらです。アボカドがとにかくいい仕事をしています。優秀なるゲームメーカーですね。食べ口をすごく豊かにしてくれます。リッチにしてくれます。と同時に、すごくヘルシーなイメージがあるのが強味です。大豆パティの質感もなかなか。
# バーガーキングのプラントベースワッパー
……現在販売中の植物性パティメニューはこの1品のみ。今年2月に「アボカドプラントワッパー」を期間限定で売り出していましたが、それは私、食べ損ねました。
これはリアルに、ビーフパティと同じ風味・コゲ味がします。その擬態ぶり、本物の肉の「フェイク」という意味では非常に秀でたバーガーです。ただ、よく味わうと、肉の風味の底のまた底に、大豆の味が確かにします。完全に消し去れているワケではないですが。
# モスバーガーのグリーンバーガー
……ソイパティのために開発されたこのグリーンバーガーに加えて、モスは定番商品11品のパティが「お肉かソイか」選べる仕組みになっていて、それで計12品ですね。"選べる"系の中では「ソイモス野菜バーガー」が一番人気だそうです。
グリーンバーガーはけっこう繊細な、微細な味わいです。その味わいに気づくと、また食べたくなる――そういうメニューに思います。肉なしで「よくここまで出来たな」という非常に作り込まれた一品。
# ロッテリアのソイBBQチーズバーガー
……ロッテリアのソイパティ3品の中では断然コレがおすすめです。BBQソースと"絶品"用のバンズによってポップに、スナック(おやつ)感覚に仕上げています。
植物性パティみたいなものをやる際に、「ちゃんとしたものを出そう」と言った"本格"を求める向きがあるのですが、私の意見は逆で、ちゃんとした真面目なものだからこそ「ポップに見せる」「ライトに見せる」ことが重要だと思っています。本格なものの方が手が出しづらくありませんか? そのハードルを跳び越えて来たのがコレですね。
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まだスタートしたばかりの新分野なので、今後どんどん改良・開発されて行って、5年後には今とは比較にならないくらいおいしいパティが登場している可能性も十分あると思っています。その進化や発展の経過を追うには大変面白い分野に思いますね。まだまだこれから!
→ # フレッシュネスバーガーのザ・グッドバーガー (アボカド)(再食)
# フレッシュネスバーガーのザ・グッドバーガー (テリヤキ)
# バーガーキングのプラントベースワッパー(再食)
# ロッテリアのソイBBQチーズバーガー
# ロッテリアのソイ野菜チーズバーガー(再食)
# ロッテリアのソイ野菜ハンバーガー(再食)
# モスバーガーのモスの菜摘(なつみ)ソイモス野菜
# モスバーガーのソイモスバーガー(再食)
# モスバーガーのグリーンバーガー(再食)