2021年02月01日

# BLACOWS [恵比寿] のハンバーガー




 先週、雪混じりの寒い日に恵比寿を訪ねまして、初めて行って来ました……BLACOWS(ブラッカウズ)へ。2009年オープンなので、12年目の初訪問。今まで行かなかった理由をひと言で言うと「ハンバーガー屋とはまた違う雰囲気だから」……まぁそれぐらいにしときましょう。それよりも、オープンから12年経った"いま"初めて行く感じと言うのは、『半沢直樹』とか『逃げ恥』とか『踊る大捜査線』とか、国民的人気ドラマを最も盛り上がっていた当時でなく、"いま"観る感じに似ていて、オープン当初の話題性や、行列が出来るほどの人気や勢いに左右されずに、お店のよさや特徴と冷静に向き合うことが出来て、結果、それが"すっごく楽しい"です……。

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 知らぬ間に店が一変していてビックリ(2019年夏のリニューアルとのこと)。まるで「ブルーノート東京」のようなハイグレードなエントランスを抜けると、その奥の奥に店内――という造りに大きく変化。この状況下、メニューはなんと「1回限りの使い捨て」。ランチもディナーも10品のバーガーメニューが載っている。中から"かの有名な"ハンバーガー¥1,500(税込¥1,650)を。サイドはフレンチフライorミニサラダ。なお、オープン当時のメニューを見てみると、「ハンバーガー」は昼¥1,000、夜¥1,300(ともに税別)。消費税率5%の時代のお話と。


 メディアに何度となく登場した、有名な野菜なしのバーガー。今さら説明するまでもないが、パティは黒毛和牛150g。つなぎに少量の牛乳・卵・小麦。それが気になるほどでは全くなく。丸みのある、ややふっくらとした形状。これをまず鉄板でグリルした後、溶岩石のグリルでさらにグリル。けっこう濃い目の、黒に近い焼き色が外側一面に付いているが、中を割るとこれぐらいのピンク色中がピンクで外は黒と、はっきり二層に分かれている。「ねとっ」とやや粘りのある結着の挽肉だが、「べちゃっ」と寝てはおらず、立体的な噛みごたえあり。そして中はジューシー。さらには底のタルタルも上のBBQソースも「とろっ」と熱でとろけて、これまたジューシー。


 どちらのソースも店内で仕込んだ自家製。タルタルは中に赤や黄や緑が見える。BBQソースはギュッと煮詰まった感じのかなり濃い味で、この強い味わいとともに黒毛和牛をいただく感じ。独特。ここブラッカウズでしか出合えないようなキャラの濃さがあり、強く印象に残る。バンズはかの有名な「メゾンカイザー」作。後味はガーリックがほどよく芳ばしく。スパイス強めの「いい肉料理」を食べた感じの食後感。

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 ヨソでは味わえない、ブラッカウズ独特のキャラ感がバーガーに強くあって、とにかくそれが胸に刺さった。BBQソースの味がかなり強いので、「ベジタブルセット」をトッピングして中和してみようか……というのが次回の作戦。早くも次が楽しみ!




― shop data ―
所在地: 東京都渋谷区恵比寿西2-11-9 東光ホワイトビル1F
    JR・東京メトロ恵比寿駅歩5分
    東急東横線 代官山駅歩5分 地図
TEL: 03-3477-2914
URL: http://kuroge-wagyu.com/bc/
オープン: 2009年9月14日
営業時間: 11:30〜15:00(LO14:30), 16:00〜20:00(アルコールLO19:00)
定休日: 年中無休(12/31〜1/2休業、要確認)

2021.2.1 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 22:08| 【一ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする