2021年01月16日

# Jimmy's DINER [国分寺] のチーズバーガー




 初めての店……でもなくて、こちらの店の店主・平川さんとは以前、北千住の「SUNNY DINER」で何度か会っている。私は客、平川さんはサニーに勤める店員として。その後、平川さんは退職・独立。サニーダイナーから30km離れた東京西部の国分寺に2015年10月、Jimmy's DINER(ジミーズダイナー)をオープンさせた。"ジミー"とは平川さんのこと。

 前置きはこれぐらいにして、まずは食べますか。バーガーメニューはレギュラー14品+チキン4品+フィッシュ3品に加えて季節限定の特別なバーガーなどがその折々に。まずは基本のチーズバーガー¥1,180(税込1,298)から。


 パティは良質な国産牛100%の110g。グリルは鉄板。パティの上にチェダーチーズ1枚。バンズは地元の名店「木もれび」作。マーガリン、ショートニング不使用のトランス脂肪酸フリー。ゆえにタテには膨らまず、横に平たい形状。てっぺんにケシの実。クラウン(上バンズ)の裏にマヨネーズ。野菜は乗せず横置き。緑の葉はグリーンカール。オニオンは粗みじん。その隣に細身のポテトが山盛り――以上、サニーダイナーとほぼ変わらぬ仕様。

 顔を近寄せれば、芳ばしく焼けたパンのにおい、ビーフのにおい、そして、チーズのいいにおい。バンズのこの薄さがよい。平たく、持ちやすく、かぶりつきやすく、生地も割りとあっさりドライ目で、そこへシンプルな肉の味が絡む図式。横に置かれた野菜を挟むと、オニオンの辛味にマヨネーズが加勢して、この重なり合った感じがすごくいい。オニオンは辛味のみならずザクザク感も良好。但し、トマトはその味を薄める方向。ピクルスに関しても同様で、オニオン以外の野菜はちょっと邪魔な気がした。


 ということで、このチーズバーガーについては、オニオンだけ挟んで食べるのがおそらくベストに思う。ビーフの確かな味にチーズの塩気とオニオンの辛味、もうここまでで既においしく出来上がっているので、その他の野菜とピクルスはそれだけで食べてもらって、ハンバーガーとしてはバンズ×パティにチーズとオニオンのトッピングでもう十分。

§ §

 平川さんの古巣のサニーダイナーはオニオンの粗みじんをやめてしまっているので、そうなると、あのザクザクのスナック感が味わえるのは、むしろ"分家"のジミーズの方ということになる。いやー、いい継承に思いますよ。とにかく、オニオンの辛味とザク感――これに尽きる!




― shop data ―
所在地: 東京都国分寺市本町2-14-5
     JR・西武 国分寺駅北口歩5分 地図
TEL: 042-407-3501
URL: https://www.facebook.com/Jimmys-DINER-1219940928032747
オープン: 2015年10月26日
営業時間: 11:30〜21:00 11:30〜20:00(LO19:30)
定休日: 月曜日(祝日営業、要確認)

2021.1.15 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 21:59| 【一ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする