年末に公開された食べログマガジン「2020 食通が惚れた店」でご紹介したハンバーガー"以外"の食べ物。もうひとつは「今年出合った、人におすすめしたいお取り寄せ」に選んだ一品……埼玉・浦和ACACIER(アカシエ)のフォンダン・シトロン¥260(税別)です。
もうこうなって来るとバーガー関係ありません……と思いきや、ビミョーに絡んでくるのが「URaWA BASE」さんです。それこそ初めてウラワベースを訪ねた2014年頃からずーっとずっと、私はアカシエの前を「素通り」し続けて来ました。アカシエはウラワベースへ行く途中にあります。
人気店であることは当時の幹書房(『THE BURGER MAP TOKYO』などの書籍を出した出版社です)の編集者から聞いていたんですが、本当にずっとスルーで、それが「食べログマガジン」に書いたような経緯から、土産に焼き菓子を買ってみたところが、ビックリするほど美味で。その買ったひとつが「マドレーヌ・ド・サイタマ」¥250(税別)、もうひとつが「フォンダン・シトロン」¥260(税別)です。どちらもビビりました。
そのおいしさの秘密は何か……。原材料を見る限り、フォンダン・シトロンで目を引くのは「ごま油、はちみつ、塩」、マドレーヌの方は「はちみつ、塩」。この辺りが世間一般の焼き菓子には使わない材料なのかなぁ……と。正直お菓子のことは詳しくないので。一般的なマドレーヌよりやや値段高めですが、と言ったって、250円そこそこでこれだけおいしけりゃ、十分コスパも高いでしょう。わずか250円で手にする贅沢!
■〈2020 食通が惚れた店〉食通に聞いた2020年のナンバーワン! 持ちやすくて食べやすい、機能美を感じるハンバーガー
そのアカシエの焼き菓子が年内もう一度食べたくて、さらには「生菓子も食べてみたいなぁ」と思い、そこで一計を案じました。「アカシエのケーキ持って遊びに行くので一緒に食べない?」とウラワベースの相馬店長を誘ったワケです。まぁ、一計と言うより「悪知恵」ですね(笑)。その結果、実現したのが↑↓の写真。ロケ地はランチが終わって休憩時間中の「ウラワベース」です。上はチーズケーキをアレンジした「エクスキ」。下は看板商品「アントワネット」、シュー生地を使った一品です。これらをぴったり半分ずつに包丁で切り分けて、相馬店長と一緒にいただきました。
どちらも「とんでもなく」おいしいです。その辺のおいしいと評判のケーキ屋さんの"比じゃないレベル"のおいしさです。クリームからスポンジから何から何まで、すべてレベルが違います。すご〜く甘いです。そしておいしいですよ。旨味成分炸裂です。まぁ〜満たされます。「おいしいケーキ食べた感!」がハンパありません。
と同時に、切り分けた半分を食べて「もうこの量で十分かな?」とも思いました。私は半分で大満足です。それぐらいしっかり重めなケーキです。特に「アントワネット」は半分食べれば向こう一年食べなくても十分なぐらい、ずっしりヘヴィなおいしさです。それと、もしこのケーキを日常的に食べ続けたなら、私が感じたこの幸福感や満足感はおそらく「麻痺するだろうな」と、そんなことも思いました。それは千葉・松戸「R-S」のリアルバーガーにもちょっと思ったことです。たまに食べるから感動的なおいしさなんだと。
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ということで、何かハレの日や特別な日にはぜひアカシエのケーキを食べてみて下さい。そんじょそこらのケーキのレベルじゃありませんから。そんなフルボディなおいしさの生菓子と比べると、焼き菓子の方はもう少し抑えられたと言うか、一年に一度「じゃなく」、日常的に口にしたくなる、そんなおいしさに思います。ずっとお付き合い出来る感じのおいしさです。そこは使い分けですかね。
いずれにせよ、浦和にはいい店たくさんありますよ。また行きたいですね。行ってツアーをしたいです。
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