いやー、例の越年の仕事のおかげで2020年版の発表が1週間遅れてしまいまして、すいません、今ごろ発表します……2020年最も印象に残ったバーガー5選です。
年越して1月5日にアップしたGastropub GOZOの「ベーコンチーズバーガー」までで一応、2020年に食べたハンバーガーの一区切りです。いくつ食べました? 記事の数で言うと「328」? 本当はまだ記事にしていない積み残しも若干あって、でもそれは毎年あることなので、数えずに翌年に回すことにしまして、つまり、「328」記事の中からの「5選」ですね。
"Burger of the Year 2020"は、食べログマガジン「2020 食通が惚れた店」に発表した「2020年、最も印象に残った飲食店」とイコールということで、Mikkeller Kanda(ミッケラー カンダ)で決まりです。
■Burger of the Year 2020
# Mikkeller Kanda [神田]
……理由はもう「食通が惚れた店」に書いた通りです。いわゆる"グルメバーガー"の流行りのスタイル=ごっつくて、背が高くて、デラックスなハンバーガー……「でないバーガー」を提供しているという、その時点でまず稀少です。薄くて、持ちやすくて、食べやすい、日常"ふつう"のバーガーが食べられる稀少な店として、一年を通して深く記憶に残りました。要は都内・国内にあまり「ないタイプの店」であり、バーガーだということです。素晴らしい!
■2020年最も印象に残ったバーガーその1
# R-S [千葉・北小金] のリアルバーガー
……こちらは「2020 食通が惚れた店」において「今年食べた〈2,000円以内の感動の味〉」に選んだ一品です。"逸品"です。これを食べた衝撃は大きかったですね。その後3ヶ月は引き摺りました。今にして思うに、「オレサマが出したい味」というものを忠実かつ精巧に再現出来ているバーガーなんだと思います。テリヤキ味とかソース味とか、そういうんじゃなくて、「オレサマが出したい味」なんですよ。このバーガーは。みごとなまでに「オレサマ味」になっているということですね。そこにわたくし"KO"されました。
■2020年最も印象に残ったバーガーその2
# マクドナルドのソーセージマフィン
……こちらは夏にやった「みんなのランキング」の「朝マックメニューランキング」の折に出合った一品です。"逸品"です。何度も書いているように、私は生まれてこの方、朝マックというものを食べたことがなくて、初めてこのソーセージマフィンを食べたところが、まぁ〜美味! 単純にして美味! わずか110円にして美味! アールズの「リアルバーガー」と双璧を成すぐらい強烈な印象を受けた一品でした。ま、ハンバーガーではないですけどね。
■2020年最も印象に残ったバーガーその3
# Soul Grill [八王子] のベーコンチーズバーガー
……こちらは「じっくり食べたいハンバーガー」の3月号に取り上げて、その後『アメ車マガジン』にも載せたお店です。とにかく腕がイイ! 包丁の切り口からして違いますから。あと、バーガー食べてて余計な水分がほとんど出ません。そして自家製ベーコンをガリッガリに焼き込んだ「ベーコンビッツ」のような食感が忘れられません。これは「いい仕事」です。そんなバーガー。
■2020年最も印象に残ったバーガーその4
# BAREBURGER [自由が丘] のTOMORROW BURGER
……7月2日に公開された「じっくり」で紹介しました。あの尾崎牛を使った数量限定の、"噂の"バーガーです。ついに食べることが出来ました。実は詳細はあまり思い出せません(笑)。とにかく「いいものを食べたな」という記憶と「年に一度でいいからまた食べたいな」と思ったという、その2点を強く思い出す、そんなバーガーです。
■2020年最も印象に残ったバーガーその5
# Mikkeller Kanda [神田] のCHEESEBURGER
……ラストは"Burger of the Year 2020"で触れた「薄くて、持ちやすくて、食べやすい」、日常「ふつう」のバーガーです。これぐらいがむしろスタイリッシュじゃないですか。「食べやすさ」はハンバーガーにとって非常に重要です。そもそもがそういう食べ物ですからね。日本のハンバーガーもそろそろ「そっち」に目を向けてもいいんじゃないかなと、そんな風に思っております。ここ4年ぐらい。
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大変遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
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2021.1.8 Y.M