3つ続けて東京・神楽坂COWMAN STEAK CLUB(カウマンステーキクラブ)のハンバーガーを……。
まずプレーンを頼んで、チーズをトッピングして、ここでだいぶ満足して「あとのトッピングはもう要らないかな……」と思っていたところ、店員から"アボカド"を強く薦められて、それで行ってみたのがこちら、COWMAN BURGER(カウマンバーガー)¥1,200(税込)にチーズ¥100とアボカド¥150のトッピング。締めて¥1,450。ポテトとケチャップ、マスタード付き。
ずっと紹介している通り、5mm角に切ったカット肉を押し固めた「コリコリ」「クニクニ」としたパティなので、肉が相当強くて、だからアボカド如きちょろっと入っていたぐらいでは「負けてしまうのでは」と思っていたのだが、大ぶりなメキシコ産ハス種のアボカドを"2分の1"個乗せていて、しっかりバランスを取っている。
アボカドは切り置きせず、なるべく注文に近いタイミングでカット。滑り難くするため、鉄板の上に乗せて表面を少しグリル。米国ユタ州にある"自社牧場"直送のブラックアンガス120gパティは、チーズトッピングの場合のみ、上からフタをして蒸らし焼きに。そのおかげで肉に火がよく入って「コリコリ」食感がもう少しやわらかく、「つるん」とした感じになって食べやすくなる。そのコショウの風味と淡い塩気をまとったパティを、とろけたチーズ2枚が薄ーい膜を張るようにコーティング。そこへアボカドがマイルドに乗って来る――という構造。バンズはオーソドックスな天然酵母バンズ。ヒール(下バンズ)にポップな甘味のハニーマスタード。
塩コショウによって引き立てられた肉の旨味があくまで味の中心。それ以外の"作られた味付け"というのがほぼ無くて、まさに肉の味わいのみに頼り切った、そんなバーガーに仕上がっている。ゴツそうに見えて案外と自然な味付け。意外と上品。下品にならない塩加減、コショウ加減。そこもまたポイント。牧場直送の肉の味わいと独特の食感、そしてチーズとの絡みを楽しむべきバーガー。ひとつ言うなら、バンズがもう少し温かく提供出来たらよいかな。
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ということで、食べログマガジンに月1連載の「じっくり食べたいハンバーガー」もぜひご覧下さい。カウマンステーキハウスのハンバーガー編はここまで。次は店内に入って、地下へと向かう階段を降りてみたく……。
■【じっくり食べたいハンバーガー】第16回「COWMAN STEAK CLUB Express」
→ # COWMAN STEAK CLUB [神楽坂] のCOWMAN BURGER topping チーズ
# COWMAN STEAK CLUB [神楽坂] のCOWMAN BURGER
# 「食べログマガジン」――【じっくり食べたいハンバーガー】第16回「COWMAN STEAK CLUB Express」
― shop data ―
所在地: 東京都新宿区神楽坂6-67-1 マイナビ不動産ビル神楽坂1F
東京メトロ東西線 神楽坂駅歩3分 地図
TEL: 03-6265-0466
URL: https://cowman.jp/
オープン: 2020年8月22日
営業時間: 11:00〜20:00
定休日: 月曜日(祝日営業、要確認)