というワケで、月1連載・食べログマガジン「じっくり食べたいハンバーガー」でご紹介した東京・神楽坂COWMAN STEAK CLUB(カウマンステーキクラブ)について、今回ちょっと品数が多いので……6品? とすると、2週間ぐらいはかかりますかね。まぁゆっくりやって参りましょう。まずは基本のCOWMAN BURGER(カウマンバーガー)¥1,200(税込)から。
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「Express」「The Room」「The Grill」「Butcher」と、4つの部門に分かれているうちの「Express」でハンバーガーを提供。通りに向かって焼いているのが見える、そこが「Express」。全品モールドパックに詰めたテイクアウト形式で提供されるので、後は持ち帰るもよし、テラス席で食べるもよし――というスタイルのバーガーショップだ。
バーガーメニューは「COWMAN BURGER」1品のみ。トッピングはエッグ、チーズ、アボカド、パティの計4種。まずは何も乗せずにプレーンから。
米国はユタ州のキャッシュバレー(Cache Valley)にある"自社牧場"(契約牧場でなくて"自社"!)で育てられ、現地の食肉加工場で加工、一度も凍らせることなくチルドの状態で日本まで輸送されたブラックアンガスビーフを使用。ポーターハウスやリブロース、サーロインなどはステーキに。ハンバーガーには肩ロースを使っている。
パティに使う部位は肩ロースのみ。これを挽かずに5mm大の細切れにカット。そのカット肉のみでパティを作っている。つなぎになるような挽肉は入らず。文字通り5mmにカットした肉だけで出来たパティである。だから、結着を出すために上からギューッ! とコテで押しつけて焼く例のスタイルでグリルしている。
パティのサイズは120g。中に微量の塩を混ぜ、軽く揉んで、塩はそれのみ。焼く際に振っているのは砕いた黒コショウ。バンズは都内では今やスタンダードな天然酵母バンズ。ヒール(下バンズ)にハニーマスタード。野菜はトマトとレタス。
まぁ〜「クニクニ」の「ぷにんぷにん」な噛みごたえの肉で。コリコリとした硬さで咀嚼が必要。ハニマのポップな甘味がそれを下で支えているが、この甘さがバーガー全体の味を決定づけている。バンズはやさしい甘味。個人的にはもう少し焼いた方が好み。塩コショウは控え目。ムダにじゃんじゃん振っておらず、でも、砕いたコショウの香りがすごくよい。肉を中心とした味と噛みごたえの面白さで最後まで食べられちゃう、そんな一品。
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にしても、肉のクニクニ感たるや! 次回はここにチーズをトッピングするとどうなるか……という話を。「食べログマガジン」の記事もどうぞよろしく!
■【じっくり食べたいハンバーガー】第16回「COWMAN STEAK CLUB Express」
― shop data ―
所在地: 東京都新宿区神楽坂6-67-1 マイナビ不動産ビル神楽坂1F
東京メトロ東西線 神楽坂駅歩3分 地図
TEL: 03-6265-0466
URL: https://cowman.jp/
オープン: 2020年8月22日
営業時間: 11:00〜20:00
定休日: 月曜日(祝日営業、要確認)