ということで4年ぶりの静岡は東静岡、California Diner JACKAL(カリフォルニアダイナー ジャッカル)へ。「東静岡」と言うのはかなり大雑把な書き方で、丁寧に言うと、静岡鉄道の県総合運動場駅が最寄駅である。4年の時を経て、ジャッカルのハンバーガーはメニューブックに12品＋黒板に5品。あと最近はプルドポークのサンドイッチなども出している。そんな中から、選んだのはチリチーズドッグ￥850(税別)。ピクルスとフレンチフライ付き。
そう、店主ジャッカルさんはメキシコ料理の経験者であり、特に「チリ」には思い入れ深い人なのである。2009年に書いた一番最初の記事の中に「いちばん最初はチリドッグを食べて欲しい」という話が出て来るぐらい、そして今でも自慢のチリを乗せたバーガーをメニューに置いていないくらい、それぐらいジャッカル氏はチリに思い入れがある。そのチリをあらためて食べてみた次第。
ドッグパンはバンズと同じ、近所の天然酵母のパン店作。ソーセージはジャッカル専用の特注。ポークソーセージ。サイズは80g超。チリは牛挽肉で作ったチリコンカン。豆なし。トマト、オニオンに加え、緑パプリカ(ピーマンではない)を加えるようになったのだが、これがおいしいとジャッカル氏。これをグリルしたソーセージの上から「入るギリギリまで入れている」。チーズは2種類のシュレッドチーズを混ぜたものをさらに細かく粒状にしたものを使用。こちらも乗せられるだけ乗せて、バーナーで炙ってメルトしている。
かぶりつくと、チリがまぁ〜いいにお〜い！ 何なのか訊くと「ガラムマサラを変えた」とジャッカル氏。それも「かなりいい」ガラムマサラにしたそうで、その芳ばしいにおいだけで白いご飯が何杯も行けそうな、それほどのおいしさ。一方で特注のソーセージには強い味を持たせず。それが狙い通りに作用して、チリとソーセージが素直に絡み、味の馴染みが実にスムース。さらにはチリのおかげでいつまでも温か。パンの表皮の張りもよし。
§ §
次回訪ねた時にはハンバーガーを食べずにコッチを頼みそうな、それぐらいの満足感＆充実感。これで850円はお値打ち。いや、あらためてジャッカルさん、いい〜武器をお持ちで！
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― shop data ―
所在地: 静岡県静岡市駿河区聖一色421-3
JR東静岡駅歩16分 地図
TEL: 054-297-5018
URL: http://cal-jackal.seesaa.net/
オープン: 2009年3月23日(移転再オープン: 2016年1月10日)
営業時間: 11:30〜15:00, 17:30〜23:00
定休日: 月曜日(要確認)
