そんなことで、私はもっと「お役立ち情報」を発信して行きたいです。ラジオもテレビもYouTubeも、そして何よりSNSも、すべて「共感」の時代ですから。「いいね!」や「わかるわかる!」で動いている時代なので、「どこか遠い国のおとぎ話のようなハンバーガー」の話でなく、もっと身近な、「手で触れることの出来る」話題としてのバーガー情報を流して行けたらと強く思う次第です。
それとマクドナルドについて――。個人で営む専門店の中には、マクドナルドのことを敵視したり、対抗意識を燃やしたりしている店もあるかも知れませんが(かつての私はそうでした)、それよりは、マクドナルドを一度「OK」にしてしまうのが一番の解決かなと思います。マクドナルドという存在を「あり」にしてしまうということですね。もはや社会構造の一部みたいなもんですから。インフラですから。「すごいシステムを造り上げたもんだな」と、その存在ごと受け入れてしまえば、その先のいろいろな考えごとが「楽」になると思います。
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「これからのハンバーガー」という話に戻ります。コロナの影響で「ハンバーガーもピンチじゃないの?」と心配される方かもいるかも知れませんが、「そうでもないよ」というのが私の回答です。いくつかの店に話を聞いてみました。
多少の売上減にはなりつつも「どうにかなっている」というのが大方の店の回答ですが、例えば、埼玉「URaWA BASE」の店長相馬さんは「イートイン、テイクアウト、デリバリーと、ハンバーガーには武器が『3つ』ある」とおっしゃってます。お客さんをただ「待つ」だけでなく、デリバリーによってこちらから「攻めて」も行けるんだと。非常に前向きな考え方です。
テイクアウトはハンバーガーにとっては至極「当たり前」のことですが、しかし、他の飲食店にとってはそうでもありません。緊急事態宣言が出て以来、「あの店がテイクアウトを始めました」とか「テイクアウト出来るお店をまとめました」なんて情報がしきりとSNSなどに上がってますが、それぐらい「やっていない店が多かった」ってことです。それら「にわか」で始めた店と比べれば、ハンバーガーの世界はテイクアウトが「基本」です。ずっと専門的に取り組んできた分野なので、これからの時代は「強い」と思いますよ。 (つづく)
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