食べログマガジン「じっくり食べたいハンバーガー」でご紹介した東京・八王子Soul Grill(ソウルグリル)の、全部で9品あるバーガーメニューの中から、絶品のテリヤキバーガー￥1,350(税別)を。
こちらのテリヤキソースは稀少。市販のソースのアレンジなどでなく、なんと、昆布だしをとるところから始める自家製である。店主松井さんが10年勤めた"古巣"では「かつおだし」までとっていたそうだが、そこは顆粒で間に合わせることにして、昆布だし、かつおだし、醤油、酒、砂糖などを合わせて作ったこの「たれ」を、炭火の上のパティに塗りながら焼く、正真正銘「照り焼き」な調理法によって、このテリヤキバーガーは作られている。これが確かに「だし」が利いていて、いまだかつて食べたことがないような、味わい深〜い仕上がりだ。
「塗りながら焼く」とは言っても、たれを塗るのは一度きり。しかも、パティの片面だけで十分だそうで、落ちたたれが火で焦げて、その煙のにおいが肉に付いて効果絶大。パティはカット肉と挽肉が半々の割の"ほぼ"USビーフ125g。バンズは西八王子のパン店作。他のバーガーメニューと違うのは、オニオンが生でなくグリルされていること、ケチャップ＆マスタードは入らず、代わりにマヨネーズがパティの上に乗ることの2点。
例によってパティは塩コショウをさほど利かせていないので、すごく素直な食べ口。そこへ「たれ」の甘味とフライドエッグ(目玉焼き)のコクがスッと絡み、グリルドオニオンの芳ばしいコゲ味も加わって、甘味の中に芳ばしさがある、その「芳ばしい甘味」が何とも堪らない。塩コショウに邪魔されることなく、だしの利いた「たれ」の味わいを深く感じ取ることが出来る。
さらには、トーストされたクラウン(上バンズ)と折り畳んだレタスの「シャリシャリ」が連合して食感のアクセントも十分。味わいだけでなくメリハリもあり。やはり、このようなテリヤキバーガーを私は食べたことがない。少なくとも「ここでしか食べられない」クラスのテリヤキバーガーであることは間違いない。
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付け合わせのコールスローは自家製のスモークハム入り。だから、コールスローそのものがプンプンとスモーキー。しかも、バターミルクで和えている。そんな、細部までひとつひとつ手がかかった、八王子駅南口5分のアメリカンダイナー。"入魂の"食べログマガジン記事もぜひどうぞ！
■【じっくり食べたいハンバーガー】
ソースからベーコンまで自家製！ 八王子までハンバーガーを食べるためだけに行く価値、ここにあり
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― shop data ―
所在地: 東京都八王子市寺町71-3
JR八王子駅南口より歩6分 地図
TEL: 042-628-7106
URL: https://soulgrill2016.wixsite.com/soulgrill
オープン: 2016年4月1日
営業時間: 11:30〜15:00(LO14:00), 17:30〜23:00(LO22:00)
定休日: 火曜日(要確認)
