2019年09月19日

# DAKOTA RUSTIC TABLE [神戸・北神] のキック・アス プルドポークバーガー




 大阪遠征の話。テンポよく次々記事にして行かないと途中で"ショート"してしまうので、とにかく上げます。

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 向かったのは神戸市北区、DAKOTA RUSTIC TABLE(ダコタ・ラスティック・テーブル)。元「Esquerre」店長の北垣さんが始めた店である。北垣さんとは去年5月にシェイクシャック梅田阪神店の内覧会へ一緒に行って以来。

 「神戸市北区」と言っても、もう山中。地図で見ると三田(さんだ)の方が近く、「どこ」と非常に呼びづらい場所にある。だから今回はクルマに乗せていただき向かった。9月1日から10月31日まで、京都・大阪・兵庫・岡山の2府2県、合計12店のハンバーガー専門店が参加する「関西プルポ戦争」なるスタンプラリーイベントがおこなわれている。その企画の発案者が北垣さんだというので取材に訪ねた――というのが今回の用向き。まずはその「プルポ戦争」参加作、キック・アス プルドポークバーガー¥1,150(税込¥1,620)を。




 「プルドポーク」とは何か――というのはこちらをご覧いただきたく。要は「アメリカ南部の伝統料理」で「豚肉の塊に長時間火を通してやわらかくした肉料理」であり、ここ数年、日本国内のハンバーガー専門店でも取り上げる店がチラホラ出始めた――そんな感じの食べ物である。関西においてはこの北垣さんがいち早くプルドポーク作りを試みて、それに影響され、他の店も作り始めた――というのが今度の「関西プルポ戦争」の始まり。


 北垣さんの作り方。肉は穀物飼育のUSポークの肩ロース。2kg弱の塊の表面にスパイスなどを擦り込んで寝かすこと一晩以上。それを店の裏手のスモーカーで10時間以上スモーク。ウッドは桜の木――で完成と。スモークを終えた塊を引き裂いてグズグズにしたものをバーガー1個当たり130g乗せている。からめるソースは看板メニュー「ディクシーバーガー」のBBQソースにチポトレを使ったビネガーを加えたもの。ポークの下にコールスロー。別添えで香川県産の生のハラペーニョ。そして串型にカットしたライム。ビーフパティは入らず。だからこれはぜひ「サンド」と呼んで欲しいです。ハンバーガーにプルドポークをトッピングした「バーガー」も存在するので、そこの明確な呼び分けとして、これを機にぜひ。


 バンズは元「エスケール」の同僚だったパン職人が始めた店、三田の「かもめベーカリー」作。北海道産小麦+"ふすま"を使ったセミハードなバンズで、シャリッと硬め。てっぺん白ゴマだらけ。プルドポークもやわやわではなく繊維がしっかりした感じで、同じくシャキッとしたコールスローと食感が合っている。からむソースはちょうどよい甘さ。甘過ぎず、ほどほど。ハラペーニョを乗せればもちろん辛くなり、ライムを搾ると、途端に甘味が引き立って美味。付け合わせは夏らしくトウモロコシ。どこのトウモロコシだったか……。

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 カチッとした造りのプルドポークサンド。"マッチョ"な感じは「エスケール」時代のバーガーのイメージそのまま。まぁガッツリしてます。10月31日まで販売! (つづく)




# 199 Esquerre [兵庫・西宮]

― shop data ―
所在地: 兵庫県神戸市北区長尾町宅原707-1
     神戸電鉄 横山駅歩24分
     中国自動車道 神戸三田ICより約6分 地図
TEL: 078-986-1237
URL: https://dakota-rt.com
オープン: 2018年7月30日
営業時間: 11:00〜17:00LO
定休日: 月曜日・火曜日(要確認)

2019.9.19 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 22:19| サンドイッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする