7月13日〜8月31日まで50日間開催の「六本木グルメバーガーグランプリ2019」。その"実食レポート"を「食楽web」にアップしています。
■「六本木グルメバーガーグランプリ」に参加してわかった最強のハンバーガー4選
その補足記事・第2弾はブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー(Bricolage bread & co.)のご紹介。
こちらもすごーく気になっていた一店。「食べログ」で全国最高得点をマークした大阪梅田のブーランジェリー「ル・シュクレクール」と、表参道の二つ星フレンチ「レフェルヴェソンス」、そしてノルウェー・オスロに本店があるコーヒーショップ「フグレントウキョウ」の3店による夢のコラボ店。オープンは昨年6月なので(そこからの準備では間に合いません)、グランプリは今年が初参戦。
「和牛炭火バーガー」1,800円というメニューを普段から出しており、今回「特別限定メニュー部門」にエントリーした黒ごま和牛炭火バーガー アリッサソース￥1,800(税込)はグランプリ期間中のみ販売の、文字通りの特別限定メニューである。
実食レポにも書いた通り「パンが主役」のバーガーで、今まで食べたことがないような食感の、かなり個性的なバンズを使っている。同店の「パンドミ」の生地をベースに黒ゴマを練り込んだバンズで、卵・乳製品不使用、高加水で焼き上げ。するとかなり「もちっ」「めしっ」とした生地になるのだが、ベーグルのような強い弾力はなく、さらには口の中で「ダマ」にもならず、でありながら強い印象を残すという不思議な不思議なバンズである。この黒バンズに「みしみしっ」とかぶりついては、食べ下してゆく感じのバーガー。後には小麦の甘味も感じられる。
中身はフライパンで焼いたのちに炭火で焼いて香り付けする国産和牛130gパティ。北アフリカの調味料・アリッサソース。ズッキーニのピクルス。みじん切りのタマネギのピクルス。パティの下に乳酸発酵させた紫キャベツ、つまりザワークラウト。そしてレタス。
サイドディッシュはオーブンで1時間ローストしたのち、フォークで割って「ボコボコ」の表面を作ったところでフライにしたポテト。そしてグリーントマトのケチャップ。こちらは甘味の中にも立体感あり。
そしてお供に選んだ「bread」というクラフトビールが秀逸。醸造は長野・野沢温泉の「アングロジャパニーズブルーイング」。このビール、「ブリコラージュブレッド」というライ麦とスペルト小麦による茶色いカンパーニュのようなパンの「余った耳」(＝捨てるところ)を酵母に使って発酵させたというユニークな一杯。原材料には「ホップ」と書いてあるが、昨今めずらしいくらいに超モルティな飲み口。まぁ〜"麦"！
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パンの「遊び心」にあふれた一品。ビジュアル、特に色彩が断然よい。皿もよい――そんなバーガー。とにかく興味が湧く店で、パンもまた買いに行くし、コーヒーも飲みに行くと思うし、食事もまたしに行くと思う。何度も通って開拓ないし勉強したくなる一店。ぜひグランプリの常連になっていただきたく。
→ # 「食楽web」掲載――ハンバーガー評論家が解説！ 「六本木グルメバーガーグランプリ2019」の注目バーガーはコレ！
― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-15-1 けやき坂テラス1F
東京メトロ日比谷線 六本木駅歩7分 地図
TEL: 03-6804-3350
URL: https://bricolagebread.com/
オープン: 2018年6月11日
* 営業時間 *
ベーカリー: 8:00〜20:00
ダイニング・カフェ: 8:00〜21:00(LO20:30)
定休日: 月曜日(祝日営業。要確認)
