「マクドナルド」がチキンのメニューを本格導入して「チキン戦争」などと呼ばれていたのは「チキンバーガー ソルト＆レモン」を発売した2010年の7月のことだったか。それから9年を経て、いま、私の中でチキンサンドがめちゃくちゃアツいことになっているのである。ということで、シリーズ――我がチキン戦争。
まず、最初に強く言っておきたい――どうかチキンサンドイッチと呼んで欲しい。チキン「バーガー」でなく。
というのを断った上で、ファーストキッチン・ウェンディーズがこのほどチキンを使った新メニューを発表した。"本国のWendysアメリカで人気の「ホームスタイルチキンバーガー」が遂に日本に上陸します"という触れ込みなのだが、USのメニューを調べてみたら"Homestyle Chicken Sandwich"なのである。やっぱり。バーガーじゃないのだ。「サンド」なのだ。その辺の彼らの呼び分け・使い分けのルールをもう少し「尊重してあげたら」と思うのだけれど。ただ「モノ」だけ入れるのでなくね。
話戻って、6月20日発売の期間限定「ホームスタイルチキンバーガー」は全2品。ひとつは日本オリジナルの「わさび醤油マヨチキンバーガー」、そしてもうひとつが今回食べたハニーマスタードチキンバーガー￥470。ニュースこちら。
80g超の鶏むね肉を使用。原産地はタイ。「ガーリックや玉葱の野菜の旨味とバターミルクのコクをチキンにギュッと」詰め込んだものをフライにしている。下にチーズ1枚。2ヶ所にハニーマスタードソース。レタスたくさん。あとトマト。
第一印象は「ふわっ」と口に入ってくるやわらかなバンズ(クイーンバンズ)と、強い甘味のハニーマスタード。チキンは衣カリカリ。「ガリッ」でもなく「パリッ」でもなく「カリ」。身は繊維が細かく、細かーく潰れてゆく感じ。衣の味か身の味か、チキンの味付けがハニマの甘味と合わさり、ちょっと味が飽和状態。味が「ぎゅっ」と集まっている感じで、やや塩辛い。揚げ物独特のエグミと言うか、苦味のようなものも出ていて、これもちょっと気になった。ハニマがちょっと濃いかな。
§ §
よく考えたら、過去に私はウェンディーズでチキンを食べたことがなかったので、これが初チキン。ウェンディーズはビーフがおいしいので、だからチキンやフィッシュには目もくれず、ハンバーガーばかり食べ続けていたのだろう。ということで、初チキンの評価はまずまず。
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