2018年06月14日

# THE BUTCHER [大阪・なんば] のブルックリンマッシュドビーフプレート




 食べログ「ハンバーガー百名店2017」にも選ばれた大阪の名店BURGERLION(バーガリオン)の姉妹店。大阪・なんばのTHE BUTCHER(ザ・ブッチャー)へ。

 バーガリオンの人気が急上昇する中、16年の5月にオープン。場所はなんばグランド花月の横。こちらはハンバーガー屋と言うよりも「肉」の店。店主西村さんは「肉ダイナー」と表現している。イチ押しメニューはグラム売りのステーキ5品。と、バーガー類21品。そして看板メニューの「ブルックリンマッシュドビーフ」、これは一体ナニ?

 論より証拠、頼んでみたのがブルックリンマッシュドビーフプレートランチはフレンチフライ・サラダ・スープが付いて¥950。


 長年バーガリオンが研究してきたもの……それは肉。このライスの上の肉はハンバーガーに使っているビーフパティと全く同じものである。バンズに挟めばハンバーガー、ライスに乗せればブルックリンマッシュドビーフプレートと。なお「バーガリオン」のパティとこの「ブッチャー」のパティとは、また配合などが異なるそう。

 パティのサイズは150g。種類は但馬牛とオージーの交雑種。長期肥育した同種の肩ロースほか複数の部位を挽肉4:手切り肉6の割合で混ぜて成形。バーガリオン同様、直火でグリルしている。芳ばしく利いているニンニクはパティの中に混ぜたもの。


 あらためて「こんなおいしい肉が挟まっていたのか」と再認識させられる一品。ステーキのように見えてこれはパティなので、簡単に切れて食べやすく、しかしハンバー「グ」ではないので、ほどよい歯ごたえと噛みごたえがあって「肉」としての魅力をしっかり・きっちり持っている。そこがポイント。

 添えられたオリジナルのステーキソースは途中で味を変えるのに大変有効。食欲そそるガーリックの利きもちょうど。白いごはんの上でザクザク肉を割りながらガツガツ食べ進む、そんな魅惑の一皿。ハワイの「ロコモコ」に通じる"ドカメシ"の魅力あり。

§ §

 店の前の通り「サウスロード千日前」はこの界隈では唯一と言ってよいほどに"なぜか"人通りの少ない道で、オープン当初は相当苦しんだが、2年が経ち、ようやく店の認知度が上がってきた。「今はステーキとバーガーが半々、ちょうどいい感じのバランスで売れている」と西村さん。「今後はステーキをもっとバンバン出したい」と"肉ダイナー"としての抱負を語る。

 人通りが少ないとは言え、そこは"なんば"。ライバル店のひしめく中、裏なんばの「肉どころ」となるか。今後のその"包丁さばき"が注目される。




# 344 BURGERLION [大阪・阿波座]

― shop data ―
所在地: 大阪府大阪市中央区難波千日前10-13 スギモトビル2F
     市営地下鉄御堂筋線 なんば駅歩5分 地図
TEL: 06-6641-1129
URL: https://www.facebook.com/pg/thebutcher1129/
オープン: 2016年5月12日
 * 営業時間 *
月〜金: 11:30〜15:00(LO14:30), 17:00〜23:00(LO22:30)
土日祝: 11:30〜15:30(LO15:00), 17:00〜23:00(LO22:30)
定休日: 不定休(要確認)

2018.6.14 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:57| その他のメニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする