2017年02月04日

# JACK37BURGER [小伝馬町] のチーズバーガー




 一昨年秋のオープンから1年半、日々進化を続ける東京・小伝馬町の小さなハンバーガーショップJACK37BURGER(ジャックサンナナバーガー)のパティは今はハンドカット……店で手切りにした角切り肉を挽肉に混ぜて成形している。その肉の一部は「ザブトン」と呼ばれる、1頭の牛からわずか数kgしか取れない"希少部位"……そう聞くと、その「ザブトン」なる肉の実力を思う存分味わってみたく思うのが人情。そこで今回はサンナナ自慢の「サンバルソース」を敢えて入れない、バリネス「でない」ただのチーズバーガー¥1,100を頼んでみた。

 結論から先に言うと……足りない。サンバルソースが足りない。このバーガーは明らかにサンバルソースを"欲して"いる。


 店主・小木野さんの言葉通り、サンバルを入れると確かに味が締まる。サンバルソースの入らないバーガーは、クラウン(上バンズ)に塗ったマヨネーズが味の主体になり、どうにも締まらない。

 パティは豪州牛120g。ザブトン部分に当たるとさすがにおいしい。赤味を残す焼き加減。そのレアな噛み応えがクリクリと奥歯に感じられるところへ、チェダーチーズの「ぽっくり」と濃いミルク感。ダイスに刻んだオニオンの辛味も利いている。バンズは東新宿「峰屋」の特製。相変わらず内に丸まるような弾力。粉の香りがおだやかに香っている。てっぺんに"こすりつけた"程度に微かにマルチグレイン。

 イチにザブトンのやわらかく噛ませる食感、次にチェダーのコク味、三番目にそれらをほわんと包むようなバンズの存在感。これらにより構成される一品。だが明らかにサンバルが足りない。音楽で言うところのマイナスワン状態が顕著だ。サンバルソースの偉大さを思い知った。

§ §

 というワケで、次回は再びサンバル入りの「バリネス」シリーズに戻ろうと思う。「このバーガーはまさにナシゴレンだ」と小木野さんが言い切る、あるバーガーに挑戦する。



# JACK37BURGER [小伝馬町] のバリネスチーズバーガー
# 362 JACK37BURGER [小伝馬町]

― shop data ―
所在地: 東京都中央区日本橋小伝馬町16-16
     東京メトロ日比谷線 小伝馬町駅歩2分
     都営新宿線 馬喰横山駅/JR総武本線 馬喰町駅歩3分 地図
TEL: 03-6884-1541
URL: http://www.jack37burger.com/
オープン: 2015年9月14日
* 営業時間 *
平日: 11:00〜15:30(LO15:00), 17:00〜23:00(LO22:30)
土祝: 11:30〜21:00(LO20:30)
定休日: 日曜日(※要確認)

2017.2.4 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:07| 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする