滋賀・大津「AUNTY-MEE burger」岩波好彦
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横浜・北山田「Bigmamacafe」織茂聡
21世紀の横浜みやげ「045 COFFEE」がお送りするハンバーガーショップ・オーナー同士のスペシャル対談、"OWNERS TALK-TALK!"。
第1回は、創業1998年、横浜の内陸・港北ニュータウンにある「Bigmamacafe (ビッグママカフェ、BMC)」オーナー織茂聡と、創業2003年、琵琶湖の畔を上がった畑の中の一軒屋「AUNTY-MEE burger (アンティーミーバーガー、AMB)」オーナー岩波好彦の、ともにキャリア10年を超える2店の店主による「ハンバーガー」について、そして店と店との交流と交遊についてのトーク、またトーク! 両店スタッフも交え、計4人による座談形式でお送りします!
まずはパート1――AMB岩波好彦とBMC織茂聡が語る「ハンバーガーとは」。
織:BMC 店主 織茂聡(おりも・さとし)
岩:AMB 店主 岩波好彦(いわなみ・よしひこ)
K:BMC 裏番 Kana(かな) ※スナップ撮影兼
店:AMB 店長 岩波明美(いわなみ・あけみ)
◆
ふたりが初めて会ったのは2012年のこと……
Q:ふたりが知り合ったきっかけは?
織:ふたりが知り合ったきっかけ……なんですか? これですよ。
岩:そう、『ハンバーガーストリート』(※創刊準備号。2008年7月刊行のハンバーガー専門誌)。
織:『ハンバーガーストリート』の……えーと、これですよ、これ。この記事見て……ハッ! と思って。「この人ハンバーガー屋さんっぽい!」(笑)
岩:痩せない努力してますからね(笑)
Q:どんな店をやってたんですか?
岩:こんときはね、それこそこの、黄色のウォークスルーバンで調理をして、で、横にちょっと小屋を建てて、そん中でお客さんに食べてもらうというかたちで頑張って。説明いっぱいグダグダしゃべりながら……。
K:もうね、行きたくてネェ〜! そのクルマ見て「ゼッタイここ行きたい!」って私は行ったんですよ……「滋賀」に。
岩:ありがとうございまーす!
K:「滋賀だよ?」とか言うから、「近いよ! 近いよ、滋賀!」(笑)
岩:滋賀は近いんですよ(笑)
K:私は行ったときに食べた「マッシュルームチーズバーガー」が、もうあれはナンバーワンだと思って(笑)
岩:おぉ〜ありがとうございます(笑)!
K:本当に会う人会う人にもう、今まで食べた中で「もう一回食べたい!」って思ったのはAMBさんのマッシュルームチーズ「だけ」と言っても過言じゃない、と。……食べたい! 今でも食べたい……。
岩:ちょっともぅ……どうしたらええねやろ? (笑)
Q:どんなバーガー?
岩:単純にバンズとパティとマッシュルームとチーズだけなんですよ。もう一切ヘンな手を加えなくて。マッシュルームもでっかいブラウンマッシュを厚めにスライスしたヤツを、バターとコショウだけで軽くソテーしたのを、パティの上に乗っけて。上からチーズ乗っけて溶かすだけ。
織:はいはいはいはい、できるできる(笑)
岩:真似して真似して! 本当に。んで、バンズの上に何も乗せないで、パティ、マッシュ、チーズって乗っけて、あとクラウン(※上バンズ)乗っけるだけですよ。食べやすいサイズになるし、崩れにくいしね。もう取り敢えず、何も入れないような感じのが作りたかったんですね。
織:ホントそのレタス、トマト、タマネギ……みたいなのを「まず外して」みたいな。そっからよく考えます。
岩:そうですよね。
●ハンバーガーとは
織:もともとは何か、ハンバーガーって、ま、「お肉挟んでたらいいんじゃないかな?」みたいな感覚なんです。だから「ここに何足したらおいしいのかな?」ってやっぱり、本当に基本から考えますよ。
岩:そうです、そうです。僕は来たお客さんに説明してんのはね、「おにぎりと一緒ちゃうかな」って……。
(後編につづく)
企画・編集・撮影:松原好秀
撮影:Kana/堤巧
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