今日は毛色の変わった一品、「チキン」のカテゴリーに入る商品のご紹介。フレッシュネスバーガーあさって6月15日発売の数量限定、ガパオバーガー￥486。昨年好評だったことを受けての再発売。リリースこちら。
「ガパオ」とは何か――。タイ語でシソ科メボウキ属の植物、ハーブ・香草、「バジル」のこと。肉類などと炒めたものを日本では「ガパオライス」と呼んでいる。そのバーガーとは……。
ガパオライスと言うと日本では豚と鶏どちらが多いだろう。フレッシュネスでは今回「鶏のバジル炒め」をパティにした。タイはチキンの一大加工地である。「バーガーキング」も「マクドナルド」のチキンナゲットなどの商品も、今はタイ産を使っている。
4mm挽きの鶏モモ肉と10mm挽きの鶏ムネ肉に、「日本では加工の難しい」本場タイならではの香辛料と、バジルはバジルでも「ホーリーバジル(すなわち本物のガパオ)」を合わせ、成形。
その上にフレッシュネス自慢の半熟目玉焼き。ソースはトムヤムペーストにパクチーを合わせたオリジナル。生スライスオニオン。ダイスに切ったトマト。そして巷でなおも人気のパクチー。プラス50円で「追い」パクチーも出来る。このパクチーは国内産。
バンズは黄色い栗カボチャバンズ。その生地の甘味により、甘味・辛味を併せ持つガパオパティの「風味が増す」ことを期待して――と開発担当。香辛料が程よく豊かに利いている。これはパティとソース、両方から来るもの。風味に立体感がある。
方向ははっきり「マイルド」。甘味・辛味・酸味、そして塩味、4つの味が絶妙におだやかなところで混ざり合い、クセの無い「いい味」の引き方。いい味のとまり方。目玉焼きがおいしく感じられる。香辛料の「とがり」を丸くやわらげる重要なポジションだ。バンズがもう少し「しとっ」とウェットなら尚好し。なるほど「シンハービール」￥497が進む味。
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パクチーの好き嫌いがはっきり別れることなどを理由に、開発に当たっては「反対意見が多かった」と開発者・逆井(さかさい)さん。そもそも「ガパオをパンで食べるのか？」という根本意見も出たという。
そういう意味では、この商品は、狭く「バーガー」の発展系と言うより広く「パン食」の応用・発展、その可能性を拡げるものと見ることが出来る。「バーガー」という狭い言葉に最早とらわれる必要も無いだろう。こうしたサンドイッチ寄りの商品にフレッシュネスは傑作が多い。
なおチキンは一枚肉でなく、細かく挽いたものを丸く形にした「パティ」なので、チキンサンドでなく「バーガー」と呼んでもギリギリ差支えないと個人的には思う。切り身をグリルやフライにしたものを挟んだら、それは「チキンサンドイッチ」と呼びたいところだ。
「タイ風春雨サラダ」「ダブルパイナップルソーダ」も同時発売、夏先取りな一品。
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