豪徳寺、または世田谷線の山下のバー、tokyo omo style(トウキョウオモスタイル)へ行くと「メニューに無いメニュー」が出て来た。ソレがこのポークバーガー¥850。
●ポークパティを使ったバーガー
# マクドナルドのマックポーク
# バーガーキングのBBQ グリル
# バーガーキングのBKボロネーゼ
# ファーストキッチンの玄米豚のグルメバーガー
ポークなのにバーガーと言えるのか? ――という議論があると思う。米国の連邦規制基準によると"Hamburger"は"shall consist of chopped fresh and/or frozen beef"とある。"Wikipedia"には"cooked patties of ground meat, usually beef"とある。ハンバーガーはビーフの食べ物である。その本来ビーフであるべきところの肉を「ポークで作りました」「チキンで作りました」と"置き換えた"もの、代替品が「ポークバーガー」「チキンバーガー」だと私は思っている。
さらにバンズ(バン)の間に挟む「パティ」とは、細かくした肉を再度固めて形にしたものである。だから一枚肉(フィレ)のステーキを挟んだものはハンバーガーではないし、「ポークバーガー」「チキンバーガー」と呼ぶには少なくとも挽くなど細かくした肉を固めた「パティ」を挟むべきだと思う。鶏なら「つくね」。フライドチキンを挟んだらソレは「チキンサンドイッチ」。
オモスタイルのポークバーガーのパティはいつもの牛肉と同じような感じに挽いてもらった豚挽肉を使っている。豚はUSポーク。ビーフと同じサイズ125g。ビーフと同じシーズニング。牛挽きの肉粒感もそこまで「ザラリ」でないにせよ、概ね同じ。
ビーフとの違いはパティの中に乾燥バジルを混ぜている点。グリル後、レモンピールとともに上からもパラリ。中にも上にもバジル。ビーフ同様に振りかけたガーリックスパイスがバジルと混ざり、ツンと刺すような、カレースパイスのような独特の香りを放っている。
その強い香辛料の刺激が代々木上原「カタネベーカリー」製のバンズに乗って、なかなかのハイクオリティ。しかしこのバンズの素晴らしさ! そもそもの質の高さ。生地の弾力と程よい甘さ。あらためて惚れ惚れする傑作である。このバンズはレベルが高い!
§ §
食感を残したグリルドオニオンの「シャキ」感がバーガー全体を引き締め。豚の後味は牛とは違ってまた独特。加えた味や香りがストレートに迫ってくる辺り、ビーフと比べると味のおとなしいポークならではの効果・特徴と言えるだろう。
その特徴を巧く活かしたオモのポークバーガー。これでポテトが付いてたったの¥850は文句なし。牛に劣っている感は一切なし。但しメニューに記載なし。食べたい人は直接店員に尋ねられたし。
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― shop data ―
所在地: 東京都世田谷区豪徳寺1-23-12 ささビルB1F
小田急 豪徳寺駅歩1分・東急 山下駅歩2分 地図
TEL: 03-5799-6895
URL: http://tokyoomostyle.com/
オープン: 2010年7月7日
* 営業時間 *
ランチ: 11:00〜14:00
夜: 19:00〜29:00
定休日: 月曜日(売切れ等あるので、要Twitter確認)