2015年06月07日

# tokyo omo style [豪徳寺] のサルサバーガー TOPPING チェダーチーズ




 「焦げ目がビシッと付くまで肉を焼くワケだから。それこそバーベキューだよ。外でならいくらでも……というところまで考えて、またもハッと気付いた」と前回書いた、その続き。

 この記事は東京・豪徳寺tokyo omo style(トウキョウオモスタイル)のハンバーガー改良計画「N作戦」の続編である。「モクモクと煙を立てて焼くバーベキュー」という、地下1階のバーにはおよそ適さぬ調理を店主清水さんが掲げるものだから、場所と手段が完全に矛盾してしまい、同作戦は壁に突き当たった。だがその一方で、「外でならいくらでも焼けるのに」という思いが、ある意外な方向のアイデアを生んだのである。

 この前の読売テレビ「ワケあり!レッドゾーン」にて……。


 「スタジオで食べるハンバーガー」が必要になった。が、テイクアウト/デリバリーでは無理である。持ち帰りor配達に数十分。出番待ちでさらに数十分。再加熱すれば温かい状態で食べられるが、でもバンズも野菜も萎び、パティとチーズは色ツヤを失い、大きく原形が損なわれて、そんなぐっちゃり・べっちゃりした状態ではとてもカメラのアップに耐えない。


 となると、スタジオまで来て焼いてもらうしかない……と思った時、「そうだ、オモスタイルなら……」と気が付いた。

 横幅1メートルもあるような大きな鉄板やグリルで焼いている店と違い、オモスタイルの調理具はグリルパン1枚なので移動が容易。しかも、外で焼こうがどこで焼こうが調理具は一緒、つまり調理条件・環境は変わらないということだから、普段店で出しているのと同じ味のハンバーガーが出せる/食べられるワケだ。これはなかなかの強みだ。

 というのがオモスタイルが「ワケあり!レッドゾーン」の"実食"に登場した理由である。さておき、今夜はサルサバーガーチェダーチーズトッピング¥1,150。夏なので――。


 パティUSビーフ125g。グリルパンでかなり強く焼き込んで、よく火の通った赤身の感じがザラッとドライに効いている。バンズは代々木上原「カタネベーカリー」。食パン生地。外皮がパリッ。高密度。かなりな弾力。咀嚼を要する。

 チェダーチーズは溶かすでも炙るでもなく、加熱して「水分を飛ばした」変わった調理法――この日は。それで見た目がこんな玉子のようになっている。

 サルサは自家製。トマト、オニオン、ピクルス、ニンニク、自家製シーズニング。完全自家製。ピクルスを漬け込むところから自家製。そこにパティの粗い挽肉が混ざると、ミートソースパスタでも食べているかのような感覚。ガーリックが程よく軽く利いて食欲を促す。マヨネーズが妙においしく感じられた。

§ §

 ポイントは自家製。市販品のアレンジではなく、サルサ全て自家製。ハンバーガー専門店でもないのに。地下1階のバーなのに。思わぬところで思わぬ手が掛かっている店。




# tokyo omo style [豪徳寺] のチェダーチーズバーガー
# tokyo omo style [豪徳寺] のハンバーガー改良計画「N作戦」(後編)
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# tokyo omo style [豪徳寺] のハンバーガー
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# tokyo omo style [豪徳寺] のチーズバーガー
# tokyo omo style [豪徳寺] のレモンバーガー
# 297 tokyo omo style [豪徳寺]

― shop data ―
所在地: 東京都世田谷区豪徳寺1-23-12 ささビルB1F
     小田急 豪徳寺駅歩1分・東急 山下駅歩2分 地図
TEL: 03-5799-6895
URL: https://twitter.com/tokyoomostyle
オープン: 2010年7月7日
営業時間: 21:00〜29:00
ランチ(土日のみ): 12:00〜16:00
定休日: 月曜日(売切れ等あるので、要Twitter確認)

2015.6.7 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:00| 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする