埼玉の県庁所在地・浦和から移動してこちらも1年ぶり、大宮のハンバーガー専門店と言えばコチラ、Burger's Cafe Beach Story(バーガーズカフェ・ビーチストーリー)。バーガーメニュー14品の中から、南国・南洋ムードな店につき、今日はパイナップルコンボ¥980を。
「去年の今ぐらいから土日の来店数が増えた」と店主・羽田(はだ)さん。一人じゃとても回らなくなってきているそうで、これこそ嬉しい悲鳴だろう。店内に置いてある『ザ・バーガーマップ東京』もお蔭様で好評だそうで、ハンバーガーを待つ間に手にとる率が高いのは『ウォーリーをさがせ!』か『バーガーマップ』、どちらかと。『ウォーリー』と競えるとは何とも有り難い話である。
パティは変わらず上質な国産牛を使った100g。バンズは大宮「オルブロート パンジー」製のオリジナル。肉屋とパン屋、地元2店の活躍と品質維持の努力がこのビーチストーリーのおいしさと人気を支えている次第。
バターロールの生地で作っているという特注バンズ。あらためてなかなか"甘い"。「ウェンディーズ」のソレのような重い味になっていないのは、甘味に角がないためだろう。濃く深く丸く、暑苦しくなく、まろやかに利いている。
パイナップルはシロップ漬け。その甘い出汁がヒール(下バンズ)に塗ったマヨネーズと和して、そこだけでちょっとしたライトなドレッシングのような味わいを作っている。全体にシンプルで、素直な作り。スライスした生オニオンのにおいが好い。
最後の最後、上質な国産牛を集めて作ったパティの「肉」の味がググッと利いてきた。この「肉」の味はよい。最後に「肉」が残る。これはシンプルに「肉」で勝負できるバーガーだと思った。そう考えると少し火が入り過ぎなようにも思えた。
塩コショウはパティの片面にだけ振っているという。だから片側ばかりからコショウの味がする。確かに両面ガッツリ振ってはせっかくの「肉」の味が台無しになってしまうだろう。
「RAINBOW KITCHEN」クラスの良質な肉が手に入るのだから、ソースやコショウ、マヨネーズなどで無理に派手派手しい味を付けたりなどせず、前々回の羽田さんの言葉通り「素材本来の味」を大事にして、「肉」の旨味を中心に据え、「肉」を全面に押し出した「肉」にフォーカスしたバーガーに取り組み・挑むのが、路地裏のリラックスした店・ビーチストーリーには最もふさわしく、かつ"自然体"なのではないかと、そう私には思えた。
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この日は「生ビール」¥540に冬限定で作っているという自家製のビーフジャーキーが付いてきた。そんな気遣い・心づくしがビーチストーリーらしさ。今年5月で5周年!
→ # Burger's Cafe Beach Story [埼玉・大宮] のスタンダード
# Burger's Cafe Beach Story [埼玉・大宮] のチーズコンボ
# 269 Burger's Cafe Beach Story [埼玉・大宮]
― shop data ―
所在地: 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-108
JR・東武・埼玉新都市交通 大宮駅東口歩5分 地図
TEL: 048-782-6810
URL: http://beach-story.jimdo.com/
オープン: 2010年5月20日
営業時間: 12:00〜24:00(23:00LO)
定休日: 月曜日(要確認)