前回訪ねたのは改装直前、14年の10月。その後1ヶ月の工事を経て、昨年12月にリニューアルオープン、今年2015年12月に創業20周年を迎える東京は世田谷・三宿(みしゅく)のサンドイッチレストランの老舗FUNGO(ファンゴー)にてベーコンチーズバーガーR¥1,500。
FUNGOグループ、とにかく絶好調で、昨秋キラリト ギンザにオープンした"Farm to table"レストラン「bistro BARNYARD ginza(ビストロ バーンヤード ギンザ)」が目下大注目の大人気。さらにそれを凌ぐ人気と露出がアップルパイ専門店「GRANNY SMITH(グラニースミス)」で、三宿・青山に続き、横浜赤レンガ倉庫に今月3店目がオープン予定。「旭日昇天の勢い」と言えば、今やこのファンゴーを指す言葉である。まさに快進撃!
リニューアルも好評。以前よりも"デグレード"、敢えて敷居を低くして、ふらりと入りやすくなった店内は、席数を敢えて減らしてスタッフの働きやすさと作業効率が向上。それらの結果、かえってより多くの来店を生むこととなった。席を減らしたにも関わらず、である。
コーヒーでサンドイッチを……とも考えたが、厨房からの"声"もあり、今日もバーガー。ベーコンチーズバーガーのベーコンは店の自家製で、しかもバーガー/サンド類でコレを使っているのはベーコンチーズバーガーのみという、つまり「ベーコンチーズバーガーのために作ったベーコン」ということになる。この日も入口でスモーカーが白い煙を吐いていた。豚は国産。
かなりの極厚が2枚。コリッと硬くプリッと弾力。強めのスモークフレーバー。その芳ばしい塩気とグリルドオニオンの甘味の対比がまた面白く。
パティもベーコンに近い食感。結着強いが挽き粗く、こちらもプリプリ。USビーフ100%。レギュラー130g・ミニ65g。挽き方の違う2種類の挽肉の粗い方で食感を、細かい方で旨味を表現。中心部にほんのり赤味。上にチェダーチーズがペッタリ貼り付いている。
上下バンズの甘味がそれらを挟み、かつ少しやわらか。パティ以下、オニオンとトマトの直径がみごとに揃えられ、きれいな高い層を成している。ベーコンのゴツさがとにかく印象的な、ゴツくて力強いベーチー。
§ §
1995年、スタバやタリーズがまだ日本にやって来る前の東京にあって、セミオートのエスプレッソマシーンをオープン当初より入れていたというファンゴーのコーヒー。同じコーヒー屋から仕入れているが、「GRANNY SMITH」「bistro BARNYARD ginza」、そしてファンゴー、使っている豆は3店それぞれ違うという。ファンゴーのコーヒーは食事中はなめらかな口当たりで、後味に心地好い軽さ。意外にもポテトの塩味と出合うと香ばしさが増して、コレがバーガー以上に好かった。
5年半の米国留学から帰国した関オーナーの"miss Sandwich"(食べられなくて寂しい)状態から始まったサンドイッチレストラン。その「ストーリー」は今冬の創業20周年へ向けて小出しに、少しずつ出してゆこうと思っている。ので乞うご期待!
→ # FUNGO [三宿] のBB Burger
# FUNGO [三宿] のチーズバーガー
# 057 FUNGO [三宿]
― shop data ―
所在地: 東京都世田谷区下馬1-40-10
東急田園都市線 三軒茶屋駅歩12分 地図
TEL: 03-3795-1144
URL: http://www.fungo.com/
オープン: 1995年12月9日
* 営業時間 *
日〜木: 9:00〜23:00
金・土: 9:00〜25:00
デリバリー: 11:00〜22:00
定休日: 無休(要確認)