自主開催「第3回ハンバーガー総選挙」において審査5項目中の3項目で首位を飾りながら「見栄え」で点を下げ、2位に甘んじたベッカーズ(Becker's)の「ザ★ツインチーズバーガー」。いや、そもそも"無理がある"商品なのだ、ソレを承知で"敢えて"その無理に挑んでいるのだ……とソレを好意的に受け止めた上、「ならばパティ1枚だったらもっと見栄えよくできるのではないか」と頼んでみたのがこちら、ザ★チーズバーガー¥690。
昨年2014年3月に一大革新を断行。つなぎありパティを全廃、90gだった粗挽きパティを60gにサイズダウンする一方で粗挽き「150g」パティを新たに設け、自家製酒種バンズとともに「別格」の心意気を世に強く示したベッカーズ。「ツインチーズ」もこのザ★チーズバーガーも、どちらもその150gパティを使用した"旗艦"メニューである。
豪州産牛100%つなぎ無し、粗挽きと細挽きを適度に混ぜた自慢の粗挽きミートパティは歯の下でミシミシと音をさせ、ときにコリコリと大粒が当たる粗挽き食感。派手ではないが落ち着いたビーフのにおいもする。そこまではよい――。
だが「ツインチーズ」の記事中に書いた「表面の焼け具合などちょっと家庭的な、いかにも鉄板で焼いた感じ」というその少し「ハンバーグ」ティックな感じが、パティ1枚で食べてみて、かなりはっきり感じられたのである。
パティの質もさることながら、ケチャップの味と合い過ぎているのもひとつの大きな原因だろう。いかにも家庭的な、お母さんが作るハンバー「グ」のやさしさを思わせる食べ口。味とにおいに「ギザ」が無い。
味はケチャップ主体。ねっとりチーズのミルク感。グリルドオニオンの甘味。しっとりソフトに焼き上がった自家焼成酒種バンズは、質は良いが、そのいかにも「自家製」な形カッコウが「手作り」な感じをより一層助長させている。ひと言で言うなら「手作り感あふれる」バーガー。それはもちろん「良い意味」にも解釈できる。
§ §
新鮮な生野菜も余念なくふんだんに挟み込み、食べ物としてはよく出来ているのだけれど、「ハンバーガー」としてはかえって素人くさい出来になってしまった。技術もあり個々にも良質なパーツを使っているが、全体として見ればもうひとつ「らしさ」が表現できていない――そんな風に感じられた。まぁ一長一短は常にある。
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