自主開催「第3回ハンバーガー総選挙」審査結果発表――審査5項目の順位をこれまで3項目見てきました。次はひとつ飛ばして「ポイント5.費用対効果、コストパフォーマンス」。
商品の"価値"です。「この金額にしてこの内容」ということの追求。「A商品は340円でB商品は440円、どちらがより価値があるか」といった"ABの比較"を、本当に一品ずつ、横に並べて決めてゆきました。AとBを比較したら次はAとC、その次はCとD……という要領で、全16品に1位から16位まで順位を決め、1位から順に20点、2位に19点……と点数をつけてゆきました。同点はありません。
これも安ければよいというものではありません。「340円のA商品より、あと100円出して440円のB商品を買った方が、よりおいしいものが食べられる」という場合もあります。それすなわち「価値がある」ということ。
現在3部門でトップに立つベッカーズの「ザ★ツインチーズバーガー」まで来ると、比較の対象そのものが変わってきます。最早ファストフードとの比較でなく「専門店のハンバーガーと比べてどうか」という方に向かいます。910円は安くない。ファストフード店で出す額にしては飛び抜けて高いです。が、あるいはハンバーガー専門店で1,200円、1,300円のバーガーを食べるより、「チェーン店の910円の方が実は安くておいしい」という可能性だってあるワケです。
そうした比較検討の末、最も価値ある商品と私が認めたのは「マックダブル」という結果になりました。
これはあくまで価値観、"感覚"の問題です。決して数値で計れるものではない。原価計算をしたワケでもありません。「マックダブル」の場合、他のどの商品よりも冒頭書いた「この金額にしてこの内容!」という驚きが強かった、その落差がどの商品よりも大きかった、ということだと思います。
■第3回ハンバーガー総選挙 5.「費用対効果、コストパフォーマンス」
第1位 マクドナルド マックダブル ¥195 20点
第2位 マクドナルド ダブルクォーターパウンダー・チーズ ¥535 19点
第3位 ベッカーズ ザ★ツインチーズバーガー ¥910 18点
第4位 ウェンディーズ ウェンディーズバーガー ダブル ¥610 17点
第5位 ロッテリア 絶品ベーコンチーズバーガー ¥440 16点
第6位 ウェンディーズ プレッツェルバーガー ¥520 15点
第7位 モスバーガー モスバーガー ¥340 14点
第8位 ロッテリア 黄金の半熟タマてりバーガー ¥440 13点
第9位 バーガーキング ダブルワッパーチーズ ¥710 12点
第10位 ベッカーズ ベッカーズバーガー ¥390 11点
第11位 バーガーキング クアトロチーズバーガー ¥340 10点
第12位 モスバーガー スパイシーモスチーズバーガー ¥400 9点
第13位 ファーストキッチン チーズベーコンエッグバーガー ¥340 8点
第14位 フレッシュネスバーガー フレッシュネスチーズバーガー ¥454 7点
第15位 ファーストキッチン フレッシュ野菜のミートソースバーガー ¥360 6点
第16位 フレッシュネスバーガー クラシックチーズバーガー ¥637 5点
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次がいよいよ最後の項目、「ポイント4.見栄え、ドレスの美しさ」です。急遽追加変更した項目ですが、さてどうなりますやら、なりましたやら――。 (つづく)
2015.2.4 Y.M