自主開催による「第3回ハンバーガー総選挙」。昨年12月10日よりのべ7日にわたって食べたファストフードチェーン8社・計20品のハンバーガーの感想・寸評。お次はフレッシュネスバーガー。2014年11月10日発売の新レギュラーメニューフレッシュネスチーズバーガー¥454を。
§ §
昨年の「第2回ハンバーガー総選挙」において、フレッシュネスの商品の中で私が最も高く評価したのは「ベーコンオムレツバーガー」、次いで「スパムバーガー」でした。フレッシュネスについては「ハンバーガー=ビーフパティを挟んだもの」よりも、これらのようなビーフパティ「以外」の食材を挟んだメニュー、つまり「サンドイッチ」の方が私はおいしいと思っています。
上記2品は「バーガー」とは付いていますが、正確には「サンド」。ビーフパティを挟んでいませんから「バーガー」ではない。そんな細かいことどうだっていいじゃない……とお思いかも知れませんが、でも外国人が「うどん」のことをずっと「ソバ、ソバ」と言い続けていたら、やはり気になると思いますよ。
この新商品、「チーズバーガー(↓写真)」とはまた別物で、リリースによれば名代の「フレッシュネスバーガー」のアレンジであると。
「黄王(こうおう)」という栗かぼちゃを生地に練り込んだ黄色いパンプキンバンズに、牧草飼育のオージービーフ100%パティ。ごめんなさい、サイズは不明。特製のミートソースにマヨネーズ、さらに「ゴ―ダ、チェダー、モッツァレラの3種のチーズとワインで仕上げた特製チーズソース」がかかるのが「フレッシュネスバーガー」との違い。
以下正直なところを。まず持った時の「ぶよぶよ」するバンズの手触りが苦手。内側をカリッと軽快にトーストしているまでは好いが、バンズそのものがここまで水を吸ったようにぶよぶよではツライ。パティも決してワクワクする味ではない。こちらの情報によると昨年4月にパティを良くしたとのことなのだが、それがはっきり判断つくほどの変化は覚えなかった。その一因はそこにかなり濃い・強い味のソースがかかっていたためかも知れない。少し差し込むぐらいの強さ。チーズはどこかへ行ってしまった。
あとは細かく刻んだオニオンの食感。厚切りトマトのゼリー少なく「グズッ」とした感じは好いと思った。バーガーにおける「収まり」という点において好ましい。
§ §
本当に毎度相済まないことですが、パティとバンズ、まずそのベースが悪いです。バランスが悪い。調理するスタッフがどんなに可愛く笑顔でも、こればっかりは現場では補いようがないことなので。冒頭「ベーコンオムレツ」や「スパム」の方がおいしいと言ったのはこの辺りが理由です。やはり「ハンバーガー=ビーフパティを挟んだもの」はもう一つ、いやもう二つの印象であることは変わらず――。 (つづく)
→ # フレッシュネスバーガーのチーズバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのフレッシュネスバーガー(再食)
# フレッシュネスバーガーのベーコンオムレツバーガー
# フレッシュネスバーガーのスパムバーガー(再食)
2015.1.8 Y.M