2014年12月21日

# カメラが壊れる




 愛用のカメラがついに壊れまして。機種はRICOH Caplio GX100。買ったのは2008年3月。『HAMBURGER STREET 創刊準備号』も『創刊号』もGXで撮影しました。いつもご覧いただいているハンバーガーの写真はこのGX100で撮ったものです。

 この日、電源を入れるなり勝手な動作を始めて制御が利かず、仕方が無いので同行の"ON THE ROAD"・ご存知GAOさんから一眼レフをお借りして撮ったのですが、やはりですね、いつもご覧いただいている「あの感じ」にはならないのですよ――。


 店内や風景の写真はよいとしても、ハンバーガーのアップだけは、どうしてもGX100でないと調子が出ない……。GX100が如何にハンバーガーの撮影に適しているか、それを一言で言うなら、

 ・「接写」に強い広角レンズ

という、もうこれに尽きますね。それがために6年半、ボロボロになるまで使い続け、使い倒してきたワケです。


 ですがGX100は既に生産の終了している製品。修理可能製品一覧にも載っておらず、修理の可否は問い合わせないと判らない状況。あるいは修理すれば直るかも知れませんが、しかしもう十分過ぎるぐらい使ってきましたので、いい加減に次なるカメラを、「後継機」を探そうと決めました。

 そこで相談したのがご存知新井由己(あらいよしみ)さんです。

 ザ・バーガーマップ東京の撮影者であり、またその撮影方法について巻末に一文載せてもおられます。バーガーマップ取材中はよく撮影談義をしました。メールを送ってみると「10月に取材に出て、鹿児島まで来ました」という、例によってまた何とも捕えどころのない現在地……。さておき、薦められたのは以下の3機種、

 ・RICOH GR (APS-Cサイズの)
 ・RICOH GR DIGITAL IV ※生産終了
 ・OLYMPUS STYLUS SH-1

結局RICOHなのですよ。ポイントはやはり「広角接写」。リコーから離れようかとも考えていた矢先の新井さんのご意見、および、一眼レフで撮った写真の出来がどうもいつもと違ったことから、さすがに私も悟りまして、「中古でよいからGX100はもう1台確保しておこう」という考えでほぼまとまりした。修理対応が終っている製品とは言え、それでも正常に動くモノなら「持っておいた方がよい」との判断です。


 リコーで「GR」と付くシリーズは単焦点。つまりズームなし。GX100は高倍率ではないですが一応ズームも付いており、そこそこ"万能"です。ですので1台しか持たないならGXの方が無難で便利ですし、より高性能なGRを使うなら、ズーム機能付きのカメラと2台持ちにして使い分けるのがよいでしょう。

 そんな次第で、現在「GX100」と「GR DIGITAL IV」の中古良品を探しつつ、オリンパス「SH-1」とほぼ同機能でよりお買い得な「SH-60」辺りを使い勝手の好い「サブ機」に迎えて、"2台体制"でゆこうかな――と考えております。

 そんなこともありまして、自主開催による「第3回ハンバーガー総選挙」――対象の商品は全て審査し終え、あとは追加で食べたい商品・食べ直したい商品に進むのみという段になってカメラが壊れて、最後の最後で止まっています。もうあと数日中には代わる機材を揃えて、再開できるようしたく思っています。

§ §

 結局RICOHからは離れられず……というのが今回のオチ。当ハンバーガーストリートは「RICOHで出来ている」と言っても過言でありません。GXとの出合いはそれくらい、切っても切れないくらい運命的なものでありました。




2014.12.20 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 18:30| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする