2014年07月16日

# FATZ'S [高円寺] のThe Maker




 「The Maker(ザ・メーカー)」と名付けられた限定バーガーの名前の意味がずっと解らなかった。食べに行ってみて何のことだか、ようやく解ったのである。

 東京・高円寺、お馴染みのFATZ'S(ファッツ)。この春からメニューが大きく変わり、「EL CABRON」だの「THE WA」だのといったメニューは無くなって、バンズからパティからトッピングから、全て自分で選ぶようになった。そんな中でこの限定メニューThe Maker(ザ・メーカー)¥1,600は、「全て最初から組み合わされた」、今まで通りのファッツのバーガーである。


 パティの肉も変わり、サイズも変わった。肉は国産からUSビーフへ。サイズは今までの120gパティに加え、新たに「200g」パティが登場した。The Makerはその200gパティを使っている。


 内容は至ってシンプル。クリスピーなベーコン2枚に、摺り下ろしたチェダーチーズ、刻んだレッドオニオン。野菜は無し。

 そこへかかるソースが独特。オリジナルのBBQソースにケンタッキー州のバーボンの一つ「Maker's Mark(メーカーズマーク)」を加え、このバーガー専用の特製BBQソースを作っているのだ。この「Maker's Mark(メーカーズマーク)」が品名の由来というワケ。店主ジョンさん曰く「どろどろのソースを薄める」のが目的と。

 混ぜるのはグリルの上のフライパン。だから写真のように炎(flame)が上がる。所謂「フランベ」のような状態だ。メーカーズマークのアルコール度数は45度。引火してそれがほぼ飛び、強い甘味だけが残る。飴のような、トゲの無い、丸い甘味だ。そこへクラウン(上バンズ)に塗ったガーリックバターが味を利かせ、スナックのようなおいしさを生んでいる。

 チーズがシュレッドされているためか、潤いある、なかなかオイリーな食べ口だった。USビーフパティも、ザラッとドライな以前のパティと比べると、かなりジューシーに変化している。

§ §

 さらにガーリックチップでも乗せたくなるような一品。BBQソースの味で食べさせるといったものとは全く異なる、あくまで「肉」が主体であり、それを食べさせることが目的の、これぞ正しき"hamburger"であるのだが、ただそれだけに、もっと「肉」が肉臭く、牛肉臭く迫って来ても良かったように思う。その点が少し物足りなかった。




# FATZ'S [高円寺] のTHE WA
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# FATZ'S [高円寺] のEL CABRON
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# FATZ'S [高円寺] のThe 50/50
【スタンプラリー#11】 FATZ'S [高円寺] のカラミティ・ジェーン・バーガー
# 279 FATZ'S [高円寺]

― shop data ―
所在地: 東京都杉並区高円寺北3-21-19 ライオンズプラザ高円寺E号
     JR高円寺駅歩3分 地図
TEL: 03-6762-3939
URL: http://fatzs.lolipop.jp/top.html
オープン: 2011年4月29日
  * 営業時間 *
火〜土: 12:00〜15:00, 18:00〜22:00
日曜日: 12:00〜18:00
定休日: 月曜日・第3火曜日(要確認)

2014.7.16 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:54| 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする