"facebook"に何気なく←この絵の写真を載せたところ、反応が実に好い。調べると、絵の作者は小河原政男さんという。ツール・ド・フランスをはじめ、自転車レースや自転車の絵を得意とする大変著名なイラストレーターだった。その小河原さんの絵がなぜコノ店にあるかと言うと、それは店主竹谷(たけや)さんがかつて「大学の学費稼ぎに自転車便のメッセンジャーをしていた」から。同好の士はそんな話題をしかけてみるのも面白いかも知れない。
前の記事に、竹谷さんは「惚れ惚れするような立派なバーガーを作」る人だと書いたが、本人によると「きれいにも作れるが、荒々しくワイルドにも作れる。ホーミーズのハンバーガーは後者」という。方向は「MUNCH'S BURGER」と同じだと。
グジャッと少し崩れた、野性味あふれるバーガーは、持つとズシッと手に重い。のに、かぶり付くと上から下までスッとひと口で噛み切れるという、この歯切れの好さ。肉のほぐれの良さ。離れの良さ。パティの端の焦げた「ギザギザ」まで含んでいて、それが「ジャリッ」と歯先に当たる面白さ。
パティはオージー100%、3種類の部位を合わせた120g。少しスポンジ質でやわらかなバンズは目黒のパン店より。味付けの塩コショウが強烈! 特にバーガー中心部が「ガツッ!」と辛いこと!
ホーミーズの最たる特徴はチーズ。これは鉄板上で溶けたので無く、最初から溶けた状態の「チーズソース」である。その「チュルッ」と啜りたくなるような、なめらかな口当たりが独特。パイナップルとオニオンはともにグリル。だからいつまでもバーガー全体がホカホカと温かい。どちらもアロエの果肉のような、みずみずしい噛み応えを利かせている。
そのパインとオニオンの"熱"に、いやが上にもテンションが上がる、食べていてエキサイトするバーガー。静か動かで言えばこのバーガーのおいしさは「動」。動きのあるおいしさに、「ならでは」の魅力を感じる。
→ # homeys [高田馬場] のベーコンエッグチーズバーガー
# 312 homeys [高田馬場]
― shop data ―
所在地: 東京都新宿区高田馬場2-9-1
東京メトロ東西線 高田馬場駅7番出口より徒歩2分 地図
URL: https://www.facebook.com/homeys.americandining
TEL: 03-3202-8882
オープン: 2012年11月18日
営業時間: 11:00〜23:00
定休日: なし(要確認)