2014年02月09日

# Red Tail [赤坂] のスモークオイスターバーガー




 昨年11月、鮮烈なデビューを果たした"世界初"のシーフードバーガー専門店、東京・赤坂のRed Tail(レッドテイル)。その後メディアにも相次ぎ取り上げられ、なかなか順調であるとの由。来たる2月20日(木)には日本テレビ『ヒルナンデス!』に出るんだそうで。

 その番組中に登場するメニューがコレ――数量限定スモークオイスターバーガー¥740。店内でスモークした大粒の牡蠣が3つも乗った(粒の大小により多少差あり)、これは「サンドイッチ」である。「バーガー」では無いことを"一応"断わっておく。





 産地は広島。これはもう今回の数量分、全て広島産が確保されているという話。一度ボイルアップしたものを燻液に漬け、乾かした後、低温でスモーク。その後オリーブオイルに漬け込んでおく。やはりなかなか手が掛かっている。

 運ばれてくると……そう、「いぶりがっこ」のような、少し和風な、クセのある、くすんだ香ばしいにおいが漂う。かぶり付けば生に近い食感――ボイルされているので、もちろん火は通っている――そして肝の苦味。味わいの中にもスモークと、そしてオリーブオイルの香ばしさが感じられる。


 そこへ「ロブスターロール」に使っているものと同じソフトマヨネーズのかなり強めな甘味。この甘味により、サンドイッチとしての一つの調和を見ることが出来る。

 この半生、生牡蠣、牡蠣鍋、牡蠣フライと、牡蠣はいろいろにして食べてきたが、このような甘いソースと合わせて食べたことは初めてである。よくよく考えてみると、かなり変わった食べ方だ。だが合う。

 バンズは店内で発酵・焼成させた自家製。薄くスライスしたオニオン、そしてグリーンカールが下に1枚。牡蠣の粒の大きさに何より満足と安堵を覚える一品。これでもう少しバンズに「出力」があれば。あ……レモンも絞りたかった。

§ §

 もう一品、「スモークホタテバーガー」なるメニューもあるそうで、こちらも期待出来そうだ。

 「ただ挟んでます」というだけに終わっていないのが観光名物との決定的に大きな違い。でも、もう少し「魚市場」的な粗雑さがあっても好いかも知れない。「皿の上の小品」という方向に小さくまとまってしまうと、ちょっと面白くない。大きく。海のように大きく。



# Red Tail [赤坂] のムール貝のプロヴァンス風
# 308 Red Tail [赤坂]


― shop data ―
所在地: 東京都港区赤坂5-4-12 地図
TEL: 03-3797-2817
URL: http://red-tail.jp/
オープン: 2013年11月13日
営業時間: 11:00〜23:00
定休日: なし(要確認)

2014.2.9 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | シーフードバーガープロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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